劇場公開日 2021年8月27日 PROMOTION

鳩の撃退法 : 特集

2021年8月23日更新

こんな藤原竜也が見たかった! 今度は天才?小説家に
刺激と驚愕の“予想外展開”に唸る…見どころ徹底解説

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もはや、あらゆる“人格”を演じたと言っても過言ではないほど多彩な役柄を務めあげてきた藤原竜也。さすがにもう出尽くしたんじゃないの――? そう思っている映画ファンを唸らせる一本、それが8月27日公開の映画「鳩の撃退法」である。

本作で藤原が演じる主人公は、落ちぶれたクズにして天才。事件に巻き込まれた不運な男と思いきや、実はその頭脳を駆使し自らの計画に周囲を巻き込んでいくという、これまで藤原が演じてきた“複数の役柄の要素”を併せ持つ男である。

藤原の新たな魅力をさらに輝かせるのは、直木賞作家・佐藤正午の最高傑作と言われる小説を原作とした緻密な物語。突如発生した一家失踪事件と、主人公がつかんでしまったニセ札が、やがて不可解に結びついて……。

鑑賞中の推理はもちろん、鑑賞後の考察合戦も盛り上がること必至! さらに、脇を固める俳優陣が絶妙な味わいと存在感で藤原、そして物語を引き立てる。こちらの特集では映画ファンの欲求、知的好奇心をくすぐる本作の魅力を徹底的に解説する。


【予告編】既にあなたはこの男の小説(ウソ)に巻き込まれている…?

この男の魅力がすごい! 今度の藤原竜也は巻き込み型
セリフ、存在感、危うい色気…どこを見ても最高到達点

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●クズな“だけ”じゃない! “巻き込み型”の藤原竜也

「カイジ」シリーズにより“日本一クズな役が似合う俳優”という地位も手に入れた藤原竜也。本作でも冒頭からチンピラにボコられ、金欠で困窮し……と、期待にたがわぬ堕落っぷりを見せてくれるが、そこにとどまらないのが本作の藤原竜也の魅力である。

謎の偽札事件に巻き込まれたクズ男に見えて、実は事件のコントローラーを握っているのは彼自身! 緻密な計画で周囲を自らの“ゲーム“に巻き込んでいくという「デスノート」の夜神月役や、「22年目の告白 私が殺人犯です」の殺人犯・曾根崎にも通じるトリッキーな天才タイプの役柄であり、いわば“これまでの藤原竜也のハマり役をいいとこ取り”した「そうそう!こんな姿が見たかった!」といえる唯一無二の魅力的な役となっている。

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●演じるは小説家・津田伸一 危うい魅力にハマる

もう少し具体的に、主人公・津田伸一について紹介していこう。津田はかつて直木賞を受賞したこともある才能あふれる小説家だが、いまは地方の都市でデリヘルの運転手をしている借金まみれのダメ男。現在書き進めている新作は、常人では思いつかないような天才的な手法によって紡がれていて……。

特徴的なのはその精神構造。創作のためなら常識や倫理すら歪め、担当編集から禁止される手法も平然とやってのけたりする。しかし、全身からにじみ出る“魅力”はいかんともしがたい。周囲の人々は、津田に怪しさを見出しながらも、不思議と抗うことができずのめり込んでいく。

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クズにして天才作家、そして天性の人たらしという、藤原の魅力が全開になるよう緻密に設計されたキャラクターを、藤原自身が嬉々として演じているのが観ていて楽しい。少ししゃがれた声で、句読点を打たない激流のようなスピードで長台詞を繰り出す様子は、私たちを恍惚の境地へといざなってくれる。これぞ彼の最高到達点!


【物語】天才作家・津田伸一の新作は現実か、創作か?
解釈は無限大! あなたは“真相”を暴けるか?

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●あらすじ

とあるバー。かつては直木賞も受賞した天才作家・津田伸一の新作の原稿に、心躍らせる編集者の鳥飼(土屋太鳳)。ニセ札と一家失踪事件、裏社会の男をテーマにした物語にページをめくる手が止まらないが、どこか違和感も拭えない。本当にフィクションなのだろうか? これは現実に起こったことを、津田が小説として書いているのではないか? だとしたら、重大なルール違反だ――。

小説の主人公は、地方都市でデリヘルの運転手として生計を立てる作家・津田伸一。彼が偶然、コーヒーショップで出会った幸地秀吉(風間俊介)は愛する家族と共に失踪してしまう。その後、津田の元には謎の大金が転がり込むが、喜びも束の間、その金がニセ札であることが判明。そのニセ札を追って、なぜか街で起こる事件に必ずかかわっていると言われる裏社会のドン・倉田(豊川悦司)までもが動き出し、やがて一家失踪事件との繋がりが見え隠れして……。

小説の主人公・津田の存在をはじめ、多くの事象や登場人物が現実と一致することに気づいた鳥飼。本格的な検証を始めると、驚愕の真実がぽっかりと口を開けて待ち受けていた。

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●考察合戦がとにかく楽しい! エンドロール後、本当の“鑑賞”が始まる

様々な要素が複雑に絡み合うだけに、わかりやすさとは無縁の映画だ。何が現実で何がフィクションなのか?あのセリフの意味は?などなど、映画鑑賞後も考察合戦が繰り広げられること請け合いである。

原作者しかこの物語の正しい道筋を把握しておらず、映画のキャスト・スタッフも“正解”を知らないまま撮影が行われたとのこと。キャスト同士の考察合戦が盛り上がり、「自分の役は、そもそも現実には存在していないのでは?」と解釈するキャストもいたとか。

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鑑賞中に頭をフル回転させて情報を整理し、物語を追いかけていくのはもちろんだが、むしろ本当の“鑑賞”はエンドロール後に始まるのかもしれない。知的好奇心を刺激する映画体験を堪能できる本作、上質な映画を求める読者に特におすすめだ。


【キャスト陣】“味”が染み渡る名演、熱演、怪演…
意外な一面が観られる役どころを要チェック!

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藤原竜也と、緻密に計算し尽くされたサスペンスフルな物語。このふたつの要素を時につなぎ合わせ、時に際立たせるのが、絶妙に配された豪華共演陣たちである。

ある者は意外な一面を見せ、ある者は人間の持つ“深み”を感じさせる。そして、中心には“いつもの感じ”の純度を最高にまで高めた怪物級の藤原がどっしりと構えており、だからこそ彼らは自由に翼を広げることができる。ここでは、物語のカギを握るキャスト陣を紹介する。


●土屋太鳳…編集者の“性”を体現、綿密な役作りのプランニングが光る好演

津田の担当編集者・鳥飼なほみ役。過去に津田の著作を巡るトラブルに巻き込まれたことがあり、以来、津田の小説が本当にフィクションなのか疑念を持っている。津田に対して怒りと怨念を抱くと同時に、その才能を誰よりも認め、新作を渇望し、津田のペースにズルズルと巻き込まれていく“編集者”の生態を見事に体現。綿密にプランニングされた役作りが光る、土屋の実力をしっかりと確認できる好演を見せている。

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●風間俊介…愛と憎悪、期待と諦観を抱える男の内面を圧巻の表現力で魅せる

読書好きのバーのマスター・幸地秀吉役。深夜のコーヒーショップで偶然、声をかけてきた津田と小説談議で花を咲かせ、その夜、家族と謎の失踪を遂げる。誰もがうらやむ幸せな“家庭”を築いているように見えて、その内面に愛と憎悪、期待と諦観を抱えている男を静かな佇まいと数少ない言葉で見せている。コーヒーショップでの藤原との掛け合いは圧巻、必見である。

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●西野七瀬…クールでツンデレ、藤原竜也との絶妙な距離感が印象深い

津田の行きつけのコーヒーショップの店員・沼本。津田とは毎日のように顔を合わせており、憎まれ口をたたき合う関係だが、事件を巡る“検証”も協力するなど、津田との絶妙な距離感が心地よい。クールでツンデレな感じがファンにはたまらないだろう、フレッシュな存在感が印象に残る。

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●豊川悦司…異様なオーラでスクリーンを圧迫、すさまじい“謎の男”

街で起こるすべての事件に関わっていると言われる裏社会のドン・倉田健次郎。最初の登場シーンである理容室でのシーンから、ハッキリと顔は映らずとも独特の重厚な存在感でスクリーンを“圧迫”する。口調、間合い、表情……そのひとつひとつから観客に「この人、実はすごく良い人なんじゃ……? いや、でも……」という迷いを生じさせる、理想の“謎の男”を体現している。

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●見どころまとめ

・藤原竜也のえげつないほどの“危うい魅力”にハマる

・複雑な物語だが、それゆえに考察するのが楽しい

・土屋太鳳ら共演陣の“味わい深さ”がとてつもない

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インタビュー

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