劇場公開日 2022年2月25日

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「認知症」選ばなかったみち アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5認知症

2022年9月24日
iPhoneアプリから投稿

 認知症の父を病院に連れて行くために大切な仕事を休んで付き添う。結局半日休む予定がハプニングの連続で1日休む事になり、結局大事な仕事のチャンスを逃してしまう事に。
 認知症の父はそんなことはもちろん分からず、心は過去の思い出を巡っていた。モリーにはそんなことは分からず、心ここにあらずの父の面倒を親身に診る。観ていて辛いのは、父の彷徨う過去の思い出にモリーはいない。モリーの母と出会う前の恋人と過ごした日々や、モリーが赤ちゃんの頃、仕事に集中出来ないと一人で家を出た頃の思い出。モリーが気の毒。
 私事ではあるが、亡き父が軽度の認知症で、やはり会話をしていても話が通じず、私のこともわかっていない時もあった。そういう時、父は過去の思い出を巡っていたのかな、、、とこの映画を観てふと思った。もちろんきちんと現実に戻り普通に会話も出来たけど。ちょっと父の思い出に浸ってしまう映画でした。
 あのラストは、、、モリーは仕事ではなく、父を介護するみちを選んだとらいうことか?

アンディぴっと