マーシー・ブラックのレビュー・感想・評価
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ホラーだからといって設定が適当でいいというものではない
なんかもう少し怖くなりそうな設定だったんだけどなあ。
なんか色々勿体無い感じだった。
ちょっとわかりにくかったな。
ひとつはマーシーブラックは都市伝説なのか?
リリーまたはレベッカが考えたものだったのか?
そうならなぜそこに至ったのかを描くべき。
そうでないと子供達が殺人を犯そうと行動に出るには
弱過ぎるんだよね。
人ってよっぽどのことがあっても殺人は犯さないものだし、
ましてや子供がともなれば相応の理由が必要。
まあ都市伝説なら深い説明は必要ないけど。
もうひとつはリリーは何を望んでいたのか?
超常現象が見たかったのか?復讐したかったのか?
ちょっと説明が足りない。
子供の頃起こった事件でリリーは何を望み、もしくは望んでなかったのか?
再びマリーナの前に現れたのは復讐?それともマーシーを見せたかった?
ちょっとどうしたリリー?と聞きたかった。
またブライスを殺さねばならない理由もね。
そしてもうひとつブライスは何故リリーを殺したのか?
マーシーは痛みを差し出せば願いを叶えるという存在ならば
ブライスはリリーを殺すことでどんな願いが叶うのかわからなかった。
もうひとつ、マリーナは痛みを差し出したのにおばあさんは
なぜ死んだのか?映画の中では信じきれてなかったとかサラッと言っていたが
それだけなの?
ホラー要素はほとんどなかったけど、結局マーシーブラックに命が宿ったのが
ラストの見えない家でのことだとするならば今まで彼女たちが見ていたマーシーは
なんだったのだろう。
ホラーなのか?サスペンスなのか何だか微妙な終わり方だった。
サスペンスにしてはオチが弱過ぎるそんな映画でした。
下手なことをやるもんじゃない
子供の頃は何でも吸収してしまい、覚えなくていい事も覚えたり、都市伝説的な話を信じて恐怖したりと、そんな時期である。本作はそんな都市伝説をテーマにした物語だが、改めて都市伝説等に迂闊に手を出すなと思わせられる内容であった。 やや「US/アス」に近い様なポスターが気になってしまうが、登場するマーシー・ブラックはポスターの様な赤い服は着ていない。それ程大風呂敷を広げて登場する様なことも無く、ハリボテっぽい佇まいで油断をさせてからヌッと出てくるやや陰湿なキャラクターに思える。主人公はマーシー・ブラックのせいで幼少期に友人を刺した事があり、15年間入院を余儀なくされている。そして、症状の回復が見られて退院したものの、あの悪夢が再び・・・という流れだ。
過去は水に流すという便利な言葉もあるが、やはり過去は付き物だ。それが人であっても悪魔であっても呪いであっても同じであった。予告で散々煽っておきながら、恐怖演出はかなり控えめで、静かに真相に迫って行く形であるが、ホラーファンからするともっとビビりたかった思いが出るのでは無いだろうか。これといって驚くシーンはやはり無く、やや睡魔が襲ってきた。初心者には良いかも知れないが、期待値を上げるならばそれ相応にビビらせて欲しい。だが、後半は意外な伏線回収がされていき、思わず驚きの声を上げてしまった。これでもう少し怖さがあったらお気に入りの1作になったかも知れない。
5カウント
痛みを和らげてくれるマーシーと呼ばれる魔物を呼ぶ儀式を行った少女の15年後の話。
9歳位の頃、母親の病気を治す為に友人リリーを生け贄にして精神病院に入院していたマリーナが退院し、彼女の周りで不可解な事件が巻き起こるストーリー。
森へ向かう3人の少女とカウンセリングの様な映像がほんの少し流れていきなり15年後、退院を告げられて姉アリスの家に一緒に住むことになって始まって行く。
序盤こそ大きな音で驚かせるヤツですか…と思っていたけど、過去の記憶のフラッシュバックや悪夢に苛まされるマリーナと、有名な事件の加害者マリーナを利用し一儲け企むウィルや、マーシー・ブラックというワードを聞いて興味津々なブライス君がどんどん沼にハマって行く様は、不気味で不穏で良い感じ。
狂気に満ちたラストの展開も、予想の範疇ではあるものの自分の好みでとても良かった。
ひねりの効いた伏線回収
都市伝説の化け物のマーシー・ブラックに次々と人が殺される古典的な作品かと思いきや、ひねりのきいた伏線回収があるなかなか面白い作品に仕上がっていた。
子役が上手いんだよね。この子の演技力で、怖さが増し増しになったかな。
見えない家と読めない書
過去に猟奇的な儀式を行い、精神を病み幻聴・幻覚に襲われる女性が、存在を噂されるマーシー・ブラックという怪物を絶ち切ろうと奮闘する物語。
全米1位獲得作品だそうな。
序盤からテンポもよく、話も入り込みやすいし、何よりヒロインがワタクシ好み!!
夢か現実か、時折起こる怪奇現象に襲われながら、謎の怪物、マーシーブラックと向き合っていく。
終始退屈しないし、怖いだけでなく、ちょっと謎な展開を考えるのも面白いし、これは後半に期待が持てそう!!
クライマックスに向けての流れは中々。
手を繋ぐシーンはガチのトリハダもの!!とんだ伏兵だったな。
しかし、最後の山場だけ逆に安っぽい感じになっちゃったかな?
伏線回収とかももうちょっと強さが欲しいところ。
シチュエーションや話の作り的には好みなので、あと一声でかなりの傑作になるポテンシャルはあったと思った作品だった。
そして、ルイスの場面。始めは誰かと話していたように見えたんだけど、相手はやっぱりあの人!?
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