夜、鳥たちが啼くのレビュー・感想・評価
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もやっとしたけどピンクありのハッピーエンド
最初からなんかストーリーが見えてきてしまう。◯◯に彼氏のことそうだんしたらまあ、いずれ確率はひくいがそうなるよねって展開。
◯◯の離婚した嫁親子を住まわせたら、傷のなめあいは確率はひくいがありそうな展開。
子供がなんとか仲を取り戻しひとつの鞘におさまりそうなところでもやっとしておわってます。
何も考えないで見るのがおすすめ!
胸糞悪い男女でも幸せっぽくなれるみたいな作品。 本年度ベスト級。
唯一の前情報のオフィシャルのあらすじ通りのストーリー。
それ以上でも以下でも無かった感じ(笑)
同棲中の彼女に逃げられた小説で一発当てたものの二作目が書けず苦悩する慎一。
子連れのバツイチで住むところが無くなり慎一の家を借りて暮らす裕子。
この二人が胸糞なんだけど、胸糞同士のラブストーリーって感じ。
裕子の一人息子のポイントが高目。
正に「子は鎹」的な存在。
慎一と裕子の意外な繋がりにビックリ。
実際にあり得そうな関係。
本作で一番驚いたシーンって感じ。
意外と子供好きの慎一が印象的。
海岸で子供と遊ぶ姿は本当の親子の様。
旦那に捨てられた裕子。
夜な夜な男と遊ぶんだけど、あるシーンで「今日はまだ誰ともヤッテ無い」のセリフがムカつく(笑)
慎一役の山田裕貴さん。
風貌や演技がとても良かった。
裕子役の松本まりかさん。
シーンによって美しかった(笑)
地域野球の選手のヒーローインタビュー。
自分の言いたい事を何も考えないで言うと、しっぺ返しが来る様な感じも本作の言いたい事を表現していた感じ。
タイトルの意味は不明。
多分、慎一と裕子の夜の行動を表していると自分的に理解。
その時のラブシーンは流石の本作の監督の映し方が絶妙って感じ。
お見事です。
「だるまさんが転んだ」で笑えたのは初めてかも( ´∀`)
ホッとする
178本目。
始まってから、そういう臭いがする。
まあ実際そうなるし、期待してしまってはいるんだけど、似た者同士の二人。
このままいい感じで終わると思わせて、とは思ったけど、あの、だるまさんが転んだは、そう言う事なのかと、ホッとした気持ちで後にする事が出来て良かったかな。
「愛なのに」がめちゃめちゃ好きだったので見たが これは見なくても良...
「愛なのに」がめちゃめちゃ好きだったので見たが
これは見なくても良かったかも
悪くはないけど
アキラ君のお陰で行き詰まった男女のうんたらかんたらから救われたが、『そこのみにて光輝く』には遠く及ばず。
①アキラ君と慎一とが公園で“だるまさんがこーろんだ”をしていると他の子供達も加わって来たところで客席から初めて笑いが起こり、その後は映画館内の空気が和んだように感じた。多分皆さん、其まではこの映画にどう反応したら良いのか迷っていたんだと思う。私もそうだったけど。
②猫じゃあるまいし、鳥も発情するの?と思ったらちゃんと発情するとの事。勉強不足でした。ただ、フクロウとか夜行性の鳥ならともかく、鳥目というくらいだから普通の鳥は夜は眠って啼かないんじゃないの?とは思いますが、夜眠れないくらい発情するのかしら?それとも夜独り寝が出来なくなったヒロインや、夜に悶々と小説書いてる(打っている)主人公の姿をシンボライズしているのか。
鳥が発情する時に声を上げて啼くということ、“窓が開いていたので、声が外に聞こえなかったかしら?”とのヒロインの台詞かシンクロしているし。
③どうでも良いっちゃどうでも良い話なんだけど、そこを見ごたえのある、或いは魅せられる、そこまでいかなくても何かを感じさせたり考えさせる映画にするのが監督であり演者の腕の見せ所。そういう意味では主演の二人には荷が重かったかも知れない。
④演出も乱調とまでは行かなくても焦点がぼやけ気味だが、主役二人の演技もアキラ君を挟んで疑似家族(設定からしてそうなるだろうとは予想できたが)みたいになる終盤は悪くないが、其れまでが喰い足りない。
⑤もう少し演出が巧みで演技巧者であれば、人生の先に希望が見えなくて悶々としている主役たちの行き場のない思い、やるせなさ、虚しさ、鬱屈、刹那のセックスに救いを求める切なさ等をもっと情感豊かに描けたと思う。二人のその先に仄かに見えてきた希望の様なものは何とか描けかけていると思うが、その前の描写がギクシャクしているので落差が大きい。
⑥こう書いてくると、先が目えない現実に絶望し鬱々した日常を送りつつも前途に仄かに希望が見える『そこのみにて光輝く』と通底するテーマを感じる。佐藤泰志の小説世界に共通するテーマなのかもしれない(本を買うのは惜しまないのでアマゾンで佐藤泰志を四冊衝動買いしました、また悪い癖)。そういう意味でも、映画として『そこにて光輝く』に及ばなかったのが残念。
⑦この監督、ピンク映画からの叩き上げなんですってね。道理でセックスシーンがエロチック。(私は、発情するよりアキラ君が覗いていないか、こちらの方に勝手にドキドキしていましたが)。
止まることが許されない
別に面白かったけどね?評価低いから期待してなかったけど、言うほど悪くなかったよ?城定秀夫監督にしてはインパクトが無く、ちょっと物足りない感じはしたけど、主演2人の子役の演技がとても良くてそれなりにいい映画でした。
ストーリーとしては至ってシンプル。
彼女に出ていかれ、仕事もままならない小説家の男(山田裕貴)と、離婚してから男遊びが止められない子持ちの女(松本まりか)。どういう経緯でか、小説家の男の持つ家に住むこととなった子持ちの女。日を重ねるごとに、2人と子供はいつしか家族のようになっていく。「君の鳥はうたえる」「草の響き」は全然ハマらなかったが、本作は割とストーリーがディープで、物足りなくはあるけど、佐藤泰志作品の中では1番好きな物語だった。
どういう人物なのか、どのような過去を持っているのか、こういったのが全然描かれておらず、すごくモヤモヤするのが佐藤泰志の作品。苦手である。本作もキャラクターの描きが薄いのだけど、主演の山田裕貴と松本まりかがめちゃくちゃいい演技をしていて、且つ、相性が良かったために、描き不足がカバー出来ていたと思う。本当にいい役者。すごく聞き心地がいい声のトーン。2人が話すだけで作品に惹かれる。この2人の効果は絶大だったろう、おそらく違う人だったら3.0かと。「耳をすませば」コンビ、最高です。
また、子役がめちゃくちゃ上手い。
森優理斗。この子注目ですよ。なんかつい最近見たことあるなと思ったら、「桜色の風が咲く」の主人公・福島智の子供時代を演じた役者さんじゃないですか。どうりで馴染みがあった訳だ。どんどん顔から動き、性格までも明るくなっていく姿を見事に演じていました。今年ベスト子役ですね。
野球観戦・花火・ピザなどのエピソードが、それでしか無く、そこに共通するキーワードやら隠しテーマとかが無いから面白みに欠ける。しかし、流石城定監督。お家芸・濡れ場はとてもよく撮れていました。また、終始暗い映像も、後半になるにつれてお酒が美しく光り、明るさを取り戻していく感じがとてもよかった。脚本の欠陥を映像で補っている気がしましたが笑
脚本はレベル低いですが、役者も雰囲気も映像もよく出来ています。役者が好きだからと言って見る方にはハマるかと。逆に城定監督だからと期待して見ると、少し物足りないかも。個人的には割とすきな作品でした。ぜひ。
サラッとしてた
今までの佐藤泰志原作作品には、人生の不遇がまざまざと描かれて役者揃いでもあった。
そんな前置きがあったこの作品、役者も監督も期待度が高かったのだが、人生に疲れ果てた感がいまいちで、ライトな印象でサラッと見てしまった。
欲情部分は見応えあったけど。
いやしろよ!
2022年劇場鑑賞285本目。
自分の家をシングルマザーに貸して、自分は離れのプレハブで暮らす男の話。松本まりかですよ。下心ないわけないよね!
男はエリートでも純木な青年でもどちらにせよ不器用な感じがする山田裕貴。
全然共感できなかったですね。当然こういう流れになるのかなと思っていたら全然そういうことにならない。ずるい男だと思いましたね。
リアル私小説。こういう距離の取り方もいいんじゃないの。どうせ客少ないからあえて観た。
先日、珍しく、職場設置の読売朝刊手に取った
なぜなら
そこには現行のシネコン中心の映画興行
鬼滅とか呪術廻戦とか、トップガン とか 大興行成果作品
以外はすぐに短期で入れ替えで、上映映画件数が異常に増えているとのこと。一面トップ、記事なかったんだろけど
・・前兆ではある。
まさに本作、奇抜さも、漫画原作でもなく、完全な私小説
ウイキペディアで観ただけだけど、原作者、とっくの昔に自らこの世を去っている。
そういや本、出版物も、大ヒット作はあっても、中間的な版を重ねる作品が絶滅状態とネットで見た
男女、子供の私小説的描写が続く
わかりやすいのだが平凡な風景。
あーこういうのもありだねぇ的作品。大スクリーン公開直後週末で客4名
スクリーンがデカいし顔のアップが多いから
山田裕貴、松本まりか 俳優冥利に尽きるだろ・・
まあ感じの良い人間描写で好感は持てるが、大スクリーンでは評価が割れる
特に何も起こらないけど、気づきの私小説的作品。
あっ❗️濡れ場はあるよ、少しだけ結構濃厚。コレ【男優の方が大変だよなぁ】と思った。
お疲れ様、山田さん。
コレはコレで元がとれていいと思う。ただし時間のある人向け。
ところで主人公、母子のために、離れのプレハブで生活するんだけど
トイレはどうするんだ❓隣接してるとはいえ、いちいち鍵開けて🔑・・というのは厳しいと思う。
あと水道と空調・・・
粗探しで申し訳ない。
皆さん、映画救済のため、是非ご覧ください。
だから、「スラムダンク」と「アバター」はどうでもいいってば・・【独白】
夜、鳥たちが啼く 人も啼く
松本まりかさん主演という事で鑑賞。
なかなか盛り上がるところが少ないので、今か今かと思いながら鑑賞しましたよ。
個人的な感想です。
きっと主役の2人は才能や見た目はとても光るものがあるのでしょう。でも檻の中に閉じ込められて、閉じこもって夜になると無愛想な口調で話す(啼く)
その様子が夜、あの幼稚園で飼われている鳥たちに重ねられているのか⁉︎
なんて思いながら観ておりました。
あの鳥達もあんなに狭い檻の中で生きていくにはもったいないくらい綺麗な鳥たちだったから。
日常の一期間を切り取った物語という感じでした。
松本まりかファンとしては、色んな表情が見れて嬉しかったですね。
注目している監督さんの作品でしたが・・・
本作は城定監督によって作られています。
「アルプススタンドの~」「女子高生に~」「ビリーバーズ」と風変りな作品をうまく作る監督さんだと個人的に注目していた方です。
さて、本作、どんな作品を作りたかったんでしょうか?
若いころに文学賞を受賞したけど伸び悩んでいる男の姿を私小説っぽくこじんまりと描いた作品にしかすぎないと思います。はっきり言ってつまらないです。
主役の山田裕貴(と松本まりか)のファンの方には良いでしょうが、それ以外の方にはどうでしょうか・・
もやもや&もやもや、そののち評価変更済み
主人公2人の行き詰まり感、もやもやした気持ちはわかりました。それを引きずっていた2人のように、鑑賞後から別のもやもやを引きずっております。
心の動きを暗示しているようなタイトルに惹かれてすごく期待していましたが…
あれ?という感じに終わりを迎え、ぐっとくる何かをつかみそこなってしまったような??消化不良感で蒼暗い残像を頭に浮かべています。
こんな時こそ、みなさんのレビューを参考にしてみたいと思っています。
追記
そんな風に書いてみて数日たちました。
実は誰よりももやもやしただろう山田さん。
その演技は〝本人〟の鏡だったようにおもいます。
こどもに対する純心でやさしい瞳、鬱屈しているときの泥のような感情、傷を持つ者同士が呼び合う嗅覚みたいなものが身体から滲むように放たれているようにみえました。
いろいろな作品との出会いをまた期待したい方だなとおもいます。
趣旨は伝わるけど…。R18に近いR15なので注意。
今年359本目(合計634本目/今月(2022年12月度)12本目)。
0分差で移動しての映画がこちらです(最初の1分だけ鑑賞が切れてます)。
「結婚はしていないが、限りなく結婚に近い状態で、「ほぼ(距離的に)近い」別居状態」という奇妙な男女関係を描く映画です。
日本では親族相続の関係(民法のその部分)に関係するため、こうした状態が実際に許されるかどうかという議論もありますが(それ以外にも、課税をどうとらえるか等が複雑になってしまう)、それを論じる映画ではないのでそこは飛ばします。
うーん、一言でいうと、「ちょっと何をどうみたらよいか、一見して答えを探しにくい」状態です。
映画の中では何度か鳥類は出ますので、その意味では、この映画のタイトルの趣旨はまったくないわけではありませんが、「何度か出るだけ」であり、具体的にこの映画のタイトルが何を示唆しているのかはわかりにくいところです(まさか、大人の営みで出る「声」というのが正解????)。
さらにこの映画の趣旨のわかりにくさを加速しているのが映画の事情で、いわゆる「大人の営みシーンは10分くらいから20分くらいまで、何度か(確か3回だったはず)出ますが、連続してそこそこの長さで出るので、目のやり場がない方も出てくると思います(一応、R15扱いではあるものの、R18指定されても文句は言えないだろうというレベル)。
こうした点が理解をわかりにくくさせているうえに、それぞれ(元夫、元妻)の発言もところどころわかりにくい点があり(おそらく、原作タイトルを理解すればわかるのかな?)、これに加えてさらに理解しようにも「大人の営みのシーン」がどんどん飛んでくるので、結構厳しいかなというところです。
おそらく、原作小説ファン向け映画ではないかな…というところです。他の方も書かれている通り、この映画を見てこの映画のタイトルの「真の趣旨」を理解するのは無理ではないか…というところです(本当に「大人の営みで出る「声」だったらある意味どうしようもないですが…)。
採点に関しては以下のようにしています。
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(減点0.3/趣旨が理解しがたい)
・ 私一人だけならまだしも、多くの方が書かれているので、理解の差はあっても「わかりにくい」映画なのは確かなのだろうと思います。一方で原作を読んでいればわかるのかもしれませんが、そうだとすると事実上「原作小説知っていて読んでるよね?」が前提になってしまいます。もちろんそれを否定はしませんが、そうであれば「原作小説の理解を前提にしています」程度は予告編等に入れてほしかったです。
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(減点なし/参考/人を殴るなどの行為とその相殺)
・ お互いにお互いを殴るようないわゆる「けんか」は、民法上は不法行為になりますが、不法行為による債務は、「身体を傷つけるような不法行為の場合」、お互いの同程度の行為であっても相殺ができないのがルールです。よって「どちらも何らかお金を用意してお互いに渡す」という処理になります。
※ 改正民法(2020年)前は、「あらゆる不法行為の相殺の禁止」でしたが、たとえば自動車どうしの衝突で、物損事故にとどまるような場合で「身体を傷つけるようなものでない、いわば過失的な積極的悪害のない不法行為」の場合は、相殺ができるようになりました(実際、保険会社等ではこの論点が実際にあったので処理が煩雑だった)。
だるまさんがころんだ
「ビリーバーズ」「はるヲうるひと(脚本協力)」の城定監督なので、濡れ場目当て(笑)に鑑賞。
女性を官能的に魅せるといった点ではさすが城定監督と思わせる。(この辺「あちらにいる鬼」は見習ってほしい)
ただ、ストーリーが面白いかというと微妙。
シングルマザー側の掘り下げが足りない。
原作があるようなので端折ったエピソードがあるのかもしれない。
鳥の意味がよくわからん。発情期ってのを言いたいの?
やりたいことは伝わってくるんだけど
やりたいことを見せるためにはエピソードのチョイスが違うのでは。
どんなふうに別れて、彼女がどう考えたのかがわからないから、
記号的な離婚、やさぐれ、あげくに乙女チックな駆け引きにしか見えてこない。
男性側の方も、元彼女にあんな態度を取る男の性根が変わるとは思えないが、
俳優の持つ元々の雰囲気でなんかいい感じに誤魔化されている。
元彼女を傷つけたことに対してどう思ってるの?
変わりたいの?ぼくちんのありのままを受け入れてほしいの?
子供に暴力を見せても平気、子供がその辺にいるのに窓開けてセックスするのも平気って、この男ぜったいまたやるぞ。
この原作監督脚本家を以ってして、なぜこんな感じに?
頑張っているが背伸びしたピンク映画
映画学校の卒業制作的な意味ではかなり頑張っていて、照明もカメラも大きな破綻はないし録音も問題はなかった。だけど「なんでこの人たちこんな映画を撮っているの?」が最後まで分からない映画で、男も女も適切に心理描写がされないまま終わってしまう。主人公の男がどんな小説を書いてるか、なぜ泣くか、夜の鳥が何を象徴しているのか、脚本家本人も考えないまま書いている。
「話が分からない」のが問題じゃないんだよね。分からないけどなんとなーくゲージツぽいだろとゴマかして書いてるのが問題なの。そういう覚悟の映画だから、話も終始徹底してみみっちくて貧乏くさい。
俳優は、このしょうもないせりふを最大限がんばっていると思う。
ふたつ屋根の下
2022年11月21日
映画 #夜鳥たちが啼く (2022年)鑑賞
#山田裕貴 さんと #松本まりか さんが、心の傷を抱えながらお互いを求め合う男女の心理描写を丁寧に描きます
結婚してないけど別居生活というのがちょうどいい距離感なのかもしれませんね
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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