BAD CITY

劇場公開日:

BAD CITY

解説

Vシネマ、映画、ドラマ、バラエティなど、幅広く活躍する小沢仁志が還暦記念映画として、自身のオリジナル脚本、製作総指揮、主演で描いたアクション。

「犯罪都市」の異名を持つ漢城市に縄張りを持つ桜田組の組長が、韓国マフィア・金数義によって殺された。金とひそかにつながっていたのが、漢城市を影で操る巨大財閥・五条財閥の会長・五条亘だった。検察庁検事長の平山健司は悲願である五条の告発のため、公安0課の小泉香を中心に、熊本、西崎、野原というメンバーを集めて特捜班を結成する。そして平山は、特捜班のもうひとりのメンバーとして、ある事件を起こした罪で刑務所に服役している強行犯警部の元刑事・虎田誠を期限付きでチームに復活させる。

虎田役を務める小沢は、CG・スタントなしで100人以上を相手に繰り広げるアクションにも挑戦。五条役をリリー・フランキー、平山役を加藤雅也が演じるほか、壇蜜、かたせ梨乃、坂ノ上茜、勝矢、三元雅芸らが顔をそろえる。監督、アクション監督は「HYDRA」の園村健介。

2022年製作/117分/PG12/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2023年1月20日

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(C)2022「BAD CITY」製作委員会

映画レビュー

3.5世界はまだOZAWAを知らない。

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日本には小沢組というチームがあり、小沢仁志という映画人を支えている。武骨で知られるこの俳優は、数多くの映画やVシネマに出演している。基本とするのはガチであること。還暦を迎えても尚、身体を張ってフロントラインに立つ。その為には、身体をいじめ抜き、範となる動きで臨まなければならない。現場で叩き上げられた彼の精神は、全く揺るぐことがない。

倉田アクションジムで武闘芝居の経験がある園村健介監督は、千葉真一や倉田保昭が作った日本のアクションを、香港で異次元へと昇華させた谷垣健治らとの現場経験を活かしたガチな次元へと導く。端的に述べるなら、身体と身体がぶつかり合う格闘をベースに、時にアクロバチックな小技を盛り込み、世界スタンダードの表現を目指す。現場一徹、叩き上げの小沢と次世代の監督が出会ったとき、新たなるDNAが発芽する。

共演者たちが嬉々としている。周りを心配させる新米刑事を演じた坂ノ上茜、チームを組む三元雅芸、勝矢。特にヤクザの波岡一喜の表情がいい。
誰もが体力の限りを尽くし、暴れまくってやると気合い充分。画面から溢れ出さんばかりの気概が、無茶を承知で身体を張る刑事たちに更なる緊張をもたらす。

街を牛耳る財閥、権力者に子飼いにされたコリアンマフィア、幹部を殺られて黙ってられないヤクザ、三者の睨み合いに刑事たちが割り込む。
三つ巴ならぬがっぷり四つの絡み合いが、猛スピードで激走する。世界よ、今こそOZAWAという映画人がいることを知れ。

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高橋直樹

4.0ガチのアクション

2023年10月29日
Androidアプリから投稿

ストーリーはそんなに濃くないし、グロくもないし、胸糞悪くもない。気楽に見れるアクション映画。アクションのレベルが高くて見応えあり。

小沢仁志の還暦とは思えないアクションも良かったし、ラスボスの山口祥行のアクションも流石の一言。
でも一番楽しみにしてたのは坂口拓VS三元雅芸。この二人がやり合ってるのって意外にレアな気がする。
ハイスピードかつキレのあるアクションが良かった。
あと新人ちゃんも何気にアクション良かったし、成長していく姿が印象に残りました。
この人他にどんな映画出てんだろって調べたら、ゴクドルズの人だったのね。そこで小沢仁志と繋がり出来たのかな?

小沢仁志曰く、一番動ける奴らを集めたって話だし、今回のキャスティングに不満は無いけど、強いて言うなら虎牙光揮と松田優に出演して欲しかったなー。どっちも韓国マフィア役でさ。

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カミムラ

3.5壇蜜戦犯

2023年10月1日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞5本目 秀作 65点

一度レビューしたけど保存されていなかったので、再入力面倒なので簡潔に

壇蜜が酷い、ほぼほぼ初めて演技見たけどセリフの吐き方が聞いてられない

小沢仁志も終始ボソボソゴニョゴニョ言って聞き取れないし、彼の還暦記念故に年齢の割にアクション等頑張ってますよ感が鼻につく

特捜班0課のメンバーの説得力がまるで無い、ひょろひょろの中年男性と新人の女の子と半グレみたいな男と老人ジジイで、終盤にかつて命を落とした仲間の復讐を果たすけど、その相手の風貌に対してひょろひょろと新人で破るのがありえない

リリーフランキーや加藤雅也のチョイ役の感じがまさしくで、本質の軽薄さをより顕著にした印象でした

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サスペンス西島

4.5ルール無用の悪党に悪のパンチをぶちかませ...  権力を抱き込んだ巨悪とマフィアを一網打尽にすべく結成された愚連隊が暴れ回る骨太アクション映画!!

2023年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 小沢仁志さんの還暦記念作品、ということでご自身が主演に加えて脚本・製作総指揮も務められた超絶アクション大作です。
 普段は主にヤクザ映画でその佇まいとドスの利いた声だけで強烈な存在感と安定感を示す小沢さんが、CGもスタントも無しの一切誤魔化しの利かない状況下で年齢を感じさせないガチンコの骨太アクションを全編に渡って披露されており、それに加えてTAK∴さんの体現する超速格闘もふんだんに盛り込まれていてそのバリエーションも豊富で飽きさせません。
 加えてストーリーである警察・財閥・暴力団・マフィアが入り乱れての抗争はきっちり展開が練られており、アクションシーン以外もきちんと作り込まれていて細部まで美味しいです。
 また、この手の作品にしては苛烈なバイオレンス描写は抑えられており、それでいて迫力はきちんと担保されているので、グロテスク・スプラッター関係が苦手な方にも楽しめるのではないかと思います。
 邦画でアクション大作というとどうしても漫画原作の印象が強く、その方が興行収入の大きさが見込めるので致し方無い面はあるかとは思いますが、こうしたCGやスタントの伴わない地に足の付いた骨太の、そして残酷でショッキングな描写無しに迫力を担保した濃縮アクションがきちんと評価され、商業的にもペイすることで作られ続ければ良いなととみに思った次第です。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)
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