コンフィデンスマンJP 英雄編のレビュー・感想・評価
全387件中、101~120件目を表示
持ち直して良い感じ。
正直、前作の満足感はイマイチで。風呂敷広げ過ぎてデカくなった話とコンゲームの釣り合いが取れてねーよ!的な。
有り余る感のあるキャストを上手く整理し、裏をかくオチもよく練られてるし。イヤ。またまたラストに全部載せのどんでん返しを予想してたので「まだ底がある、まだ底についてない」なんて事を考えながら冷静にながしてたらですよ。コックリ登場で始まる本格的なネタバレからがスピード感があって楽しかった!
シリーズでは、間違いなくコレが一番好きです。竹内結子さんも忘れずに参加させて、エンドロール後のルーチンもお馴染み。次回へのネタ振りもあったし、コレはまだまだ終わりませんねw
期待値上げ過ぎずに楽しみに待ってます。
今までのシリーズ史上一番の面白さ!
最新作のコンフィデンスマン、すごい楽しみでした。そして、期待通り、いや、期待以上の面白さでした。今までの中でも最高に引き込まれ、そして騙された作品だったと思います。ファンなら100%楽しめますよ!
今回の舞台はマルタ島ということで、ストーリーも騙し合いも大幅にグレードアップしてました。今回ではなんと警察に追われることとなるダー子、ボクちゃん、リチャードですが、まあこの駆け引きが面白いんですよね。3人とも安定したキャラクター性、それでいて今回は一味も二味も違います。五十嵐やちょび髭といった従来からの仲間と、赤星、波子さん、そしてモナコやコックリまで今作でも登場させてくれるなんて、、、。なんという盛り上げ方を見せてくれてるんでしょうか。最高すぎます。
ゲストキャラもクセモノばかりでした。キャストも本当に豪華すぎるくらいです。瀬戸康史、城田優、いくちゃんこと生田絵梨花、松重豊、真木よう子・・・。誰も彼もいい配役にしてもらえたなと思います。ここまでセンスのいいキャストを選んでくれる制作陣の方たち、恐ろしや。ちょいちょい笑えるところを刷り込んでくれたのも加点ポイントです。最初のロマンス編からまさか3作目まで作られるコンフィデンスマンJP、まさに最高の神映画だ・・・。
ラストの終わり方から見て、もしかしたら続編あるんじゃないですかね。とりあえず4作目があることに期待しましょう。
この映画でしか得られない栄養素がある
映画のシリーズを全て鑑賞しています。今作もよく出来ていて面白かった。
構成も群像劇としてキッチリまとまっていながらテンポも良く、キャラクターの魅力も光っていたと思う。
もっと登場人物の掘り下げがあれば感情移入出来てもっと好きだったかも。
とはいえ、ある種このシリーズのテーマである「登場人物から鑑賞者まで欺く」という魅力は強靭に貫き通しており、この作品でしか得られない栄養素があるように感じる。次回作があれば必ず観ると思う。
安定の出来栄え
三浦春馬や竹内結子のいないコンフィデンスマンJP
物語の冒頭で説明があるものの、なんか…
東出昌大の私生活とか、映画に集中できないバックヤードが多すぎ
脚本、役者適役だがなんか物足りなさを感じてしまった
最後までダー子さんに騙された!
連ドラ、映画2作、スペシャルドラマ視聴済みの
子猫ちゃん(ファン)です。
毎回、ダー子さんに騙されっぱなしですが
今回は特に種明かしの時の興奮が凄くて、
鳥肌が立ちました。
ダー子さん、ボクちゃん、リチャードのトリオを
狙う赤星サン(いつも失敗するけど)
キャラ変したのかというくらい、可愛さが溢れ出てました笑
シリーズ史上、最高傑作!
映画館で観て損は無い作品です。
ジェシーやスタアも、コンフィデンスマンの世界では大活躍のようでなんだかジーンと来ました。
続編を匂わせるラストも良かったです。
長澤さん(まさみ)を堪能する映画
「英雄のいない国が不幸なのではない。英雄を必要とする国が不幸なのだ」(20世紀のドイツの詩人 ベルトルト・ブレヒト)
この言葉はよかった。映画とは関係ないが、民主主義と専制主義を言っているようで。誰か現れてやってくれないかなあ、とは考えないようにしよう。
さてしかし、女優に関しては日々、誰か現れないかなあ、と考えている自分には、長澤さん主演とあっては観ないわけにはいきません。そして観ました。楽しそうな長澤さんを。それはちょうど、「銀魂」での小栗さん(旬)の楽しそうな様子と双璧でした。
以上です。あとはもういいでしょう。
おまけ
思い出した。エンドロール見て「え、生瀬さん、出てたっけ?」と感じた貴方、席立っちゃいけませんぜ。最後までご覧ください。
観賞料は騙し取られない映画
詐欺師が競い合うという設定がまず面白い。
起承転結で終了かと思いきや、そこからどんでん返しの連続である。
タイトルや映画ポスターは滑稽でつまらなそうではあるが内容は良い。観る価値あり。
良い点
・キャラが個性的
・必要なシーンは2度描写する
悪い点
・視覚の部分だけ似せがち
・終わりかと思いきや終わらないのがややくどいか
文句つけようのないおもしろさ♪
ロマンス編やプリンセス編には女性的なしなやかさを感じ、今回の英雄編には男性的な強さを感じたね♪
終始圧倒されている感じでした(^.^)b
127分が30分のように感じてあっという間に過ぎてしまいました♪
幾重にも嘘や騙しの衣に包まれた真実がそれらの衣が一枚一枚と、そして全て剥ぎ取られて、丸裸にされたその姿に口があんぐりとせずには居られない(^.^)b
ダー子さん達が仕掛けるコンゲームにはいつも驚かされるばかりだけど、今回は度肝が抜かれたな~♪
そうだったのか~!とか、やられた感がハンパなかった(^.^)b
ダー子さん達それぞれの目線でゲームの進行を見るという手法が斬新♪(^.^)b
赤いネクタイとキスマークには胸が痛みましたね、未だに信じられないよ(涙)
今回で最後と言うけど、まだ終わってはダメッ!……だね♪(▼∀▼)
次回も楽しみにしていま~す♪
「古沢良太」
今年14本目。
1月19日フジテレビのニュースαは古沢良太さんのインタビュー。古沢さんは世の中にハヤってる物があったらその逆を書きたいと。また原始の心にも触れたいと。自分の言葉に直すと面白い物を見て笑う、騙し合いで驚くと言う人間が根元的に持っている物を見せたいと言う事だと思います。今作が映画第三弾、毎回騙し合いに驚かされて痛快と感じます。次回の予告もバッチリでまた見たい。
苦心惨憺の映像
人気TV番組を映画化した第一作が興行収入29.7億円とヒットし、真価を問われた第二作も38.4億円を上げてヒットし、すっかりシリーズ化が定着して、満を持して制作されたコン・ゲーム・ムービーの第三作です。
コロナ禍に晒された鬱々とした日々も2年を超し、更に第六波の凄まじい猛威の渦中で、本作は、騙し騙される詐欺師の世界を痛快でコミカルに見せてくれます。本作は、刹那的にせよカタルシスを得られる、今の鬱屈感をスカッと払拭してくれる最適の娯楽作といえます。
その上、日本、パリ、マルタ島と舞台が展開する、映画らしい豪華で壮大なスケール感は、如何にも本シリーズに相応しく大いに心地良く爽快感に浸れます。
コン・ゲーム映画の魅力は、主人公の詐欺師チームが如何に標的を騙すかではなく、如何に観客を騙すか、そのための伏線の然り気ない構成と配置の巧妙さに尽きます。
前二作に続いて本作も見事に観客を騙してくれます。詐欺師チームの真のターゲットの意外性とそこに至る仕掛けに思わず舌を巻きます。
但し、第一作がTVの延長線上でひたすら“コン・ゲーム”の痛快さを追い求め、二作目は詐欺の巧妙な仕掛けに家族の情を織り込み、その上に北大路欣也を始め豪華キャスティングだったのに比して、この第三作は、一見財宝をターゲットにしつつ、その目的を名人の名跡=栄誉を得るという、華麗でスマートな物語にそぐわない、極めてウエットで情的な設定ゆえに、物語の落ち着き先がぼんやりとして、不透明感が終始拭えません。
このシリーズは、元々詐欺の仕掛けの奇抜さと当意即妙の駆け引きが魅力であるので、アクションやラブロマンスシーンはなく、従って映像のメリハリが求められてくる処なのに、折角の世界遺産のバレッタの美しい街並みや地中海の宝石・マルタ島の華やかで甘美な空気感が殆ど描かれません。
更に会話シーンの都度、互いの長めの寄せカットがやたらと無意味に頻りに挿入されます。
本来なら緊迫感や濃密な空気感を漂わせるための寄せカット長回しですが、その必然性が全くなく強引で下品な印象だけがします。
映像づくりに、これほど工夫がない作品は稀ですが、ここでハタと気づきました。
本作は、将にコロナ禍の真最中に制作されたゆえに、実際には役者連はパリにもマルタにも行けず、国内ロケを如何にもそれらしく撮らざるを得なかったのだということに。にも関わらず、よくぞここまで精巧なメタバースの時空を創作したものです。
苦心惨憺の末に捻出した映像に、謹んで敬意を表します。
脚本、うまいなぁ
映画を観ながら、よくこのごちゃごちゃした流れを、過去を振り返る等の場面を使ってうまくまとめるものだと思いました。
よく多くの俳優を使い過ぎて相関図が良く分からなくなる映画もあるけど、コンフィデンスマンはいつもわかりやすい。
※ ※ ※
長澤まさみはうまいなあ。他の作品も観たけどどの役も上手に演じている。
東出昌大は「棒読み」の声が多かったから(自分もそう思っています)それを意識しすぎて観てしまった。観ながらやっぱり小日向文世とはセリフの出し方が違うわと思いました。
生田絵梨花さん、初めて知りました。女優はやっぱりいいわ。スタイルもいいしかわいい、きれい。
謎の女、真木よう子さんとはわからなかった。 雰囲気変えると女優って分からないですね。
路線変更を(大オチまでのネタバレあり)
前作のプリンセス編が最高傑作と言って差し支えない物語だったので今作はどうなのかと期待半分不安半分で見に行った。
プリンセス編路線ではなくロマンス編路線に進んでしまったのが残念。
まずは冒頭から続く3人の軽快なやり取りを聞いて懐かしいとおもった。
古沢さん脚本の作品自体前作のプリンセス編以降お目にかかれなかったので随分久しぶりといった感覚だった。
現在はコロナ禍真っ只中の為海外を舞台に設定した作品はもれなく合成、あるいは日本でそれっぽい場所で撮影するしか無いわけであるが、今作もその例に漏れなかった。
イタリアっぽいロケ地をよく見つけたなと感心するが家の場面で壁が映るとやはりイタリアの家とは少し違うなという感じがした。
日本を舞台にしても良かった気がする。
ジェシーとスタァの登場のさせ方は強引ながらこれもスタッフさんや出演者一同の想いなんだろうなぁと少しグッときた。
それにしてもこれまで出てきたレギュラーメンバーをちょい役でもほとんど全て登場させてるのは異常。
これから先どこまでこれを続けていけるんだろうか。
冒頭唐突に出てきたツチノコが3人のルーツであるというのは成程と思った。
今回はこの3人のルーツを描く話なんだろうなと。
今までトリオを組んでた3人の対決も面白いし、何より全ての計画を考えていたダー子が目立ちがちだったがボクちゃんやリチャードにもきちんと詐欺師としての才能がある事を描いたのはすごい良かった・・・と思っていた。
しかしロマンス編のように最後に今回ダー子が狙ってた(と視聴者が思ってた)人物が仔猫ちゃんだったり、劇中出てきて立場が二転三転してた人物がこれも仔猫ちゃんだったりと全部がダー子が組み立てたセットでツチノコが踊ってただけというのはあまりにも裏切りすぎ。
もう少しリアルの部分を残しても良かったのでは。
でないとボクちゃんが結局ダー子の掌で踊っていたことになって、折角ボクちゃんの詐欺師としての才能を見れたとおもったのに・・
まぁボクちゃんの1番の才能は自身も本気でやってるから相手を騙そうとせず騙せるということなんだろう。
取り繕うよりも真実の方が強いのかもしれない。
冒頭の英雄に関する文章が本編でしっかり効いてくるのも当たり前と言えば当たり前だけど良い。
みんな英雄に憧れるけど平和な世の中には英雄は必要ないみんなが英雄なんだというメッセージが伝わってきた。
最後の赤星のオチは最高。
演技面で言うと瀬戸康史さんが最高すぎる。
事前の番宣では生田さんや城田さんがピックアップされていたがこの映画の骨は瀬戸康史さん演じるマリムラだった。
そういうところでいうと宣伝にすっかり騙された。
徐々にマリムラの狂気性が見えてくるところが良い。マリムラがその本性を剥き出しにする赤星との対峙シーンはこの映画の中の白眉。
ただお宝を手に入れての喜びようは少々わざとらしい。
次いで良かったのは小手さん。
そのコメディセンスが爆発していて前半大活躍。
コックリがダー子を「お母さん」と呼ぶのが前作の大ファンとしては嬉しかった。
最後の生瀬さんと三文芝居とすっかり定番で楽しい
本編では一切触れられてないがこのテーマに関して日本の戯曲の中のとある一文で締めくくりたい
「嘉肴ありといへども、食せざればその味はひを知らずとは、国治ってよき武士の、忠も武勇も隠るるに、たとへば星の昼見えず、夜は乱れてあらはるる」〜仮名手本忠臣蔵より〜
現代語訳 御馳走があっても食べてみないとそのうまさが味わえないということは、国が平和に治っている時は立派な武士の忠義も武勇も隠れているのに例えられ、それは星が昼には見えないで夜はきらめいて現れるようなものである
英雄も平和な世の中には見えないで乱世になると現れるのだろう。
まさにシリーズ最高傑作!古沢良太の脚本力はもっと褒められるべき
謳い文句に恥じない、シリーズ最高傑作!積み上げてきた自負と裏切らないどんでん返しに痺れる…。完全に油断してたけど、これは凄い。見事な1本。
「もっと古沢良太さんは評価されるべき」なんてツイートをチラッと観たことがある。その通りだと思う。脚本家の地位ってホントに低いんだとか。ドラマ『ゆるキャン△』などを執筆した北川亜矢子さんも言ってた。それくらい大事なピースだし、必要不可欠。彼が居ないとなし得ない脚本だった思う。ジェシーもスタアも役の中で生きているんだし、映画という2時間にエンタテインメントを放り込みながら魅せてくれる。彼あっての今シリーズであり、毎度裏切らないのだから凄い。今回は特に圧巻だった。
「ダマし合い」のコンテンツであるのは百も承知であり、こちら側もそれを知っている。だからそのつもりで観る。でも騙されるのである。凌駕してくるから素晴らしいし、コンゲームの最高峰をいつだって超えてくる。今回はバトル・ロワイアルってこともあり、何処から動いているのか、いつも以上に睨む。だけどやっぱり騙される。その先にドラマも据える。よって、無駄が何一つない。あの人の無駄遣いならあるけど。笑
長澤まさみもイキイキしているけど、結局はダー子なのである。色が落ちてないし、彼女の変化を存分に楽しめる。にしても今回は生田絵梨花も抜群に良かった。華を添える存在でもあるけど、主張が強すぎてもいけない…その中でのバランスが絶妙。抜群のスタイルも触れない辺りとか、こちとら驚きよ。笑
色々言われてる本作だけど、結局は作品が素晴らしいから望む声が出るのは必然。序盤に出てきた「最後」のフレーズはとうに払拭された。またダー子に騙されたいぞっ!
お見事!更なる進化を遂げたコンゲーム
毎回、安定した面白さで楽しめるコンフィデンスマンシリーズ。
今作が一番、騙されたし、そんなんないでしょって言う違和感も無く、何しろ爽快感ありで見応えがあった。
毎度、裏の裏を描く展開でちゃんと綺麗に回収するから流石だなと感心する。
個人的には赤星さんのキャラ変、チャーミングになったのが好き。疑いすぎてまさかの結果になったシーンは笑った。
それと、もう登場することはできなくても、作品の中、私たちの心の中で生き続けるんだなぁと思った。
全387件中、101~120件目を表示