ただ悪より救いたまえのレビュー・感想・評価
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血みどろのアクションも親子のドラマも○
開始5分でもう何人も血を流して死んでいる。話が早い。その勢いのまま、ナイフと銃弾と手榴弾まで飛び交う血みどろの追跡劇である。退屈する暇はない。
物語は予想の範囲内で進む。小柄な9歳の女の子を中心に据えた親子のドラマも、ベタと言えばベタだが父親に感情移入してしまう。
二人の一騎打ち
攫われた娘を救うためタイに赴く引退した暗殺者インナムと兄を殺された事への復讐から暴走するレイの一騎打ち。
今回の事件に関わるものが容赦なく殺されていく。
警察、マフィアはアクションを盛り上げるガヤにすぎない。
冷酷な二人の殺し合いかと思いきや、娘との交流を通してインナムに心境の変化が…レオンのように感じるが、深掘りが足りないからイマイチ。
後半のアクションの大洪水を楽しもう。
イ・ジョンジェの威圧感。イカゲーム何回クリアしたらああなるんだろう笑。
韓国ノワール映画の集大成かも?
ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェのタッグ『新しき世界』を思い出さずにはいられない。
他作品の韓国ノワール映画たちのいいとこ取り的な感じは否めないが、逆にだからこそ面白かったです。
ファン・ジョンミンの日本語上手いし可愛いです。
ただ 極悪
「彼氏と子供のどちらを取るのか?」と尋ねられた時の、揺れる女心を手ぶらさせたカメラで表現したり
シーンの途中で、撮影速度を変えたり
光源にもキチンとメリハリが つけられ、明暗部の意味合いも良く表現できている。
最後の”手りゅう弾シーン”直前での音響の入れ方も見事で、
ストーリーに多少強引さはあるが、撮影・証明・音響等の演出が完璧であり
よほど監督とスタッフの演出打ち合わせが念密にできていたのでしょう 監督の優秀さが良く解かる。
とても完成度の高いアクション映画でした。
悪党対悪党なので、何でもあり、
人を安易に殺しているから、殺し屋なのだが
それでも主人公の心底からの悪は表現できていない。
どちらかと言えば、主人公は 心静かな網走帰りの”高倉健さん”
しかし”耐える”演出はないし、殺伐とした眼力もない。
シナリオ的には父親として、娘を守ると言う”責任感”は伝わってくるが、
娘が自分を父親と認識していない悲しさに対しての葛藤が映画には入っておらず、残念。
即ち「自分が父親だ!」と言い出せないシーンが欲しかった。
しかし最後の見納めシーンは悲しい。
この映画に予想されたスプラッターホラー的 ”目を覆ってしまいたくなるような残酷シーン” を危惧していたが、
それがなくて安堵したが、
おそらく撮影済みで、今公開後に”ディレクターカット版”がお目見えするのに期待します。 たぶん ソレは観ないけど。
この映画を観たら、日本のヤクザ映画「昭和残侠伝 破れ傘」と観比べたくなった。
最近では「孤狼の血」かな
でも、この映画は「野生の証明」だと思う。
もう、メチャクチャ😆😂
なんたって、しつこい殺人鬼レイのキャラがヤバすぎ。よくこんなせりふ出てくるわ。脚本すごいわ。
ストーリーは特に目新しいものはなく、ただただヤバい流れをわかりやすく流していく感じ。でも、どのキャラもいい味だしてる。アクションも爆発もとにかくすごいから。それは頭のねじが切れてるレイのキャラのおかげ。いやはや。それに対抗できてる主人公インナムもすごいんだけど。
韓国ノワールはハズレなし
いや〜面白い!お約束の残虐さも満載。インナムに関わった人達があまりにも殺されすぎて気の毒。インナムの仕事もかなりグロいが、レイ、強烈❗️残忍すぎる。でも、汚してはいけないとはおもうらしく、ホテルでもキチンとビニール敷くのね。(逆にビニールが敷かれていると、どんなに血を流すの?と怖くなる)
子供の臓器売買をテーマにした映画もあるが、実際にこういうこともあるようでそのあたりは観ていて辛い。
レイはあのまま2人を連れて行って,インナムを殺すだけでは収まらず、インナムの目の前でヨミンを殺し,苦しませてからインナムを殺そうとしたのか?娘だけでも助かって良かった。
タイの悪党、警察を巻き込んでの銃撃戦など迫力満載で、韓国映画はやはり面白いなあ。
やりすぎだけど
日本やタイでロケする辺り金有るんだね韓国映画業界。内容はいわゆる韓国ノワールで復讐ものなんだけど、そこまでやるか?のアクションシーンが凄すぎ。警察は何やってんだのツッコミはタイなんで大丈夫?エンディングはレオンのパクリ?楽しめました。
とてもよかった
殺し屋の主人公が生き別れの娘で、そもそも存在を知らず誘拐されて初めて知る。特に交流もないのだけど、娘からハグを求められた時に感極まった顔をしていて、そうだよな~と思う。
アクションが激しくてスリリングでめまいがしそうだ。
ゲイの彼がいい人で、娘を託すには最高だ。彼にお金を渡せてよかった。変な投資しようとしないで欲しい。
韓国も怖いけど、タイが怖い。子どもを安心して育てられないし、大人もやばい。金があることを隠さなければならない。
新井浩文が日本では仕事ができなくて韓国映画に出るようになったのかと思ったら豊原功補だった。レイが『イカゲーム』の主人公だけど、あまりにしゅっとしていて分からなかった。
かっこいいああかっこいいかっこいい
公開前の配給会社TWIN担当者の対象者発言でムカついたのでいくのやめようかと思ったが、映画に罪はないので見てきた。
血飛沫もピューピューでタイだと思ってやりたい放題で犯罪の内容もエグいのだが、画がかっこいい。ノアールとはえてしてそういうものだけど、ともかくかっこいい。
面白い
韓国ノワールといいますか、韓国アクションといいますか、やはり頭ひとつ抜けていると感じさせる作品です。
最近の韓国映画には見なかった(実際に先進国として少なくなったのでしょう)久々に臓器売買の悪人という、ちょっと前の韓国映画によくいた悪人がでてきますが、舞台の多くはタイなのでまた少し違うのかもしれません。
イカれた悪人と、それはどうやって撮影したのと聞きたくなるアクションシーンの連続で楽しめます。
日本映画はアクションが弱く、韓国映画のアクションがイカれている(褒め言葉)のは、徴兵制が関係している気がしてなりません。ありがたいことに平和ボケしている日本人は、強制的に肉体で戦うことを求められませんが、韓国男子は否応なく戦闘の訓練に駆り出される。体の鍛え方、戦うことへの意識の差。ことアクションにおいて、日本映画が韓国映画に勝てることはしばらくないだろうと思わされました。
韓国的非情×容赦ないアクション…!臭くて熱いノワールの誕生
年内最後の洋画にして今年1番好きな作品に出会えた!螺旋のように絡み合った抗争が1本の線を結ぶとき、地獄の淵に指す光…。臭くて熱いノワール映画の爆誕を見た。
東京、仙川、バンコク…複数の国を跨ぎながら、己の正しさの為なら容赦なく血を飛ばす…!ヤクザなどの関係性を上手く取り入れつつ、邦題の通り「ただ悪より救う」様がスリリングに描かれている。今年、多くの邦画でアクションが当たったこともあってか、カメラワークや表現は少し見劣りする。しかし、複合的に立ち上がった序章から、次第にピントが絞られていき、救出と復讐の2つが混ざりあっていく。めちゃくちゃ興奮したし、韓国作品らしい渇きが強烈に効いている。欧米のガンアクションでは感じにくい「信義の対立」が臭いほどに通っていて面白かった。
俳優さんに関しての知識は特にないのだが、主役2人それぞれ抱いているバックボーンがはっきりしているので、どちらも映える。ニューハーフの彼もいい味を出していたけど、時折なぜか大悟に見えてしまった笑。役回りも皆効いているし、重層的で容赦ないノワール映画に仕上がっていることをヒリヒリ感じた。
タイでのシーン、かなり大胆に展開していたけど大丈夫だったのかな…?あまりにも迫力が凄くてビックリ。日本もアイデアだけじゃなくて、大胆な作品も観たいと思う。誰かやってくれないかな…。笑
正月映画
漫画ゴラクに載っているような話なので正月に観るにはぴったり
タイ在住のオ○マがベタだがいい味
敵が見た目と違い強すぎて笑う(兄貴弱すぎ)
あの子はあんな経験したらトラウマ強すぎ
ファン・ジョンミン、若い頃のショーケンにかぶる
韓国映画の良いところ
が全て出た傑作です。
最初からガンガン引き込ませて突っ走るタイプのあれです。
でも、ストーリーはしっかりと筋道が通ってて無理やり感は感じさせず。
設定とかアクションシーンのお金のかけ方とか、邦画も最近頑張ってますが、この手のジャンルでは韓国映画が1枚上手かなと
。
面白すぎる。オススメ。映画館で見るべき
久しぶりに韓国映画らしい男同士の激しいバイオレンスアクションを十分楽しめました。
ファーストシーンは東京が舞台なのも嬉しい。ゲストの豊原功補と白竜も重要な役で良かったです。
とにかく主役二人の殺し合いは見応えがあり過ぎて飽きる暇がありません。
更に幼い少女を救うミッションも加わりラストまでハラハラドキドキの連続。
私の大好きな韓国映画「チェイサー」「哀しき獣」の脚本家ホン・ウォンチャンが監督・脚本なのを後から知り
納得。韓国映画のバイオレンスアクション娯楽作品ここにありという映画でした。
ぜひ公開中に是非ご覧ください。
少し軽いかな
タイトルと予告編の内容、そして韓国映画ということもあって、もっと重厚でハードボイルドなものを想像してたが、思ってたものとはちょっと違ってた。
もっとも、殺し屋同士の対峙となるとやはりアクション偏重にならざるを得ず、泥臭い人間ドラマなど望むべくも無いのかも知れないが・・・
ただ、肝心のアクションもVFXを多用し過ぎてかえって陳腐に映ってしまっている。
せっかく、主演の二人が吹き替えも無しで体を張って熱演したのだから、特殊効果を抑え目にしても良かったのでは?
個人的には白竜をもっと存在感のある重要な役どころで使って欲しかった。恐らく作品の日本への売り込みを考え、無理矢理押し込んだキャスティングだったのだろうが、日本を代表するニヒルな役者なだけに扱いの軽さはちょっと残念。
バンコク=ゲイ という安直な発想も軽さを助長してるかな。
全体的にエンタメ色の強い方向に振り過ぎたのが惜しいな、と思う一本。
アジアの熱気と異国感が相まって熟成された一作
本作は予想外のことが重なって上手くストーリーがかみ合うようなストーリーラインだったと思う。行き当たりばったりの偶然が重なっていく先々で化学反応が起こりそれが面白く作用している。うまくいっているようで随所随所でハプニングが起こり全編にわたる追いかけっこがとにかく面白い。
またキャラ立てが良く、みんないいキャラで味が出てる。主人公はスーツの似合う孤独な殺し屋で、日本で活動しているから日本語もちゃんと話せる。見る前は韓国が中心なのかなとは思ったが、撮影はちゃんと日本でしている感じで、思った以上に日本の街並みが多く出てきてそこはとても意外だった。ちゃんと日本語も話すしそこはとても興味深い。一般の人から見れば気さくなおじさんといったように見えてとても良い。
自分の兄を殺されたことでとにかく追跡するレイはとにかく素性からしてやばい奴オーラがプンプンしている。行く先々で人を殺しまくる姿はノーカントリーのシガーを彷彿とさせ、その巧みなナイフさばきでたくさんの人間を切り伏せる姿はとても秀逸な演出だったと思う。
ひょんなことから主人公を助けるニューハーフの子は本当に巻き込まれるのが嫌だと伝わるし可哀想なキャラなのだが、彼女がいなかったら主人公はここで死んでいるだろうなと思えるくらいなくてはならないキャラで、「しょうがないなあ~・・・」といいつつ決して見捨てないところが本当に好き。自分の娘だが面識はない。でもそんな女の子を何としてでも逃がそうとする話は少し役は違うが「レオン」のジャンレノとナタリーポートマンの関係性(最後の車での手りゅう弾はレノと悪徳警官のゲイリーオールドマンだなあ)や「新感染」の主人公の父と娘を思い出す。
韓国映画特有のバイオレンスの荒々しさ、肉を断ち切るときの切断する悲鳴、アジアを舞台に臓器売買、子供を売り買いする闇の深さがバンコクの熱気と相まって画面から匂ってくるようで思わず目を覆いたくなるがそこにある現実も同時に浮彫しているので思ったよりも踏み込んだ作品なのだなと思った。
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