レイジング・ファイアのレビュー・感想・評価
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すごかった
カーアクションもガンアクションも格闘も火が出るほど激しい。特に格闘アクションはパンチがフェイントでハイキックが当たるところなど、おお!と思う。腕ひしぎ十字固めで腕を折るのは青木真也のようだ。車をせき止めて犯人グループと銃撃戦を行うところは、絶対に車でいたくない。
ストーリーもキャラも演技も素晴らしい。時間が2時間を超えていて、長いなあと思ったらあっという間で圧倒されっぱなしだ。ベニー・チャン監督はあまり意識していなかったのだが、油の乗り切っている時期に亡くなってしまい本当に残念だ。あと10年はこの調子で撮ってほしかった。素晴らしい映画をありがとうございました。
本格ですね
ストーリーもアクションも最高でした。
路上アクションはカーチェイスに使われた車が、かつて自分が乗っていた愛車だったので熱が上がってしまった。敵のボスはルックスも演技も良かった。
近年、日本の話題アクション映画はワイヤーアクションを使う風潮がありリアリティーに欠けて好き嫌いがでますが、このレイジング・ファイアは生身のアクションと痺れる人間模様が感じられて好きです。
面白かった。
少し前のたまむすびで町山さんが絶賛してて気になってたやつ、最寄りの映画館での上映が今日までと知って、急遽レイトショーで鑑賞。超絶アクションと激しい銃撃戦、そして、ほんとに悪いやつが報いを受ける展開にスカッとした。ドニーイェンが西部警察の大門さんに見えたw。
ドニー・イェンの重苦しい闘い
まず最初に。
これだけ多彩なアクションを、それぞれ規格外にド派手にちりばめて冥界へ旅立った、ベニー・チャン監督に合掌です。まだまだ観たかったです。
◉アクションが棚にビッシリ
格闘技だけでなく、カーチェイスもガッツリしていて、密度的に言えば棚に在庫品が隙間なく詰まっている快感。
拳銃、ライフル、機関銃、チェーン、斧、ハンマー、手榴弾。カンフー技も蹴り技から関節技まで、実にほどよく配置されていました。
クライマックスは、機関銃の掃射戦と手榴弾でケリがつきそうだったのに、素晴らしく引っ張ってくれて感激。警棒VSナイフからカンフー技の応酬、ハンマーVS金属棒へとどんどん接近していって、最後は腕ひしぎで躊躇なくへし折った。
◉静止画の重さも
しかし決着前の、警棒を持って斜に構えたドニー・イェンと、2丁のナイフをトンファーみたいに敵に向けたニコラス・ツェーの姿は、これ以上ない緊迫した静止画として、しばらく頭から離れそうにないです。カッコ良かったです。
この重量感ある静けさが、その後の決闘シーンを盛り上げてくれた。
◉叛逆の必然
さて、この作品にもう一つの重たさを与えていたのは、やはり警察の正義の意味。最後までドニー、イェンは憂鬱であり、不機嫌だった。かつての盟友の悪を悪と認識しなければならない云々よりも、「警察」そのものをどう認識するか。まぁ、警察アクションには必ず付き物のテーゼです。
ただここで、ニコラス・ツェーのグループの所業がやや乱雑かなと思いました。あの状況で、警察のメンバーが容疑者を殺してしまう必然性が弱いかなと。まるで力任せの傭兵みたいでした。理不尽に対する彼らの怒りにどれだけ共感できるかが、この作品の一本の柱でもありましたから。
正義か使命か
ドニーイェン師匠の最新作。
アクションキレキレで、さすがカッコ良い。やっぱりCGより近接格闘!
でも今作では道を違えた悪役ニコラスツェーの悪の魅力に軍配が上がった。
そして、あの時逆だったら…と悪役に同情する部分もあったが、
ドニーイェンは正義の塊なので、立場は逆になってねえだろうなぁと思った。
敵が小物すぎる
2022年劇場鑑賞12本目。
観る前はドニーとニコラスに共通の敵がいて、警察の正義とアウトローの正義でそれぞれ追い詰めて、最後やり方の違いで対立して戦うみたいなストーリーを想像していたのですが全然違ったぜ!
自業自得の逆恨みチームが「俺悪くない、悪いのお前ら」と言い続けながら犯行を重ねていく感じなのでやられてるのみてもいまいちスッキリしませんでした。
ドニーさんのアクションとしてはアベレージ位の感じで、還暦間近と考えると凄すぎるし、最近のリアル志向の関節技多めの地味な感じでもないけど、うっわすっげえ!という感じでもないアクションでした。よくこの映画のラストアクションが長すぎると聞いていたのですが他のドニーさんのラストバトルにしては短い方じゃない?と思いました。
香港映画の決定版に笑い泣いた。
高濃度の香港映画臭に乗せた年の差友情譚。
無理と既視感ある筋は兎も角、
全編で満腹アクションの量と質に笑い泣いた。
特に終盤でヒートを想起させるが寧ろヒートが香港映画に寄せたと改めて気付く。
Jチェン作の引用も抜かり無い香港映画の決定版。
必見、と言おう。
迫力あるシーンが次々と
58歳ガンで急逝した香港の巨匠ベニーチャン監督の遺作で、ドニーイェン主演のハイテンションの作品。見逃さないでよかったわ。
冒頭から繰り出す銃撃戦に始まり、ラストまでとにかくこれでもか!というような連続のアクションシーンが続く。そしてそれがまたかなりの衝撃で、どうやって撮影してるんかいな、ケガ人続出やろ!と思うことしきり。
多数の死傷者が出るビル内での銃撃戦、街中でのカーチェイス、そして市民をも巻き込んでの市中での超ド派手な銃撃戦、そして肉弾戦などなど見せ場がてんこ盛りです。
アクションシーンでないシーンでは、裏切り騙し合いのオンパレードで、予測がつかない展開が続きこれまた素晴らしい。
このエネルギッシュな監督作品が、今後見られないと思うと寂しい気がする。
うーーーん…アクションは秀逸!!
近場で上映が無かったですが、ドニーの兄貴と聞いて見に行かないわけには!!
割と高評価が多い中、個人的には残念ながら微妙でした。
総合格闘技モードのドニーアクションは、本当に痛そうだし、カッコいいし、キレッキレで感動物なんですが(横断歩道のシーンは笑ちゃいました!)、いかんせんストーリーが薄味というか…チグハグというか…。
本格路線の韓国には言わずもがな及ばず、邦画のジャンル何??映画に似ていると感じました。
と言っても、俳優陣はキャラも立っているし(特に敵方、本当に勿体ない)、準主役も(見た事あると思ったら新少林寺の銃剣士官)カリスマ性を感じる演技で素晴らしかったので残念。
次回の中国(香港)作品はどうなるか?次回作が試金石かなと思います。
アクションが好きな方は是非ご観賞を!
とても良い映画
ストーリーはどこか既視感もありましたけど、敵役のキャラ立ちが良く、魅力的でした。過去の因縁から元同僚の刑事(主人公)を恨んでいる…ぐらいのキャラクター設定しかないんですが、そのルックスや哀愁を帯びた風貌が、主人公の正義感が強く、どこか清潔感のある佇まいと上手く対比されていて、印象に残りました。
また、全編カンフー・アクションに頼り過ぎないのも良かったです(ラストのラストに対決するという演出も好感で、思わず見入ってしまいました笑)。
正に香港映画!…という良作でした。
オススメ!笑
*生身のアクションだけでなく、ガン・アクションにカー・アクションと見所の多い作品でした。
バイクを追跡するシーンは、もう笑ってしまうぐらい凄かったです(笑)
*なお、この作品は、監督の遺作となってしまったようです…残念!
大丈夫だ!わたしたちには香港アクションがついている!
と思わせてくれる1本!
最高でしかない!!!!!
ストレス発散にぴったりすぎる。
太っ腹な使い方の
火薬やら銃やら火花やらとにかくいろんなものが
これでもかとド派手に火を吹く。
演者も道具も丈夫に出来すぎているのでは?!
と思うほどなかなか壊れ&倒れない。
とにかくアクションが
アクションアクションしすぎていて
ひとりで大爆笑してしまった。
レイトショーに観ると元気になりすぎて
寝付けなくなるので注意!
最後にベニー・チャン監督
今まで沢山のエネルギーとユーモアを
ありがとう!!!
エンドロールでの、
作品には不釣り合いな程の
爽やかに笑う監督の姿が今も胸に残っています。
カットがかかった後の手を叩いて喜ぶ監督の
嬉しそうな笑顔。
素敵な監督と環境の中でこの作品も
生まれたのだと思うと本当に観られてよかったです。
また観に行きます!!!!!!
最高の香港アクションそして現実
"香港デモ、警察が実弾や放水砲を使用 デモ参加者との衝突激化で - BBCニュース" https://www.bbc.com/japanese/49469644.amp
映画の舞台は19年秋。
現実の19年秋の香港警察の状況は上記のリンクを参考までに。
さて、ジャッキー時代から活躍するベニー・チャン遺作と聞き劇場で見る気になった本作、なんと享年58とは、あまりに若い。合掌。
作品については大満足。
ドニー・イェンとニコラス・ツェーの魅力満載、美しい香港、尖沙咀での銃撃戦、教会の肉弾戦。香港にも6年半住んでいたので本土の普通話と違う英語交じりの広東語も楽しめた。
警察官があのような事態で有罪になるのか、また復讐ならもっとダイレクトにできるのに、など考えると疑問も湧くが、舞台づくりと割り切ろう。
監督追悼としてクレジットにメイキング映像が流れる。尖沙咀のシーンも背景は合成だったようで、最近は本当に判らないなあと改めて。
香港映画はまだ生きてます!
舞台となっている香港の街をみてると、
「あー、香港であって、もう香港じゃないんだなぁ〜」
なんて気持ちでいっぱいになっちゃいました。
デニス・ホーさんも逮捕されちゃって、、、
哀しい、、、哀しすぎます。
まぁ、政治的な発言は控えます。
さて、本作。
ちょいと中弛みを感じる面はありますが
なんとかこんとか気持ちを持続させておけば
クライマックスに向けて盛り上がれます。はい。
でもって、とにかく!ビバ☆ヒール!!!っす。
敵役さいこーなんすよー。
ドニー・イェンからどことなく漂うイップマン感が
僕の邪魔をするのですが、そんなの吹き飛ばして
くれるようなニコラス・ツェーの素晴らしさ。
切ないよー、哀しいよー、つらいよー、
で、強い!!!!ビバ!
いやいや、やっぱ陰陽が共に濃いと良き!
特に影が濃いのは本当にいい。
共に頑固者だからぶつかりも半端ない。
重厚な仕上がりになりますね。
前述しましたが、物語の展開上の仕掛けが
たくさんあるのですがテンポ的に僕好みでは
なかったので中弛みを感じたのですが、
展開自体は面白いです。どうなるどうなる?
ってなっていきます。
しっかり描かれている二つの正義
(いや、組織の正義を入れると3つか?)の
どちらに感情移入しちゃうかなぁー?
でもって、忘れちゃいけない香港アクション。
錆びちゃいませんぜ、変わっちゃいませんぜ、
なんだったら進歩してまっせ!ここにありです。
堪能できますよー。
個人的にはナイフアクションが大好きです
香港の政治的な今を考えると、本当に辛いのですが
香港映画は楽しめるうちに楽しんできたいですね。
あぁ、変わらないでほしい。無くならないでほしい。
最後に、ベニー・チャン監督 合掌。
香港映画の王道
GAGAの配給作品ということで外さないだろうと思ってたが、期待以上に楽しめた。
カンフーを織り交ぜながら、派手な銃撃戦。いかにもベニー・チャンらしいアクション映画。
カーチェイスは狭い香港市街地でさすがにハリウッド映画のようなド迫力というわけにはいかなかったが、効果的なVFXと巧みなカメラワークで上手くカバーしている。
香港映画らしい少し鼻白むような人情話もちょっと間違えれば、ただ青臭いだけのチープなものになりかねないのに丁度いい匙加減にまとめている。
人質の首に取り付けた時限爆弾が静脈連動型で心臓を止める(殺す)ことでしか停止させられないとか荒唐無稽な設定もあるが、そんな細かい事はどうでもよく思えるほど、テンポも良く濃密な展開。
少し、グロいシーンもあるが、充分に老若男女が楽しめるエンタメ作品だと思う。
めちゃくちゃ面白かった! 人情派で硬派な警官vs元警官。香港の街中...
めちゃくちゃ面白かった!
人情派で硬派な警官vs元警官。香港の街中を所狭しと走り回るカーアクション、様々な武器の登場する銃撃戦、格闘シーンもたっぷり!とにかくテンポがよく、スクリーンに釘付けでした。これが監督最後の作品とは残念過ぎます...
ラストクレジットに感涙
香港・中国合作の警察権力の汚職、裏切り、復讐となかなかハードな犯罪アクションドラマ。
正義感の強い刑事のボンを演じるドニー・イェンとジョーカーに通じる狂気の敵役マンクワイを演じるベン・ラムとの戦いを軸に
激しい銃撃戦と格闘シーンの見せ場が続きます。ドニー・イェンのアクションは相変わらずキレが良く見やすいです。
全編見応えがあり飽きる暇がない娯楽作でお勧めの作品ですがラストに香港アクション映画界の巨匠ベニー・チャン監督の遺作というクレジットと撮影中の笑顔が映し出されると
観客を楽しませようという熱い姿に思わず感涙。ベニー・チェン監督本当にありがとうございました。
全74件中、21~40件目を表示