あの娘は知らない

劇場公開日:

あの娘は知らない

解説

「真っ赤な星」の井樫彩が監督・脚本を手がけ、海辺の町を舞台にそれぞれ喪失感を抱える男女の出会いと再生を描いたドラマ。

海辺の町で旅館を営む若い女性・中島奈々。幼い頃に家族を亡くした彼女は、自分の気持ちを誰にも打ち明けずに淡々と日々を過ごしていた。9月上旬、休業中の中島荘に、藤井俊太郎という青年が訪ねてくる。俊太郎は1年前に恋人を亡くしており、彼女は死の直前に中島荘に宿泊していたという。俊太郎は恋人の死を理解するため彼女の足跡をたどって町をさまよい、奈々はそんな彼といつしか行動をともにするようになる。

「あまのがわ」の福地桃子が主演を務め、「ポエトリーエンジェル」の岡山天音が共演。芸能事務所レプロエンタテインメント主催の映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」でグランプリを受賞した企画の映像化作品。

2022年製作/76分/G/日本
配給:アーク・フィルムズ、レプロエンタテインメント
劇場公開日:2022年9月23日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
井樫彩
企画
菊地陽介
エグゼクティブプロデューサー
本間憲
プロデュース
菊地陽介
プロデューサー
木滝和幸
企画協力プロデューサー
小峰克彦
ラインプロデューサー
西田敬
撮影
富田伸二
照明
太田博
録音
光地拓郎
美術
内田紫織
スタイリスト
藤山晃子
ヘアメイク
藤原玲子
音響効果
光地拓郎
編集
小林美優
音楽
鷹尾まさき
助監督
水波圭太
スチール
水津惣一郎
宣伝美術
石井勇一
制作担当
金子堅太郎
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映画レビュー

3.0なんだったんだろう。

2023年1月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

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chitto

4.0注意※ネタバレにしてますがレビューにネタバレはありません

2022年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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冬眠

3.0怪しい者ではありません。

2022年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

岡山天音好きが、岡山天音好きたる所以を再認識させられる映画。言い換えれば、地味でじれったくて大きなどんでん返しもないのに、なんかじわっと後味が残る映画。ゲームオタクのドラマの時のように、相手役が本田翼だと振り回され役が堂に入っていいのだけども、今回のようにヒロインも地味目だと(血筋はけして地味ではなくむしろ派手)だが、穏やかに見守ってあげたくなる。そんな優しさが、自分の中にまだあることを発見して少し気恥ずかしくなる。映画としてはよくありがちはスジ、物足りなさは感じた。

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栗太郎

3.5良し悪し激しくもらしさ貫く井樫彩監督、そのセンスを追いたくなる

2022年10月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

褒めているのか否かという言葉で始めるが、井樫彩監督の分かりそうで分からないこの雰囲気が堪らない…。愛は人に触れないと分からず、居なくなってからではないと寂しさに気づけない。

井樫彩監督の作品、『NO CALL NO LIFE』が凄い雰囲気も含め好きだったので、今作も鑑賞。脚本に関してはまだまだ足りない部分もあるとは思う。だが、魅せたいものと引き出したいもの、それをカメラの輝きで引き立たせるセンスに感服した。表現の奥行き、表情の向こう側、そんなことを感じさせる。今作にもそれは溢れていて、単なる光や水、反射だけではない輝きが全編に溢れている。

喪失した2人は再び愛に触れて歩き出す。出会いや立ち上がりは言葉少なだったり突飛であったりするのだが、2人のみで作られる世界の一片を優しく見守る。街の美しさの中に浮かぶそれぞれの空虚を察しつつ、そこから生まれる反応を感じていく。そこに対してのアプローチがやや弱いとは思ってしまう。初島のロケーションを始め、もう少し優しい解説があればいいのに…、とは思う。だが、引き込まれるのも事実。

主演は福地桃子さんと岡山天音さん。福地桃子さんと言えば、「女子高生のむだ使い」にて厨二病のヤマイがハマり役だったことが記憶に新しい。しかし、本作では清楚の中に喪失を抱いた女性としての柔らかさを持っている。それがまた「引き出された魅力」として放たれている。また、掴めないような姿を演じれば右に出る者はいない岡山天音さんも、作品の核を作っている。寧ろ、彼でなくてはダメなのだ。

人との関係を断っても希薄な感情になりがちな今だからこそ。これはテーマを知った上で観たかったと思った。しかりながら、やはり監督の作風は好きなので次回作も楽しみにしている。

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たいよーさん。
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