劇場公開日 2020年8月7日

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「アメリカの僻地に追いやられたインディアンの咆哮」ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アメリカの僻地に追いやられたインディアンの咆哮

2020年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

寝られる

インディアン(アメリカ先住民)、または彼らをルーツに持つミュージシャンたちが、いかにアメリカのポピュラー音楽に影響を与えてきたか。元々音楽史に疎かったとはいえ、知られざるエピソードが続々と出てくるのにまず驚かされる。
「耳なじみのあの曲も、インディアンの血を引くミュージシャンが手がけていた」といった事実を知る人も少なくないはず。
クインシー・ジョーンズ、イギー・ポップ、スティーヴン・タイラー、スティーヴィー・ヴァン・ザントらミュージシャンや、この手の映画では常連になりつつあるマーティン・スコセッシ監督といった証言者たちの面々も豪華。

元々アメリカ大陸の先住民だったのに、いつの間にか僻地に追いやられてしまったインディアン。彼らはその怒りや哀しみを音楽に変えてきた。21世紀になっても、そのムーブメントは変わっていない。

regency