劇場公開日 2020年8月7日

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「"Link Wray"」ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5"Link Wray"

2020年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

60年代のサーフ、ガレージロックや90'sを好んで探れば、自然と行き着くリンク・レイをフィーチャーしたドキュメント映画を観られた喜び、チャーリー・パトンやハウリン・ウルフまで、バフィ・セイント・マリーは「ソルジャー・ブルー」の主題歌を戦うフォークシンガーとして、ロビー・ロバートソンも、まだまだ知らないロックンロールの歴史が埋もれているアメリカ。

イーストウッドの「許されざる者」でモーガン・フリーマンの奥さんがインディアンだった事に、あの時代ではあり得ないだろう!?と思っていたが、本作を観てスッキリと解消、知らなかった先住民と黒人奴隷の関係性。

ロックンロールの歴史や人種差別問題、アメリカを語る上で黒人の人たちを印象付けてしまうが、インディアンの迫害の歴史は知っていても、ロックンロールや音楽など、これ程の影響力と偉大なミュージシャンたちにその血が流れていたなんて。

レッドボーン登場には御丁寧に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の映像が、ブラック・アイド・ピーズからメタル、ハードロックに話が移り始め若干、興味を失いそうになってしまうのは否めなく御勘弁!!

万年 東一