劇場公開日 2022年2月25日

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「丸刈リ~タ」ライフ・ウィズ・ミュージック カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5丸刈リ~タ

2022年3月1日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

覆面シンガーソングライターのSirが監督のカラフルでポップなMV風映画。
ミュージック役のマディー・ジーグラー。ヘッドホン🎧🎶は周りの音に敏感過ぎるのでストレスを防ぐためにしているとのこと。障碍者なのに大音量のヘッドホンして外に出るってアブねぇよって、ヒヤヒヤ。自閉症なんですね。顔の演技は脳性麻痺の聾唖の人のようでもあり、ワンパターンでした。そこがちょっと残念。

中国人の夫婦の養子のぽっちゃり君(真面目でおとなしい内山君風ラッパー)が可哀想でした。エボ(EBO)にコーチしてもらってボクシング頑張っていたんでしょうけど、それとは関係なく、怒りっぽい養父のせいで、天に召されてしまいました。中国人の親父はひとりだけ悪役でした。何か意味あるのか? 親に恵まれないことの不幸を表したいだけかな。

丸刈りにしたケイト・ハドソン。
整った顔と薄着姿がワイルド。
アルコール依存症でリハビリ施設暮らしが長くなって仲の良かった妹のミュージックとは疎遠になっていた姉のカズー(Zu)役。
カズーって、楽器ですよね。
家族を愛し守るためには隣人が大切。社会福祉にも時々お世話になることがしあわせになる秘訣ですね。希薄になる一方の人間関係、共同体の崩壊が進む社会は障碍者にとっても健常者にとってもしあわせではない。結婚式でのエボ、ズー、ミュージックに癒されました。おしあわせにね。
エボのカミサンと浮気して、結婚した兄がゾマホン似w
エボはほんとに救世主に思えました。
メッセージはシンプルでしたが、印象に残る映像体験でした。

カールⅢ世