劇場公開日 2021年12月3日

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「1987年のアメリカングラフィティ。」ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)

4.01987年のアメリカングラフィティ。

2021年10月13日
PCから投稿

個人的にはこれっぽっちも設定も興味もないバンドだが、映画の主題にもなる「ザ・スミス」フリークにはたまらない作品だろうなあ。彼らの曲をちりばめた、一種のミュージカルといってもいい青春の一夜のドラマ。「ラスト・ショー」や「アメリカン・グラフィティ」のような香りをもつが、時代は「ザ・スミス」が解散したニュースが流れた1987年9月だ。スティーブン・キジャクの脚本がなかなかいい。監督でもある彼は1969年生れ。映画の登場人物も高校同窓を卒業した仲間が集まる一夜という設定。解散の頃はハイティーンだった監督にとって、描く時代感覚は自家薬籠中の物。シーラ役のエレナ・カンプーリスが可愛いすぎるので大注目。
配給のパルコらしい良作である。

t2law