哀愁しんでれらのレビュー・感想・評価
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心の機微がつかめない
不幸なシンデレラ(小春)が王子さま(大悟)に出会って幸せになる、というシンデレラストーリーを書き換えるという試みはわかるんだけど、正義感が強すぎるくらいの小春が最後に崩壊してしまうまでの、心の機微が全く描かれてなかった気がする。
おかしいのは自分なのか継子なのかみたいな、スリリングなやつを期待していただけに残念。
内容にイラつく
演技はさすがなんだが、内容、特に最後にイラつきが出ます。
子役の演技は「これ子供かよ」って思うくらい。
ちょっと大袈裟なのはあるけど。
内容はなんの解決もなく、ただ自分勝手な終わり方なのと、いきなり終わる感じ。
時間を返して欲しくなる。
子どもってやっぱ…
怖いですね。
アマプラ無料期間が終わりそうだったので急いでみました。
途中からの不穏な空気感良かったです。
最後の終わり方だけはちょっと驚きました。え?こんな感じの映画なんだ、と。
子役の方すごいです。
可愛いだけじゃない、あのヤバさを演じられるのは。
子役の演技がいい!
ただただ子役の子の演技に圧巻。めちゃめちゃイラついてしまった。そう思わせるのがさすが。
理解力ないのもありますが、物語自体はよく分からなくって、ただ怖い日常見てるだけのような感じでした。だんだんハラハラするのが面白かったです。
アフターシンデレラストーリーがハマりすぎる土屋太鳳さん
土屋太鳳さん主演のアフターシンデレラストーリー「華麗なる一族」というドラマを見て、こういう土屋太鳳さん本当にいいんだよな、、としみじみ思い出して、配信にて再び鑑賞しました。
劇場でみた当時も度肝を抜かれましたが、改めて名作。
いささかチープにみえるパッケージ感に反して、生々しく丁寧に丁寧に家族が転落?膨張?していく構成が本当に見事で気持ちいいです。
賛否両論のラストは「そこまでいく!?」という若干の飛躍はある気がしますが、かといってこの家族が飲み込まれてしまった狂気を表現するにはあれくらい思い切らないと、というのも凄くわかる。
幸せになるための裏技
冒頭からこれでもかというぐらい
不幸の連鎖、連続に・・・
心折れちゃうな~
よく平気でいられるよ
偶然知り合った男性と意気投合して
トントン拍子で結婚・・・早っ
シンデレラのストーリー
靴のサイズがあったからといって
お互いの素性、性格もまだ知らないのに
結婚しちゃうなんて・・・
確かに、そうだよね。
不幸の連鎖を乗り越えて幸せを
手に入れるはずだった・・・
ここからがとんでもない展開の連続
幼少期、母に捨てられたトラウマ
私は絶対に母のようにならない・・・
生きる原動力になっていたのにね
心壊れちゃったな・・・
エンディングは胸糞悪い展開でした~
誰かを理解する、知ることは
家族であっても分からない、
父の言葉は重みがあったね。
自分の周りは全て他人だからね
理解するのは難しい、努力はしたいけど。
独身の友人が提案した
幸せになるための裏技
希望も夢を考えず過ごすこと・・・
結局、この物語の中で一番幸せなのは
この友人かもしれないなぁ~
3人の演技力に圧巻
この映画を見た後すぐに「暗黒女子」を思い出しました。同じ原作者なんですね。。
結末はともかく、あんなに正義感のあふれる性格のヒロインが、環境が変わり、洗脳に近い言葉を浴び続けると価値観が変わっていく。一度死の淵から助かることで今までの価値観が崩壊したのかも?かなりデフォルメされてはいますが、どんな人にも表と裏があり、始めは裏だと思っていたものがそこに染まってしまえば表になるのかも知れないと思い知らされました。あの3人の狂気に満ちた演技に脱帽です。
噂通りの酷い結末に唖然
自宅レイトショーAmazonプライムビデオ『哀愁しんでれら』
コロナ禍パス作品配信鑑賞
やんごとなきで義理の父親が、今回は実の父親役だったのねw
前半普通の連ドラのような流れで面白かったですが・・・
終盤の見るに耐えない結末に唖然
劇場鑑賞しなくて良かったと苦笑い(^◇^;)
田中圭さんは、髪型も体型も台詞回しも安定の田中圭〜流石っす!
裏お伽噺ホラー
2021年。菅時・脚本:渡部亮平。
土屋太鳳ちゃんと田中圭が、とんでもないモンスターペアレンツを演じます。
娘役のCOCOちゃん8歳の怪演もあり、インパクトのある映画でした。
好感を持つ人は少ないと思う。しかし面白がる人はいるとも、思う。
全編通して悪趣味な映画です。
真面目で一生懸命・・・そういうイメージキャラの土屋太鳳が怒涛の運命に
翻弄されて夫(田中圭)と行うラストは、現実離れしていて・・・
「そこまで夫婦で狂いますかね???」
この物語の裏主役は娘のCOCOちゃん演じるヒカリなのではないでしょうか?
映像が特殊な美的感覚です。
スタイリッシュな田中圭の邸宅。
美しく着飾った新妻・太鳳ちゃんのエプロン姿とよそいきファッション。
比べて結婚前の太鳳ちゃんは市役所の福祉課で働く地味な女性。
子供を虐待する親に憤り、体当たりしたりする熱血ぶり。
小春の家とか親は庶民的そのもので、実家と嫁ぎ先の落差が凄い。
豚小屋から瀟洒なお屋敷のお姫様へ。
たしかに御伽噺っぽいですね。見た目には!
そんな小春(土屋太鳳)は恋人には裏切られて、家は失火して全焼。
失意のどん底で裕福な開業医の大吾(田中圭)を助けたことから、トントン拍子に彼の後妻に収まる。
この辺が「シンデレラストーリー」な訳なんですが、上手い話には裏がある。
夫の大吾の変わった趣味嗜好。
何より不気味なのはあどけない前妻の子供・ヒカリの心の闇。
でもこんな子供(ヒカリ)がいないとは言えないので、ここだけはリアルです。
ドギツイです。
不快です。
あり得ないラストです。
あまりに現実味がないラストなので、インパクトと悪趣味しか感じないホラーでした。
過去鑑賞
作家性とエンタメ性
劇中でも似たことを言ってたけど、自分自身に
「こうあるべき」みたいな理想像を設定することの怖さを描いたスリラー。
画面に入ってくる光が印象的な前半パートと、
少女・ヒカリのダークサイドが見えてくる後半の暗さとか
画づくりの部分ですごく好感のもてる作品だった。
賛否の分かれる最後の展開も、そこまで突飛には感じなかったというか
「理想像」を追求するには他人を排除するしかないっていうか。
特にひとりの親としての葛藤にはやっぱり共感するところが多くって
子どもとすごく良い関係を築いていた人の
「なんでも子どもと一緒に楽しめばいいんだよ」ってアドバイスが
簡単なようでけっこう難しいっていうか、
なんでも子どもに合わせてたら俺の人格ってどうなるんだというか。
本作はフィクションの世界という意味で
すごく面白いデフォルメをしていたと思うし、真理にも迫ってたと思う。
作家性とエンタメ性の両立が素晴らしかった。
母親のトラウマ
以外と興味深かった
お金に余裕のない家に生まれた主人公
お金が沢山ある家の男性と出会う
そして起こるシンデレラstory
そこに共通するのは…母親像
こんな母親にはなりたくない!
と…幼い頃のトラウマに縛られて
いい母親になりたいと頑張っている
…けど
子供が嘘をついているんじゃないかと邪推したり段々と子供を信じられなくなってしまう
彼も母に対してトラウマを持っていた
彼女と同じように子供には幸せになってもらいたいと思っている
二人の想いは同じ
最後のシーンは…あれれ…どうして
???
だった(しんでれらの結末)
何処か歪んでいる
何処か有りそうな感じだけど
…笑えない
コメディホラーとして捉えたい
親は子供の事を何でも知っていると
思っているけどそうじゃない
知らないことの方が多い
子供は自分の都合のいい事は言うけど
悪い事は言わない
近くにいる友達の方が…
小春の父が言っていた
俺も子供のこと全然知らなかったよ
…と。
シンデレラってヤベェやつ
TSUTAYAなんたら大賞のグランプリ作品だそうです。出演者も予告も良かったから鑑賞したけど、けどー、イマイチかなと。
世界的に有名な”シンデレラ"をタイトルに入れるくらいなんやから、ガラスの靴や、王子様やイケズな継母やお姉さんが出てくるかと思いきや。
キンキラキンのハイヒールに、表向きは王子様だけど実は頭ちょっとおかしい男に、優しい父親でしたよ。 ちょっとシンデレラとタイトルに入れるには要素が薄い気が。
まさかまさかのシンデレラ自身が継母になるというストーリーだとは。
"良い母"という概念に縛られて、現実をまともに見て、解釈して、判断することがだんだん難しくなる女性を土屋太鳳ちゃんが頑張って演じてました。
作中、三人が家族になった後、海辺の公園みたいなところで、絶好調に踊るシーンは、ここで急にミュージカル??と頭が追いつきませんが、三人の幸せな気持ちを表していたのかな。
物語自体があっちにもこっちにも手を出し過ぎているので、広く浅くの脚本がちょっと薄味過ぎてエンディングが、これでええ〜の?と苦笑いになりました。なにより、このご時世で、子供にワクチン打ってるっていう設定がなんかもー(笑)
大吾(田中圭)の母親のセリフで、
「母親になるということと、母親であると言うことは違う」
が一番印象的だったなー。
とにかくいろいろ詰め込みすぎのシンデレラだったなと言う印象。
幸せの他人依存
本作は土屋太鳳演じる主人公がシンデレラのようにお金持ちと結婚し、幸せいっぱいの日々を送れるかと思いきや、生活の中で生じる夫婦問題、子育て問題に直面するストーリーだ。
私が本作をみて感じたのは「幸せの他人依存」だ。主人公が田中圭演じる夫に出会い自分の大切な友達や家族を自分自身を大切にできなくなっていってしまうことで、どんどん幸せの軸が夫や子供だけになっていってしまう。田中圭が自分の宝物を捨てていくシーンは特に幸せがより自分軸ではなく他人軸(子供)に移っていくことを象徴していると思う。
次に、子供が良い父親や母親と思うことが最上級で世間体を気にしないというラスト部分は、最初に登場し土屋太鳳が最低だと言った母親に似ている。
たおちゃんすげ〜。
たおちゃんが何度もこの映画の出演を断ったとのことだが、そりゃ断るよな〜と納得。
じぃちゃん倒れる、お父さん飲酒運転で捕まる、家火事になる、彼氏浮気してる→不幸がこんなに一気にくる?!というツッコミたくなるような序盤からの、
大ちゃんとの出会い。
医者でめちゃ優しい、家族に良くしてくれる、娘とも気が合いそう…それは惹かれるし、この人とならっておもうだろう。(田中圭、かっこよかった)
最初は幸せな結婚生活。
だが、徐々に見えてくる、大ちゃんの変わった趣味、
娘ひかりの歪み。
そして、たおちゃんもおかしくなっていくのだ。
でも、最初の大ちゃんを踏切から救うシーン。
助けず、見てようかな?と少しでも思ってしまった
たおちゃんのあのシーンが、後半のたおちゃんと重なる。
私にも子どもがいるので、
ひかりの不可解な行動については、自分ならどうするかなって考えながら見ていた。この子の母親ならどうするかなって。
たおちゃんがしていなかったこと。
お弁当を食べていないことに気がついたとき、なんでひかりと話さなかったのか。学校での様子はどうですか?って先生に聞くね。
ふでばこも、トイレから出てきたよ、お母さん
そんなことされたら悲しいよ?って、まず落ち着いて話をするかな。
でも、あーやって暴れて話聞かなくなっちゃうかなー。どうしたら良かったんだろうね。
充分ひかりに寄り添っていこうという気持ちはあったし、愛情も注いでいるように見えたけど。
言わないでって言ったことを、パパに言っちゃった。
そこから崩れていったような気がする。
最後の結末は、賛否両論あるけど、
私は好き。狂ってる人たちの歪んだ愛。
うちの子悪くない、じゃあ、みんなやっちゃう?的な。
こわいこわい。
絶対あってはならないけど。
後半から主人公の心情の変化が…
序盤からこれでもかというくらいの不幸の連続、そこから素敵な男性と出会い幸せの階段を駆け上がるところはテンポも良く面白かった。
でも後半主人公が闇落ちしていくのが、イマイチ心情の変化がわかりにくく、あれ?そうなの?って感じでした。
とにかく娘がメンヘラでかまってちゃんで生意気で、私でも手をあげてしまうと思います笑
いろいろ読むと友達を突き落としたりしてないようですし、お弁当も好きな男の子の木を引きたかっただけとありましたが、そうみえない描写もわざとなのかもしれませんが、分かりにくかった。
ラストが賛否両論
皆さんがレビューで仰るように、この作品はラストが賛否両論別れるタイプの作品です。
序盤のコハルの様々な悲劇から一転ダイゴ(田中圭)と出会いシンデレラのように幸せな日々を送っていけると思われた。しかし幼い頃に自分を捨てた母親のようになりたくないと良いママになろうと必死になる中で、ダイゴの娘であるヒカリの本性を感じ取りコハル(土屋太鳳)自身が壊れていく。
ヒカリが想いを寄せる男の子は別な女の子のことが好きなのを気づいていてそれが面白くないヒカリはその女の子を突き飛ばし殺したと思われていました。
人殺し家族だと自宅のガラスや壁中に描かれ、困り果てていたところコハルが思い付いた作戦が、医者であるダイゴが定期的にその小学校で行っていたインフルエンザの予防接種の注射器の中身を致死量のインスリンに変えて子供たちに注射する、というもの。
しかし子供たちに接種を行っている最中、メガネをかけた女子児童がコハルに手紙を渡すんですよね。
その手紙にはヒカリが殺していないことはみんな知ってるよ、という内容が書かれていたのですが、時既に遅し。
全ての接種完了し、子供たちは皆死んでしまった。
これに関しては哀愁しんでれらの監督が「やってない。最後にメガネの女子児童(転落現場の教室に居合わせてた子)の手紙に書いてあった事は真実。渉くんは、盗ってもいないふでばこを盗ったと言われた事への仕返しのつもりで嘘の証言をした」と述べていたそう。
殺人は子供でも大人でもどんな場合であっても決してやってはいけないことですが、結果的に子供たちの大量殺人という形で終わった作品で、土屋太鳳さんがこの「哀愁しんでれら」の作品オファーを三度も断った理由が分かる作品でした。
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