劇場版 アーヤと魔女のレビュー・感想・評価
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ジブリっぽさはあった気がする。
3Dアニメになったけど、ジブリっぽさはあった気がする。
じゃあジブリっぽさって?ってなるとそれはファンタジーと現実の間の世界だと思う。あとジブリっぽい感情の表現。この二つが3Dでも伝わってきたと思う。見ていてワクワクしたし、物語の謎に惹かれ先が気になった。
でもそのあといきなり梯子を外された気分になった。多分だけど、この映画はこれで完成しているって事なんだと思う。アリエッティと一緒なんだと思う。あとはこっちで想像する部分をくれたんだと思う。まぁ、それにしても映画としての山場が弱いのは否めないけどね。
人には勧めたくない映画でした。
中途半端で残念
ジブリの良さは全くない。尺も短いしストーリーも中途半端でこれでまさかのエンディング。これを劇場で観せるのはいくら何でもダメでしょう。
NHKのテレビ版だけで十分。
キチンと吟味してください。
残念過ぎます?
おもしろい!って場面がひとつもなかった
吾郎はこの歳まで「すごい!」って作品一個も作ってないんだからもう経営とかに回れば良いと思った。
アニメの緩急とかを理解してない、こういう映画もいいよねって言う人も中にはいるのかもだけど、相当心の優しいお方々ですね。わたしからしたら真顔の80分で、子ども用の10分アニメとかにすれば良いと思う。
批評が興味深い映画
原作未読、ジブリに特別な思い入れなし、NHK版を観て面白かったので劇場へ。
NHK版との差異を楽しみにした訳でもありません。
ストーリーはシンプルで演出、声優、映像も不快感がなく落ち着いて楽しめました。
テーマとして「操る」という行為を扱っており、珍しいテーマだと思いました。
「操る」と聞くと悪印象を私は抱いてしまいますが、アーヤを観ているとそう悪くない行為に思えました。
自分と相手がWIN-WINになるための交渉、皆を幸せにするための落としどころに導く術、操られることで新たな視点の獲得。
アーヤは理不尽な環境からの脱却が出来て、マンドレイクは小説が評価され、エンディングでは一つの家族となりベラも悪い気はしていないと思います。
親分肌や兄貴肌の人ってこういうのがうまい人なのかな。
ただ親分肌や兄貴肌に憧れだけでなりきれていない人にはあまり近づきたくはないですね。
前者は利他的要素が多く、後者は利己的要素が多い、その違いでしょうか。
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映画としての感想は以上ですが、
この映画の批評が趣深いので個人的に感じたことを書きます。
低評価を付ける方の批評を拝見していると、同じような指摘をしています。
ある一定数あるということは現在のムードなのでしょう。
・監督自体への批判。
本人が望んでいようがいまいが宮崎駿の息子ということで映画を作成できた側面があり、
そういう人には批判をうける義務があるという考えのもと、人格否定に近い批判。
嫉妬なのか、コンプレックスなのか、ネガティブな感情が…。
相手を貶めでもしないとご自身が心地よく日常を過ごすことが出来ないなんてしんどい世界です。
・ジブリ作品として最低。
ジブリに思い入れがある人は許せない作品なのでしょうね。
改めてジブリのブランド力が理解できました。
・キャラクターが美少女ではない。
アニメや漫画はもちろんの事、企業のマスコットなど日常に美少女があふれているので、
美少女食傷気味の私にとってはキャラクターデザインは良かったです。
美少女ジャンル映画ではないと思いますし…。
・アーヤの性格が悪いくて不快。
主人公にこういうキャラクターが配置されるのが新鮮ということなのかもしれません。
性格が悪いか否かは受け手次第ですが、アーヤは誰も不幸にしていないように描かれています。
・起承転結、ストーリーが無い。
起【マンドレイクと会うまで】、承【呪文作り】転【ベラへの仕返し~マンドレイクの心をつかむ】結【互いに打ち解けあう】
なのかと思います。尺が短いので序破急で解釈したほうが良いかもしれませんが。
盛り上がりがないという批評もみられますが、ハリウッド的メソッドで作られた映画も確かに面白いですが、
じんわりと変化していく映画もあってもよいかと思います。
ハンバーガーもおいしいけど、京料理もおいしい、それぞれの良さがあって、片方を正義として他を敵視しなくてもいいのではないでしょうか。
・考察、つじつまが合わないと面白くない。
インターネットが普及のおかげで考察をする楽しみ方があると思いますが、
この映画は考察を楽しむような映画ではないかと思います。
きっちりしっかり話の筋が通ってないと不快なのかもしれませんが、
古典などはファジーなものが多いですし、なにより児童文学が原作なので、
つじつま云々をつっこむのは野暮でしょう。ファンタジーですし。
・続編が必要。
私は良い余韻だと感じましたが、やはり12人の魔女や母親との関係をはっきりさせたいのでしょうか。
続編があればそれはそれで観たいですが、私はこの終わり方でも今後の想像を楽しめるので満足です。
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この映画のネガティブな批評の中には冷静さが少し足りない批評を見受けられました。
低評価やネガティブな発言をするのは悪いことではないのですが、憎しみに似た何かがすごいです。
「自分の好きなジャンルの映画要素が無い=価値のない排除すべき映画」的な。
その反動で「いや、思ったより悪くないぞ」「私は楽しめた」という批評も多くみられました。
ジブリ映画の宿命なのか、コロナの鬱憤なのか、インターネット普及による趣味嗜好の先鋭化か、社会のせいなのかよくわかりませんが、批評がとても興味深い映画です。
だいぶ待たされた結果
ひとことでいえば、消化不良 次回作につなげようとするラストちょっと…
宮崎映画ならではの美しい映像、魔法使い世界の表現は素晴らしい
ストーリーが出だしから下り坂
子供だけでなく、大人も楽しめる 心ほのぼのする話だけれど、公開を何度も延期になり、期待していただけになんとも残念
まあまあです。
今作品のジブリ映画は、画質が3DCGです。
キャラクターの動きが、実写の様でした。
ストーリーは、普通に有るようなドタバタでした。
キャラクターに、マンドレークが出てきたた時に少し笑いました。
マンドレイク(平沢進氏)のバンドに名前が似ていました。
しかも、バンドが今作品に登場しました(平沢進氏とは無関係)。
宮崎氏は、平沢進氏のファン?なのかもしれません。
崇めよ我ははTVなり。
他の映画が、満席で。。。
ジブリならと思い拝見。
アーヤの表情が、リアルすぎて
実際に、6歳の女の子おてんばの娘居ます。
とても大事な事を伝えてくれてる映画。
人の心を操る技も魔法の一つなら
人間でもそれは、言葉で表現可能
コミュニケーション能力そのものだと思います。
最後が急なのは、続編あるんじ「ないの?
と思います。
本当の魔法
親に捨てられての孤児院での生活や、引き取られてからのネグレクトすれすれの扱い。
不幸自慢になりがちな設定も 親に唯一贈られた"名前"に宜しく 明るくたくましくサバイブしていくアーヤ・ツール。自分ができることを常に考えて、誰にも頼らず行動する姿に 目頭が熱くなりました。
主人公は一見すると 大人や周りの子供や魔女さえも 手のひらで転がす魔性の女に見えますが。彼女が操れるのは 基本的に彼女の方から好きな人だけです。きっと、この年で愛がないと人は動かないのを知ってしまっているんですね。
人を褒める時は絶対ウソをつかなかったり、避けられない衝突をした時のキレいな落とし所、ちゃんと本音でいうワガママ。誰とも隔てなく真摯に向き合っていくアーヤはたぶん あの奔放な産みの親の元じゃこうは育たなかったのかと思うと、映画のラストの先の話を観る側に委ねてくれた演出は本当にありがたかったです。
新しいスタジオジブリではあった
私は監督宮崎ごろうと企画宮崎はやおでとても期待していました。なので、事前準備せずに真っ白の状態で見に行きました。
結論を言うと、これに1500円の価値はないな。映画館で観る必要がない作品だと感じました。まず、アーヤと魔女のはじめ書きをします。アーヤと言う子供が魔女である母親が、魔女の12人に追われているので「必ず引き取りに来ます」とメモを残して孤児院に預けます。そこから、里親に引き取られて自分の幸せを掴んでいく。大分、ざっくりとですがこのような流れです。
前者の理由は、あまりにも子供向けであることです。アーヤと言う子は個としての意識がしっかりとしています。その為、自分のしたいこと=幸せなことを何が何でも叶えようと努力します。孤児院を私物化し最終的に里親でも自分の思い通りに操ってしまいます。何で出来たのかと言うとアーヤがコミュニケーションが上手いからだとそのまま観ると思ってしまいがちですが、アーヤの真名は「あやつる」です。つまり、ハウルの動く城のソフィのように相手に魔法をかけて操っていたのです。更に拍車をかけて面白くなかったのは、単純構造なのですよね。視点がアーヤと母親しかないので、非常に分かりやすいのですがアーヤの感情が少なく見えてしまうし、物語的にも飽きてしまう。こう「おちが見えた」状態です。ですので、今までのスタジオジブリをイメージをして観ると肩透かしを食らいます。ただ、今までと違いミュージカル風で、ポップの形で非常に見易いと思いました。
後者は、映画館で見てもタブレットで見ても変わらない演出しかないのです。簡単に言うと、映画館特有の一時間半じっくりと映画だけを観るので物凄い没入感がないといけないのです。しかし、前者の理由も合わさって没入することが出来ない。それでは、映画館に来た意味がないのです。
これもNHKの影響かと思いましたが、宮崎はやおさんが関わっていたので私としては嬉しかったです。
いやいや、めっちゃ良かったですよ!!
正直見に行く前は、あまり評判が良くなさそうでしたし、ジブリらしい絵のタッチでもありませんでしたし、期待せず見に行きました。
①アニメーションとして面白いです。愉快痛快。ワクワクときめき(恋愛とかではなく)!って感じでした。ある種トムジェリ?
②ジブリ作品とは別物のように感じますが、端々にジブリ作品を感じる技法や表情が用いられてると感じ、嬉しくなりました。大釜嬉しかったです。
③でもこれは宮崎駿さんの作品ではなく、宮崎吾郎さんのジブリ作品で、新しい素敵な風を感じました。
④音楽も素敵でした。OPもEDも、とても素敵です。OPで示されるポップさが、映画の方向性を示してくれるので、80分という短いアニメーションの中でも解釈しやすいと思います。EDの手書きのイラストもキャラクターの表情もとても素敵で、このタッチの絵本もほしい〜と思いました。
⑤アーヤ視点の一部を切り取って描かれてますので、ちゃんと設定として決められてる部分を読み取りきれないことも多いのかなと思います。
何故カタコトなのかとか?何故追われてるのか?あのあとどうなるの?とか、2人の過去は?とか、実は気づいてた?とか。
続編とか過去編とか気になる!!!!続き待望!!!!!
⑥意地悪なようで意地悪でなく、性悪ガキのようでそうでない。やっぱり根は優しいし、良い人達、というキャラクターの魅力がとても素敵でした。
根っからの悪役がいなくて、監督の人への解釈って素敵なんだろうなと思いました。
抑圧されて主体性のない子供ではなくて、自分でしっかりと考えて意見を持って周りの大人たちに可愛がられるように立ち回る、子供若者が生きていく上で必要な愛嬌やある種狡賢い立ち回りができる。
キャラクターの成長も1周して元に戻ったかのように思いますけど、螺旋階段を一段くらい上がるくらいの成長感が好きでした。
謎の魔王・魔女バンド。
先日公開されたディズニーの「クルエラ」の主人公を思い出させるような、たくましいヒロインに共感する。アーヤはいつも自分の中に「幸せ」の価値基準を持っている。孤児院では裕福な家庭に引き取られることが幸せだと誰もが考えるが、アーヤは孤児院の中で自分の思い通りに過ごすことが幸せだと感じる。魔女に引き取られてこき使われることに嫌気がさすと、不気味な魔王や使い魔の猫を味方にし、魔法を覚えて魔女をこらしめたりする。周りに従うのではなく、自分が自分らしく生きられることが幸せだと生まれた時から知っているようだ。3DCGも美しくてリアリティがあってとても良かったと思う。
しかし鑑賞の主な対象となる子供たちにどれほどメッセージが伝わるかは疑問である。主人公の心情に深く迫ることがないので、ストーリーがあまりにあっさりと流れていく。原作を知っていれば、この場面は主人公のこういう気持ちを表現しているのだと推測できるのだろうが、画面だけでは表現が弱くて伝わりきらないと思う。魅力的なはずのアーヤにあまり感情移入できずに不満を残すのではないかといらぬ心配をする。
え?日常アニメなの?
まずこれが本作を見終わった時に抱いた感想である。
僕はてっきりこの魔女の家から秘密の通路を見つけて別世界へ行くのかとか、もしくは冒頭に出てきたお母さんに会いに行くのかとか、はたまたその家の主人が12人の魔女の1人でそいつを倒すのかとか、そんな展開を予想したのだが見事に裏切られた。
別にただただ日常を見ていても楽しめたのは事実ではあるが何か物足りない気持ちもある。
というか操る“気配”を見せた後でいきなり「今ではみんな私の言いなり」ってなるのはあまりにも飛ばし過ぎというかなんというか。
いや、楽しめたけどね!?
後、散々こき使われて嫌なことされた後で孤児院のご飯出されただけでちょっと良いムードの音楽が流れるのも解せぬ。
アーヤの気分の高低差が激しすぎてついていけない。
いや、楽しめたんですけどね!?(重要)
後、魔法から守る薬の効果がいまいちよくわからない。
普通にモップで自分の部屋まで飛ばされてるし(これは、モップに魔法が効いていたという理屈にせよ)みみずの刑がその前に出てきていないので薬をつけていない状態との比較ができない。
いや、普通に1.5時間楽しめたんですけど。
以上の点で少々面食らっただけで。
魔女が普段どんな風に呪文を作っているかを見せるアニメという点でならかなり楽しめた。
それは、キャラクターの動きだったり、建物の質感、研究室で作られている呪文の粘り気の表現、などが優れていたからだろう。
主人公のお母さん役の方の演技が酷すぎるのには閉口した。
物語の最初にしゃべるんだからもう少し良い方を使っても良かったのでは。
とにかく次は12人の魔女打倒編を気長に待っときます。
ーーーーーーーーここから余計なお節介ーーーーーーーー
冒頭から見ていた時になんとなくこの作品のテーマとして思ったのは「いろんな人の心を操ってわがまま放題してきた少女が魔女の家で働くことによって社会の厳しさを知り成長する」という物語なのかと思った。
ただ、最後にマンドレイクたちをみんな操れて、なんなら孤児院時代よりも良い暮らしをしていることで子供の教育的にどうなんだとも思った。
作品のテーマ自体にケチつけるのは野暮だし、こんな「教育的に〜」なんていうのはうるさい奴だと自分でも思うのだが、観賞後に物語を振り返ってみてこの作品のテーマとはとちょっと思ってしまった。
このテーマも続編があれば明らかになるのでしょうか。
夢のお話
『アーヤと魔女』に対して、「感情移入ができない」や「ストーリーに粗が目立つ」という感想を聞くが、観ればわかる通り、アーヤの生まれた環境やストーリーを考えれば、あんなにうまくいく少女がいるわけがないであろう。そう考えてれば、不遇の少女の夢の世界という風に観れる。そういう見方をすれば、評価も変わってくるのではないか。
実験映画
子供向けとして込められたメッセージの不誠実さと構成の甘さが目立つ作り(わざと?)とはいえ中盤あたりまでは時間を忘れるぐらい楽しめました、吾郎氏はジブリもとい駿氏の呪縛から解放されて伸び伸びとやればいいのにと毎回思って観ています、繰り返し放送され見飽きてきた駿ジブリより吾郎ジブリを応援してます。
単純に楽しい!
昨年末、NHKで1回観てました。もう一度みたいなと思っていたところ、上映されるというので楽しみにしてましたが、1回上映延長。
深く考えず観てて明るい気分になれる。原作は読んでいないので、映画でのみの感想です。オープニングとあたしの世界征服の曲が好き!
前半4分の1くらいは少し退屈、でもそれ以降は面白いです。
アーヤの人を思い通りにする、というポリシーは、よく考えてみれば、人を気分良くさせる、ってことではないかと思います。人にかける言葉や態度は、とても大切なものです。嘘八百ではなく、相手を少しもちあげてあげると、お互いの関係がスムーズにいく。これって、家族でも職場でも大事なことではないですか?私はこの映画の最後とエンドロールが大好き!ハッピーエンドだったでしょ!?
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