劇場公開日 2021年2月19日

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「救出に行きたい」めぐみへの誓い bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5救出に行きたい

2021年3月6日
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鑑賞方法:映画館

去年の新入社員に聞いてみたんです。大韓航空機事件も、金賢姫も、曽我ひとみさんも知りませんでした。横田めぐみさんの名前だけは聞いた事があるけど、北朝鮮による拉致の事も、国内に協力者がいたことも、彼らを逮捕することができない事も、知らないんですよ。

1985年「スパイを逮捕できる法律案」は、強行に反発する日弁連と朝日による人権問題へのすり替えネガキャンで反対世論が形成され、廃案に追い込まれました。手っ取り早く言うと、小松政男さんなどは「協力した事」を理由に逮捕できないんです。

ちょっと脱線を戻して。
つまり。すでに、この問題は「風化し始めている」。
駄目ですよ、忘れちゃ。
よって、映像化して残し、次世代に伝えて行くと言う点には意義を感じますし、全力で支持したいです。

映画の方は、すでに良く知られている事実のみを脚色化したシンプルな造りです。政治要素は、ほぼ完全に排除されています。拉致や北朝鮮内における思想教育の恐怖。引き離された親子の哀しさ。そこに巻き込まれた「人」に焦点を合わせた、万人向け内容。

自国の領土内で外国の工作員が自国民を拉致するなんて事が、できる環境であってはならない。拉致された自国民を救出する手段は持っていなければならない。って思いますが、哀しいかな、我が国の場合、その両方ともが、じぇんじぇんダメな訳ですね。

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3/14追記
3/10衆議院内閣委員会で杉田水脈が拉致問題を取り上げたところ、「いつものごとく」退席される方が続出したとのこと。野党議員の一部には、「北朝鮮」「拉致」と言うキーワードが出ると、必ず退席される方がおられますが、その理由を教えて欲しいですw

bloodtrail
pipiさんのコメント
2021年3月27日

西欧の動きがどうなるかも懸念でしたが、そうでしたか!NATOが!そしてロシアも。(個人的にドイツ信頼バイアスかかってるかもしれない私ですw)
そういう流れがあったのですね。益々、安堵感が増しました。

「近代国家じゃない」本当につくづく思います。各国家の成熟度には随分とバラつきがありますが、話の通じない相手が過剰な危険物を抱えている以上、経済・軍事の併用は仕方ないですものね。
「めぐみへの誓い」の直後、続けて「シャドーディール」観たので軍備にセンシティブになってました。

「同じ階」認定ありがとうございます。嬉しいです♪
今後とも宜しくお願い致します^ ^

pipi
pipiさんのコメント
2021年3月27日

なるほど、なるほど!例のDepartment of Defense China Task Forceの一環という訳ですね。
先月も南シナ海で空母2隻の軍事演習やってましたね。bloodtrailさんのお話で少し安心出来ました。

小泉さんには「本当に自民党をぶっ壊しましたね・・・」と言いたい部分もあるけどw拉致被害者5人奪還は素晴らしかった!
北での飲食物を口にしなくて済むよう食事持参での訪朝。盗聴器を逆利用して金総書記からの謝罪引き出し。
1兆円の経済支援をチラつかせて5人の一時帰国。しかし、8人死亡の虚偽報告を盾に5人を返さず、1円も払わず。
これぞ「毅然とした態度」のお手本だと思いますが、それを阻むのも結局、日本の政治家だったり省庁だったりマスコミだったり世論だったりしますよねぇ。

「無法な暴力にはどう対処しなければならないか」
本当にその通りですね。絶対に解決せねばならない課題。
ただ、甘い夢物語を言ってもよければ「軍事力を背景としない外交」が可能なら良いのですけれど。
やっぱり非現実的な夢・・・かな。
女子供の戯言とお聴き流し下さいね。人には夢も必要だと思うので。

pipi
pipiさんのコメント
2021年3月26日

↓あら、いやだ。
最初のコメント、共和党と民主党、書き間違えていますね、お恥ずかしい(汗)

「バイデン氏と民主党」です。
どうもルーズベルトのニューディール以降、民主党は左派寄りですし、自民党と共和党は親和性が高いようで共和党政権の時期の方が拉致問題は前進していますね。

小泉首相の北朝鮮電撃訪問は見事でした。当時の副官房長官が安倍さんでしたね。
あのようなウルトラCの芸当は現在は難しいと思いますが、北朝鮮も拉致問題を解決させる事は、国際社会における北朝鮮の評価向上に繋がる事は理解していると思います。
そこを突けば、被害者奪還の可能性はある!
少しでも早期に、事態を前進させたいものですね。

pipi
pipiさんのコメント
2021年3月26日

おはようございます^ ^

共和党と民主党では対中政策がまるで違うと思うのです。
バイデン氏は北朝鮮に圧力をかける事はしないと考えています。中道・国際協調を提示して成果の見え難い状況に陥ると予測します。
トランプ氏には問題点も多々ありますが、拉致問題に限って言えば民主党政権に移行した事は後退を招くのではないでしょうか。

「事が起きれば中国は完敗する状態」本当にその通りだと思いますが、「事が起きるまで」中国は認めないのではないか?
そうなると、親中政策を取っていた民主党も「わからないなら、思い知らせてやれ」という事態にならないか?と非常に心配なのです。
本当に本当に難しい状況ですね。
日本の大地が戦火に蹂躙されない事を、心から祈っています。

pipi
pipiさんのコメント
2021年3月24日

まったく同感です。
映画という文化の場で、政治とイデオロギーの話は避けたいと思うのですが、この件だけは日本人として看過出来ません。

ただ、アメリカも結局は「外交カード」としての認識しかないようにも感じております。
バイデン氏と共和党は中国共産党を手玉に取れる気でいるようですから、その目論見が外れたら中国&北朝鮮に対して何をするかわからない。
日本が戦火の最前線となる可能性も少なくはない・・・。

そんな未来を回避する為に必要なのは「日本の毅然とした態度」ではないかな?と思うのです。
国政を担う方々には「信念と覚悟」をもって諸外国に臨んで頂きたい。
無辜の民間人の命と人生が犠牲になるなど許されません。
本当にもっと多くの劇場で公開して欲しいですね。

pipi