グッド・ナースのレビュー・感想・評価
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ごく普通の配信映画!!
青みがかったソフト画質で観辛かったです。普段からYoutubeで事件ものを良く観ているため馴染みのある題材で、2時間以上かけてやるものではないと思いました。後半サイコ野郎が自宅にいたシーンは少し怖かったです。チャステイン×レッドメインで期待しましたが、特に直接的な描写等も無く、ごく普通の配信映画でした。
誰にとっての The Good Nurse だったのだろう
実話ベースなのでドラマティックな展開は無いけれど、無音の中ほぼ主演の二人のアップの映像が緊張感を持続させる。
最初からチャーリー(エディ・レッドメイン)が犯人であることを理解した上で、その動機を探ろうとするのだけれど、なんとなく彼の母親の死が関係しているのか?くらいしか明かされない。
転々としてきた過去の勤務病院も含め、なぜ犯罪に発展しないのか、遺族は医療過誤を疑わないのか?
最後に、エイミー(ジェシカ・チャステイン)は今も良い看護師との説明が流れるが、タイトルのグッドナースは彼女のことを表しているのではないだろうから、チャーリーのことなのだろう。
一体、誰のためのグッドナースか?都合の良いように使われているのに、本人はいつしか間違えた万能感を持ってしまったのだろうか?
我が国でも同様の事件がいくつか報道されているが、命の選択とはなんだろうと考えさせられる作品だった
当たり
Netflix配給映画でまともに見れるのはクライムサスペンスものだけだと勝手に思っているが、これは充分にその期待値以上だった。
何より、キャスティングが良かったのだと思う。
ジェシカ・チャステインの誠実そうな眼差しは良心の体現者とも言うべき看護師という職種にピッタリだし、エディ・レッドメインの幾つになっても爽やかなその雰囲気はシリアルキラーという裏の顔を表面上は全く感じさせず、かえってこの事件の怖さを観客にじわじわと浸透させるのに一役買っている。
内容的なことで言えば、多少、声を荒らげたり、机を叩くといった場面はあるものの、事件の性質もあってか、暴力的なシーンは皆無で全編通して静かに進行していくのだが、こういったほうが観ている側の緊迫感は逆に増す。
メイン二人に対する子供たちの絡め方も程よい加減。実によく練られた脚本だと思う。
誰も止めなかったから。
彼女が行動を起こさなければ、犯行はいつまで続けられていたのか。
犯行の動機は不明のままであるが、続けていたのは、続けてしまったのは、誰も止めなかったから。
見て見ぬ振りが、たくさんの命を奪ってしまった。
エイミーは、見て見ぬ振りをすればさらに命が奪われると気づき、自らの立場の危うさを知りながら、止めた。
それはどれほど勇気のいる行動であったか。
自ら心臓を患い、誰よりも命の大切さを感じていたから。チャーリーの優秀さとやさしさに触れていたから。
彼女には見て見ぬ振りができなかった。
彼女は心臓の手術を受けて今も娘や孫とともに元気に暮らしている、という最後の字幕に救われた。彼女は、まさにグッド・ナースであった。
ジェシカ・チャスティンとエディ・レッドメインがすばらしい。息が止まりそうになった。心臓が止まりそうになるのが伝わってきた。何を考えているのか分からないのが伝わってきた。優しさが、強さが、不安が、伝わってきた。
今の時代の刑事というか、落ち着いた感じの刑事役の俳優さんたちもよかった。
人間の弱さを見せつけられるとともに人間の強さを示してくれた良い作品だった。
とても暗い
重労働の上に、貧困、心臓の病があって更にその上に殺人事件まであって普通の人でも具合が悪くなりそうだ。画面がやたらと暗くて、引き絵があまりなく、閉塞感がずっと続く。面白かったけど見ていて苦しい。殺人犯が家で子どもと遊んでいたら嫌だし、彼が作ってくれた料理は食べたのだろうか。食べて毒が入っていたら嫌だし、せっかくの料理を捨てるのは心が痛い。そんな場面はないのだけどそれが気になるポイントだ。
保身ばっかりしてるから
医療事故が起きても、警察の捜査が面倒、病院の評判に傷が付く、患者遺族との訴訟などを考え、疑わしい看護師の解雇だけで済ませる。
もしも、一番目の病院が怪しいと調査をしたら、通報をしたら…2.3.4.5.6.7.8.9番目の施設での殺人は起きなかったのだ。せめて途中で、インシュリン、ジゴキシンの処方量と在庫が合わないと気付いて、見て見ぬふりしなかったら。人を救う病院が殺人鬼を野放したせいで400人も亡くなる。
主人公エイミーも貧しく持病持ちのシングルマザーで辛い境遇で、映像が薄暗く、終始陰鬱な映画だ。
でもそんな殺人鬼でも、何を求めるでもなく恵まれないエイミーには本当に親切なのだ。
彼の親切心を疑わずに信じ、これ以上彼が暴走しないように諭す。彼に恋愛ではなく親愛の情を持ちながら、彼を追う警察に力を貸す。それは彼のためなのだ。
そういえば昨年『コレクティブ 国家の嘘』という映画を観た。
これはまたシリアルキラーな事件とは違うのだが、こっちも実話でなんとドキュメンタリーなのだ。
この映画よりもずっとずっと真実に斬り込んだ作品なのだが、やはり一筋縄に、はい、一件落着とは行かない。お時間ある方は機会があれば観てみてください。
隠蔽
これ実話を元にした映画なのか、、、
人を治療する病院で殺される
そして真実は病院側が隠す
負の連鎖すぎる
患者の遺族から慰謝料とか社会的に抹殺される事を恐れてだと思うが
殺す方も殺す方だけど、事実を隠す病院の方が怖い
しかもほとんどの病院が、というか全ての病院が、、、
400人ほど手をかけたチャーリーカレン
なぜそうしたかは、今もわからないらしい。
誰も自分を止めなかった
誰かに止めて欲しかったんだろうな
エイミーの勇気ある行動が本当に素晴らしい
ジェシカチャスティン
役作りで痩せたのかな
ガリガリだわ
別人に見えた
ミステリーでもサスペンスでもなく、制度の問題点を告発する社会派の映画
怪しいと思われる人物について、驚愕の新事実や真犯人か明らかになるわけではなく、ミステリーとしては物足りない。
主人公が、心臓病の爆弾を抱えていたり、それをある時まで隠さなければならなかったり、あるいは、殺人犯(に違いない人物)と二人きりになったりと、サスペンスを盛り上げるシチュエーションもあるにはあるのだが、それも不発に終わっている。
一番の見どころは、やはり、2人のオスカー俳優の演技合戦ということになるか・・・
結局、この映画の作り手が一番やりたかったのは、自らの保身のために事実を隠蔽し、その結果として、殺人犯を野放しにし、犠牲者を増やしてしまった「病院の体質」を糾弾することだったのだろう。
それにしても、そうした病院の体質だけでなく、1年間勤めなければ保険が使えないとか、あからさまな隠蔽がまかり通ってしまうとか、アメリカの医療や保険や司法の制度は、いったいどうなっているのかとも思ってしまう。
と、そういうことを観客に思わせることこそが、作り手の狙いなのだろうが・・・
そこ分からんのかーい!
2022年劇場鑑賞245本目。
ネトフリ作品ということで当然パンフレットなく☆0.5マイナス。
看護師と不審死でよくある話だなと思いましたが実話ということ。
日本でも数年前にありましたね。調べてみたらその事件の動機とかそこに至る経緯の方がこの映画の内容より衝撃的だったのでこっちを映画化してほしいです。
人がどんどん亡くなっていく中、多分小学生でもこの人犯人だと分かるし、逆にこの人犯人じゃなかったらどう説明つくのかという状況でもまだ捕まえられない展開は憂鬱ですし(その間にも犠牲者出てるでしょうから)、一番知りたかった所が教えてもらえないまま終わるので嫌な映画だなと思いました。こんなん実話を基にしたって断り入れてるんだから勝手にでっち上げりゃいいんですよ。何ならそれを知った犯人が「適当なこと言うな、じゃ話すよ」ってなるかもしれませんし。
ドキュメンタリー風に淡々と話が進みます
事実に基づく作品だそうです(冒頭にでる)
ドキュメンタリー風に淡々と話が進みます。
意外な犯人はいません。疑わしい人がやっぱり犯人です。
でもねえ、なんか話が盛り上がらないんです。
犯人は、なぜ、ゲロしたんでしょ?
警察は、なぜ、急に逮捕したんでしょ(48時間の制約付きで)?
〇〇は、なぜ、あそこまで積極的に逮捕に協力したんでしょ?
短期間の劇場公開のあと、配信(ネットフリックス)されるそうです。
賞レースに参加するためなんでしょうか?
ネットフリックスに加入している人なら、配信待ちでもいいかもしれません。
モヤモヤする
実話をもとに作られたものなので過度な脚色やあからさまなウソは描けないのは判るんですが、、、
だとしても、このラストはモヤモヤする。
ただ、結構大変なことが起こっているにもかかわらず、話は静かに淡々と進んでいくんだけど、それに違和感を感じさせることなく逆にリアリティを与えるのは、やっぱ主演の2人の演技力の凄さなのでしょうね。
この2人の演技を見るだけでも価値はありますが、でもやっぱ、ラストはモヤモヤする。
怖かったよ!
Netflixまで待てない!
久しぶりの心斎橋だ。
ジェシカジャンスティンとエディレッドメインの
演技、駆け引きがいい。どうなんだ?って観てる方もわからない。実話なんだね。レッドメインの良き顔、病んだ顔の移り変わりが不気味だ。病院も隠すんだなあ。
ドラマのトラベルナースとまた違った。
女性町長よりも非現実的
9つの病院を渡り歩いてきた看護師チャーリーがやって来た病院で、患者の不審死が連続する実話に基づく話。
チャーリーがやって来た病院で早速巻き起こる不審死だけど、7週間も通報しないは、保健局に促されてやっとだは、捜査に非協力的で隠蔽使用とする姿勢がありありだは、と非常に胸クソ悪いし恐ろしい。
あっ、恐ろしいといえば心筋症の検査と診断で980ドルっていうアメリカの医療費も恐怖でしかない。
心臓の悪いエイミーに対し公私に親身になり、、患者に対しても寄り添う姿勢をみせていたチャーリーに対して向けられた疑いの目と、聞こえてきた看護師間の噂話と…これが現実に起きたことというのだから、映画としての捻りはないけれど生々しくて実に恐ろしい。
ラストの字幕に記された人数も、推察とはいえそこまでやって病院間でマークされなかったのか?と衝撃的だった。
隠蔽体質がシリアスキラーを生んだ
一言で言えば「隠蔽」
臭いものに蓋をするから。。。医療ミスと殺人は明らかに違う。エディ・レッドメインが追い込まれた時の表情に怖さを覚えます。更にジェシカ姐さんも病魔に襲われながらも反抗期の子どもに辛辣な態度を取られ弱さも露呈しているものの、それでもやっぱり最後は強かった。
オーソドックス過ぎる「配信向け」作品。2回に分けて観れると良いかもね。
Netflix配信に先駆けて上映。
どうでも良いですが、大手系列シネマコンプレックスなのに
トイレが🚽半分、和式・・ということに衝撃を受けた。昭和の建築なんだろけど、
イマドキ❓誰が❓和式で土俵入りすんねん🧻
あと、当然のことながら、有料のパンフレットも存在しない
のは、パンフ集めが趣味の私にとって物足りない。
でも病院を舞台としたサスペンス
刑事の活躍的にも「オーソドックス中のオーソドックス」中庸中の中庸
なんか史実に基づくようなのでリアル
人物描写、テンポもフツーの面白さ。
皆んな、男性単独客
Netflixイマイチ受け入れない
「映画館で映画🎦」の映画に一家言ある猛者達が集結してたよ❗️
観客の間の「無言のシンパシー・・あなたもスクリーン派ですか?私もですよ❣️」的な空気が半端ない。
でも「病院自体の隠蔽体質」には若干憤りを感じた。
でもやっぱり家で配信で、トイレ行き来自由自在で、分割して観たほうが良いかもね。
俺、配信映画は「U-NEXT」「AUスマートパス」だけで、もう十分、死ぬまで見切れないし、いつのまにかアップルTVもサブスク入ってるし、申し訳ないけど、家族も含め、Netflixのオリジナル映画までは観る時間無いですよ。人生時間換算すると意外に短いから・・・
でも普通のサスペンスですよ。人によるかも。
命を預ける病院側の闇の方が怖かったりして
実話の映画化という事だが、9つもの病院で不可解な死因が頻発しているにもかかわらず「いわく付き看護士」ということが一切院外に漏れなかったことの方が病院の深い闇(病み)を感じ怖かった。
実話だけに犯行動機が判明していない事をそのまま映像化しているが、そこだけ全くのフィクションとして取り繕うよりも個人的には好みだった。
ちなみに取り調べ室でのあの流れからの自白も実話なのだろうか。
なかなか脚本では考えつきそうもない、というか逆にあれでは自白しないだろうと思うくらい急な気持ちの切り替わりで犯行を認めてしまった様に思え、ほんの少しだけ不自然さを感じてしまった。
主演2人のやり取りに見入ってしまったが、取り調べ中の刑事の顔の微妙な痙攣にもリアリティを感じ、さながら演技合戦を見ている様で面白かった。
殺人鬼の心の内が垣間見える
ジェシカ・チャステインとエディ・レッドメインが共演で実話物スリラーとくれば、見逃すわけにはいかない。
期待通り素晴らしい出来で、結末がわかっているのにも関わらず、どちらに転ぶかわからない緊張が漂う。
特にエディ・レッドメインは、チャールズ・カレンの心の内を覗き見たのではないかと思うくらい迫真の演技。普段は温和で落ち着いていて、患者の尊厳を大事にするケアをしっかり行っている。ところが、心のある部分に触れられそうになると、見ているものを戦慄させる表情になる。
主人公のエイミーは、医療現場で働く身でありながら、1年以上勤務しないと医療保険に加入できない。それでいて、病院側は、医療過誤を隠蔽するためには、高額な弁護士も厭わない。そんなアメリカの歪んだ医療界も見えてくる。
文字通り役者が揃った傑作でございます。
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