世宗大王 星を追う者たち

劇場公開日:

世宗大王 星を追う者たち

解説

ハングルを作り出したことで知られる世宗大王と、彼に仕えた科学者チョン・ヨンシルの身分を超えた熱い絆を描いた韓国の歴史ロマン。「ベルリンファイル」のハン・ソッキュが世宗大王、「悪いやつら」のチェ・ミンシクがチャン・ヨンシルを演じ、2人にとっては「シュリ」以来20年ぶりの共演作となった。朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗は、奴婢の身分ながら科学者として才能にあふれたチャン・ヨンシルを武官に任命し、ヨンシルは、豊富な科学知識と高い技術力で水時計や天体観測機器を次々と発明し、庶民の生活に大いに貢献する。また、朝鮮の自立を成し遂げたい世宗は、朝鮮独自の文字であるハングルを作ろうと考えていた。2人は身分の差を超え、特別な絆を結んでいくが、朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、秘密裏に2人を引き離そうとする。監督は「四月の雪」「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」のホ・ジノ。

2019年製作/133分/G/韓国
原題:Forbidden Dream
配給:ハーク
劇場公開日:2020年9月4日

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映画レビュー

4.0身分を越えて沸き立つ友情

2023年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ハンソッキュ扮する世宗は、チェミンシク扮する科学的才能あるチャンヨンシルを奴婢から平民に取り立て様とした。しかし皆の猛反発を食らった。
身分の厳しい時代に目の開かれた王様だね。まあ身分を越えて沸き立つ友情物語だ。見事に天文儀器を作り上げたなんて大したものだ。でも明国の圧力に屈するのは悔しいもんだね。チャンヨンシルも罪人扱いだ。とはいえハングル文字を作った世宗も大した王様だ。発明の影に苦難ありと言う事かな。

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重

3.5自由に使える文字があることの僥倖

2022年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
身分にかかわらず、誰もが読み書きでき、学ぶことのできる公平な世の中になれば、実に喜ばしいことではないか。
どの国にも奪われることのない、永遠なものを作りたいのだ。

文字をもたない…あるいは持てなかった民族の苦悩は小さくはないのだろうと思います。
いろいろと悪評もあるものの、それなりに世界に冠たる教育制度を有し、文盲率が当たり前のように飛びぬけて低いこの国で暮らす我々には想像の外なのですが。
自分が観た映画の感動を人に伝えるためにも文字は必要で、その僥倖には感謝しなければならないのだろうと思います。

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talkie

4.0無言の演技が雄弁

2022年5月31日
Androidアプリから投稿

最後の10分で泣かされっぱなしでした。
ハングルを作ったとされる世宗大王と、大王が才能を見いだした奴碑出の臣下ヨンシルのお話しです。

梅雨の時期に王様の為に、室内で星を見れるようにするシーンとか綺麗でした。
男の友情ものと言うより、身分を越えたただ一人の『理解者』と言う風に感じました。

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エイガスキー

4.0【朝鮮独自の時を制定し、天を拓いた奴婢の身分ながら科学知識と技術力を備えた男と第4代王世宗との友情を、ハングル文字開発を絡ませながら描き出した作品。】

2021年7月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

幸せ

ー 15世紀の朝鮮史を軸に、明からの独立を願う第4代王世宗(ハン・ソッキ)と奴婢の身分ながら科学知識と技術力を備えた男、チャン・ヨンシル(チェ・ミンスク)の身分を越えた絆を描いた作品。ー

◆感想
 ・朝鮮王、第4代世宗は民衆の為に、ハングル文字を開発した名君であるが、
 ー 「王の願い」で、ソン・ガンホが演じていた事は、記憶に新しい。 ー
 天文学にまで興味を持っていた事を知った。
 そして、朝鮮独自の時を制定するために、身分を越えて才ある人物を抜擢し、文字と並んで自らが統治する朝鮮の時をも、制定した度量の広さ、明晰さを再確認した。

 ・王に抜擢されたチャン・ヨンシルを演じたチェ・ミンスクの、明に阿る朝鮮臣下の一部の策略にもめげずに、明から派遣された横柄な使臣に対しての態度も、胸がすく思いで鑑賞。

<朝鮮独自の歴作り、文字作りに夢を抱いた第4代王世宗を演じた、ハン・ソッキと忠実な臣下チャン・ヨンシルを演じたチェ・ミンスクの名演が心に響く。
 二人の行いを、大国、明への越権行為と思い、朝鮮の高官は二人を引き離そうとするが、”北極星の”第4代王世宗と”北極星の傍の星”チャン・ヨンシルの絆は、固かった・・。
 面白き、朝鮮史の物語である。>

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NOBU