劇場公開日 2021年5月21日

  • 予告編を見る

「映画よりも、小説で読むことをお勧めしたい」いのちの停車場 thanksAriさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0映画よりも、小説で読むことをお勧めしたい

2022年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

原作の小説は、在宅医療での問題を、作者の経験を反映して、丁寧にまとめてあって、読みごたえがあった。
しかし、映画だと、脚本が、小説の肝心なところをはし折し過ぎてしまった箇所が目についた。2時間以内という制約はわかるが、リアリティは小説の1/5程度ではなかろうか?
この脚本だと、なぜ主人公が、東京の病院を辞めて富山の実家に行ったか、なぜ野呂君という若い男性が後を追ったのか、わかりにくいだろうと思う。
あと、個々の俳優さんは頑張っているのだが、他の人のレビューでも指摘されているが、キャスティングに無理がある。この作品のテーマの1つは、救急という人を「生」を保つという目的が明確な現場と、在宅医療という「死」に向かう患者と家族に何が大切かを考えさせられる現場の対比なのだ。そのため、最近まで、救急でバリバリの優秀な医師だったという設定が欠かせないので、原作通り60歳前後の女優さんを選んでほしかった。

thanksAri