劇場公開日 2021年3月19日

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まともじゃないのは君も一緒のレビュー・感想・評価

全188件中、161~180件目を表示

3.5王道のつくり(言い換えればありふれた)のラブコメディです。

2021年3月21日
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鑑賞方法:映画館

王道のつくり(言い換えればありふれた)のラブコメディです。
筋書的に目新しいものは何もありませんし、冒頭の森の景色の意味を含め、途中で話は全て読めてしまいました。

物語に特徴がないとなると、あとは出演者がどうか、ということですが、
・演技については2人とも文句なしでお上手ですね。
・ただ、残念ながら、お二方ともコアのファンの方はあまり多くないようで、客入りはイマイチでした。

主役の清原さん、映画出演も続いていますし時期NHK朝ドラ主人公を演じます。今後が楽しみですね。

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お抹茶

4.0気楽に楽しく見れる作品

2021年3月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

普段はラブコメが苦手という人にも是非見ていただきたい作品です。面白くてクスクス笑ってしまうシーンが大半ですが、ラストは少し考えさせられます。主役だけでなく、脇を固めるキャスティングもぴったりで作品に引き込まれました。わたしの印象としては、付き合う前、付き合いたてのデートで見るのにちょうど良い作品だと思います。

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まりあ

4.0面白い。成田凌がハマり役。笑えます。

2021年3月20日
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恋愛指南のドタバタ劇で、予定調和的に最後は収まる安定した映画。

主役は成田凌と清原果耶の実は二人とも「恋愛初心者」がおりなすドタバタ劇。

成田凌。「カツベン!」でも感じてたんだけど、この人の醸し出す雰囲気、天然ボケで喜劇系。
不器用な数学予備校講師がピッタリハマって面白い。

確かに「まともじゃ無い」よ。成田凌。天性の喜劇役者。映画館を笑いで支配してた。
モデル出身らしいがスクリーン上はそれを感じさせない。

こういう映画は難癖つける評論家どもの評点が低いのが相場だけれども。
そもそもそんな連中に評価されたくない映画。万人受けする映画です。

面白いので、老若男女、一人でも、カップルにもおすすめ。やっぱり映画は疲れないのが一番ですよ。

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満塁本塁打

4.5まともじゃない成田が私は大好き

2021年3月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

我らが成田凌と最近大注目の清原果耶。2人が初共演というだけで神なのに、なんと予告がめっさ面白そう。今年公開映画TOP5には入る期待値の高さ。
この日を待っていた...と思わずチケット購入時にガッツポーズ。でも、どうなるだろうか。こうやって期待してる時に限って大コケするんだよなぁ

この映画を制作された全ての人に謝罪をしたい。
心のどこかでコケるだろうなと思っていたことを深く謝りたい。めちゃくちゃ面白かったですわ!!!
なんとぶっちぎりの今年1位。最高や!!

カッコイイのに今まで数学しかやってこなかったせいで「普通」を全く知らない予備校講師・大野(成田凌)は、教え子で普通を知ったかぶる変わり者・秋本(清原果耶)に「普通」を教わることになる。

兎にも角にも成田凌と清原果耶が最高すぎる。
早口で笑い方気持ち悪くて常識を知らない男がすごく似合う成田凌。まともな役よりもこんな変な役が私は大好きです笑笑
そして、今回初めてコメディに挑戦した清原果耶。めちゃくちゃ良かったです。今まで何だか固く普通の役ばかりだった彼女だが、実はコメディアンヌの才能があるとは驚き。広瀬すずも「一度死んでみた」でそうだったが、意外とこういう人がハマったりするんだよねぇ。
そんなある意味化け物の2人が共演ですからね。間違いないとは思っていたけど、化学反応を起こしまして予想を超える相性の良さでした。

しかも、ビックリするほど笑えるんです。
冗談抜きでココ最近観た映画の中で1番笑った。
2人の掛け合いとテンポの良さ、そしてゆったりとした音楽。全てがマッチして最高の笑いが生まれた。
ロング予告でも使われている「目の前に~」ってシーンがすごく好き笑笑 失敗の後の会話も、易々と言うもんじゃないことを言ってしまった時の会話も、エビしか分からない時の会話も、全てが面白くて愛おしい。笑えて、幸せになれる。最高ですね

しかもしかも、笑えるだけじゃない。
この100分にも満たない尺の中で「普通」について無駄なく描ききって、「確かになぁ〜」と考えさせられる素晴らしい脚本。世の中の普通と自分の中での普通。どちらも同じ普通だけど、基準が全く違って考え方も異なっている。100人いれば100個の普通があるんだから、わざわざ自分の普通を押し付けずその人なりの普通を尊重すべき。世の中の普通は退屈でつまらないから。

そいでいて、また見たいと思わせる癖がある。
どこにでもありそうなんだけど、全然普通じゃないこの映画が自分に合いすぎている。主題歌もピッタリだし、あるあるが詰まっているし、見所沢山見応え完璧。見終わった瞬間に「また見たい!」と思ったのは久々です。

強いて言うならば、ちょっと長くして欲しかった。
授業のシーンも欲しかったし、2人の私生活も欲しかった。初っ端から本題にはいるので、前置きとしてただの日常を挿入して欲しかった。少々の物足りなさがありました。まぁ、要望に過ぎないですけどね笑

でも、本当に最高の映画でした!
非常にオススメします。是非見てください!
成田凌、清原果耶、マジ最高!続編も作って欲しい!

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サプライズ

5.0あ、この映画括るとラブコメ枠なのね

2021年3月20日
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成田凌×清原果耶。これだけで面白いはずなので、作品紹介等あまり見ずに鑑賞。この二人はほんとになんでも綺麗にこなしてしまうので、ちょっとやりすぎな所も違和感なく楽しめますね。

中身はシンプル。タイトル通りで裏切られた!という感じはなかったが、万人が見て楽しめる映画かと。

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TM

4.0【”普通に生きる、恋愛するってどういう事?”脚本良し。成田凌、清原果耶の掛け合い演技良しの、コメディ要素をパラリと塗したセンス溢れる会話劇。】

2021年3月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

■感想

 ・コミュニケーション能力が、やや一般的な人と異なる予備校講師大野(成田凌)と、大人びた口をきく女子高生であるが、恋愛未経験者である香住(清原果耶)の、掛け合い漫才の様なテンポの良い会話の中にそっと織り込まれた、大切な言葉の幾つかが、心に残る。

 ”今日、会って、明日も会いたくなる人・・”

 ”普通なんて、どうでも良い。縛られる必要なんてない・・”

 ・”普通”って何ですか?
 良く使う単純な単語であるが、”定義を言え!定量的に!”と言われたら困惑する単語でもある。
 それをキーワードにするセンスの良さ。

 ・成田凌、清原果耶の嚙み合わない掛け合いから、クスっと起こる可笑しみが、とても心地よい。

<今や貴重なオリジナル脚本の邦画である。そして、脚本のレベルの高さと、それに応える、今や若手邦画を牽引する成田凌、清原果耶の自然な演技も、又、良い。品のある、コメディ要素をパラリと散らした素敵な映画である。>

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NOBU

4.0清原果耶ちゃんに星4つ

2021年3月20日
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鑑賞方法:映画館

清原果耶ちゃんの演技力だけで、物語に見入ってしまう。
成田凌とのテンポと小ネタも良かった。

普通、普通でない、普通って何だの掛け合いは永遠のテーマ。
世の中を変える、どうやって?、具体的中身が無い、も現代の病。
恋に気がつく、気がつかない、古いテーマ。
いろいろ混じって、共感できました。
共感は大事。

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morihide

4.5清々しい作品だった。

2021年3月20日
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取ってつけたようなヒューマンドラマもなければ、
押し付けな感動的な展開もない。
面白い映画というのは、こういうものなんだ。

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ムーラン

4.5満たされない承認欲求を欲し続けるのが人生なのかもしれません

2021年3月20日
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鑑賞方法:映画館

人が生きていくうえで、それはなければなかったでそのことに気が付かないまま過ぎたとしてもさして困ることはないかもしれない。
だけど、それがあればもの凄く気持ちが落ち着くし、次に踏み出す勇気を与えてくれるもの。
そんな大切なことが深く心に沁みてくる上質な作品でした。

何かを決めた時、その決断の中身については、肯定も否定も評価もせず、ましてや〝普通〟かどうかなんてモノサシなど関係なく、あなたが自分で決めたことだよね、それでいいんだよね、と認めてくれる人がいること。

『承認欲求』は誰にとってもほとんど本能的なものだと思いますが、自己の決断を認めてくれる人がいることはとてもありがたくて幸せなことです。

望んだわけではないけれど、ひとりで生きていくことしかできない人。
生活のうえでのパートナーはいなくても、何か大事な決断をした時に、ただ受け入れて分かってくれる人が身近にいてくれたら、なんとか乗り越えていけるはずです。

ひとりで生きていくことのできる強い人。
そう見える人も確かに存在しますが、いつもどこかで承認欲求が満たされない寂しさを抱えているのだと思います。独り身のカリスマ経営者がしょっちゅうパーティーを開いたりするのもその裏返しのように感じます。
経済的成功を社会から認められることと、自分という人間を誰かひとりでもいいから肯定して欲しい、という願望。
これってなかなか両立しないのでしょうか。

バーで働く君島さんが言っていた『立ち位置』が変わった、というのもそういうことなのだと思います。
あの日あの時、君島さんと柳くんはお互いにありのままの自分を受け入れ認めてくれる側にいてくれる存在になったのです。

康臣(成田凌)と美奈子(泉里香)の会話。
それが本当に普通なのか?それでいいのか?
でも、自分で決めたことなんだね。
それならもういいんだ。
というような感じだったと記憶してますが、あの会話でこれからの美奈子の人生における覚悟も相当に違ってくるはずだし、他人のせいにして逃げるようなこともないと思います。

自分の承認欲求を満たしてくれる人がパートナーであれば、それはこの上なく幸せなことだと思いますし、
パートナーはいなくても、人生の色々な局面において、そういう人と出会えることも、とても幸せなことであり、感謝すべきことだし、大切にしたいと思います。

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グレシャムの法則

4.0#23 普通とは何かを問う話

2021年3月20日
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人の悪口ばかり言ったり、恋人の不貞を見て見ぬふりしたりするのが普通なら普通じゃないほうがマトモ。

そもそも普通とは何だ?

数学者にとっては、自然を数理で表現することが普通らしい。

お互い変わったもの同士の宮本さんと先生の掛け合いがほのぼのして楽しい映画。

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chicarica

5.0久々に最高の女優と俳優のコラボでした‼️‼️‼️

2021年3月20日
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今年のアカデミー賞主演男優賞、主演女優賞はこれで決まりだ、そう感じた。
これだけのキャラを演じられるのはこの二人しかいないでしょう。
現実離れしていそうで、超リアルに感じる。
あーそうなのか、なるほど、リアリティ満載のこじらせ映画だ、素晴らしい。
コミカルなのに真に迫るし、感動すらハンパない。
見始めたら、もう、エンドロールだ。
三回は、観て楽しめそうだ、最高の映画でしたありがとうございました😭😊‼️

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アサシン5

3.0普通って何?皆、普通だし特別。

2021年3月20日
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主役四人さん、良かったな🎵
それぞれ共感、楽しかったです。

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たつじ

5.0振り切った二人の演技が冴える一本

2021年3月20日
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「普通ってなに?」「普通って誰が決めたの?」
こういうセリフってあまりに使いまわされすぎて一周回って「それを言ってるあなた普通ですよ」って言いたくなる今日この頃

この映画に出てくる二人もありがちな設定だと思う
だけど成田凌と清原果耶、2人の世界観にグッと引き込まれる
2人とも本当に演技が上手い あまりに自然体すぎてもうそこに登場人物がいるかの様
ずーっとこの2人の掛け合いを見ていたい そんな感想です

特に清原果耶 これで19歳とか嘘やろ?完成されすぎやん
もっとシリアスな役とかキャピキャピした役も見てみたい!
あと歌もいいね
「夏への扉」早く公開日決まらんかな

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にゃたろう

3.5かなり泥沼化した男女の四角関係の内容なんだけと、ほのぼのとした感じでとても良かった!

2021年3月19日
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成田凌さん(大学講師の大野)と清原果耶さん(高校生の香住)目当てで観賞。

香住が大野に普通の人間になるために指導をするストーリー(笑)
この設定が面白いんだけど、それ以上に二人の会話がとても良い!
会話が全く噛み合わなくて漫才を観ている感じ。

大野の世間知らずな感じが笑える。
香住は頭が良い恋愛経験豊富な高校生って感じ。
とてもお似合いのバディ。

やっぱり清原果耶さんの演技はとても良い!
本作ではセリフより表情とか仕草がとても良かった。
酔っぱらいのシーンも上手い(笑)
成田凌さんも相変わらず良い。
スーツ姿がお似合い。

「まともじゃない事」より「まともな事」がいったい何なのか?
考えさせられます。

ところで最近の予備校の授業のシステムがよくわかりませんでしたー( ´∀`)

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イゲ

4.5【普通】

2021年3月19日
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僕は人に対して、
「普通じゃないよ」
と言ったことは、ほとんどない気がする。

考え方に対して、「変だ」ということはあっても、相手の性格なんかを、変だとか、普通じゃないと言うのは、人格否定になるかもしれないと思っているので、よほど頭に血が登ってない限りは言わない。

少し変わってても、良い面があると思った時に、ある女性に「エキセントリックだね」と言って、どういう意味ですかとギロッと睨まれたことがあって、慌てて具体的に説明して、誤解を解いたこともある。

NHKのドラマ「ここは今から倫理です」で、引用されていたショーペンハウワーの言葉に、前に映画「Miss」でも紹介した「我々は他人と同じになるために、厳しい自己放棄によって、自身の四分の3を捨てねばならない」と云うのがあった。

この映画を観て、再び、確かにそうだと思う反面、僕達が、如何に曖昧な普通という価値観の中で、翻弄されながら生きているのかと、可笑しくなって、映画の間中、クスクス、たまに、ガハハと笑ってしまった。

僕が社会人一年目から働いていたアメリカの日本法人では、協調性の有無という人事評価は、上司が最もやってはいけない評価だった。
日本の会社から転職して来る人が、これに凄く戸惑うのを見て、やれやれと思っていた。

要は、評価は具体的じゃないとダメだということなのだ。
さもないと、改善点を指摘してあげることも出来ない。
でも、協調性という言葉の好きな人は、協調性を持ちなさいと云うのが改善点だと強調する。

やれやれだ。

僕達の周りには曖昧なものが溢れている。

昔、セミナーと称して、客寄せパンダにと著名な経済評論家を呼んで講演してもらったことがあった。
無茶苦茶な講演料でビックリした。
お前の中身のない1500円の本を買って、読んで、レジュメを作った方が、よっぽど安くて、分かりやすいよと思った。
こうした人は、講演でも絶対に具体的なことは言わない。
具体的な解決方法は言わないのだ。
というか、きっと、ないのだ。
そう、言ってみて間違ったら、もう講演など出来なくなるから、無い方が良いのだ。

原発反対で全国各地を講演して回っている小泉純一郎さんだって、「汚染水はどうするのが良いですか」と記者に聞かれて、「それは、住民とよく話し合って、理解を得て…」とか、そんな程度だ。
まあ、汚染水の責任を、この人に全部擦りつけるのは気の毒な気もするが、基本的には昔からなんだって人任せな人だ。

郵政民営化だって、やったら人任せで、今や簡保不正で、郵政を信用してる人は少なくなった。
最後まで責任を持つなんてことはないのだ。

だから、大野と香住のように、自分たちで、具体的に作戦を練って行動してみるのは良いことのように思う。
まあ、程度にもよるが。

そうすれば、僕達が如何に曖昧な世界の価値観に翻弄されているか判るだけじゃなくて、本当の自分の気持ちや、為すべきことに気がつくかもしれないからだ。

「ヘンテコな普通」に雁字搦めにならないで、あれやこれやチャレンジしてみて、実は多様なのが普通だと気がつくのがベストなのかもしれない。

そうすれば、あの大野の(普通じゃない)笑い声だけじゃなくて、同性を好きになるとか、名字は自由にしていいとか、そんなことも全部普通になるかもしれない。

多様な森こそ、普通なのだ。

コミカルなストーリーに好感が持てたし、この主演の二人の演技が光ってた気がする。

楽しかった。

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ワンコ

5.0断言します。今世紀最高のラブコメディーです。成田凌と清原果耶のダブル主演で、期待をはるかに上回る物凄い演技。シナリオも完璧です。まったくオリジナルのアイディアがきらきら輝き溢れる作品。恐れ入りました。

2021年3月19日
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発達障碍のために友人もなく、恋をしたこともない予備校講師という、きわめて難しい役柄を、ひょうひょうと演じているのが成田凌です。

まるで、素で演技しているだけ、地を出しているだけではと錯覚しそうな名演技ですが、成田凌は私生活では女性関係の噂が絶えない、役柄とは180度正反対の俳優なんですよね。

彼が演じている役柄は、つまり、完全にこの作品のために作り上げた人物像なんです。
名優という言葉は、もしかしたらこの人のためにある言葉なのかも知れません。

友人はいない。知り合いになっても友人になる前にみんな逃げて行ってしまうから。

これ、普通の役者だったら、悲しさの演技とか寂しさの演技とか、ついついやってしまいがちなシーンでしょ。
でも成田凌の演技はまったく違うんですよ。
たしかに発達障碍の人なら、このように感じるのだな、と、演技の力によって観客を有無を言わさずリアルに得心させてしまうのです。

そして、清原果耶もまた、鳥肌の演技力を魅せてくれます。

彼女は、半径5メートル内で恋人を見つけるようなマネだけはしないぞ、と決意している女子高3年生で、予備校では成田凌が個別指導する生徒です。

彼女が狙っているのは、知性のカリスマ。著書も何冊も出している、小泉孝太郎演じる青年実業家です。

このカリスマが婚約中であることを知って、婚約者の手からカリスマを奪い取るため、婚約相手の女性を成田凌に口説かせるという無謀きわまりない作戦を実施するわけなんですね。

友だちもいない、ましてや女の人とつきあったこともない予備校講師を遠隔コントロールしながら、です。

いったい、どうなってしまうんだろうとハラハラドキドキ、背中がくすぐったくなるようなお話がスピーディーに展開されるのですが、このシナリオには特筆すべき美点があります。
まったくひとつも偶然に頼ることなく、骨太のストーリーを展開しているという点です。

しかも、ほかに似たような映画を、私はかつて、まったく見たこともありませんでした。
まるで孤立峰・富士山のように、何の真似でもなく、何のパクリでもなく、独創的に輝いている。

脱帽するしかありませんでした。

一つ一つのセリフの吟味も素晴らしく、私が「今世紀最高のラブコメディーだ」と言った意味を、きっと誰もが賛成してくれるはずだと信じています。

ほんとにほんとに面白い作品でした。

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お水汲み当番

4.0成田凌と清原果耶の2人が素晴らしい

2021年3月19日
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笑える

楽しい

萌える

他人とのコミュニケーションが苦手で普通じゃない予備校の数学講師・大野(成田凌)を教え子で女子高生の香住(清原果耶)が女性と普通に接する事の出来る人にしようとする話。
香住は憧れてる知育玩具会社の社長・宮本の彼女に大野を引っ付けて普通になる事を学ばせついでに仲を壊そうと画策するが・・・と言う話。
成田凌と清原果耶の2人の演技が自然でほっこりしてて素晴らしい。
また観たくなってます。

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りあの

4.5普通とは?

2021年3月19日
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哲学は考え方を扱うものであって内容を扱うものではないから普通とは何か?分からないが、あなたが個性的に生きたかったらこうしたい、こうでありたいという姿勢で生きるべき。そういう人は個性的。そういうものが誰にでも必ずある。誰一人同じ人はいないから。変わり者と言われる人は、全ての事においてこうしたい、こうでありたいという在り方をしている。だから個性的なのだ!

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原健彦

4.0みんながまともじゃない中で生きていかざるを得ない

2021年3月19日
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清原果耶が揺れ動く高3の心情を見事!に演じきってると思う。
彼女の眼の動きと心の動きのシンクロを楽しむ為の作品。

成田凌はホント使い勝手のいい役者だなぁっと。
マジメありコントありジェンダーレスも演じる。
主役から脇も。しかも真面目に演じても面白い。

この2人を軸にいい作品に出来上がっていると。
孝太郎も大人の二面性を好演だよね。
やっぱり男って狡いところがなきゃ(笑)

ダメ人間こそ愛される人間なのだ。

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REGZA521

2.5成田凌はハマり役

2021年3月19日
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エキセントリックな奇人・変人役をやらせたら成田凌か高橋一生あたりが一番上手いと思うが、今回はまさにハマり役であった。成田にと清原果耶の二人の会話を聞いていると何が普通なのか全然分らなくなりました。なんか漫才を聞いている感覚です。清原果耶も可愛かったです。

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canghuixing