劇場公開日 2021年9月10日 PROMOTION

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スパイラル ソウ オールリセット : 特集

2021年8月30日更新

「ソウ」熱狂的ファン限定試写会を実施
「伏線回収、最高」「喜びヤバい」「懐かしさと原点」
新たに誕生した新章で今度こそ“原点回帰”が観られる

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ショッキングな展開と、あっと驚く結末。世界中のホラー/スリラー映画好きを震撼させ、同時に狂うほどの喜びを与え続けてきた「ソウ」シリーズの最新作「スパイラル ソウ オールリセット」が、9月10日に日本公開を迎える。

描かれるのは、これまでの“ややこしい設定”や登場人物などを一新した完全なる新章。ひと際評価が高い初期作(「ソウ1」「ソウ2」あたり)のテイストへと原点回帰し、あの頃に観た「ソウ」の興奮がよみがえる――。

この特集では、試写会でのシリーズファンの感想や、人気ツイッタラー・人間食べ食べカエル氏によるレビューを掲載し、「本作はシリーズの何を受け継ぎ、何をリセットしているのか?」にフォーカス。鑑賞を迷っている読者は、ぜひ参考にしてもらえればと思う。


【予告編】ファン必見! シリーズ最新作にして新章──

【試写会の感想は】「ソウ」熱狂的ファンはどう観た?
「最高」「残虐描写がすごい」「ファンには堪らない」

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映画.comでは、シリーズの熱狂的ファンを対象とした限定試写会を実施し、本作への“評価”をアンケート。率直な満足度や感想などを聞くと、驚くほど“アツいコメント”が非常に多く返ってきた。

ちなみに会場に集ったのは、超がつくほどの筋金入りのファンばかり。シリーズ鑑賞歴については、ほとんどの人が「全作鑑賞済み」と答えていた。


●満足度・友人に勧めたい度は?

まず聞いたのは満足度。全体の80%が「とても満足した」「満足した」と回答しており、ファンならではの“楽しみポイント”が次々と飛び出した。

「後半に大きく展開。ラストの仕掛けはやはり、シリーズを感じることができました。ソウでありながらソウでない作品……かと思いきや、しっかりとソウでした」(35歳・男性/会社員)

「ラストの畳み掛ける伏線回収、最高!」(27歳・女性/会社員)

「今回も見事に騙されてしまった」(18歳・男性/学生)

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さらに、「ほかの『ソウ』ファンや、映画好きの友人に本作を勧めたい?」と聞くと、83%の人が「とても勧めたい」「勧めたい」とかなりの高評価。続編への期待の声も多く上がっていた。

「新たな設定(警察官ばかりが狙われる)で、『ソウ』のスリリングな展開が映像化されている。ファンにはたまらない」(53歳・男性/会社員)

「最高に面白かったです。『スパイラル2』期待してます」(36歳・男性/会社員)

「これからまた『ソウ』シリーズが観られる喜びがヤバいです」(32歳・男性/団体職員)


●初期作への原点回帰? シリーズファンがグッときたシーンは

本国アメリカでは「初期作への原点回帰」と評されている本作だが、アンケートでも「過去作へのリスペクトを感じた」「『1』の良さを強く感じた」といった感想が目立った。特に、残虐描写と過去作のオマージュにコメントが集中していた。

「シリーズ第1作『ソウ』と同じような手錠とノコギリが出てきたシーン。懐かしさと原点に帰った感があった」(37歳・女性/主婦)

「凝った殺害シーン。舌を引き抜かれたり、指を引き抜かれたり、その人にあわせた残虐描写がすごいインパクトでした」(53歳・男性/会社員)

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●やっぱり新要素も◎ ファンが「新しい!」と感じたのはどこ?

原点回帰とはいえ、「過去作とまったく同じことをやっている」わけではなく、もちろん新しい要素もふんだんに盛り込まれている。ファンのコメントを見ると、新要素が作品の邪魔にならず、シリーズの原点とうまく調和していることがよくわかる。

「アクションシーンが増えたのがよかった。謎解きが多く、飽きなかった」(43歳・男性/会社員)

「ジグソウ人形を登場させない点で、今までのゲームとはまったく異なると感じました。そのことをわかった上で観ると、もっと楽しめるかと思います」(23歳・女性/フリーター)

「ある箱が送られてくるシーンは『セブン』のようであり、刑事がターゲットとなっていることへの挑発でもあり良かった」(34歳・男性/会社員)

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【見どころはココ】ややこしい設定は一旦、全部なし!
初期作の興奮と衝撃が爆盛&新章ならではの新要素も!

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さて、ファンのアツい評価をみたうえで、ここでは改めて見どころを整理してご紹介しよう。

●まさかの設定リセット、新章突入! マンネリ打破し「ソウ」はまだまだ高く飛ぶ

今作は“完全な新章”であり、過去シリーズに連なる登場人物を一新。さらにシリーズ後期の中心だった「ジグソウの過去」などの設定も一旦ナシになり、マンネリ感のない新たな物語を創出することに成功した。

ややこしいエピソードに時間は費やさず、ジグソウを超える猟奇殺人犯による身の毛もよだつデスゲームを映し出すことに多くの時間を割いた。だからこそ興奮と衝撃の密度は段違い。ファンであればあるほど楽しめる究極の一作が誕生したのである。

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●今回はシリーズ初の刑事が主人公! 「ソウ」meets「セブン」の新感覚

ここが、これまでの作品と最も異なるポイント。刑事が主人公であり、刑事だけが狙われるゲームが展開するのだ。曲者とエリート新人のバディ、追う者と追われる者がいつの間にか“逆転”していくストーリーが中心に描かれ、往年の刑事モノを彷彿させる点が非常に多い。

シリーズに新鮮味を付与した結果、アメリカでは「ソウ」meets「セブン」と評され話題に。サスペンス・スリラーとしての質も高く「善人と思われていたが、実は……」という善悪の価値観が揺さぶられる問題提起が渾然一体。映画ファンも漏れなく唸る、巧みな展開を目撃することができるだろう。


●キャスト・スタッフに激アツな面々 サミュエル・L・ジャクソンも参戦でFワードしっかり連発

主演と監督には、それぞれ“「ソウ」の熱狂的ファン”と“「ソウ」を育てた男”が参加。ファンによるファンのためのファンの映画を創出すべく、全身全霊を本作に捧げている。

主演はシリーズの大ファンであるクリス・ロック(「マダガスカル」など)。製作総指揮としても手腕を発揮し、「自分が観たいもの」を役者・製作の面からとことん実現した。ジグソウを模倣した猟奇殺人犯を追いながら、同時にターゲットになっていく主人公ジークを熱演している。

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さらに監督は、「ソウ2」から「ソウ4」までシリーズ3作品でメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン。「ソウ」を知り尽くす男が満を持して再登場し、ギミックや小道具など細部にいたるまで“神”を宿らせた。ただ刺激的なだけではない迫真性や、チープさとは無縁の本物感をスクリーンに焼き付けている。

そして共演には、名優サミュエル・L・ジャクソン(主人公の父である伝説の刑事・マーカス役)。シリーズ初参戦のこの男が新風を吹き込み、画面に安定感と“何かが起こる”感を横溢させる。代名詞とも言える“Fワード”は? めちゃくちゃ連発しているから、ファンは超絶お楽しみに!


【レビュー】人間食べ食べカエルはどう観た?
ホラー/スリラー映画マニアが徹底的に語り尽くす!

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特集の最後に、Twitterフォロワー15万人を誇るホラー/スリラー映画マニア・人間食べ食べカエル氏(@TABECHAUYO)によるレビューを掲載。爽快感すら漂う残虐描写について、思う存分に語ってもらった。


●全編が素晴らしい殺戮アイデアの宝庫 ホラーファンの期待に応える作りに、思わず拍手を送りたくなる

一度はフィナーレを迎えた「ソウ」シリーズが装いを新たに復活! 見どころの多い内容に仕上がっているが、今回はシリーズの肝でもある残酷描写にフォーカスしてその魅力を紹介したい。

ジグソウが始めた死のゲームは、シリーズを追うごとに趣向が凝らされ、より残酷になっていった。本作ではそれが極まっている。冒頭からいきなりフルスロットルだ。

本編開始早々、男が地下鉄の線路上に吊り下げられている。彼の舌は機械に固定。やがてこちらに近づいてくる電車。助かるには固定された自らの舌を引きちぎって脱出するしかない。……いやあ、よくまあこんな残忍なシチュエーションを思いつくな!

男は命だけは助かろうと舌を引っ張る。しかし中々千切れない。そうこうするうちに電車が間近に迫り、遂に舌が千切れる!と同時に身体が電車に激突! 血飛沫と肉をまき散らして爆発四散! 素晴らしいですね。

残された舌の生々しい質感が生理的嫌悪感を引き出すと共に、まるで花火のように吹き飛ぶ人体が爽快感を与える。エンタメグロ映画は残酷さと爽快感のバランスが肝心だが、本作で初っ端に繰り出されるこの一連のシーンは、それを見事に表現している。

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冒頭以外にも様々な残酷デスゲームが満載だ。特に印象に残ったのが、頭には金具、手の指全てが糸に繋がれ動けないままゲームに巻き込まれた犠牲者のシーン。指の先の糸が機械によって引っ張られ、腕が完全に固定される。やがて、ゆっくりと皮膚が引き裂かれ、指がもげる!

この一連のシーンをドアップかつ長尺で見せ切るあたりに作り手の自信が見受けられる。肉体破壊が目と鼻の先の距離で描かれるにも関わらず、安っぽさや作り物臭さは感じられない。特殊造形への力の入れっぷりが凄まじく、目の肥えたホラーファンの期待に真っ向から応える作りに、思わず拍手を送りたくなる。

また、デスゲームだけでなく小物グロも強烈な印象を残してくれる。中でも、指の箱詰めはしばらくソーセージが食えなくなること請け合いの見事なビジュアルだ。

全編が素晴らしい殺戮アイデアの宝庫である。シリーズの名に恥じない残忍さを見せつけてくれた。また、これ単体でも十分に楽しめるため、「ソウ」一見さんにもおすすめだ。残酷デスゲーム総本家が魅せる至高の技を存分に楽しもう。(人間食べ食べカエル)

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