映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のレビュー・感想・評価
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「ドラえもん」×「エヴァンゲリオン」のような物語で、リメイクではない新たな名作の誕生。
映画ドラえもんは「リメイク版」と「オリジナル版」が共存しながら進んでいて、イメージとしては、「安定の面白さがあるリメイク版」、「当たり外れの大きなオリジナル版」という感じでしょうか。
長編映画42作目の本作は、オリジナル版でしたが、これは「当たり」の方でした!
ネタバレになり得るためキーワードだけで書きますが、物語の根底には「エヴァンゲリオン」シリーズにおける最大のテーマである「●●●●計●」があると思います。
個人的に興味深かったのは、「シン・エヴァンゲリオン」では出していない答えを、このドラえもんの新作ではキチンと子供でも理解できるように簡略化して提示していることでした。
「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」シリーズの脚本家・古沢良太の起用は成功だったように思えます。
本作は演出手法などがこれまでの映画と、また少し変わっているようなイメージでした。これは、監督がテレビアニメ「ドラえもん」の演出を数多く手がけていて長編映画は初参戦の堂山卓見、同じく小林麻衣子が劇場アニメのキャラクターデザイン・総作画監督として初参戦するなど、新たな布陣での映画となっていたことが関係しているようです。
ゲスト声優も、準主役級で登場するパーフェクトネコ型ロボットのソーニャを、声優初挑戦となる「King & Prince」の永瀬廉が担当していますが、これも自然で違和感がなく良かったです。
このように新たなチャレンジをし続けることが、飽きられず長年にわたり支持を得られる秘訣であるように感じました。
タイムツェッペリン
2024年4月6日
映画 #ドラえもん #のび太と空の理想郷 (ユートピア) (2023年)鑑賞
誰もが幸せに暮らせるという理想郷に行ってみたところ・・・というお話
パーフェクトネコ型ロボットが登場します
僕ならドラえもんよりこっちの方が・・・それは大人の考えか
#永瀬廉 は声優も上手かった
パーフェクトじゃなくていい!ありのままの君がもう、ステキ🥰
本当は映画館に観に行きたかったけど、観に行けなくてずっと観たかった作品🌈
子どもたちと一緒におうちで鑑賞🥰
冒険、憧れ、ワクワク、仲間との絆、うまくいかなくても、失敗ばかりでも、そのままのありのままの自分でいい、ステキなところはもういっぱいある✨仲間と助け合って✨THEドラえもん✨で最高でした🥰母子ともに号泣🥹🤣はじめのあの虫さんはそこに繋がってたのね🥹💓そしてソーニャの声がステキだったな😍からのniziuのParadise♪の曲でさらにぐっときました🥹💓
教科書的だけど綺麗な脚本
正直ドラえもん映画はオリジナル作品だとかなりハズレが多いイメージだけど、その作品群と比べると脚本は綺麗にまとまっていて、伏線回収も子供が見る分に難しすぎず「あぁ〜!」となるかなり丁度いいラインで設定されていて完璧だと思う
脚本自体も破綻なく最後まで進んでくれるだけでも安心。
ただ、ここからは一個人の好き嫌いの範疇にはなるけど、なんというか「こういうテーマの為に映画を作ろう!」が先行し過ぎていて、その為に舞台が用意されて、その為に舞台装置であるキャラが動いて……という感覚が、どうも近年のあらゆる作品に付き纏っているように感じる
ドラえもん映画は確かに鉄人兵団、海底鬼岩城なんかや雲の王国は深いメッセージ性があるけれど、その為に作品が動いてるような感覚には陥らない。というのも、何がどうあっても"のび太の冒険"という大前提が忘れられていないからである。今回の作品においても、のび太が月型のユートピアを見つけて探す、という冒険があるけれど、ユートピアに蔓延る闇の演出の方ばかりフューチャーされる為に冒険感はかなり薄い
冒険9割、そしてその冒険のオマケ的にメッセージがちょこっと。昔のドラえもんの懐古厨がしたい訳ではなく、あらゆる作品に言いたい事だけど「物語は起承転結でね!」「なにか伝えたいテーマがあるならそれを軸に」みたいな、脚本の教科書的なものに則って作られた作品が多すぎるように感じる
テーマでは「ダメなところも含めて自分らしさ」で、それを肯定してくれるような作りになってるけど、脚本の作りはどうも前にならえ的に感じる。凄く綺麗な脚本ではあるので(最後の自爆は絶対いらんかったと思うけどな。スモールライトでゴミ袋小さくしろやって感じだったし、お涙頂戴感すごい)、ドラえもん映画を担うってなると変にコケる訳にもいかないししっかりし過ぎなくらいの脚本にせざるを得ないんだろうな、とも思う
だからこそ、テーマなんかどうでもよくて「こういうとこをのび太が冒険する画が作りたい!」とか、「こんな風に絶望的な状況に陥ったドラえもん達を描きたい」みたいな、創作側の性癖全開の作品でいいんだよ!と声を大にして言いたいわけだ。魔界大冒険なんかまさにそんな感じで、あれこそドラえもん映画の真髄だとすら思う。
コケる訳にはいかない大きな作品になり過ぎたが故のジレンマ、ということで。まぁちゃんとした作りで作画も綺麗なので、個人の趣向抜きにしたら星4はあってもいいかなと言った感じです
ここ数年では最高のドラ映画では?
最高でした。
テーマ性、正義の衝突、キャラクターの魅力、全てに見応えがあって美しい脚本でした。エンドロールで余韻に浸り、心中で唸ったのは久しぶりでした。
映画ドラえもんの伝統である「友情」と「成長」にも、きちんと焦点が当てられていて、ファンほど唸る作品だと思います。
良作揃いのドラ映画の中でも特に上質です。劇場での衝撃は、幼い頃に見た鉄人兵団2011が未だ最強ですが(笑)それに匹敵する傑作かもしれません。
ドラえもんの看板を取り払っても、SFファンタジーとして申し分のない傑作です。
新鉄人兵団で出された課題を改善
どこで生まれようが君は君。
今回はメインキャラクターや映画キャラクターだけではなく、舞台となるユートピアの住民たちもきちんと描いた上で説得力が出る作品となっていた。
また、ロボットが出る度にドラえもんが「僕もロボットだ!」やキャラクターたちが「ドラえもんもロボット」というセリフがでるのだか、意外とロボット通しでの通じあいは少なく、のび太を通じて私たちにそれぞれ課題を示唆することが多い。
しかしながら、この映画ではドラえもんとロボットというのがちゃんと表されていた。また、久しぶりドラえもんとのび太の絆というのを強く押し出した作品にもなっていたと思う。
リメイク版
ではない、新しいオリジナル作品。
相変わらずここぞという時ののび太の勇気と仲間達の友情は目頭を熱くする。
そして、冒頭に繋がる終盤で、更にラストのソーニャに又心が熱くなった…
やっぱりドラえもんを見て育った世代で良かったと思える。
ユートピアの秘密
のび太の教室ではユートピアの話題で盛り上がっていた。のび太がユートピアの事を考えていたら空に三日月が現れたのでドラえもんがタイムワープ出来る飛行船を買った。
はたしてユートピアとは何か? 皆が幸せで居られれば良いとは思うもののこのユートピアには秘密があったね。特定の考えに基づくユートピアなるものは我欲によるものが多いんじゃないかな。それなりにシリアスに迫っていたね。
とても良かったです。
現代における社会的な問題も組み込まれていて考えらせられる、そして1番大事なものを気付かされる映画でした。
永瀬廉さんのソーニャがとても良かったです。声優初挑戦とは思えないくらいに感情がこもっていました。
ドラえもんとソーニャ
ドラえもんとソーニャの友情が新しかった。ロボット同士の理解し合える部分がとても良い。ソーニャの声が、心が通っていくにつれて変化していく所がとても良かった。ラスト報われるのは、未来に希望があり安堵した。エンディングに涙が止まらなかった。
いい映画
話の内容に惹かれました。
今さらドラえもんに期待していませんでしたが、こちらはかなり良かったです。
ドラえもん映画で自分が観た中では、今まで魔界大冒険が1位でしたが、同じくらい好きと言えます。
魔界大冒険とはまた違った、精神的·内面的な話でした。
ソーニャがカッコよければカッコいいほど、笑ってしまえる点もおもしろいです。
いつ観ても感動!
息子が小さい頃は毎年映画館で観ていましたが、大きくなり、観る事もなかったのですが、声優で永瀬廉くんが出ると知り、久しぶりに映画館へ。
ドラえもん映画には常に感動させてもらっていましたが、今作もソーニャとの友情、ドラえもん達の優しさ全てにまた感動させてもらいました。
永瀬廉くんを声優としてソーニャにしてくれてありがとうございました。
久しぶりのドラえもん映画
ドラえもん映画では鉄人兵団が好きな作品でした。
今作は永瀬廉くんが声優ということで観るきっかけになりました。
もう、、ソーニャが、、涙腺崩壊します
ドラえもんやのび太くんの交流で気付き目覚め、最後は、、
映画館で何度となく涙が溢れて、久しぶりのドラえもん映画でこんなに感情揺さぶられるとは思いもしませんでした。
それほど素適なこれからも記憶に残る作品となりました。
ソーニャ役の初声優とは思えない永瀬廉くんにも拍手したいです
古き良き物語。
最近のドラえもんは大人が楽しめる物だった。
新恐竜やカチコチは複雑なタイムパラドクス、宝島はラスボスの行動の動機理解が幼小の子供たちでは無理だろうという欠点があった。
それを理由にもし藤子先生がご存命だったらこの3作品は(私個人的には好きだが)即刻ボツになっていただろうが、藤子先生も昔の方。進化し続けるには「ドラえもんは藤子先生離れをしなければならない」ので、これは一歩であると評価した。
しかし、今回はそんなにストーリーも複雑でもなく、途中から悪者も明確になったし、「個性を大切にする」という現代っ子に向けたメッセージも映画自体に添えられておりかなり好感を持てた。
もうゴツゴーシュンギクから作られるあのお薬でも飲んだんじゃないかと思う程な偶々偶然都合良い展開も久々でノスタルジーを感じた。
ただ一つだけ許せなかったのは「犠牲で涙を誘おうとした」ということである。
ドラえもん映画で犠牲感動はタブーだよ。。。
だから海底鬼岩城も嫌いです。
あれ…そうなるとふしぎ風使いも嫌いにならないと駄目か…
今のは全て忘れて頂いて結構です!!
さて、普通の評価はここまで。少し裏を読み解いてみる。
実は今回の作品、「人はそれぞれ個性を持っていてよい。パーフェクトでなくてもよい」というメッセージは実に重要と言ったが、おそらくスタッフも気づいていない重要なポイントがある。
これは「道徳的、精神的、教育的」という意味だけではなく「電脳技術」という面でも非常に重みを置かなければならない課題なのである。
現在、トレンドワードが量子コンピュータやAIで持ち切りとなってしまい埋もれてしまっているが、攻殻機動隊のような電脳技術の実現も日夜世界で研究が行われている。
もしもある一定の成果が出て人と人の脳をスター式もしくはハブ式に繋げることができるようになれば、人と人の理解の違いによる争いも無くなってゆくしとある命題に対して並列化された脳は繋げられた処理能力で最的な方法での手段を取るようになる。
しかし、どっかの魔法少女アニメでよく聞く「エントロピーの増大現象」は情報学においても言えることであり、人の脳が繋がった瞬間から長い期間を経ると人の知識と個人が持っていた処理ロジックが混沌化してゆき、やがて人は小説で言う「巨大なヒトリ」という存在となってしまう。
人の技術進化とは「過ち」や「方向違い」から全く別の発見、進化を遂げることも多く常に正解の道を選んで技術レベルがカンストしまうと「テクノロジーの進化」にも限界が訪れてしまうのである。
さて、その情報の統一を起こらないようにするためには人の脳の記憶野の仕組みを完全に解析し、人に提供する情報、「個」で持つ情報を電子的にパーティション化しなければならず、それをしえないうちに人の脳と人の脳を電子的手段で接続することは非常に危険と大きな損失の可能性を伴う。
故に、「個性を大切にする。パーフェクトでなくてもよい」とは電脳学的に見ても重要なワードなのである。
まあ、こんなことを考えるのは一部の馬鹿か変態だけだと思うけどっ!
さて妄想も終わったし、もう一回ドラえもんアニメランニングしてくる。
期待をいい意味で裏切られた
昔のリメイク作品以外は結構良し悪しの差が大きいので、不安ではありましたが面白かったです。
親世代は子供とこの作品を見ると感動するのではないでしょうか。
永瀬廉くんの声優もアイドルとは思えないほど自然で良かったです
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