屋根裏のラジャーのレビュー・感想・評価
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ピュアで不思議な感動
全ての映像が良かったわけではありませんが、明瞭なところとそうじゃないところの差がはっきりしていて、演出的に非常に優れていたように思いました。
なるべく生々しさや現実的な嫌ところを削ぎ落とし、綺麗事とかいうレッテルを貼られようとも全く問題ないくらいのピュアでよい子のみなさんへ的な潔さ─そういった志を感じました。それをどう捉えるかは人それぞれだと思いますが個人的にはめっちゃ泣かされたというところです。自分にも─ちょっと違うかもしれないけれど─というような琴線に触れたからなのでしょう。思った以上に感動的な作品でした。
作品は良かったけど、 ママの声がきになった 俳優さんとしては好きだ...
作品は良かったけど、
ママの声がきになった
俳優さんとしては好きだけど、
声優には向かいない気がする
というか多分、この役には合ってない
どの世代にも楽しめる作品
心君の声変わりまえの声優出演と聞きました。
子どもから青年になる中間のラジャーにピッタリの声でした。
エンディングテーマもよかったです。
家族で楽しめます。是非劇場で見て下さい。
#屋根裏のラジャー
イマジナリーフレンドは子供だけのものなのか
一人っ子や友達がいなく引きこもりがちな子が生むケースが多いイマジナリーフレンド。西洋では幼少時から部屋が与えられて一人になる環境が整っているので、フレンド形成率(?)は日本よりも高いとか。ぬいぐるみ相手に遊ぶのも要はイマジナリーフレンドなので、テディベアに魂が宿ってしまったコメディ『テッド』は一番分かりやすいイマジナリーフレンド映画だろうし、『となりのトトロ』も実はイマジナリーフレンドの要素を持っている。
そんな、子供の時は欠かせない存在だったイマジナリーフレンドも、成長するにつれいなくなってしまう。本作はそのフレンドのラジャーにスポットを当て、主人公の少女アマンダの成長を描く…のだが、その実のテーマは「大人になったらイマジナリーフレンドは不要なのか」にあると思う。何もそれは現実逃避しろという事ではなく、大人になっても童心を持ち続けてイマジナリーフレンドと共存するのも悪い事ではないというメッセージだ。そもそも『テッド』もそんなお話だったし、極論を言えばサンタクロースだって年に一度訪れるイマジナリーフレンドみたいなもの。『メアリと魔女の花』はジブリアニメへのアンサーフィルムになっていたが、本作は子供向けの皮を被りながらその実は大人に向けているピクサーアニメへのそれを感じた。人物皆西洋人なのに、使用文字が日本語という多国籍感はディズニーアニメっぽかったが。
壮大な世界観のように見えるも要は想像上の出来事なので、ストーリーが矮小化している感は否めないし、クライマックスでのあのキャラの心の変容(?)ぶりが唐突過ぎたのも気になった。『メアリと魔女の花』が良すぎた為に期待値高めで観たのがいけなかったのか。でも映像はキレイだし、イマジナリーフレンドがいない子を持つ親は一緒に観ながら説明してあげるといいかも。
タレント吹替に関しては、ラジャーを寺田心が演じるという情報しか入れずに観たのが奏功したか、違和感はそんなに感じず。山田孝之が声優っぽい発声だったのが印象的。安藤サクラは『ゴジラ−1.0』といい東宝づいてるね。
最高の友達
ジャパンシネマオーケストラというこの上ない条件下で鑑賞させて頂きました。アマンダが想像から作り出したラジャー、二人の熱い友情に胸が熱くなりました。大人になっても何時でも空想できる、ワクワク出来る時間を持つことが出来たら幸せになれるかも知れないと思いました。
ラジャーの目に映るアマンダの成長物語
全面から感じられるジブリっぽい予告に興味をもち、たまたま応募した試写会に当選したので、ひと足早く鑑賞してきました。試写会を催してくださった関係者の皆様、本当にありがとうございます。
ストーリーは、イマジナリのラジャーと一緒に想像の世界を冒険することが大好きな少女・アマンダが、イマジナリを食べようと襲いかかる謎の男・バンティングから逃げる途中で事故に遭って意識不明となり、存在が消えかかるラジャーが、逃げ込んだイマジナリの町で出会った仲間とともに、自身の存在とイマジナリの世界を守るため、バンティングに立ち向かうというもの。
イマジナリーフレンドを扱った作品はこれまでにいくつもありますが、イマジナリ自身を主人公にしてその世界を描くという試みが斬新でおもしろいです。そんなイマジナリの世界を、それこそ想像力豊かにいきいきとスクリーンに描き出します。現実世界がみるみると姿を変え、ありえない世界がそこに広がっていく映像表現は圧巻です。あとで知ったのですが、制作のスタジオポノックは元ジブリスタッフが立ち上げた会社だそうで、この表現力も、予告で感じたジブリテイストにも納得です。
本作のモチーフとなっているイマジナリーフレンドは、一人っ子や一人目の子に多く見られる現象で、話し相手やストレスの発散などの働きがあると聞いたことがあります。アマンダもこれに当てはまるようで、ラジャーが生まれた理由は物語の中盤で明かされます。そして、冒頭で描かれながらも意味のわからなかった「屋根裏の誓い」も、ここに根ざしています。その意味がわかり、ラジャーを生んだアマンダの心の内を思うと、胸が締め付けられます。
そんなアマンダと対比させるように描かれるのが、大人である母・リジーと謎の男・バンティング。リジーは、忘れていた幼き日のイマジナリを思い出し、想像力を取り戻します。一方、バンティングは、他人のイマジナリを食らうことで、自身を保っているような存在です。一緒にいる女の子とともに「現実」のメタファーとして描かれているのでしょうか。「想像」の前に立ちはだかる「現実」が、子どもたちから夢や希望を奪い、打ちのめしていく様子を表しているように感じます。これが、“大人になる”ということだと突きつけられたようで、我が身を振り返ってドキっとします。
ラストでアマンダとラジャーは「最後の冒険」に出発します。これでラジャーとはお別れです。両親の愛をしっかり感じ取ったアマンダは、もうラジャーがいなくても、未来に向かって踏み出していけるのでしょう。そしてラジャーも、また誰かのフレンドとして一緒に遊びながら、イマジナリの町からアマンダを見守り続けるのではないでしょうか。
こんな感じで、子どもも大人も楽しめる作品だと思いますが、欲を言えば前半がもう少しテンポよく進むとよかったです。物語が大きく動き出すまでがやや長く感じます。また、母のイマジナリの伏線が終盤に回収されるのですが、このフリがわかりやすすぎます。子ども向け作品なので、あえてそうしているのかもしれませんが、ちょっと萎えます。
キャストは、寺田心くん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、イッセー尾形さん、仲里依紗さん、山田孝之さん、寺尾聰さんら。寺田心くんはアニメ映画初参加らしいですが、なかなかの演技に驚かされます。一方、イッセー尾形さんは個性が強すぎてご本人の顔がチラついてしまいます。また、安藤サクラさんの演技はイマイチで、没入感を妨げているように感じて残念です。声優を起用しないこだわりもジブリ譲りなのかもしれませんが、ここだけは改めていただきたいです。
小さい子注意!気持ち悪い敵、怖い敵、ショッキングなシーン有!
声を大にして言いたいのは小さい子連れていく方は注意してください!ということです。
敵がかなり気持ち悪いです。
怖いです。ちょっとトラウマになっちゃうかも。
小さい子にはショックだろうな、というシーンもあります。
ジブリ独特のゴボゴボグエエエエみたいな気持ち悪さに耐えれる子なら…。
個人的には小学校中学年以上推奨かな…。
映像は夢があり綺麗です。
舞台はイギリスかなあと思うのですが、ちょっと日本ぽさもあるかな。
いろんな世界に連れて行ってくれるような、
ディズニーランドに入った瞬間の気持ちみたいな、
ワクワクが詰まった世界観になっています。
話はちょっとあいまい。
はっきりしない。もやもやが残る、謎が残る。
登場人物もどこからやってきてなぜそうしてるのか、全く分からなかった。
イマジナリと現実の分別もあいまいで、
イマジナリの世界という感じじゃなかった。
涙もろい大人は泣くだろうシーンはあるけど、
話に感動するということじゃなくて、
人が危険な目に合ったり不安にさせるという泣かせ方なのでいい意味の感動とはちょっと違うかなあ。
キャラもかわいいです。ほねっこちゃん、小雪ちゃん。
声優さんも豪華でした。
安藤サクラさん、(高山みなみさん演じるクレしんのおケイさんみたいな)感じですごく好きな声でした。
イッセー緒方さん、声だけで存在感すごい。
(所ジョージさんを低く低くしたような)貫禄のある声が本当に怪演!
心君もばっちり、本人はもう中3だったと思うのですが、子供の声優として全く違和感なかったです!
一龍斎貞友さんの声はこの先もずっと好き。
自分もきっと忘れてしまったのでしょうね。
子供の時にイマジナリー(架空のお友達)がいなかった自分にとってはあまりピンと来なかったが、もしかしたら自分もしっかりと忘れてしまったとか?
でもちゃんとした?大人になったのだから許してねw。
児童向け文学のようだが思ったよりわかり難い話のようにも思えたが、一方で子供がギリギリトラウマにならない程度の怖い描写にとどめてるのは良いと思った。
吹き替えは本当に豪華な役者陣が担当。
心くん、莉央ちゃん、仲里依紗さんは違和感なくすんなり受け入れられた。
イッセー尾形さん、山田孝之さんはやっぱり達者、安藤さくらさんはちょっとだけ合わないと思った。
杉咲花は何の吹き替え?オーロラって何喋ったか全く覚えてないw
子供の時のピュアだった頃を思い出す
試写会で鑑賞。ありましたよね、子供の頃。空想(イマジナリー)に胸を躍らせた時が…。親子で観賞してもらいたい映画です。そして寺田心くんが素晴らしい仕事をしてくれたと思います。
大好きなアニメになりました💕
く〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!
冷蔵庫〜〜〜〜〜〜〜〜!!
言ってくれるぜぃ❤ ❤ ❤
初っ端出だしの『見たこともない夜』の何層にもなって奥行きのある夜空の画に心奪われちゃいました✨✨✨その後もずっとキラキラした光の使い方がとっても綺麗で美しかったー。
アマンダはおてんばな“小公女セーラ”みたい。エミリーは仲里依紗にしか見えないほど絶妙なキャスティング。イッセー尾形の声の特徴あり過ぎ。黒い子怖い。小雪ちゃんの一人称はボク。図書館の仲間たちはみんなとってもキュート過ぎ🍀
エミリーと黒い子には若干謎が残るけど、すごく好きなアニメになったー✌️
子供の頃イマジナリーフレンド作っておけばよかったなー、あたしも。
明後日参加予定のイベントでこの作品の監督とプロデューサーがいらっしゃるのはめちゃ嬉しい(´∀`艸)♡♡ 今日は試写会だったけど、公開されたらもう一度行こっと💜
#44 やっぱり原作は
日本じゃなかったのね。
あまりにもストーリーや設定が突飛だからなんとなく日本人が作ったお話じゃないなってわかった。
想像上の人や物が見えるなんて発想は日本人にないもの。
とは言いつつ内容は結構現実的かつ哲学的で大人でも十分楽しめた。
それと声優さん達がめっちゃ豪華。
誰が誰役だったかエンディングロールで流して欲しかったな。
ワクワク!子供の頃を思い出しました
オープニングから、浮遊感のある映像で、自分も一緒に空を飛んだりしているような感覚に陥りました。
予告は見てたけどもう忘れていて、あえて先入観なしで見たから、なかなか楽しかった。
最初普通の屋根裏部屋が違う形に変わっていって、別の世界へ飛び出すので、魔法使いかと思ってしまった。
でも想像力はある意味魔法使いなのかも?
私も小さい頃から想像力が豊かすぎて、次から次へと想像が想像をつないでその世界に浸ってることも多かったので、めっちゃわかるーと思いました。
そして、夢の中でたまに出てくる「こころ」と名乗る男の子がいたので、それを思い出していました。
(ラジャーの声が心君だし余計に!)
イマジナリーを食べるというバンディングと一緒にいる女の子がとにかく怖すぎた、、
エミリはハキハキしてなんかかっこいいし、ジンザンは落ち着いていてかっこいい。2人ともいい声だなと思って後から声優みたら、なるほどなと。
リジーが自分のイマジナリーを思い出して、ラジャーや冷蔵庫も見えて、抱きしめるところとか、本当に感動ものでした。
あの女の子はどういう子だったんだろう?
図書館でバンディングに呼ばれて、想像された子だったのかなあ?それでその前の自分を思い出したのかな。
本当にドキドキワクワクしました!
突き抜けられない感
まず、映像の美しさ、声優の良さ、特にイッセー尾形さんが声を演じられた悪役はキャラが立ってて最高でした。ストーリーは単純に数多くある児童書系の中で何故、コレを映像化しようと思ったのか疑問でした。原作は未読ですが、個人的にはこのストーリーにイマイチ面白さを感じられませんでした。主人公の少年の行動があまりにも何も考えてないじゃないの?ってイライラを感じてしまう引っかかりがあり、ノれない部分が何ヶ所かありました。
最後の病院の決着シークエンスは、とても良かったのですが、ラジャーの名前を思い出した少女がもっと圧倒的な想像力を持って反撃に転じる突き抜けた演出にしてくれれば、気持ち良さのカタルシスがあったかと思うのですが(そこを求める作品ではないコトは重々承知の上ですが)、なんだか中途半端な感じで、結局、悪役の自爆みたいな終わり方も、原作がそうなのかもしれませんが、うーん...って感じでした。
ポノックの作品は丁寧な作りで良いんですが、なんだか面白さが突き抜けられない感が残り、おしい感じがするので、次作にまた期待しています!
ストーリーそのものは良いが、台詞回しや演出に癖を感じた!!
ストーリーそのものは良かったですが、台詞回しや演出に癖があって観辛く感じました。序盤から台詞の字数や情報量が多く、中々頭に入りませんでした。イマジナリは鬱屈した日々や虐待等から生まれると思いますが、母親とも仲が良く明るい子なので動機が薄いように感じました。タイトルにもある「屋根裏」から感じるような、寂しく薄暗い感じはありませんでした。海外原作を日本向けにアレンジして台詞も簡潔だった「思い出のマーニー」は、本当に上手かったんだなと思いました。俳優の起用までジブリの真似をしないで良いと思いますが、やはり杉咲花さんは上手かったです。イッセー尾形さんは何か稲川淳二さんみたいで印象に残りました。用済みとされたイマジナリが集まる場所があったり、イマジナリが昏睡状態の主人公を起こしに行くシーンが良かったです。
屋根裏のラジャー
元スタジオジブリのスタッフによるアニメ映画。
非常に美しい映像が強く印象に残りました。
ストーリーはイマジナリーフレンドと呼ばれる自分以外は見る事が出来ない不思議なトモダチとの交流を描いてます。
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