劇場公開日 2022年4月22日

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カモン カモンのレビュー・感想・評価

全174件中、21~40件目を表示

3.0強欲極まりない作品

2023年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

見始め、退屈だったんですよ。ってか、ほとんど通してなんですが。
でも、この映画って、この世の理をすべて、考えられうる限りをぎゅーぎゅーに詰め込んだ映画なんじゃないかって(そんなことを思う程退屈だった)、気づいたら、自分の心がぱぁ~っと晴れました。そういう意味でとても欲張りな作品だし、そういう作りなんだなと感じたんです。
親子関係、DNA、兄妹関係、おいとおじ、仕事仲間、子供達個々の現在と未来、都市の成り立ちと現状、などなどと上げたらキリがない。そういう意味でとても挑戦的です。

なお、
・抱きしめたくはなりませんでした。ジェシーですが、ちょうど同じ頃の自分をみているようで恥ずかしい気持ちなり、鉄拳制裁を加えたくなりましたw
おじとおいの関係って、親子でも友人でもないし、距離感が微妙ですよね。そこは上手い表現がなされていたかと。
・ホアキン・フェニックス、ジョーカーとは別人でびっくりした。役者ってすげえな。
・モノクロ作品って今どきの流行?

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zem_movie_review

5.0前へ前へ

2023年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

マイクミルズの映画は、これこれこういうことが描かれていまして…という解釈が浮かばない。私ごときの語彙では解釈ができない。でもすごくすきっていつも思う。

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だいず

4.0やっちゃえ

2023年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公(ホアキン・フェニックス)はラジオ作家で独身、妹から病気の夫の面倒を見るため、甥っ子を一時、預かって欲しいと頼まれる。
9歳の甥っ子は何にでも興味津々で、主人公を悩ませる。
互いに置かれた状況に悩みながら、次第に距離を縮めていく。
白黒映像が美しく、年齢とは関係なく、人生そのものにやりきれなさを感じてしまう。
それでも生きていく。

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いやよセブン

3.5大人の事情で振り回される子供

2023年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

そして振り回される大人の叔父さん。
どちらも大変だけど、いつの間にか通い合う心!!
「ジョーカー」ではギリギリに痩せこけて、狂気の演技で驚かせてくれた
ホアキン・フェニックス。
この映画では決して怒らない温和な叔父さんを、静かに演じています。
もうひとつ素敵なのは、ホアキン叔父さんが、甥のジェシーを、
一人前の人間として接する所です。

妹の一人息子の9歳のジェシーを(天才子役?の)ウディ・ノーマンが
演じています。
時にオマセに大人(叔父さんのホアキン)を振り回し、寂しくなると
「一緒の布団に入って良い?」と絶妙に甘えてきます。

「9歳の男の子の世話】
女性でもメチャクチャ疲れます。
動きは速い、
体力はある、
聞き分けは無い、
母親が地獄だ・・・と言う位ハード!!
(子育てはほぼ寝てるとき以外の14時間、滅茶、体力使うことと、
(自分の時間に侵食してくるので、ボーっと考える余裕がなくなり、
(それがストレスになる)

叔父さんのジョニーの仕事はラジオ局のインタビュアー(?)
良く分からないけれど全米の各都市の子供たちに、インタビューして
録音して放送してるみたい。
「この国の未来は?」
「地球は、終わる?」
「親に怒ってる事?」
「人は死んだら、どうなる?」
などの質問をする。

《子供の幸せ》
それは円満な家庭で愛されて大事に育てられる事・・・
みたいです。
その点で、ジェシーのお父さんは以前から精神の変調を来たす人。
お母さんのサポートがとても必要です。
今回、兄のジョニーに預けたのも、お父さんのポールが新しい職場の環境に
馴染めず不安定になったから、オークランドに行ったのです。

今時、両親が揃ってて、家族全員が健康で、裕福な家庭、
そんな家庭が珍しいですよ。
みんななんらかの健康不安やお金の心配を抱えている。

だから今回、
疎遠になっていた兄のジョニーと妹のヴィヴが助け合ったのは
とても良い事。
家族やそして友人の輪が子供を育てる・・・
そう思います。
《育児は一人で背負い込まない》
子供も大勢の仲間や親類や、ひいては社会全般のサポートを
必要としています。

モノクロームの濃淡が静かな画面を演出して、
大人と子供の距離のとり方が絶妙な、
味わい深い良作でした。

さぁ、C'mon C'mon
先に進もう!!

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琥珀糖

3.5子どもの視線で物を見る事

2023年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

子どもたちへのインタビューから始まり、
甥っ子との暮らしが始まる。

最初は子どものことなら分かってるから大丈夫。
と言う軽い気持ちのホアキンフェニックスを見てると
妻が妊娠した時の自分を思い出す。

子ども好きだから大丈夫っしょ!と言う考えが
浅はかで甘過ぎると思い知ることになると言うことを。

子どもがいかに純粋な発想で広い視野で物を見てるかを
分からせてくれた。
大人はかく言う僕も子どもたちを自分の狭くなった世界でしかりつけてしまう事があり深く反省した。

子どもは見てないようで見てるし、大雑把なようで
傷つきやすい。
映画で観るとなんて素敵なんだと思うのに、
我が事になると何故そうならないのだろうと考えて
しまいました。

とにかくホアキンフェニックスの戸惑いぶりも、
子どもと戯れる姿も愛おしかった。

元子どもとして、もう一度子どもの視線で物事を見て
何を考えてるか理解出来る大人になりたいものです。

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奥嶋ひろまさ

3.0あまりにも

2023年5月4日
iPhoneアプリから投稿

白黒映画である意味が
わからなかった

叔父とジェシーが距離を縮めていく話なのだが、
作中を通して印象的だったのは、
むしろ母親の姿だった。
子供の前でおどけて見せたり、
キッチンでステーキを食べたり。
子供目線の自然体と、
本人が抱える苦悩とのギャップがしんどい。

そしてジェシーは、母親と自分が違うこと、
完全に理解し合える訳ではないという結論を出す。
あの年齢にして。

当たり前なのだが、それを自分自身で
理解してそして相手と接する
そう言うことが出来るようになるには、
かなりの努力が必要なのである。

他、叔父の抱える諸々は
よくわかんなかったのが正直なところ。
シチュエーションにも無理があると思った。

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JYARI

4.0家族の対話

2023年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

家族間での対話でなんの悩みもないところは無いだろうが、結局のところやはり同じ目線でいかにいることができるか、が大事だということがよく分かる。親子、兄弟、親族など、、、「こうあらねばならない」という役割の既成概念にとらわれていると、本当に求めているような関係性になり、お互い助け合うのは無理なのだろう。

モノクロームで始まったときには少し心配したが、監督の意図も少しは理解できたと思う。

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にこにこどり

4.5大人びた子供と少年心を持った大人

2023年1月27日
iPhoneアプリから投稿

 突然甥っ子を預かることになったジョニー。子供と暮らしたことない男性が、いきなり数日子供と過ごすことは大変だろう。しかもジェミーは普通の子供とは違う。決して問題児ではないけれど、思考が独特。コレは後々すごくいいことだと思うけれど、育てる側は大変。
 でも、お互いギクシャクしながらも、徐々に親しくなり、距離を縮めて仲良くなっていく様子が微笑ましい。
 あのジョーカーのイメージが強いホアキン・フェニックスが、笑顔で少年に微笑んでいるのが新鮮でもあるし、ジェミーが可愛い。
 モノクロなのがすごく良いし、映画の中での子供達へのインタビュー、コレはセリフではなく、子供達の本当の声だろうが、みんなの言葉がとても興味深く、子供なのにしっかりと考えて、きちんと答えているところが心に残る。
 1人の少年がこの撮影の後に流れ弾によって亡くなったらしい。悲しい事だ。

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アンディぴっと

3.0会話の力。

2023年1月15日
PCから投稿

子どもと大人が絡み合う作品は大好きなんだけど、
あえて映画にするような内容かなって、途中からつまらなくなった。
普通の、ほぼ一般的な生活風景の描写作品としか思えなかったの。
というもの、子どもって純粋とか無垢ではなくて、
経験が少ないから、たくさんの疑問が生まれて当然だし、
言葉も知らないから、それが突拍子もないメルヘンだったりするのは至極当然。
見るもの全部不思議で面白いから飛んだりはねたり危険なほうへ脱線しちゃうしね。
それに対する大人の答えや行動がどう出るかってことですよね。

子育てしていたときの自分とホアキンが重なる場面があって、
大人だって聖人じゃないんだから、いつも反省しながら子どもと向き合っていたことを
思い出した。

そして、子どもが大人になった今でも言葉を選んで会話をしている自分がいる。
子育てって子どもが何歳になっても続くのかもね。

一番大切なことは、この作品でも描かれているように、会話、なんだと思う。
見えないものを引き出したり、興味を持たせる道を作ってあげるのも
会話(コミュニケーション)から生まれるんだと強く感じた。

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miharyi

3.0シンプルで複雑

2023年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

二人ですごしたかけがえのない短い時間。
それは決して色褪せない。
色褪せないから、この作品にはあえてカラーは要らない。
年老いた人、青年、若者、男女、親子や親戚。
同じインタビューの答えは一つとして存在しない。

それだけ人間は多様な生き物。

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上みちる

4.5アインシュタイン博士

2022年12月31日
iPhoneアプリから投稿

が証明した相対性理論は時間を距離で表すことが
できるようにしたそうだ。
未来は今から遠く離れた先にあり
過去は今から遠く離れた後ろの方にある。と言うことだ
と言うことだそうだ。で、どちらも今という位置で考えると存在しない場所にあるため過去はなく未来もない。
と言うことが今確実に言えることなのだが。
本作はその今を生きる、賢く生きようとする大人と
本当に賢い子どもの交流ドキュメンタリーと言えよう◎
だから、一度観るだけでは理解できず何度かスルメのように噛み締めて味わう必要がありそうな映画だ🎞
そんな中、個人的にズバッときたのはレコーディングと言う手法で記録しているスタイル🎙
これはやばいヤバいヤバイよ!
人類進化の根源に迫ってるやん(^^)
最後に本作見て続きは怪獣たちのいるところを観る。
やねぇ

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tomokuni0714

3.5ジェシーと!

2022年12月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

偏屈な人間嫌いな中年男が子供との生活で変化していくみたいな話かと思ったら全然違った。
ジョニーはどこか寂しさを湛えているもののニュートラルな人物として描かれていて、それが良かった。
子供と生活するという、ただそれだけのシンプルなことを通して見えてくる世の中や人間のこと。良い意味で日常系。

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kenichi

3.5生きづらさを抱えた子供

2022年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

真面目な良い映画です。
頭がよく達観した9歳児ジェシー。父親が分裂病で、母親はジェシーと夫の両方のケアをしきれない。ジェシーはそんな日々から生きづらさを抱えることになる。母親が父親のケアのために家を空けざるを得ないとき、伯父ジョニーはジェシーを預かることになるのだが...
ジェシーには子供ゆえの弱み、ジョニーにも子供を扱う上での弱みがあり、2人の生活はなかなかうまくいかないが、次第に信頼関係が芽生えてくるという感動的な物語。私自身はわがままで生意気なことを言う子供が好きではないので、ジョニーの我慢を尊敬しちゃいますね。
ジョニーのラジオの仕事である「子供へのインタビュー」が多く挿入されていて、そのどの発言もとても印象的で、効果的にちりばめられていました。
ジェシー役の子は信じられないくらい素晴らしい演技でした。
C’mon, C'monの字幕が「先へ、先へ、」みたいだったけど「ガンバレ、ガンバレ」なんかのほうが相応しいと思うけどなあ(似たようなもの?)。苦しい自分に向かってエールしてるんだよ。ずばり題名なんだし重要なとこだよ。まあしょせん字幕だから"Lost in Translation"があるわけですけどね。

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arlecchino

4.0この子役は素晴らしい!

2022年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この子役は素晴らしい!
自然に演じられていて目が離せない。
ホアキン・フェニックスをも凌ぐほどです。
全編モノクロでこの2人に引き込まれます。
何と表現したらいいのか分かりませんが
心が2人につかまれたままでした。

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tom

3.5ジェシー

2022年12月21日
iPhoneアプリから投稿

子役が上手くて可愛くてこの映画の魅力を何段も上げている。子育てを通して、自身の過去を振り返り、自分の両親にも想いを寄せ、家族の存在も反射して見えてくる。この手の話はよくあるかもしれないが、起伏は緩いが、考えさせるきっかけが与えられて、しまいには自分の話のようになる。
引用された一節「我々は母親に社会や我々自身の最も厄介な重荷を押し付けている。母親は人生の困難な暗部に直面せざるを得ないのだ。なぜ物事を明るく無垢にするのが母親の役目なのか。」

モノクロではあるが光がよく表現されていて、終盤の公園の緑が実に印象的である。

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Kj

3.5甥の[鋭いツッコミ]が緩く過ごしている大人に切り込む

2022年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

婚期逃した独身男と甥のやりとりを通じて、観る者に「人生とは…」を考えさえるような映画に見えた。

デトロイトで子供達にインタビューしている男ジョニー(ホアキン・フェニックス)は、ロサンゼルスに居る実妹の9歳の息子=甥ジェシーを預かることになった。
ジェシーの母親の夫がオカシクなった対応が必要で、彼女はオークランドに行かなければならかくなったのだった。
そして、ロサンゼルスで甥ジェシーの面倒を見始めたジョニーだったが、この甥が「なんで結婚しないの?」⇒ジョニー「ルイーザという女性と付き合っていたが…」⇒甥「なんで別れたの?」などと、一事が万事、日常生活で次々と鋭い発言をジョニーに突きつける(笑)

ジョニーが甥と一緒に、サンタモニカのビーチに居る場面、背景に「海の向こう側の遊園地」が見えて、美しかった。モノクロであるが、名場面。

そうしてロサンゼルスで甥の世話をしていたジョニーだが、仕事でニューヨークに行く必要ができて、甥も連れていくのだが……。

全体的に、大人と子供を中心に「人間どうしの思いを伝え合う映画」なので、会話がとても多い。ホアキン・フェニックス演じる主人公の仕事もインタビューであるし…。

「歌う歯ブラシ」の場面は笑った。

最初のうちはジョニーのインタビューがテキトーだった感あるが、終盤は「しっかりと子供の立場を考えた確りした質問に変わった」気がした。上手い演出。

<地球の時間の流れ>に飛び込んで…という件は、人間を良く見つめた感あり。

ジョニーは本音で「あの子(甥)の面倒を見ながら仕事するのはキツイよ」と言うが、それでもどうして、なかなかのコンビだった。
甥の[鋭いツッコミ]が、ゆるく過ごしている大人に切り込んでいく、快作!

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たいちぃ

4.0グッと来る

2022年10月16日
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鑑賞方法:映画館

自分が思い出系の話にグッときてしまうタイプだから、良かった。子供のインタビューも良くてエンドロールも、この作品の一部だと思った。

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ルル

4.0苦しかった子供時代

2022年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

姉が精神不安定の夫を面倒を見るため家を不在にする間、甥の面倒を見るのを頼まれたジョニーとその甥ジェシーの交流の話。

基本的にジョニーとジェシーのぎこちない会話で全編構成されていて、話が進むにつれ自分の子供の頃の気持ちを段々思い出してくる。最初はジョニー目線で見ててジェシーはちょっと変わってる子だなという印象だけど、自分の感情をコントロールするのが難しく、表現の仕方もまだ分からないジェシーの気持ちが痛いほど分かるようになってくる。

ジェシーを見ながら子供時代を思い出して苦しくなった。自分もひとりっ子で、親の都合や喧嘩や嫌なことを同時に共有できる人がいなくて、捌け口がないもんだから爆発した時に歯止めが効かない癇癪持ちだった。今思えばあれは、自分の言うことを理解してくれという叫びだったんだが、まぁ暴れるから余計怒られてより抑圧されるっていう悪循環(笑)

親って自分のことは話さないのに子供にはあーしろこーしろ命令する。完璧な人間じゃないのに子供をしつける。その親の不完全性はジョニーが体現していて、最初は失敗もするし迷いも多いけど徐々にジェシーと同じ目線で話し始める。全ての親にこの映画見てほしいなぁ〜。

ジェシーを見て苦しかった子供時代を思い出しながら、ジョニーを見てかつて自分を苦しめた大人に自分もなってしまった悲しさを感じる。

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せつこん

4.0問いのチカラ

2022年9月18日
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立場、年齢、性別、役割を超えて、問うことで自分を知り謙虚になり、問うことで他人を理解しポラールを築くことができる。
問うチカラがあれば、きっと戦争はなくなるのでは。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

5.0視覚情報はできるだけ少なく"音"を大切にした演出。

2022年8月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

幼少期の色鮮やかな思い出
時が経ち薄れる儚い記憶

伯父と甥、ぺらっぺらぺらな2人を繋ぐ録音機材。

ラジオなど音だけの情報の場合、私たちは脳内で情景を想像し色をつけていると思います。
モノクロ映画なのはそんな2人の旅の"音"の記録を私達も聞かせてもらっているような気持ちになれてとても素敵な演出でした。

大人になるにつれ記憶が薄れたとしても、その度に"音"に耳を澄ませて"モノクロ"からたくさん想像をして色をつけたい。
君の話を聞かせて。

きっと大人も子供も急な成長は要らない。
急激な変化なんて無理だから、自分のペースで自分を積み重ねればいい。
大丈夫じゃなくても大丈夫。

現在24歳の私も甥っ子くんみたいなところある気がする…。
大人も子供もどっちもどっち。

普通とは違うかもしれないけど、普通じゃない普通を大切に生きている人達に観てほしい。

エンドロールで子供達のインタビュー音声が流れるのもすごく好き!
"音による旅の記録"を観る映画だからこそ、旅で録っていったインタビューが聞けるのが嬉しい!
「ジョニー伯父さんのラジオはこんな風に流れているのね!」と映画の中のラジオ番組を想像してワクワクしちゃいます!

視覚からの情報はできるだけ少なく"音"を大切にした素敵な映画でした!

ずっと前から公開を楽しみにしていた映画なのに仕事に追われてなかなか観に行けず…。
「もうすぐ公開終了しちゃう!!」と慌てて仕事を片付けて映画館に飛び込みました。

私は私で自分らしくありたいと思い続けていたつもりが、社会から求められる"普通"に追われて発狂したくなる時が度々あります。
そんな時にうまい具合に自分の気持ちを表現してくれるような寄り添ってくれるような映画に出会うんだよな。映画ってすごいな。
私は自分の人生のこのタイミングでこの映画を観れてよかった。

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おもちまろ。