トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング

劇場公開日:

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング

解説

「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイが19世紀のオーストラリアで権力と差別に立ち向った伝説の反逆者、ネッド・ケリーを演じたドラマ。貧しいアイルランド移民の家庭に育ったネッド・ケリーは、頼りにならない父に代わって母と6人の姉弟妹を支えてきた。父の死後、母は生活のために幼いネッドを山賊のハリー・パワーに売りとばし、ネッドはハリーの共犯者として10代で逮捕される。出所したネッドを横暴なオニール巡査部長、警官のフィッツパトリックらは、難癖をつけ、家族ともども投獄しようする。家族や仲間への理不尽な扱いに、ネッドは弟らや仲間たちとともに「ケリー・ギャング」として立ち上がる。ケリー役のマッケイのほか、ラッセル・クロウ、ニコラス・ホルト、チャーリー・ハナムが顔をそろえる。監督は「アサシン クリード」のジャスティン・カーゼル。

2019年製作/125分/PG12/オーストラリア・イギリス・フランス合作
原題:True History of the Kelly Gang
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2021年6月18日

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(C)PUNK SPIRIT HOLDINGS PTY LTD, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, ASIA FILM INVESTMENT GROUP LTD AND SCREEN AUSTRALIA 2019

映画レビュー

4.5強烈な映像感覚と役者陣の怪演によって破格のボルテージが充満

2021年6月19日
PCから投稿

伝説のアウトローの生き様を描いた本作は、伝記物として捉えるにはかなり構成がいびつだ。そもそも冒頭の「この物語は全て真実ではない」という文字からしてタイトルとは相反するが、しかしどんな歴史も結局は体制側の論理で改竄されていくことを思えば、この映画の「フィクションの中にこそ真実がある」とのスタンスによってのみ、我々は主人公のリアルな精神状態へ迫ることができるのかもしれない。『マクベス』でも知られるジャスティン・カーゼル監督の美醜を混濁させた映像感覚は相変わらず。裏寂しい広大な荒野を真っ赤なドレス姿で疾走する情景を繰り返し用いつつ、時折、絶え間なき閃光やゾートロープに似た奇妙な絵作りで表現される映像も強烈だ。何より特筆すべきは凄まじい眼力を放つ子役と、ジョージ・マッケイの怪演ぶり。二人のリレーによって主人公の半生が、通常の伝記映画とはあまりにかけ離れた破格のボルテージで、ここに狂おしく完結した。

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牛津厚信

2.5ぜーんぜん共感できないよ!

2024年4月27日
Androidアプリから投稿

抑圧とか差別とか言ってるけど普通に悪いことして捕まってるだけじゃん。それで闘いとかいわれましてもねぇとしらけちゃう。もっと哲学があるのかと思ったけど、無学で悪魔のような女に育てられた無知な少年が周りと同じように生きるために人のものを盗んだり人の命を奪ったり、何か書き残したものが重要だと言いたそうだけど、結局は筋の通った哲学がないから同じ話をグズグズ繰り返すだけ。オーストラリア人には琴線に触れるお涙ちょうだい話なのかも知れないけど、まったくピンときませんでしたよ。異様な豪華キャストと少年時代のネッド役の子どもの目の輝きのなさには拍手を送りたい。

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三毛猫泣太郎

3.5【”人生はこんなものだ!”19世紀のオーストラリアで恐れられたネッド・ケリーの生涯を、自らの出自への苦悩や、怒り、イギリス植民地政策や腐った役人たちと戦う一人のパンクな男として描き出した作品。】

2022年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー ご存じの通り、ネッド・ケリーは19世紀、オーストラリアで弟たちと「ケリー・ギャング」を結成し、銀行強盗などを重ね、恐れられた男である。
  だが、今作では彼を、アイルランドからの移民としてイギリスの植民地政策や、腐った役人たち(今作で言えば、ニコラス・ホルト演じるフィッツパトリック警官やチャーリー・ハナム演じるオニール巡査だろう。)に対して、反発し、自らの出自への苦悩や、怒り、戦う一人のパンクな男として描いている。ー

■貧しい家庭に育ったネッド(ジョージ・マッケイ)は、母親によって山賊のハリー(ラッセル・クロウ)に売られてしまう。
ハリーの共犯として逮捕された彼は、出所後も不当な扱いを受ける。
自らの正義と愛のため、ネッドは仲間と共に“ケリー・ギャング”を結成し、国中に名を轟かすお尋ね者となるが…。

◆感想

・ネッド・ケリーは盗賊か、それとも反逆の英雄か? 感傷を削ぎ落とした物語はイギリスの植民地政策や、腐った役人たちの横暴と抑圧から逃れようともがく男として描いているように思える。

・ネッドは冒頭から、自らの人生をペンで記している。自らの歴史を自分の言葉で残すために。ペンは剣より強しというが・・。

<1940年代、画家シドニー・ノーランによって、それまでのイメージを大きく作り替えられたネッド・ケリー。
 今作は、そのイメージをベースにした、自らの出自への苦悩や、怒り、戦う一人のパンクな男として彼を描き出した作品である。>

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NOBU

2.5極悪人

2022年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

19世紀のオーストラリアで有名な悪人、ネッド・ケリーの生涯を描く。
同しようもない父親が亡くなり、これまた同しようもない母親に売られ、山賊となる。
どうして人気があるのか理解できなかった。

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