zk 頭脳警察50 未来への鼓動

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zk 頭脳警察50 未来への鼓動

解説

1969年の結成から50周年を迎えたロック界のレジェンド「頭脳警察」の足跡を追ったドキュメンタリー。澤竜次、宮田岳、樋口素之助、おおくぼけいといった若いミュージシャンを加え、「頭脳警察50周年バンド」を始動させた、PANTAとTOSHIによる「頭脳警察」。彼らは政治的な歌詞などから発売禁止や放送禁止になるなど、自身の表現のためにさまざまなタブーにも臆することなく音楽活動を展開した。そんな「頭脳警察」と同時代を歩んできた者、彼らの背中を追う者、あらゆる世代の証言とともに、「頭脳警察」の過去と現在を検証。「頭脳警察」を通して日本のカウンターカルチャーとサブカルチャーの歴史を浮かび上がらせていく。

2020年製作/100分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2020年7月18日

スタッフ・キャスト

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(C)2020 ZK PROJECT

映画レビュー

4.0「極東のガキにブルースは歌えない」とはどういうことか

2020年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

頭脳警察の活動を考えることは、戦後日本とアメリカの関係を考えることにつながる。戦後日本は、政治的にも文化的にもアメリカの強い影響下にあった。ボーカリストPANTA氏は、ブルースに秘められた黒人の悲しみと怒りの歴史を知り、「極東のガキには歌えない」と日本語でロックを歌いつづけた。ロックもアメリカ産だ。しかし、中に込めるのは自分の言葉だ。影響に対して無自覚ではいられない、全肯定も全否定もせず、自分たちの立つべき場所で自分の言葉を歌い続けている。借り物の言葉で借り物の怒りを表明したりはしない。かならず、頭脳警察は自分の中から湧き出た言葉を歌う。だから、人々の胸を打つ。
そういう姿勢は、日本語がわからない客にも何か伝わるものがあるのだろう。クリミアで「七月のムスターファ」を歌うシーンはしびれた。ロシアと軍事衝突していた土地で、イラクで最後まで米軍に抵抗したサダム・フセインの孫について歌う日本人の姿にしびれた。

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杉本穂高

3.0続いているのがすごい

2022年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

名前だけは聞いたことがあった世代だが、1970年代から現在に至るまで、歳を重ねながらも続けていることに敬意を表する。
危険な匂いがプンプンしていて、近寄らないほうがいいと思っていた。

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いやよセブン

4.0時代と共に

2020年12月15日
iPhoneアプリから投稿

それほど期待していなかったが、凄く良かった。
その時代の社会との接点の描写も見事だし、もがいている頭脳警察が愛おしい。
PANTAはフロントマンであり、ボーカリストなので彼を通しての時代や頭脳警察が語られることは多々あったが、TOSHIのインタビューにはグッと来た。
彼らに今の20代の気持ちになって語ることは難しいので、是非、新しい語り部が出て来て欲しいところです。

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ヒロ

3.5古希を迎えたロックバンド

2020年12月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

頭脳警察という結成50年、70歳になったPANTAとTOSHIおよび追加メンバーを加えたバンドの話。
デビュー当時には過激過ぎて発禁になった曲も多数有るとか。
この作品を観るまでZKを全く知らなかったが、現在でもパワフルなPANTAの歌声とバンドの迫力は素晴らしかった。

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りあの
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