マーシー・ブラックのレビュー・感想・評価
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ホラーだからといって設定が適当でいいというものではない
なんかもう少し怖くなりそうな設定だったんだけどなあ。
なんか色々勿体無い感じだった。
ちょっとわかりにくかったな。
ひとつはマーシーブラックは都市伝説なのか?
リリーまたはレベッカが考えたものだったのか?
そうならなぜそこに至ったのかを描くべき。
そうでないと子供達が殺人を犯そうと行動に出るには
弱過ぎるんだよね。
人ってよっぽどのことがあっても殺人は犯さないものだし、
ましてや子供がともなれば相応の理由が必要。
まあ都市伝説なら深い説明は必要ないけど。
もうひとつはリリーは何を望んでいたのか?
超常現象が見たかったのか?復讐したかったのか?
ちょっと説明が足りない。
子供の頃起こった事件でリリーは何を望み、もしくは望んでなかったのか?
再びマリーナの前に現れたのは復讐?それともマーシーを見せたかった?
ちょっとどうしたリリー?と聞きたかった。
またブライスを殺さねばならない理由もね。
そしてもうひとつブライスは何故リリーを殺したのか?
マーシーは痛みを差し出せば願いを叶えるという存在ならば
ブライスはリリーを殺すことでどんな願いが叶うのかわからなかった。
もうひとつ、マリーナは痛みを差し出したのにおばあさんは
なぜ死んだのか?映画の中では信じきれてなかったとかサラッと言っていたが
それだけなの?
ホラー要素はほとんどなかったけど、結局マーシーブラックに命が宿ったのが
ラストの見えない家でのことだとするならば今まで彼女たちが見ていたマーシーは
なんだったのだろう。
ホラーなのか?サスペンスなのか何だか微妙な終わり方だった。
サスペンスにしてはオチが弱過ぎるそんな映画でした。
5カウント
痛みを和らげてくれるマーシーと呼ばれる魔物を呼ぶ儀式を行った少女の15年後の話。
9歳位の頃、母親の病気を治す為に友人リリーを生け贄にして精神病院に入院していたマリーナが退院し、彼女の周りで不可解な事件が巻き起こるストーリー。
森へ向かう3人の少女とカウンセリングの様な映像がほんの少し流れていきなり15年後、退院を告げられて姉アリスの家に一緒に住むことになって始まって行く。
序盤こそ大きな音で驚かせるヤツですか…と思っていたけど、過去の記憶のフラッシュバックや悪夢に苛まされるマリーナと、有名な事件の加害者マリーナを利用し一儲け企むウィルや、マーシー・ブラックというワードを聞いて興味津々なブライス君がどんどん沼にハマって行く様は、不気味で不穏で良い感じ。
狂気に満ちたラストの展開も、予想の範疇ではあるものの自分の好みでとても良かった。
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