クルエラのレビュー・感想・評価
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凡作以外の何物でもない
あまりの高評価にバックトゥザフューチャーのような
高揚感を味わえるのではと期待したが甘かった。
別にディズニーに偏見はなかったが、
この程度で絶賛されるようなら認識を改めないと。
金と時間を費やす意義がある作品には思えません。
衣装も含めて演出も面白かった 最後まで全然わからなくて 楽しかった...
衣装も含めて演出も面白かった
最後まで全然わからなくて
楽しかったし
ファッションがずっと可愛くて
今旅行に行けないからイギリスに
行った気分にもなれた
ファッション好きな人は見てて楽しい
「ディズニー感」が苦手な人にこそ見て欲しい
俺が求めてたのはコレだ!
低音の効いた音楽と奇抜でスタイリッシュな衣装がガッチリ噛み合って、ダークでゴージャスな世界観を作り出している。
クルエラとジャスパー、ホーレスの三人はスタイリッシュながら、愛嬌があって(ヤッターマンのドロンボー一味みたい)最後まで楽しませてくれる。
主人公は紛れもない悪役なのだが、「ファッションデザインへの情熱」は一貫しており、憧憬とカタルシスを感じさせてくれる。
ディズニー実写化と言うと、高いクオリティで外れは無いが、作り手の個性が所謂「ディズニー感」に負けてしまい、「まあ良かった」という感想に落ち着いてしまう印象だった。
そんな「ディズニー感」が苦手な人にこそ見て欲しい。
最高にパンクでロックな作品
ディズニーの実写映画は個人的にハッピーエンドの恋愛もの(それはそれとしてハッピーになれるし好きですが)が多いイメージだったので、ここまでぶっ飛んでるとは思っていなくていい意味で予想外でした。
白と黒のヘアスタイルには白人と黒人、自分自身の光と闇を思わせるところもあり、他人とは違うありのままの自分で生きていいというメッセージが込められていたのかもしれません。
劇中に出てくる衣装や音楽も70s'を彷彿とさせるものが多くどれも格好いいものばかりで、思うようにいかない毎日の中に刺激を与えてくれる作品でした。
コロナ渦中で映画の上映延期や公開未定が多くなっている中でディズニーが満を持して公開したといっても過言ではないのかなと思いました。
何よりエマストーンが可愛い。どの衣装も着こなしてて、ララランドのイメージを覆すかのようで、流石でした。
エマトンプソンも大女優の余裕感が溢れていて、配役ぴったりでした👍
続きがありそうな終わり方だったので、もし次回作があるなら楽しみです👏
魅力的な毒気を持つ二人のヴィランが火花を散らす
70年代ロンドンのめくるめくファッションと、二人のエマのハマり役勝負で純粋にワクワク出来る作品。
エマ・ストーンの顔立ちは、以前はバランス的に目が大き過ぎると思うこともあったが(これはこれでとても羨ましいのだけど)、今回はクルエラのメイクと衣装がとても映えて惹きつけられた。初めてバロネスのパーティーに現れた時の黒いマスク越しの目力は、彼女だからこそ。
悲しい生い立ち、魅惑のルックスとファッションセンス、強い心を持つクルエラが、母の仇を討って形見を取り戻すため奮闘する。エステラとしてバロネスに弟子入りしデザイナーとして頭角を現すくだりは「プラダを着た悪魔」を連想させる。ヴィラン誕生秘話のはずが共感しかない、少女の成長と復讐の物語。
頑張れクルエラ!と見事に洗脳されてしまった。
そしてそんなクルエラの相手にとって不足なしの敵役、バロネスを演じたエマ・トンプソンは、さすがの存在感。
ファッション界の女王の貫禄、冷徹な悪としての強い信念を見せつけると思えば、エステラのデザインセンスをきちんと見抜いたり、9分の仮眠ですかさずキュウリパックをして愛嬌ある姿を見せたりと、クルエラに引けを取らない個性的なキャラが楽しい。
シーンごとにゴージャスな70年代モードの衣装を取っ替え引っ替えビシッと決めてきて、それがいちいち様になっているのもすごい。パンキッシュなクルエラのファッションを引き立てる役割も果たしている。
目に楽しいのはもちろん、分かりやすい筋立てとテンポの良さで、原作や最初のアニメ作品「101匹わんちゃん」の内容をよく覚えていなくても十分爽快になれる。
ファッション好きな人、ソーイングが趣味の人は楽しさが倍増しそう。
あえて気になった点を挙げると、クルエラはダルメシアンの子犬の皮を剥ぐ毛皮マニアで、それがヴィランとしての個性という印象がもともとあった。
今回そのアイデンティティは完全スルーだったのであれっと思った(むしろ仲間と犬を飼ってたりバロネスのダルメシアンを手なずけたりして犬フレンドリーな感じ)。
憶測だが、不快な悪人の話ではなく、共感出来る成長・復讐譚に仕立てられた本作に主人公が犬の毛皮を狩る描写を乗せると、今のご時世観客を選ぶ作品になってしまうという判断があったのかも知れない。
個人的にはそういう闇の深い描写も一興だが、やっぱりディズニーなのでそういうぶっ飛び方はしないということなのだろうか。これはこれで、誰にでも心置きなくお勧め出来るからOKです。
ちなみに、登場する犬には保護犬が多く、撮影後には里親に引き取られたそうだ。犬達のアクションは結構はらはらするものもあるが、もちろんCGエフェクトなので心配ご無用。
シネコン大手がディズニーに反旗?
久々にディズニー映画を鑑賞。悪役も本当はいい人でしたというNHK朝ドラやディズニーの作るストーリーに辟易しており、観るかどうか迷っていたものの、観て良かった。しかし、この映画もそういう一つで、クルエラが悪人になったのは仕方ないでしょ、というストーリー。さらに言うなら、101を知らずにこれを観た人にはクルエラが大悪人だということさえもわからない映画だった。また101でのクルエラがダルメシアンを殺してその毛皮でコートを作るというところが無視されているのも残念。で、殺してないのにダルメシアン柄を終盤で着ているのはどうよ。70年代設定なのに動物愛護に配慮して、もうフェイクファー代用か?101を観てなきゃ、ダルメシアンは意味のない単なるファッション小道具。
でも、それを差し引いても映像・音楽ともに最高に楽しめた。あの頃世界で一番とんがっていたロンドンの再現度・衣装や、使われている音楽も噛み合っており、久々の金のかかった大作を堪能。しかも、あれの正体を暴こうとする3人組がドロンジョ・トンズラー・ボヤッキーそのままみたい(体型までも)だったのもツボにはまり、個人的に高評価。
ところで、知り合いに勧めようとしたのに、公開映画館が非常に少ないのはなぜなんだ?大手ではイオンシネマズくらいでしか上映していない。どうも映画が本業・本家スジの109シネマズや松竹MOVIX、TOHOシネマズなど他の大手シネコンは、ディズニーが映画館配給と同時に自前ネットのDisney+で公開することに対し、抗議の意味で自社シネコンチェーンにまわさなかったみたいで。うーん、それが本当なら、コロナ禍で収入を確保したいのはわかるけれど、映画館の苦境も分かってあげて欲しい、ディズニーさん。ムーランの自前ネット公開の成績が良かったのかも知れないけど。
カリスマ性と類い稀なる才能
ファッションかっこよすぎ。
大好きな演者で大満足。
エマストーン
エマトンプソン
マークストロング
エマストーンの豊かさには毎作品で驚かされる。
音楽も好きなものばっかり出てきた。
有名曲のアレンジver.もいい感じ。
Feeling goodが流れた時は、もう感激。
その時のテーマにあった選曲で良かった。
クルエラへの転身のところは、もうちょっと劇的だと良かったけど、まぁ根は変わっていないというということで、あれもありか。
カリスマ性と類い稀なる才能。
色々と楽しめる要素が盛り込まれていて、ストーリーも素直に楽しめた。
とにかく、キャストの服がオシャレ!
演出もかっこいい!
エマストーンほんと好き。
20210620 映画館にて再鑑賞
やっぱり良い!
エマストーンによって鮮やかに彩られる。
クルエラに転身した時の、表情、空気感、オーラの違いが素晴らしかった。
すごい表現力。
ロックでクレイジーなエマ・ストーン
字幕版で見たかったけど吹替で鑑賞!!!!
ディズニー映画を見てきてこなかったから少し不安だったけど初めての人でも全然見れる作品
エステラの時はまだお茶目で可愛い そこからクルエラになるまでの変化を楽しんで欲しい 。
初めてアーティの店にクルエラが行った時のアーティがかっこよすぎて惚れちゃう その後のクルエラの登場シーンの前にアーティが歌ってるシーンがあるんだけどそこが1番痺れる震える最高もちろんクルエラも最高!!!声優が花江夏樹って所にびっくりした
ロックとかパンク系の服好きな人は特に見て欲しい
かっこよすぎて笑っちゃうから
みんな魅了的
主人公のクルエラも、仲間たちも犬も、敵役までも魅了的な映画でした。
映画が綺麗(少し酔ったが)で、セットやファッションも素晴らしく、音楽もカッコいい。
吹き替えで観たけど字幕版も観たくなってしまった。
後から調べたら、クルエラは101匹ワンちゃんの悪役だそうで。
そういう先入観が無い状態で観たのはラッキーだったかも。
久しぶりに脳汁
いや〜クルエラなんて存在も知らなかったくらい原作未読です。101匹わんちゃんは聞いた事あるけど、そんな悪役いるの?ってレベルでしたが、エマストーン目当てで鑑賞したら、思わぬ拾い物しましたね。
最初はうーんプラダを来た悪魔?的な感じでしたが、ジョーカーのような狂ったキャラ、まージョーカーよりは動機が弱いんであそこまでの迫力はないんですが、エマトンプソンがまた悪魔のようなおばさんなんで、クルエラを応援したくなるわけです。
脇を固めるキャストがまたよくて相棒2人のクルエラの悪い部分を嫌いながらも協力してしまう人間性がよかったです。
マークストロングが執事で絶対強力な敵になりそうなのに意外な展開もよかった。
またチワワがすごいかわいくて犬好きにはたまりませんでした。
露骨な殺人もないし、特に犬の虐待もないし、クルエラの頭脳で追い詰めた結末も良かった。
ところどころのファッションセンスや音楽のセンスもよくて
あっとゆーまに終わりました。クルエラはキャラが立ってるから次回作があれば見てみたいですね。
アイトーニャ監督ということでマーゴットロビーがクルエラを演じてたらとふと考えたけどそれこそハーレークイーンになっちゃう笑
下剋上ファッションバトル開幕!!
「ラ・ラ・ランド」で主演を務めたエマ・ストーンが「101匹わんちゃん」のヴィランであるクルエラの誕生を描いたディズニー実写映画。私は「101匹わんちゃん」を観たことがなく、PVでヴィランの誕生物語に興味が沸き、視聴しました。予想どうり期待を裏切らなかった。予備知識なしでも楽しめる作品でした。
私的にはホアキン・フェニックス版「ジョーカー」と「プラダを着た悪魔」を混ぜたような内容で、よくあるサクセスストーリーものですが、しかし、「ジョーカー」と決定的に違うところは主人公の才能は本物であることでした。ところが、生まれつきの髪の毛と攻撃的な性格が災いして周囲の人々から嫌煙される始末を受けてしまう。才能はあるけど見た目と性格がコンプレックスなヴィランは今まで見たことがなかったのでとても新鮮でした。
前半はエステラという赤毛で地味なデザイナーを装っていたが、ある出来事をきっかけに、バロネスに復讐するために元の白黒パーマヘアーに戻しメガネを外した「クルエラ」に覚醒する。
エステラはありのままの姿でバロネスの行く先々に出現し、ゲリラファッションショーを行いロンドンの人々から高い評価を受ける。
人気者になっても亡くなった母親を大切にする心やクルエラを支える仲間(犬を含む)との友情やチームワーク精神はとても感動的でした。
そんな天性の才能を持っているクルエラでもバロネスに命を落としかけ、泥棒仲間からも見捨てられそうになった時、クルエラは自分の出生を打ち明かし、「仲間がいないと何もできない」と素直に自認するシーンはエマ・ストーンの演技力に私自身も感化されました。
彼女の懇願する姿を見たバロネスの側近であるジョン(マーク・ストロング)を味方につけ、リベンジ熱に拍車がかかり、最後には「ディズニーらしく」スカッとする映画でした。
正直あまり期待はしてなかったけど、 音楽ファッションストーリーも良...
正直あまり期待はしてなかったけど、
音楽ファッションストーリーも良かった。
特に音楽はあっと思う曲や、知らないけどこの場面に合ってるとかワクワクした。
ファッションもファッション業界ということもあって見てて楽しかった。
ストーリーも130分を超えている作品とは思えない飽きさせない展開でした。
次ありそうな予感
ストーリーがズバ抜けて面白いというわけではないのだけれど、映像と音...
ストーリーがズバ抜けて面白いというわけではないのだけれど、映像と音楽がかっこよすぎてそれだけで大満足!
映画館で映画を楽しむってこういうことだよなぁ、と思いました。これは是非、大きいスクリーンと良い音響で観てほしい!!
おそろしい…いや、悪い子っ!
言わずと知れたディズニー作品「101匹わんちゃん」に登場するヴィラン・クルエラの過去を描いた今作。
狂気の誕生という点からどこか「JOKER」と似て非なる内容に加え、ディズニー特有のファンタジックな演出とエマ・ストーンの妖艶さが相まって、怖ろしくて魅力的な仕上がりに。
今作のテーマは"家族“のような気がする。
エステラ(クルエラ)出生の真実から、"母親“を巡る復讐、ジャスパーとホーレスとの関係。
特にラスト前のジャスパーたちとの会話。
それぞれ身寄りをなくし10年間支え合って来た彼女たちは、間違いなく"家族“なのだ。
ただ、その後を知っている分、何でこんなに変わってしまうんだーと残念な気持ちにも(笑)
ジャスパーなんてちょっとカッコ良かったし、ホーレスは結構頼れる奴ではないか⁉︎
アニメーションの時からどこか憎めない奴らだと思っていたけれど、これで人気キャラの仲間入りするのではないか?
エンドクレジットが流れ始めても席を立つことなかれ。
本編「101匹わんちゃん」に繋がる楽しいおまけ付き。
1〜2分の映像だけれど、作り込みがすごい。
クルエラ、おそろしい…いや、悪い子っ!
クルエラかわいい
私の目が喜んだ(直訳調)。犬鼻やメガネもかわいいし、どのお衣装も最高だった。ジェニー・ビーヴァンありがとう。クルエラがゲリラショーしたニュースなんかテレビで流れてきたら録画して何回も見ちゃうな。
女性が自分の夢に向かって努力するストーリーラインとか、アニメでは親分子分だったクルエラとジャスパー&ホーレスが“家族”に描き変えられていたりとか、アーティやアニータの絡み方とか、諸々しっかりアップデートされてる感。
嫌いじゃないんだけど、もう出生の秘密もペンダントもダルメシアンもいいから、エステラがバロネスの下で才能を開花させていくところが普通に見たくなってしまった。『プラダを着た悪魔』を見返せばいいのかな。
映画館で観ようよ🎵
クールで大人な素敵なディズニー映画でした。
ストーリー良し、キャスト良し、音楽良し、ファッション良し、素晴らしい❗
Wエマさんは勿論、脇を固める役者さんも良かったですね。
映画として近々までよく知らなかったので余計に良かった。
多分DVDも買う
評価が結構高いので、観たいんだけど地元の劇場で上映されていないので隣町まで足を延ばしての鑑賞。メチャクチャ良かった。多分もう一回観に行く。
101匹ワンちゃんなる物語は本屋で絵本の背表紙を見たことがある位で全く知らないんだけれど、恐らく関係なく楽しめた。ストーリー、構成、配役、演技、美術、衣装、音楽、そして伏線の散りばめ方とその回収。全てが秀逸。何と言っても最初から最後まで楽しいし、面白い。
エマ・ストーンは大好きな(タイプでもある)女優なんだけれど、その大きな瞳を更に大きくしたり、時に細めたりして、憧れ、喜び、驚き、怒り等様々な感情を表現していたのが良かった。彼女の様ないわゆる目力がないと、今作の様なマスクやド派手なメイク越しにその表現を成すことは難しかったかもしれない。そしてクルエラのバロネスに対する攻撃の数々が痛快この上ない。そう来たか!の連続。あっと言う間の134分だった。
最初は評価★4.5くらいかなと思ったんだけど、その−0.5は何かなと考えた時に何も思い付かなかった。恐らくこういったエンターテイメント作品に★5をつけてしまうのが、なんか通っぽくないという浅はかな自尊心が働いたんだと思う。
この作品は、誰にでもオススメできる秀作。さすがはエンタメ集団のディズニーといったところ。全てが計算し尽くされているのだと思う。
【弱肉強食のファッション界のあれやこれやと、ディズニー】
僕はファッション業界の人間ではないので、間違っていたら恐縮だけれども、有名なブランドは、インターナルのデザイナーを複数抱え、彼らを競わせ、使い倒して、新進気鋭のデザイナーを発掘、そして育てて、古い人はマネジメントに加わったり、場合によっては去るものもあったりして、新陳代謝を図りながら、ブランド価値を可能な限り引き上げ、それをベースに消費を刺激し、お金回りの良い国・地域に重点を置きつつ、世界に侵食していっていると思う。
もし人気デザイナーが独立なんて考えようものなら、全力で潰すなんてことは、かなりの高確率であるように信じている。
まあ、このクルエラの世界観そのままで、競争のなかでは、妨害や追い落としなどがあるのだろうなと想像してしまう。
バロネスは、財産独占を考えて、赤子殺害を命じたり、エステラの育ての親を崖から落としてみたり、クルエラに対しても例外ではない。
高級ブランドは、新進気鋭のデザイナーは一見、あなた達(世の中のお客様)が発掘したんですよみたいに見せかけて、消費者の気分をアゲアゲにしておいて、実は、ブランドが発掘して、契約で雁字搦めにし、たっぷり宣伝費もかけて、計画的に消費者をマインドコントロールするように購買意欲を掻き立てているのだ。
これだって、やっぱりクルエラの世界観に通じるように思う。
そして、人々は実体のないブランド価値に熱狂し、クレジットカード決済の金額が膨らんで、高級ブランドは儲かり、その市場価値をどんどん高めていく。
世界の株価の時価総額ランキングの上位は、疑いようもなく、アメリカのアップルやマイクロソフト、アマゾンなどが占めるが、日本の時価総額トップのトヨタは、世界的には35から40番くらいだろうか。
日本でトヨタの次にくるソフトバンクグループや、ソニーは世界のトップ50には入らない。
そして、フランスを代表する高級ブランド複合企業LVMHの時価総額は、高級ブランド企業の中でトップであるだけでなく、トヨタを上回る時価総額となっているのだ。
LVMHは、傘下に、ルイヴィトン、Dior、FENDI、ジバンシー、ロエベ、KENZO、時計のタグホイヤー、飲料のモエシャンドンやヘネシーを持ち、買収による拡大を続けていて、アメリカのティファニーが最近これに加わった。
ヨーロッパには、他にグッチやサンローラン、ボッテガを傘下に持つケリングや、ダンヒル、クロエ、カルティエなどを所有するスイスのリシュモンといった高級ブランド複合企業があるが、クルエラの舞台となったイギリスのバーバリーは少し劣るが、いずれも大きな時価総額企業だ。
こうした多くの老舗のブランドを飲み込んで巨大化していく背景には、グローバルなマーケティング展開のコスト増大と、ファストファッションの台頭によるブランド価値の多様化、更なる競争の激化があるように感じる。
H&MやZARAのような北欧スペインのファストファッションは、買収などに依らず、ヤングアダルト向けブランドを独自に立ち上げたりして、自己増殖して大きくなってきているのだ。
UNIQLOとGUも同様だ。
こうした新興勢力と闘うために買収合併を繰り返す。
頭の叩き合いバトルだ。
業界全体を巻き込んだクルエラの世界だ。
ただ、ファッション業界も岐路に立っている。
残酷という理由で、動物の皮革や毛皮製品を取りやめるブランドも出てきている。
H&Mやナイキは、搾取労働を理由に、新疆コットンの仕様を止め、アメリカは新疆コットンの使用を理由にユニクロ製品の一部輸入差し止めを行なっている。
そういう意味で言うと、素材などで差別化が困難となり、ファッションデザイナーは、その意味で重要な気もするが、所詮はマーケティングに踊らされて、消費者が購買意欲をそそられているのだと考えると、あまり良い気はしないし、モヤモヤした気持ちは募るばかりで、陽のエステラと陰のクルエラのように揺れ動くとは、こんなことだろうかと考えて苦笑したりもする。
まあ、世界のファッションシーン自体が弱肉強食で大変だということだ。
日本も過去に百貨店や商社が海外高級ブランドを買収したケースはあったが、経営ノウハウが不足していたことや、海外展開のノウハウも少なかったことで撤退を余儀なくされている。
実際、日本の老舗ブランドは負け組に入ることが多い。
ダーバンやアクアスキュータムを持つレナウンは民事再生を断念し破産手続きをすることになってしまった。
もう随分前になるが、三陽商会は、提携していたバーバリーを失い、バーバリーは日本で独自展開している。
こんなふうに書いたが、日本のファッションシーンは、少し世界と異なるように思う。
東京ガールズコレクションなどを見ると、独立した新たなブランドも多い様に思うし、淘汰も激しい気がする。
だから、日本のファッションは注目されても、世界に対抗するような大企業は生まれにくいという反面、若いデザイナーの活躍する場所が、トップダウンではなく、ボトムアップであるように思えて、確かに自転車操業的にも見えるし、悲喜こもごもあるにしても、これは決して悪いことではないのうに思うのだ。
そして、よく考えてみたら、アトラクションと古参のアニメだけではサバイバルが困難になって、スターウォーズなどを傘下に収め、配信ビジネスにも進出し、あれこれ悪戦苦闘しているディズニーにもクルエラの世界観は通じるなと思ったりもする。
AmazonがMGMを買収し、アップルがディズニー買収を目論んでるみたいな噂もある昨今、ディズニーの人達は、どんな気持ちでクルエラを見てるのだろうか。
昔ながらのブランドだけで生きて行けた時代を懐かしんでいるのだろうか。
それとも、これからは攻めだと、頭の叩き合いバトルを想定しているのだろうか。
もし、そうだとしたら、くだらない映画をマーケティングに踊らされて見る機会が増えるような気がして、少し暗澹たる気持ちにもなる。
大人のディズニーでした!
大人のディズニーでした!
狂惠羅怒毘縷参上
Come Together (アイク&ターナー)はまずまず。
Led Zeppelin 胸いっぱいの愛をも アイク&ターナー
第1期 Deep Purple の Hush.はそのまま。
Doors, Susie Quatro, Black Sabbath なども大人向けでした。
ハーレイクイーン(DC:ワーナー)のマーゴット・ロビーのクルエラが見たかったけど、ディズニーじゃ無理ですよね。
YouTubeでは研ナオコのクルエラメイクがすごいですよ。なんせ下地がてきてるから。
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