哀愁しんでれらのレビュー・感想・評価
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監督はもっとヤバく撮りたかったのか。これがベストなのか。
描き方によっては
ラース・フォン・トリアーや
アリ・アスター作品ばりに
サイコパス・サスペンスな
物凄く狂ったホラーな物語。
ただ、ラスト以外は商業用臭。
監督はもっとヤバく撮りたかったのか。
これがベストなのか。
女の怖さを語る前に
ちゃんとしたファザコン・ムービーとして
気の狂った映画になっていれば
怪演 土屋太鳳がもっと怖くなった気がします。
あくまでも私の趣味ですが(^_^;)
嫌いじゃない
それにしてもこの親子はどーしてこうなった?
パパの方は少し描かれてたけど子の方は?途中まですごく丁寧に描かれてたけど後半詰め込んだのか端折ってる感じ。一気にそこいく??
凄ーく面白い題材だっただけになんだか勿体無い気がする
でも嫌いじゃないです
もっとハッキリと色付けすれば名作になったはず
「シンデレラ」の話の不気味なところを物語として成り立たせているストーリーは面白いです。ちょっとしか知り合っていない人(踊っただけ)と結婚した夫婦の顛末。面白いですよ、アプローチは。
テンポの良いホームコメディタッチの序盤からは想像し難い結末で、なかなかの見応えあり作品でした。ストーリーの展開としては明確な起伏があり良しでした。ただ、ただですね。
本作は作品としての色付けをどうした方のかなぁ?という点がよくわからなくってその点が残念ポイントでした。なので、ライトサイド・パートとダークサイド・パートの時間配分もあまりよくないなぁと。ライトサイドの尺を取りすぎてる気がします。(好みの問題かな?)
テーマは興味深いです。
「親をする」と「親になる」の違いは何だろう?ってこと、また、「親になる」とはなんなのだろう?ってこと・・・だと思います。もしかしたら子育てしたことのある方は、すっごく共感できるのでしょうかね?
子供を信じる、見極めるってどれだけ大変なんだろって思います。
そのテーマをヒューマンドラマとして描きたかったのか?それとも変わっていく人間の怖さをホラーっぽく描きたかったのか?そこがぼんやりしてるんですよね。
だから作品としての突き抜けていない感じを受けます。
コハルが本作のキーなんだけど、彼女の葛藤と動機の描き方がどうも薄いんですよね。
結婚前のコハルが歩んでいく道のその根拠が・・・どうにも丁寧さに欠ける気がします。
人間の内面変化の怖さなのか?
親になりきれなかった大人な哀しさなのか?
単なるストレスフルな状況からの逃げなのか?
選ばざるを得なかったのか?(帰るとこないしなーってレベルの葛藤じゃぁないはず)
動機描写薄いから、ストレスフルになって考えることを辞めた人にしか見えないんですよね。
はっきりしないんだよなぁ。土屋さんの顔面から表情が消えたなぁ・・・ってくらいで。
僕としては、壊れていくコハルが見たかった。ダークサイドに引き寄せられていく、または無意識にダークサイドに落ちていく様を背筋を凍らせながら観たかったです。内面がぐちゃぐちゃになっていく様が観たかったです。
それと、ラストですが、すみませんが勘がよければどうなるかバレバレです。いや、手にとるようにわかっちゃいました。なんであんなにわかりやすくしたんだろう?ヒント出し過ぎ。それに、現実感ないし。あんなに仕入れたらおかしいって!
それと、ラストはミッドサマーのような「救いようの無い最悪の幸せ感」を出してほしかった。
とにかく異常度が欲しかった、この見る側が変われば薄気味悪い夫婦の。
色付けが明確じゃない本作から受ける印象は「モンスターペアレント製造過程映画」です。
残念ながら。
あーーーぁ、もったいない。
すごく面白くなりそうなのに。ストーリーは面白いんです、ストーリーは。味付けです。問題は。
土屋太鳳の啖呵を聴くだけで十分満足できる一作。
冒頭数分から主人公一家に畳みかけるように襲いかかる不幸の連続。「哀愁」どころか、嘆きを通り越して笑うしかないような状況を見事なスピード感で描写した手際に、ほとんど感動すら覚えました。本編も演出と演技の見事さが素晴らしく、『おもいで写眞』に続いて、低い期待値を大幅に上回る傑作に出会ってしまいました。
ちょっとふざけたような題名、そして冒頭のバタバタなブラックコメディー風展開に、軽い内容の映画なのかと思っていたら、特に中盤以降の描写は重量級そのもの。本作は、「『家族』なるものへの幻想に囚われる人々」を描くという点で、ポン・ジュノ監督『パラサイト』(2019)やアリ・アスター監督『ヘレディタリー』(2018)と明らかに近いテーマを掲げています。本作で脚本も手がけている渡部亮平監督は、さすがにコンペティションで脚本が評価されただけあって、伏線の使い方(とその回収の仕方)が見事。さらに土屋太鳳、田中圭、そしてCOCOといった主演陣が、それぞれの極端な二面性を持っている人物を演じきり、物語に強い説得力を与えています。
なかなか衝撃的な(でも途中で予想が付く)結末については賛否両論あり、それまでの丁寧な展開から較べると確かに荒削りで、現実味を欠いています。ただ題名の通り、本作を一種の「寓話」と捉えると、共感できるかどうかは別にして、あの状況も一種の結末として理解できます。
なお本作は、映像面でも創意工夫が行き届いており、場面ごとに僅かに色調やコントラストを調整していて、しかもそれが効果的に機能しています。また全編にわたってカラーコントロールが素晴らしく、特に青の使い方は秀逸!
という訳で、巷では決して高い評価とは言えない本作ですが、劇場で見逃すのはもったいない一作です!
土屋女子学生から卒業 人妻母親に!
過去の役柄からレベルアップしたが冒頭から結婚までの展開は良かったがその後娘との間に歪みでエスターの展開に?その後の結末は疑問 事故死した先妻と出てった母親の素顔も入れて欲しがったし作品全体としてはジョークを交えたカルトの作品なのかシリアスな真面目な作品なのかどちらかにして欲しかったが❗
キャラ設定が
大悟(田中圭)のキャラ設定がわかりにくかったです。
チョット問題ありそうな感じだったと思えば、普通だったり、奥さんが出て行った原因は、夫か子供か?
大悟と小春が学校で校内放送するあたりはぶっ飛んでるって感じがして、小春も洗脳された感はあったのですが、直後家に帰って子供を問いただすシーンは、普通の常識的な親だったりするので、キャラ設定がよくわからないところがあります。
マンガ的過ぎると言ったらマンガに失礼か
『かしこい狗は〜』の渡部亮平監督の商業映画デビューということで期待していた一品。前半のひっくり返しも期待して見てたのだけど、まさかの後半にいくに従っての失速。
セットアップの漫画みたいな不幸の連続はわざとかもしれないけど割と形骸的な演出で撮影も美術も衣装もキャストも豪華で、なんだけど、丁寧なのがもたつく感じ。そしていよいよシンデレラが誕生してからさあ真っ逆さまに、、というところからもたつく。実は形骸的なので共感できない主人公たちがどうなっても知ったこっちゃない、という気持ちになっているので、裏を描く後半の裏に驚きがまったくない。
この種の映画では「毒」を楽しめるかどうかなのだけど、説明過多なのがテレビ的というか漫画的でスピード感を殺しサプライズ感が薄い。それと自分がおっさんになったからから、そもそも女性の幸せが結婚にあるなんていつの時代の妄想か、という冒頭から入っていけない。その意味で出てくるキャラクターが男性も女性もお人形的過ぎてのれず。。
衝撃作ではあるな
ワンデーフリーパスポート第3弾2回目 3本目は土屋太鳳主演の「哀愁しんでれら」です。
山田杏奈出演ということで鑑賞。
正直、土屋太鳳と田中圭がすごく苦手なんですけど山田杏奈がいるからと自分に言い聞かせて見ました。
何これ。まじキモイじゃん
めっちゃ気味悪いし胸糞悪いし最低で見た後は、「んだコレ!★2.0付けたるわ!」って思ってたんですけど、ジワジワと面白いと思えてきました。でも、★3.0とさせていただきます。
児童相談所の職員として平凡な暮らしをしていた小春(
土屋太鳳)は、ある時怒涛の不幸ラッシュが続く。そんな時、とある男の命を救うがその男がなんと医者で、彼女の怒涛の幸せラッシュが続く。
前半の駆け抜けるような不幸の嵐。そして、取り返すかのような幸福の連続。テンポもいいし、導入としては結構面白い。これからどうなるんだろうと心臓が高鳴る。この緊迫感が1番の魅力だと思う。想像以上にドキドキした。
土屋太鳳、田中圭、そして子役でインスタグラマーとして活躍するCOCOの叫び声と呻き声が怖い。ネジの外れた3人の感覚。吐き気がするほど気持ち悪いんだけど、よく良く考えればそんな演技が出来るってすごくない?鑑賞後も震えが止まらなかった
先程のレビューでも名前を上げましたが、「告白」が1番近い映画じゃないだろうか。多分監督はあの作品に影響されたと感じるほど似てた。そのおかげで、予想よりも面白いと思えたのだろうし、こんな衝撃作に仕上がったんでしょうね。
でも、告白と違うのは"動機"。
なぜ彼女は社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのだろうか。鑑賞後→なぜ起こしたのだろうか。考えてみてね系だろうけど、にしても変化が極端で分からない。光の真実と後半20分はよく分からない。もっと出来たんじゃないと思った
もう一度見てみたいとも思えない。
伏線なぞ無いし、隠れ要素もない。確かに彼女の今後が気になるけど、2回目見ても感じることは変わらないと思う。また吐き気がするはずだ。
とても人様におすすめ出来るような作品ではない。
おそらくオススメした半分以上の人が面白くないと言うと思う。だから、衝撃作なんでしょうね。面白いなと思った私もラストは納得出来ません
でも、何故か面白かったです。
たまにはこういうのも悪くないね
面白いかと聞かれたら普通と答えてしまう作品ではあったが、音楽とか演...
面白いかと聞かれたら普通と答えてしまう作品ではあったが、音楽とか演出とかはセンス良く感じられた。
たおちゃん頑張ってた!結構日常の中で客観的に判断するのって難しいと思うが、そんなところを感じさせてくれる作品だった。最後はいきなり何かを狙ってきていたが、個人的にはエンタメとして嫌いじゃなかったですよ笑
土屋太鳳さんの異色作
ラストは一家心中かと思ったらそう来ましたか! 土屋太鳳さん演じる妻は向こう側に行ってしまったんですね。ただその過程に説得力が無いのが残念。子どもの心情もよくわかりませんでした。でもいままで「青春」、「健康」、「朗らか」の土屋太鳳さんがまったく別の役柄を演じされるのは芸の幅を広げるために大変良いことだと思いました。思ったより人は入ってました
ダミアン、、?
子役の少女が登場時から不気味で、
義母の車椅子や、母親の交通事故も
あの少女の呪い?じゃないかと思えた程。
あそこまで陰湿な子供になる理由が分からなかった。
父親の大悟も母親から一度手を挙げられたという過去以外にも何か自我を抑制されるような環境で育ったのだろうか、、
どの登場人物も親からの充分な愛情が得られなかったように描かれているけれど、
それで最後のあのジェノサイド?に辿り着くのは、あまりに突拍子も無いように思えます。
どんな善人に見えようと、皆、凶暴性や残忍な一面を持ち合わせている事を描くにしても、殆どの人は納得出来ないんじゃ?
冒頭の一晩に起きる不幸の詰め合わせが滑稽にさえ見えたので、制作サイドは、これはギャグですから!
と前置きしていたんでしょうか?
一応、御伽噺の体裁ですし。
ひとよ、のように家族の闇を抉るわけでも、
万引き家族のように貧富の格差を描く訳でもなく、
映画.comの紹介文を読んでチケットを取りましたが、予想を裏切られた内容でした。
伏線は回収していましたね。
ですが、丁度、今のご時世、
映画が終わった後、男子学生が
普通にワクチン受けたくなくなるよなぁと
話してました。
人が壊れていく話
情緒をズタボロにされ、感情を振り回され、クライマックスはただただ爽快。終わった後、本当に晴れ晴れとした気分で映画館を出ました。
人が追い詰められ壊れていく過程にリアリティがあり、歯を食いしばって観ました。観て良かったです。
何なら、空腹で疲れて、精神が磨り減ったときに観るのがオススメです。感情をおもちゃにできます。なお得るものなどはありません。
大好きですが、知人友人には勧めたくない作品ですね、人格を疑われそうなので。
怖い
言いたいこと、ツッコミたいこと、色々ありますが…怖い作品。
真似しようと思ったらできてしまうこと、だけど絶対に実行してはいけないことを映像化してしまうのはどうなの?
どうでもいいけど…肖像画の目が青いのはどんな意味があったのか、よくわからなかった。
我
決して後味のいい作品ではなく、タイトルから連想するようなファンタジーでもない。
ただ…今の時代、生まれるべくして生まれた作品なのだろうなと思う。
脚本が巧妙なのは「弱点」を的確に突いてくるところだ。その人物とその変遷にあまり矛盾を感じない。最後の暴挙は飛躍しすぎかとも思うが。元から脚本でもあるかのように澱みなく滑らかに破滅へと進む。
いや、脚本はあるんだけどさ。何て言うか紆余曲折というか葛藤みたいな箇所が抜け落ちてるって事だ。
このレビューのタイトルを「不信」にしようかとも思ったのだけど…結果論的に排他的な進化を遂げた自我というものが印象に残ったので「我」となった。
今の教育がどおいうスタンスかは分からないのだけれど、ちゃんと叱る事は必要だと思える。
躾ないと、子供は暴走するのだ。
冷静に考えても、子供なんて本能で動く。獣と大差ないのだろう。理性というものが芽生えた後「人」として歩き出すのだろうと思う。
そこを履き違えてはいけない。
個を尊重する事は確かに大切ではあるけれど、その前段階として尊重されるべき個である資格を、どうにかして身につけさせてあげるべきなのだと思う。
劇中の子役が置かれている環境は分かりやすい程のステレオタイプではあったけれど、彼女のような待遇を受けてる子供達は珍しくはないと思うのだ。
いわゆる肯定を前提に我慢などの抑制を蔑ろにされてきた子供達だ。極端な方向性ではあるものの、その方向に育つ可能性は否定できず予備軍はたくさんいると思う。
その土壌は「親としての自信の無さ」なのだと思う。
皆、不安だとは思う。
子育てという仕事は、何が正解かも分からないまま責任だけを背負わされる。
マニュアル至上主義の世代には、禁忌とも思える。
そこに登場するのが世論だ。
こうするといいですよ。
これはダメですよ。
皆、気付いちゃいないだろうが藁をも掴む勢いで、それに飛びつくのだろう。
ところがどっこい、子育てなんてものはそんな画一的なものであるわけがない。
当然上手くいかないのだけれど、その藁を放棄する勇気もない。そして田中氏が語るような父親像が出来上がる。
「子供の為なら何だってする。命さえいらない。それが親たるものの覚悟だ。」
…馬鹿言っちゃいけない。
親である覚悟はそこじゃない。
「何としても、この子を真っ当に育てあげなければ」だ。命を賭けるとするならその一点のみだ。子供を守る為に命を賭けるのはオマケみたいなもんだと思う。
暴君を暴君のまま野放しにしてはいけないのだ。
勘違いした守るという行為は、野放しにする行為と大差がない。
かと言って、親としての自信などすぐさま出来るものでもなく、そもそも自覚できるようなものでもない。
ただただ「親」なのだ。
おばぁちゃんが言ってた。
「親になるのと、親である事は違う」
禅問答のようだけど、歴然とした差がそこにはある。
後付けで、親たる者になれるようなモノでもないし、むしろ成ろうと思って成るような立場でもないのだと思う。
でも、そこには明確な基準だけがある。
それもまた「一般論」という魔窟だ。
それが出来てなければ否定だけを確認できるシステムがあるのだ。自身への不信だけを煽るシステムだけがある。
その結果が後半の土屋さんなのだと思う。
見事な思考停止っぷりだった。
自分のキャパを超えた時、声高に叫ぶ連中に迎合するのは楽なのだ。「右向け右」その号令に従ってるうちは異端というレッテルを貼られなくて済む。
不確かな「普通」というカテゴリーから逸脱しないって安心感が自身の正当性を立証してくれるのだ。
そんな内容の物語で、ほぼほぼシンデレラに由来するものは無いように思う。
土屋さんと子役のCOCOさんは秀逸だった。
本当に後味は悪いのだけど、色々と考えさせられる作品で、ご時世だなあと、予備軍がひしめく後世を憂う。
「全部諦めれば楽になる」とかは暴論ではあるけれど否定しきれない台詞だと思う。
例えば「未来に期待するのではなく、今を積み重ねる」とかなら、同じ意味合いだとしても暴論には聞こえないようにも思う。
ナポレオンボナパルトの格言を引用したりもするけれど、ナポレオンの偉業は語られてはいても、その事がその人格にまで及ぶ事ではなかろうに。
皆、滑稽な程、何かに縋りたいのだろうな。
とはいえ、正解が分からないまま選択だけを迫られる恐怖は、体感として理解できる。
だからこその後味の悪さなのだろうなぁ。
「じゃあ、どうすれば良かったの?」
その答えは、神のみぞ知るのであろう…。
■追記
皆様のレビューを読んで「シンデレラのその後を描きたかった」との意図が監督にあったと知った。
そして、とある疑問が浮かぶ。
「なんでそんなモノを描きたかったのだろう?」と。
いわゆるハッピーエンドを全否定なのである。
ふとしたボタンの掛け違いや、たった1つの不安で人生は容易に歪んでいく。
ともすれば、裕福である事は幸福に直結しないとか。
ネガティブなメッセージばかりを読み取ってしまう。
そんな事を薄っすら考えると、だからこそ頑張ろう等という応援的な作風ではなく、そんな虚像を植え付けられ、ソレを欲する者達への嘲りにも感じる。
希望は本質的に更なる不幸を産むための餌なのだとか、おおよそ負の感情から発信されたかのようだ。
どなたかのレビューに「こんな作品作るもんじゃない」とあったけど、微妙に腑に落ちた。
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