劇場公開日 2022年6月3日

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君を想い、バスに乗るのレビュー・感想・評価

全58件中、1~20件目を表示

4.0英国では珍しいロードムービーを人情味豊かに仕上げた名作

2022年6月28日
PCから投稿

イギリスの端から端まで、高齢のおじいちゃんが路線バスを乗り継いで旅をする。そんなティモシー・スポールの相貌と過ぎゆく車窓の風景を見つめるだけで、胸の辺りがキュッと締め付けられるのを感じる。主人公トムの距離移動は、そのまま彼の心の移ろいをも表しているのだろう。ジョン・オグローツからランズ・エンドへと進むにつれ、記憶の中の「若き夫婦」が時間を逆戻りしていくという構造がシンプルながら味わい深い。それに彼の旅がこの国で暮らす幅広い世代、多様性に富んだ人々との出会いの連続となるのも面白い。そこでの交流でちょっとした親切が差し出さるたび、こちらの心はひだまりで包まれるかのよう。多様な形状のバスを乗り継ぎ、スコットランドの大自然からイングランドの市街地を経て、気持ちの良い海風の注ぐ目的地まで。低予算の壁を知恵と工夫で乗り越え、イギリスでは極めて稀な”ロードムービー”を成立させているところに気概を感じた。

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牛津厚信

4.0人生とは旅なんだなあ

2024年2月14日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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ミカ

5.0コメディだせ。

2023年12月18日
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鑑賞方法:VOD

笑える

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マサシ

4.0私ならコロコロカバンにするな

2023年6月17日
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鑑賞方法:映画館

ホームムービーでこういうのを作ろうと
思っていたのでのめり込みました。
過去と現在を同じフレームに入れるところは
おお、と。
予定外の出来事をそんなにフォーカスせず
家族の絆が〜なんてこともせず
よ~し、泣くほどでも無いな
と思っていたら

最終バス停で思いっきり泣けました。
ヨカッタです。
80点
4
アップリンク京都 20220616
パンフ購入

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NWFchamp1973

4.5亡き妻と共に人生の想い出を辿る最後の旅。

2022年9月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

人生は出会いと別れを繰り返し、そして人生の終わりを迎えるとき再会をはたす。

愛する妻と暮らした想い出の地ランズエンドへバスの乗り継ぎだけで目指す高齢者トムの旅を描く。それは人生におけるささやかな幸せと悲しみを辿る旅。
これはトムの孤独な旅のはずだった。しかしゆくところ様々なトラブルや出会いがあり、またSNSの影響で彼は一躍有名人に。しかしそんなことは彼にはどうでもよかった。
彼は愛する妻との約束を果たすために妻を想い出の地へと連れてゆく。
旅はまさに今までの妻との想い出をたどる旅であり、そこには淡い想い出からつらい想い出も。まるでそれは走馬灯のように人生を振り返る旅。
そして旅を終えた彼は愛する妻に再会し、二人を乗せたバスは死のない永遠の世界へ。

鑑賞中涙が四回は頬をつたった。年齢的にこの手の作品は涙腺を刺激する。
実年齢よりもはるか上の役をつとめた主演の方は素晴らしかった。

ちなみにSNSに動画をあげてるやつ、そんな暇あれば車を押すのを手伝え、酔っ払いのレイシストをバスから追い出せと言いたい。

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レント

4.0【”想いでの地をローカル・バスを乗り継いで、訪ねて・・”この、年老いた男のロードムービーには、人の善性が詰まっている。今作は、抑制した演技を魅せる、ティモシー・スポールの魅力全開作でもある。】

2022年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(ティモシー・スポール)は、ローカルバスのフリーパスを利用して妻との思い出がある”ランズ・エンド”を目指してのイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。
 行く先々でさまざまな人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻メアリー(フィリス・ローガン)と交わしたある“約束”を胸に、彼は旅を続けるが…。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・劇中に描かれるトム・ハーパーが、経験した事。

 1.それは、バス停留所で大切なカバンを盗まれかけたり・・。
 - で、彼はその少女に大枚を渡す・・。その意味はラストで分かる。-

 2.ヒジャブを被った女性に対し、侮蔑的発言をする若き愚かしき男に対し、毅然と注意する姿。
 - 分かっているようで、ナカナカ言えないよね。-

 3.終点を乗り越した彼を、家に向かい入れる夫婦の姿。

 4.フリーパスが使えないと言い、田舎でトム・ハーパーを降ろす不寛容な運転手。

ー これらの、事柄がSNSで拡散して行く・・。SNSは好きではないが、この拡散の仕方は人間の善性を感じる。ー

<そして、トム・ハーパーが漸く到着した”ランズ・エンド”で最初に向かった場所。
 それは、愛娘のマーガレットの墓であった。
 そして、彼が大切にカバンに入れていたモノ。
 それは妻の遺灰であった。
 それを、海に流すトム・ハーパーの姿。
 今作は、人間の善性が詰まっているロードムービーである。>

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NOBU

4.0シンプルな話を美しく撮ると言う難技

2022年8月29日
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bloodtrail

5.0彼はなぜこの旅に出なければならなかったのか

2022年8月19日
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泣ける

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TANU0104

3.5死ぬまでにやりたいことは?

2022年8月15日
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幸せ

寿命がわかり、身体が動く間にやりたいこと、やらないといけないこと、約束を果たすために、バスに乗る。なぜ、バスなのか。なぜ、向かうのか。イギリスのいろいろな風景とともに出会う人たちの心情に、観ていて何か感じることがきっとあると思います。

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もりちゃん

4.0想定を超える感動

2022年8月13日
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ミーノ

5.0道程を辿ってみたい

2022年8月10日
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とても美しい映画だった。

素敵なロケーションのロードムービーでイギリス映画、好きな要素満載。
実話を基にしたと錯覚しそうな、なんかありそうなお話に、SNSで誰でも発信出来てしまう今の世の中を融合させた良い映画。
国民性や個人情報保護などを踏まえると、日本映画では難しいかな?

道中出会う人々も、良い人悪い人多彩なラインナップ。それぞれの場所での回想シーンで、少しずつ明かされる夫婦で歩んできた人生。
若かりし頃の奥さんのコート素敵だなとずっと思っていたけど、缶をくるんでいたスカーフ?が同じ色だったのはグッと来た。

ふと思い出して何度も観たい映画。

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コビトカバ

5.0人生の後半に観たい映画

2022年7月31日
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泣ける

悲しい

幸せ

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shito

4.0胸がホンワカ

2022年7月25日
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鑑賞方法:映画館

バスで旅する老人のロードムービーという大好物な小品。エンディング付近で、胸があつくなりました。主人公が実は65歳と知り、ビックリ。

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hanataro2

3.0残念ながら自分にはあわなかった

2022年7月24日
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鑑賞方法:映画館

亡き妻との約束を果たすためイギリス最北端から最南端へローカルバスを使って移動するおじいさんのお話です。

評価は高いのですが、残念ながら自分にはあわなかった。
手段と目的が混同しているというか、ローカルバスを使う必要性が全く理解できなかったため。
××のため残り時間が少ないのに何故ローカルバスを使うの?昔の思い出をたどるため?目的地にたどり着けないと意味ないよ、お金のため?宿泊費かかるけど割安なの?お金出してでもサッサと目的地に行った方がいいのになあ、と思いながら見てました。

何か重要な要素を見落としているのかなあ・・・

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お抹茶

5.0SNSがある今ならではの良作

2022年7月23日
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2022年劇場鑑賞165本目。
多少映画を観る人ならぜったい顔は見たことあるけど何の映画のどの役で、ましてや名前なんか全然出てこないでおなじみティモシー・スポール主演作。
正直あまり期待もせず鑑賞したのですが、いやこの作品、ものすごくじんわり来る良作でした。
老人トムが約1500キロを路線バスで乗り継いで行く話です。テレ東の路線バスの旅のすごい版ですね。路線バスの旅もネットは使わず、制限時間内にゴールをめざすという点では一緒です。彼もスマホなんか持っていませんし、ある理由で無限に時間があるわけでもないのです。
彼が旅をする上で冷たい人もいれば親切な人もいます。前半は特に冷たい人が多い印象で、彼を映しているカメラでさえ彼より早くパンするのでおい、トム映ってねえじゃねえか!カメラまで冷たいな!とツッコんでいました(笑)

ただバスに乗って移動するだけのはずなのにやたらケガしながら旅を続けていき、大小様々なエピソード(2階建てバスの事件は結構大事件じゃないか?)に遭遇しながら目立つので勝手にSNSにアップされるトム。そこらへん最初の時点で終盤効いてくるのは誰でも予想できると思うので書いちゃいますが、これが三十年前ならこういう展開には絶対ならないな、とSNSのすごさを感じられました。

号泣することはないですがところどころツーッと涙がこぼれる作品でした。

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ガゾーサ

4.0一人の女性を愛し続けた男のロードムービー

2022年7月18日
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ミツバチば~や

5.0ゴールが見えた時

2022年7月15日
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今年も折り返し後半だが、特別なナンバー1はといわれれば悩むところだが、コレは現在ナンバー1になる

キーとして現在の象徴である“スマホとSNS”が伏線である

人生の最後にどうしてもと、北から南にバスで横断
イギリスの風景や空気感をバックに、老若男女と様々な人との触れ合い(いやなヤツ含め)
大切な思い出と悲しい思い出が詰まった地への旅路での、それらが交錯し“人生とは”が凝縮されていたように思えた

しかしあんな辺鄙な到着地である田舎に様々なあらゆる人種がいたが、そうしないといけないのか
時代の要請だろうか

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雨の夜はヤバイゼ

3.0一服の清涼剤

2022年6月29日
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殺伐としたニュースが多い今の時代、老人が1人でこんな長旅をしていたらみんな応援したくなる。そっと静かに見守りながら。
たいしたクライマックスがある訳でもなく、粛々とストーリーは進んで行く。
静かにエンディングを迎えるのもほっこりして良いです。

以下は蛇足です。
1.スコットランド・カレドニア地方から南部方面に行くのであれば、北海沿いにインバネス⇒アバディーン⇒エディンバラのルート設定の方が謎めいていて良かったのでは。
2.スコットランドでゲール語の会話や看板が見られなかったのは残念。
3.ロードムービーにありがちな名所・観光地のシーンが無くて良かった。ヒースの丘はあったけどロンドンなんか出てきたら全くのツヤ消し。
4.挿入歌に1曲くらいウェールズ出身のEnyaの曲を使って欲しかったな。バスの走行シーンにピッタリだったと思う。
5.道中でウクライナ人グループと仲良くなるけど、これはまったくの偶然?
この映画の製作はウクライナ侵攻以前だもんね。
6.邦題はいただけない。単純に「ラスト・バス」とか「最終バス」で良い。

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Golgo14

5.0感涙!路線バスの旅🚌

2022年6月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

上映後スクリーンに一礼してしまう程
深く優しく…心が穏やかになり、柔らかい笑顔をいただきました⭐️

一日一生!「今」を丁寧に生きて行きたい…
そしてこんな「PLAN75」😁が理想です

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ねもちゃん

4.0王道のロードムービーに、素直に泣けました。

2022年6月26日
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泣ける

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こまママ