MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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楽しく見られるタイムループもの
タイムループものでコミカルな作品として楽しく見られた。登場人物のキャラクターがそれぞれ個性的で、立っていた点、単なるタイムループ脱出ものとしつつ、諦めた夢の話や転職問題、チームワークなどが上手く練り込まれていると感じた。
いたたまれない
アイデア一発勝負なら、ラストまでハイテンションでいってほしかった。
タイムループという作劇の必然で内省的になってくのは分かる。
なんだけど、マンガが出てきたあたりでさすがに飽きてくるというか
あ、もうこれ以上の飛躍はないなって感じがしちゃって
そこからはもう予想した通りの筋を追うだけの時間になってしまった。
あとは主人公がやってる仕事が身近なせいで、
いたたまれないというか洒落にならないというか。
ちょっと次の日の仕事が気になってしまって
集中して見てられなかったのはあるかもしれない。
ただ音楽はとても良かったと思う。
みんな若いねー
意識しないとグルグルループになっちゃっても分からないのか、気付いたら記憶として残るのか。今の自分だって何回目かのグルグルループなのかも。まぁいつ時間が動き出すか分からないとなれば変なことも出来ないわけで、色々なパターンが繰り広げられぬのだが、なかなかアホらしく楽しい、皆んなでぶちょーの為に頑張るのだけど早くぶちょーに言ってもいいんじゃない?ぶちょーは仕事なにもしてないようだけど、謝るのが仕事。いいとこ持っていきましたねーマキタさん。
意外と重いストーリー
この手のタイムループ系ストーリーとしては、「サマータイムマシーンブルース」、「ドロステのはてで僕ら」、「リバー、流れないでよ」等の名作で有名な老舗のヨーロッパ企画が先駆者なので、この作品もその亜流かなという印象ですが、作風はかなり違っていて、ストーリー自体はかなり重く、カラッと笑い飛ばす事は出来ませんでした。
予告編を見る限り、軽いノリでハチャメチャなスラップスティックコメディかと思っていたのですが、前半と後半では大きくトーンが変わり、終盤は結構真面目で重い展開になり、ちょっと気が滅入って来ました。
個人的には、この手のパターンは、ヨーロッパ企画の様に、アイデア先行でもいいから、カラッと楽しめクスッと笑える程度のタッチの方が良い気がしました。
感動要素を混ぜ込もうとして、途中から人物描写を盛り込み始めた事で重い展開になってしまったのは残念な気がします。
また、中小規模の下請広告代理店が置かれている実情もリアルに描写されていて、それはそれでいたたまれない気分になりました。
とんでもない状況に追い込まれて、登場人物が振り回される様子を見るのは面白いのですが、クスッと笑わせたかったのか、感動させたかったのかの焦点が曖昧になっている気がしました。
チャラい作風のまま、アイデア先行で、そのままむりやり強引に突っ走ってもらった方がスカッと観られたと思います。
良性メタ
面白い映画をつくろうという動機があるならカメ止めや「MONDAYSこのタイムループ上司に気づかせないと終わらない」のようなのがもっとあってもいい気がするが、こういう映画はあまりないような気がするのはなぜなんだろうか。こういう──というとばくぜんとした定義になってしまうが低予算でアイデアをこねて観衆を第一にかんがえたアマチュア精神の映画。とでも言おうか。
実際の現象でテレビ廻りのクリエイターのほうがいい映画つくるのは定石になってしまっているし、振興をやっているという幾つかの団体の作品群みれば振興が機能しているか、していないのかは瞭然としている。素人の雑感にすぎないが映画やるならカメ止めの上田慎一郎やこれの竹林亮の方法が正常だと思うのは、やはり観衆のことを面白がらせようという動機によって映画をつくっていることがひしひし感じられるからではなかろうか、と思う。
じっさいカメ止めとかMONDAYSみたいな映画あげてみようにも、そういう映画があまりないからこそ、しっかり脚光浴びているわけであって、なにより「MONDAYSこのタイムループ上司に気づかせないと終わらない」がしっかり観衆に好かれていることがなによりの証左ではなかろうか。
本作の舞台は出版の下請けみたいなところで、じぶんは知らない世界だが、こういう世界は階層カーストで下請けが隷属するというようなことを聞いたことがある。構造上奴隷であることを認識しているためスタッフは一種の諦観を抱えている。この諦観がMONDAYSの逆襲の布石になりえることは容易にわかる。ようするに下請けのうっぷんを晴らすような転覆を仕込むことができれば痛快な結びを飾ることができる。
大手は下請けを人間とは見なしていない。かれらの弱い立場はMONDAYSの熱さにつながる。恵まれた環境にいる者やエリートなら熱くはならないが、薄給で会社に連泊するような過酷な仕事をこなしている者らがみんなで協力しあって事態を打破するとき、それは映画的ダイナミズムにかわる。これは遍く映画というものの基調構造だが、その素地にタイムループを絡ませる。
下下が奮起するメカニズムがカメ止めとおなじゆえにカメ止めに似た高揚へつながったのだと思う。
今はファンタジーのひな形をどこかしらメタにする傾向があるんじゃなかろうか。スライムとかゾンビとか”件”とつくやつとか三木聡とか女子ーズとか勇者ヨシヒコみたいなやつだ。カメ止めもメタだろう。
メタがなにを意味しているのかよく知らない(笑)が、たぶんファンタジーを書いてる作者自身が介入してしまうような構造や、はなからタイムループしてますよという虚構で語ってしまうこのMONDAYSもいわゆるメタだと思う。
で、メタするとき重要なことは面白いことをやっているんだというムード、そこはかとない得意面を見せないこと、感づかれないことだと思う。派手にメタするときほど鼻息を見透かされないようにしたい。だからこそ現実的な疲弊感と諦観が大事で、その表情に円井わんはぴったりだった。いいかげんこの理不尽な社会に辟易していますという感じの倦み気配がはまり役で、おたく雰囲気をだした三河悠冴も巧かったしほかの役者も過剰さがなくタイムループに自然に向き合っていた。
面白がってしまうと観衆は醒めるので映画内は「ボクらただ単にタイムループしているだけですよ」──という平常運転を醸成しているところがこの映画の高ポイントだったと思う。
弱者たちはタイムループを抜け出すためとはいえチームを組んで一丸となり、そこから思いがけないほどの熱いところへ昇華する──というとおおげさかもしれないが、劇中マンガの好ましいタッチとやさしい佳話に大きなぬくもりを感じたし、lyrical schoolのTIME MACHINEにもぐっときた。
最初に数珠が原因かと思ったのがフェイントになっていたんだが屋上で数珠粉砕儀式やった後にマキタスポーツ先頭でスローモーション軍団になるところはかんぜんに笑えた。またマンガをやりとげたあと、ああまたしても鳩バンか、と思ったらマキタスポーツバンだったのが巧くて、しっかり組み立てたストーリーとアイデアをもっていって、元請けに対して痛快な反撃もしてみせた。が、結末は小さな歓びにとどめたことで節度とセンスが光った。
(ちょっといいこと言っちゃうけど)「もうこんな社会ヤダけど明日もがんばってみようかな」という気にさせる小品だった。
クリエイター愛!
チョコレートさんの作品ということで見にきました!
最初ループものに、もうループは無理でしょと。。
何回ループしてきたんだ、、、、
ドニダーゴ、バタフライエフェクト、、、、時かけ、、、、、
もうループはやれることなくないみたいな固定概念がありましたが、
あぁ
クリエイトする業界ってのは
「ループ」について、、、ものすごい親和性があるんだなと。
何度も磨けば、
あの瞬間に戻りたい、
そして、自分の輝きは永遠に繰り返す。
それに気づいた瞬間
心がふわってなりました。
素晴らしいです。ループもの人生はループなのかもしれません。
これは大好物
タイムリープものは、大好物です。
ハッピーデスディより、平和ですし。
俳優さんが凄く、頑張ってます!とても良かった!
また観たいし、人に薦めたくなる映画でした。
無料配信されたら、また観たいな。
86点 新たなタイムループ系映画
これは凄くはないが面白い映画です!
恐らく低予算で作られており、登場人物も背景もそこまで多くなく内容で勝負してるなぁと感じた。特にマキタスポーツさんがいい味出している。まさに代表作品といっても過言でもない。
簡単なあらすじをいうと、
1週間ずっと同じことを繰り返すことに気づき、あの手この手で上司にこのループのことを気づかせる。主人公たちは果たしてこのループから抜け出せるのか?
ダラダラせず80分とサクッと見れる作品であり、仕事に対してちょっと頑張ろうかなと思われる作品です!
私は、おもしろいと感じなかった。
高評価の映画には、コメントしにくいなあw
正直、みなさんの評価が絶賛に近いので、驚きました。
いわゆるタイムループものですが、私には退屈でした。
そのループがあまりにもしつこいので、
おいおいいつまで続くんだと思ってしまった。
短い映画なんだけど、長く感じて苦痛でした。
私は広告業界の人間なので、オフィスでの
業務や社員同士のやり取りは
興味深く見れましたが、そうじゃなかったら
もっと退屈したかも。
すべてのシーンが必然ではなく、低予算だから
こうなった、みたいな感じもしましたね。
絶賛してる人が多いということは、
いい作品なのかもしれませんね。
私には、合わなかったということですね。
あまり期待せずに軽い気持ちで観たら結構おもしろかった。 同じ一週間...
あまり期待せずに軽い気持ちで観たら結構おもしろかった。
同じ一週間を繰り返す広告代理店の社員たち。
それも多忙を極め、会社で寝泊まりし続ける一週間を繰り返すのだから地獄だ。
部長が能天気で無責任な人間なのかと思いきや、意外に良い人だったという展開は感動。
タイムループの原因が分かり、そこから抜け出す過程もおもしろかった。
ほぼ世にも奇妙な物語なのに、なぜか面白い。
気にはなっていたものの、なんとなく見逃してしまっていた作品。ムービルで今やっているとのことで、久しぶりに足を運んでみた。
タイムリープというのはまぁありがちな題材ではあるが、なかなか面白かった!
テイストとしては世にも奇妙な物語に近いものを感じる。
それにしても、もう何度ループするのかと。上司にタイムリープについてプレゼンとかもう、訳が分からなくて楽しい。
低予算さが見え見えなところがありつつ、それをカバーして有り余る脚本と後世の秀逸さ。
それにしても日本のサラリーマンには刺さるな…。
ループものにハズレなしの定説
おめでとうございます。ループものにハズレなしの定説を補強する名作がまた新たに増えました。
タイムループ×メタ×ジャパニーズサラリーマン×コメディという配合で新しさを見せつつ、このジャンル定番のテーマを本作ならではの切り口でしっかり描き切る非常に現代的な作品。
突っ込みを想定した目配せを各所に配しながら本作のループのルールとテンションを簡潔に示す序盤。序盤の終盤で提示されるサラリーマニズムに溢れたロジックから一気に転がり始める中盤では、渾身のループネタの連べ打ちが最高潮に達した所で起きる劇場全体を巻き込む爆笑は是非体験して頂きたい。
ガッテン!!承知の助!!
小さな広告代理店で働く人たちが、タイムリープしていることに気が付き、如何にして
脱出するかまでを描いたストーリーでした。
繰り返される日常、会社の窓にぶつかる鳩!
映写機で知らされた驚愕の事実!
会社で働いてると自宅と会社の往復をくり返しているように思う感覚をイメージしました。
部長が描いた描きかけの漫画を、会社の同僚たちで完成させていく過程は、自分のことよりも相手のことを優先する情の深さを感じました。
完成した漫画を読み終えると、狐につままれた感覚になりました。
お前はこの会社に必要な優秀な人材だ!
自分にとってかけがえの無い存在が近くにいる
ことに気付かされる作品でした。
切口は秀逸でも後半失速した印象
2022年劇場鑑賞82本目 佳作 52点
マイナーながら着眼点が新鮮なのと公開前からの好評で期待して足を運びましたが、個人的にはあまり満足できなかった
ちょっとタイムリープがくどいのと、タイムリープを周知が理解し中盤から終盤の漫画作成という導入が好みじゃなかった
今作のテーマである1週間通しての仕事に対する代わり映えの無さや周りの熱量の違い、悶々とした日々をタイムリープという解釈で問う作品ですが、当方がもう少し社会経験が増えたりすれば共感するポイントが増えるのかなあ、でももし自分が今作を作成し中盤から終盤の導入が浮かばなかったら、こんな感じになるのかなあ、、でもやっぱり個人的にそこで完全に置いてかれました
このタイムループ、昭和世代の大人の事情が許可しないと終わらない
何故か大人の事情が許可せずに最後は差し替えられたかな。作風から言えばバッドエンドになりそうな作品。
グリーンダイヤモンドに襲い掛かる社員たち。「なんだよ、これは娘からのプレゼントでビーズで出来たものだよ」
世にも奇妙な物語あるあるなバッドエンド。
じゃあどうすればタイムループから脱出出来るのか、
そんなバッドエンドの方が面白かった。
漫画家の夢だの大手広告代理店のヘッドハンティングだの、
なんか昭和伝統の浪花節パートから段々興醒め。
結構、面白い作品だけに残念なクライマックス。
いいじゃん。
2023
38本目
予告編を観て、面白そうと思い鑑賞。
タイムループ物は今までも沢山あるが、
この作品はシンプルな構成ながらもストーリーが斜め上をいってる。
タイムループをこなす度に仕事スキルも向上はするのだが、それより役者に表情が生まれ出していた。
なんか、ハラハラ感とか無いが…?(最後の窓は…)
安心して面白い作品でした。
エンドロール後のストーリーも観るべし。
ライトな感じの映画と思いきや、いや、きちんと軽い感じなので、気軽に...
ライトな感じの映画と思いきや、いや、きちんと軽い感じなので、気軽に見始めて大丈夫なんですが、しっかりメッセージを残してくれる映画でした。
最初は部長みたいなタイプの人嫌いだなーと思ってましたが、めっちゃ一緒に働きたい。笑
あと皆んなの演技が上手くて驚き。
こんな人たちがもっと売れて欲しいし、色んな作品に出て欲しい。
全210件中、41~60件目を表示