劇場公開日 2020年8月7日

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ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたちのレビュー・感想・評価

全17件を表示

4.0火のない所に音楽は流れない。

2022年6月15日
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鑑賞方法:VOD

 ほんの少し、レッドチェッペリンやローリングストーンズ、少し古いロックを通した耳には判らない話。英語が判らず、彼らが何を歌っているのかさっぱり判らない。火のない所に音楽は流れない。宗教色の強いバロック音楽、宮廷に流れるモーツァルト、英雄を讃えたベートーヴェン、それぞれの音楽には相応しい背景があり、ロックやブルースといった音楽の更なる源流は、民族差別に抗してきたインディアン音楽があった――と、いったところでしょうか。
 やはり私には知らない、頭に入りきらない。第一言語ではない英語の歌詞を聴いたところで、意味を調べることは出来ても、感じ取ることは出来ない。もし、自分が音の良さやノリの良さだけで聴いている音楽が、木に吊され弾圧を受けた話であったならどうしよう。
 まあでも、ほんの少し、こうした背景を感じられただけでもよかった。もし本当の意味を知ったなら恥ずかしい思いをしないために、当面、ロックを聴き始めたことは内緒にしておこう。ドラムとギターがなったら全てロックだと思ってしまう私だけれど。
 最近はローリングストーンズがお気に入り。メロディーラインが有るのか無いのか判らない、エネルギッシュな歌声がなんか好きだ。その程度にしか感じてないけど、この映画のように、歌の意図を感じ取れることが出来るようになるのだろうか。

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猿田猿太郎

4.0知らなかった

2021年6月10日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

ブルースもロックもルーツは黒人音楽迄は知っていましたが、ネイティブアメリカンにもルーツがあることを初めて知りました。こういう間違った伝わり方は音楽以外の文化にもありそうですね。侵略者によってあらゆることが都合良く塗り替えられて現代に伝わってきてそう。だけど、本作で本当のことを知ることができて良かった。

ネイティブアメリカンのことはマイノリティの中でも取り上げられることが少ないのですが、ユダヤ人や黒人よりも人口が少なく発言力も小さいんでしょう。こういったマイノリティのことをもっと知りたいです。

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ミカ

4.0アメリカン・ミュージックのルーツ

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

洋楽は結構詳しい方だと思っていたのですが、まだまだ知らないアーティストがこんなに沢山いたとは...。これまでアメリカの音楽はアフリカがルーツと思っていましたが、ネイティブアメリカンのルーツがあったのですね。アメリカの広さを改めて感じました。

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Yoshi K

3.5ロックもブルースもインディアン発祥

2020年12月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ネイティブアメリカンをルーツに持つリンク・レイの「ランブル」がロックに与えた多大な影響、その他インディアン音楽がジャズ、ブルース、などに与えた影響を紹介するドキュメンタリー作品。
モータウンとは違う音楽だとの紹介も有り、先ごろ映画を観てて良かったと思った。
インディアンの男は狩猟民族なので危険だと言う理由でアフリカに送り、代わりに黒人男性をアフリカから連れてきてインディアン女性と結婚させたとか、ネイティブアメリカンの迫害の歴史紹介も有り、アメリカの暗部を知ることが出来た貴重な作品と思う。

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りあの

3.5才能の奥深さ

2020年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まったく知識のないことだったので、
たいへん興味深く、知識を得ることができましたが、
結構、大枠な感じだったので、もっと深く知りたくなりました。
個々のアーティストに関しては、鬼籍に入られたかたもいらっしゃいますが、
インディアンという自身のルーツについて音楽について、
もっと話を聞いてみたかった。

やはり、ルーツや血で音楽やリズム感が形成されるとなると、
日本人に、ロックやブルースや、ルーツ音楽は難しいのかなぁ…と思ってしまったり、
器用さという点で、良い意味での物真似で生み出せるのかなーとか、
鑑賞しながら、少し主旨とはズレたことを考えてしまった...。

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hkr21

4.0【”生きてきた土地は奪われても、魂は奪われない” 音楽でアメリカの白人社会と"喧嘩"してきたネイティブアメリカンの血をひくミュージシャン達の姿や彼らに影響を受けた人々を描いた作品】

2020年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

-ネイティブアメリカンの血をひくロックギタリスト、リンク・レイが奏でる"ランブル"のネイティブアメリカン達の怒りを爆発させたような、重厚で腹に響く独特なリフの格好良い事・・。-

 ・今作は、彼らが様々な差別を受けながらも、その民族音楽をルーツにしたうねる様なグルーブ感をロックテイストに絡ませ、演奏し続け、ジャズ、フォーク、ロックに影響を与えてきた様を、当時の映像と、本人(物故者多し)及び影響を受けた人たちのインタビューで描き出した作品である。

 ・恥ずかしながら、年代的に、リンク・レイを始め音源を持っておらず、知らないミュージシャンもいたのだが、印象的なシーンは数々あった。

 ・ジミ・ヘンドリックスにネイティブアメリカンの血が流れていたことを初めて知ったし、その彼が大観衆の前で、ディストーションの効いたアメリカ国家を弾く有名なシーンが映され、彼の父が”警察に逮捕されないか”、ハラハラしながら観ていた事・・。

 ・同じく、影響を受けたボブ・ディランがフォークギターからロックギターに変えた頃のブーイング飛び交うライブシーン。顔色一つ変えず、演奏するディランの姿。

 ・イギー・ポップやスラッシュやテイラー・ホーキンスが彼らの音楽にどれだけ影響を受けたか話すシーン。
 ーええっ、そうだったの・・。ー

 ・そして、ネイティブアメリカンの血をひいているミュージシャンの多さにも驚くばかり。

<ロックンロールに、ネイティブアメリカンの音楽がここまで影響を与えていたことに驚き、数々の映像を楽しみ、何より壮大なパワー溢れるネイティブアメリカンミュージックの凄さに圧倒された作品。>

<2020年10月25日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

5.0リンク・レイこそがロックの創始者~文化の根絶やしも立派なジェノサイド

2020年9月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

ブルースロックはイギリス人(代表:エリック・クラプトン)が1960年代にアメリカのブルースマンを見出し、アメリカに逆輸入した。大概のロックオヤジはそこまでは知っている。
だが、この映画はブルース、フォークなどの音楽にはアメリカンインディアンが深く関わっていることを教えてくれた。そして、さらにアメリカの恥ずべき歴史も。

【Link Wray:リンク・レイ】
1929年生まれ。ショーニー族。幼いころ、カーニバルで黒人芸人の弾くスライドギターを見て音楽に目覚める。若いころに朝鮮戦争に従軍。その後、兄弟たちとバンドを結成。テレビ番組でのバックバンドを務める。1958年29歳の時に発表したインスト曲 Rumble が米国では少年犯罪を助長するという理由で、放送禁止になる。インストゥルメンタルの曲が放送禁止なんて初めて聞いた! 言いがかりも甚だしい。差別の匂いがプンプンする。当時はロカビリーブーム。プレスリーのジャケットの袖から居酒屋ののれんみたいなヒモ(フリンジ)をずらーっとぶら下げたスタイルはネイティブアメリカンのファッションだ。エルビスとジョニー・キャッシュの影に隠されてしまった。リンク・レイに影響を受けたと証言するミュージシャンはジミー・ヘンドリックス、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、イギー・ポップ、ピート・タウンゼント、マーク・ボラン、タフ・マッケィガン、ブルース・スプリングスティーン、キンクス など

【Rumble 演ってみた】
自分のオヤジバンド(ブルースロック)の課題曲でやってみた。非常に知識豊かなバンドリーダー(ギター)もリンク・レイはもちろん、Rumble は知らなかった。しかし、譜面をどこからか手に入れてきた。バンドメンバーは私の突然の提案に難なく答えてくれ、異常に盛り上がった。私はもう一人のギターのサドウスキーのライトグリーンのストラトモデルで弾いてみた。ベースがドラムに、サドウスキーの彼がベースにまわった。ものすごく気持ちよかった。すごい曲だ。ロックの原点に間違いないと確信した。リンク・レイはロックのまさに創始者。パワーコードの創始者でもあるのだ。それはすごいことだ。我々はロックの真髄はアジア発のモンゴロイドの兄弟にあることを実感し、うち震えた。

【鮎川誠(シーナ&ロケッツ)はリンク・レイの一番最初の子供説(マイ・オリジナル)】
リンク・レイの演奏する姿を見たとき、真っ先に思ったのが、鮎川誠にそっくり。鮎川誠は1948年に福岡県柳川で生まれた。父親がアメリカ人で母親が日本人。父はアメリカ軍の軍人だが、会った記憶はない。と、ウキペディアにある。リンク・レイは朝鮮戦争(1950-1953年)に従軍したとあるが、1945年からすでにアメリカ軍は南朝鮮に入っているわけで、リンク・レイがなにかの間違いで日本に寄った可能性は皆無ではないと思われる。リンク・レイは生涯で4回結婚し、9人の子供を残したとされている。10人いてもおかしくない。

【Howlin Wolf の塩辛声のルーツ】
シカゴブルースの巨人、ハウリン・ウルフにもアメリカインディアンの血が。知らなかった。嬉しかった。あのダミ声はわれわれには身近な魚屋(築地市場など)のオッサンのダミ声だ。ダミ声は黒人が特別得意な訳ではない。ハウリンウルフはクラプトンとのライブ盤を出している。Killing floor は Led Zeppelin が もろにパクっている。セカンドアルバムの Lemon Song がそうだ。チョクトー族でデルタ・ブルースの祖であるチャーリー・パトンからギターを学んだというハウリン・ウルフ。その影響を受けたローリング・ストーンズやクラプトンを経由し、逆輸入の形でブルースはアメリカに。その背景にはアメリカ政府の徹底した黒人蔑視がある。しかし、先住民に対する差別はアフリカン・アメリカン以上で、先住民の多くはアフリカン・アメリカンになりすましたり、同化することにより難を逃れてきた歴史が語られる。実際、南北戦争以前は先住民の男はアフリカに代わりに連れていかれ、先住民女性はアフリカの男性と結婚することが多かった。我々が黒人音楽と思っていたものも純粋なアフリカン・アメリカンのものではなく、先住民の音楽との融合なのだ。

【ジミヘンにもインディアンの血が】
奴隷だった曽祖父とチェロキー族の血を引く曾祖母を持つ、ジミ・ヘンドリックス。1942年生まれ。もう、言うまでもないだろう。ロックは白人の産物ではない。

【ジェシ・エド・デイヴィス(タージ・マハル)】
1944年生まれ。父はコマンチ族、母はカイオワ族の生粋のインディアン。オクラホマ州出身。スワンプ・ロックの名手。素晴らしい。43歳でオーバードーズで死亡。残念でならない。オールマン・ブラザース・バントの伝説のライブ盤アット・フィルモアイーストのはじめの曲 Stateboro Blues はタージ・マハルのデビューアルバムでジェシが弾いているスライドギターをドゥエイン・オールマンが無名時代から必死で真似した一曲だそうだ。Stateboro blues はもちろん、昔のブルースマンの曲。この映画のなかで流されるジェシのチャーミングな笑顔にすごく癒された。

【Buffy Sainte-Marie とJoan Baez】
バフィ・セントマリーとジョーン・バエズ。この映画でバフィ・セントマリーを見た時に真っ先に思った。ジョーン・バエズに似てるなぁ。 Wikipediaで両者を比べてみた。誕生日はどちらも1941年。ジョーン・バエズが1月生まれ。バフィは2月生まれ。やはり。バエズが20歳にはメジャーデビューしているのに対し、彼女は苦労人だ。カナダのインディアン クリー族出身。幼少期に親の離婚で、マサチューセッツ州の養父母の養子になる。キャンパス内のコーヒーショップなどで演奏し、フォークソングフェスティバルに精力的に出て、ニール・ヤング、ジョニー・ミッチェルらと親交を深める。1964年にデビューアルバムを出すが、ベトナム戦争で、傷ついた兵士を歌った Universal Soldier はリンク・レイ同様、理不尽な放送規制を受ける。のちに彼女は語っているのだが、ラジオ局のブラックリストに載ったのは当時の政府(ジョンソン、ニクソン大統領、FBI)によるもので、事実上、彼女はアメリカでのビジネスを禁止され、反戦活動のみならず、先住民運動の芽も摘み取られ、70年代はなんもできなかったと。
71年の西部開拓史の実態を扱った映画 Soldier Blue の主題歌もアメリカでは発売禁止。彼女はジョーン・バエズよりもはるかに直接的なオリジナル反戦歌詞で訴える。社会貢献は長期に渡り、今でも続いている。闘うフォークシンガーの姿勢を崩していない。そして、嬉しいことに、映画「いちご白書」で、サークルゲーム(Circle Game)がヒット。1984年には Up Where We Belongが「愛と青春の旅立ち」で、第55回アカデミー賞の主題歌賞を受賞しているなど、映画との関係も深い。

【文化の根絶やしも立派なジェノサイド】
先住民族のヴォーカル・グループ、ウラリがパフォーマンスを披露し、踊りや音楽をも禁じた当時のアメリカ政府による迫害の歴史が語られる。故意に先住民の誇りをくじく目的で、彼らの伝統的儀式を非合法化し、長年抑圧した。文化の剥奪は虐殺に等しい。アメリカ先住民は文字文化をもたないからなおさら。

【この映画で出ている著名人:多数の中から厳選】
マーティン・スコセッシ、ロビー・ロバートソン(The Band:モホーク族)、スティービー・サラス(アパッチ族)スティーヴン・バン・ザント、スラッシュ、タージ・マハル、イギー・ポップ、バディ・ガイ、マーキー・ラモーン、バフィー・セントマリー、リキー・メドロック(レーナード・スキナード:ラコタ族)、ジム・ケルトナー、デルク・トラックス、ロバート・トロ匕ーヨ(メタリカ)
【紹介されたその他のネイティブアメリカンミュージシャン】
ランディー・カスティーヨ。ヘビーメタル界のスーパードラマー。イスレタ・ブエブロ族/アパッチ族。ニューメキシコ州出身。1960年生まれ。参加バンドはモトリー・クルーなど。51歳で死亡。

タブー(ブラック・アイド・ビーズ)1975年生まれ。ショショーニ族。

レッドボーン(成功を収めた最初のインディアン・ロック・バンド 1968年~)ヤキ族/ショショーニ族。1974年の Come and Get Your Love は世界的なヒットを記録。Vegas 兄弟にインディアンの音楽をやったらどうかと勧めたのはジミヘン。

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カールⅢ世

5.0勉強になります。

2020年9月10日
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鑑賞方法:映画館

とにかく、洋楽好きな方には観ていただきたい。
音楽のルーツを知ることができます。
なんだか・・え?そーなの????の連続です。

でも、歴史を考えれば、略奪の歴史を考えれば
悲しいけど事実なんだろうなとも。
奪われたのは土地だけじゃなかったのだな。
(文化を潰す・・・ってすごい話だと思った。人間ってひどい生き物だな)
でもその結果のおかげで音楽は広く広まり、楽しめているのも事実。
残酷。

しかし、本作に描かれているインディアンにルーツをもつ方々のたくましさを見ると
だからこそ音楽は根絶やしにならなかったんだなと納得。

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バリカタ

4.0アメリカの音楽の根底に在る先住民族の血

2020年8月29日
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これはインディアンと呼ばれ色々な意味で弾圧され続けた先住民族が現代の音楽に与えた影響を検証する貴重な作品。音楽好きは必見だ。

思えばたかが500年の出来事。ヨーロッパ諸国から多くの人がアメリカへ移住し、先住民族を殺し、土地を奪い、生き残った者を居住区へ押し込んだ。奴隷としてアフリカから運んだ黒人たちを人間として扱わなかった。世界最強となって久しいアメリカは現在も迷走している。

閑話休題、今作はロックギター🎸のリンク・レイからスタート。今作のタイトルにもなったランブルをリリースしたのが1958年。余りにも早過ぎたロックだった。ザ・フーのピート・タウンゼントを例にとり後進のギタリストたちへの強い影響をうたった。

ブルースのチャーリー・パットン、ジャズ・ボーカルのミルドレッド・ベイリーにバトンを繋ぐ。

ここに真のオリジネーターの姿があった。
根底には先住民族の血と音楽があった。

ベイリーから歌を学んだというフランク・シナトラ、16歳から20歳までベイリーしか聴かなかったというトニー・ベネットのコメントにグッとくる。ビリー・ホリディ、エラ・フィッツジェラルド、ビング・クロスビー等が影響を受けた天才だった。

知らないことばかりだった。自分はビリー・ホリディの前に遡ることがなかった。ザ・バンドのロビー・ロバートソンやジミ・ヘンドリックスがインディアンの血を引いていることを知らなかった。ジミヘンはさほど黒くなかったが黒く見せたかったなんてねぇ。

その他、バフィー・セント・メリー、ジェシ・エド・デイヴィス、ランディ・カスティーヨなどの貴重なエピソードが目白押しだ。

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エロくそチキン

3.0アメリカの音楽業界で隠されてきた事実

2020年8月20日
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ネイティブアメリカンの側から見たアメリカンミュージックの歴史という感じのドキュメンタリー。
長いことアメリカのロックを聴いてきたくせにRUMBLEという曲を知らなかった。歌がないインストなのに放送禁止になるなんて、当時与えた影響が垣間見える話だ。
さて、ネイティブアメリカンに対するイメージは中南米っぽい見た目の人たちだったのだが、それを根底からひっくり返してくれた。なるほど、奴隷で来ていた黒人男性とネイティブの女性との間に子どもが生まれていくのは自然な流れかもしれない。そして彼らは黒人、カラード(もしくはヒスパニック)の中で迫害を受けない立場に身を置くという生き方を選ぶ。
そんな中でネイティブルーツの人たちがアメリカの音楽業界で活躍していくのだが、これが本当に幅広い。ジャズ、ブルース、ロック、ヒップホップ、ヘビーメタル。この人もそうなのかなんて初めて知る人がほとんど。そりゃそうだ。その情報はあまり知らされてなかったんだから。
近年、こうした自分のルーツに誇りを持とうとする動きが出ているのはいい。この映画を通してネイティブアメリカンの存在感がもっと高まることを願う。
でも中だるみしたので評価はあまり高くできなかった。

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kenshuchu

5.0全ロック・ファン、音楽ファンに観て欲しい重要作です。 これまでのル...

2020年8月17日
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全ロック・ファン、音楽ファンに観て欲しい重要作です。
これまでのルーツ・ロックについての認識、概念が変わる、眼からウロコの映画です。
また、アメリカが移民の白人侵略者によって建国された、原点がレイシスト国家であることも。
アメリカ暗黒史の不都合な真実と、ポピュラー音楽が誕生した歴史的背景の真実が解る素晴らしい映画です。

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nero

3.5"Link Wray"

2020年8月13日
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楽しい

興奮

知的

60年代のサーフ、ガレージロックや90'sを好んで探れば、自然と行き着くリンク・レイをフィーチャーしたドキュメント映画を観られた喜び、チャーリー・パトンやハウリン・ウルフまで、バフィ・セイント・マリーは「ソルジャー・ブルー」の主題歌を戦うフォークシンガーとして、ロビー・ロバートソンも、まだまだ知らないロックンロールの歴史が埋もれているアメリカ。

イーストウッドの「許されざる者」でモーガン・フリーマンの奥さんがインディアンだった事に、あの時代ではあり得ないだろう!?と思っていたが、本作を観てスッキリと解消、知らなかった先住民と黒人奴隷の関係性。

ロックンロールの歴史や人種差別問題、アメリカを語る上で黒人の人たちを印象付けてしまうが、インディアンの迫害の歴史は知っていても、ロックンロールや音楽など、これ程の影響力と偉大なミュージシャンたちにその血が流れていたなんて。

レッドボーン登場には御丁寧に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の映像が、ブラック・アイド・ピーズからメタル、ハードロックに話が移り始め若干、興味を失いそうになってしまうのは否めなく御勘弁!!

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万年 東一

3.5アメリカという国

2020年8月12日
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アメリカ合衆国のマイノリティー迫害、言論弾圧の施策の先にネイティブアメリカンが粘り強く発信し続けた音楽があった。

ブルースをルーツにする音楽は全てインディアンミュージックに繋がる。
そのDNAはアメリカ合衆国という強大な権力と闘う、不屈の魂。

魂、それは
ロック。

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NobuNaga

4.0alternativeのようで実はmainstreamだった、彼らの米国音楽史を紐解く

2020年8月12日
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まるでアカデミックな米国音楽史の本のページをめくるような感覚。その本はとてつもなく分厚く中身も濃い。そして施政者が闇に葬ってきた黒い歴史を明らかにしていく。自分のような薄っぺらの表面的な米国の歴史しか知らない人間には驚く事実ばかり。

大陸の新たな征服者である、WASPはNative-Americanの土地や財産だけでなく、文化までも抹殺し封印しようとしてきた。今の中国共産党政府がチベット自治区や新疆ウイグル自治区でおこなってきたように。

しかし為政者の思惑に反して、彼らの音楽はAfrican-Americanと交流しながら豊かな文化を継承していく。bluesやjazz、 rockに多大で基盤にもなるような貢献をしてきたのは驚きであり、Charley PattonやJimi HendrixがNative-Americanにルーツを持っていたとは更に驚きだった。

映画のタイトルになっている「Rumble」を聴いて思い出すのは、Pulp Fictionでの挿入歌(John TravoltaとUma Thurmanがバニラシェークを飲む、あのシーン!)。
米国のロック史に軌跡を遺した偉大なロックアーティストたちに影響を与えてきた超絶演奏。インスト曲にも関わらず放送禁止になったというくらい、発表当時大きなインパクトを持って受け止められた証拠。
Pulp Fictionでこの曲をはじめて聴いて、「めっちゃカッコいい!」と震えたことを思い出す。

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atsushi

4.5笑顔の絆

2020年8月10日
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知的

語り手たちの「好き」が輝き、時空を超えた敬愛が素晴らしい。

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Shizuka

4.0『Rumble』は今聞いてもすごい

2020年8月8日
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鑑賞方法:映画館

 ロック史は、結構詳しいほうだと自認していたが、リンク・レイは知らなかった。まだまだ、勉強不足です。『Rumble』が発表されたのが1958年でしかも、インストってすげえな。当時のミュージシャンが度肝抜かれるはずだよ。この曲がロックの源流だっていうのもわかる。

 黒人音楽がロックに影響与えたことは、知っていたけれども、その黒人音楽自体が、遺伝的にも音楽的にもネイティブ・アメリカン文化に影響を受けていたなんて、これも初めて知る事実だった。しかも、遺伝的に黒人とネイティブ・アメリカンが混じり合ったのは、横暴な簒奪者である白人によるひどい仕打ちのせいであるとは。男の奴隷をアフリカから輸入して邪魔になったインディアンの男をアフリカに輸出した上に、黒人男性とインディアンの女性で奴隷を再生産するとは、まったくもって勝手すぎる。

 皮肉にもその人種・文化の融合からジミヘンの音楽が誕生したっていうのは、なんと言っていいのか。

 メタルが好きだから、ランディ・カスティロが登場したのは嬉しかった。アンスラックスのジョーイ・ベラドナも登場してほしかったな。ジョーイもインディアンの血を引いていて、「パブリック・エナミー」とともにヘヴィメタルとヒップホップ融合させて、当時の僕たちを驚かしたからね。

 白人の弾圧を乗り越えたネイティブ・アメリカンの音楽・文化を知ることができて、とてもよかった。

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bion

3.5アメリカの僻地に追いやられたインディアンの咆哮

2020年8月4日
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鑑賞方法:試写会

知的

寝られる

インディアン(アメリカ先住民)、または彼らをルーツに持つミュージシャンたちが、いかにアメリカのポピュラー音楽に影響を与えてきたか。元々音楽史に疎かったとはいえ、知られざるエピソードが続々と出てくるのにまず驚かされる。
「耳なじみのあの曲も、インディアンの血を引くミュージシャンが手がけていた」といった事実を知る人も少なくないはず。
クインシー・ジョーンズ、イギー・ポップ、スティーヴン・タイラー、スティーヴィー・ヴァン・ザントらミュージシャンや、この手の映画では常連になりつつあるマーティン・スコセッシ監督といった証言者たちの面々も豪華。

元々アメリカ大陸の先住民だったのに、いつの間にか僻地に追いやられてしまったインディアン。彼らはその怒りや哀しみを音楽に変えてきた。21世紀になっても、そのムーブメントは変わっていない。

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regency