劇場公開日 2020年3月14日

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ひとくずのレビュー・感想・評価

全63件中、41~60件目を表示

0.5ひとくず

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館
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圭

2.0唐突過ぎる展開

2021年2月21日
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鑑賞方法:映画館

ネグレストを受けている子供を通して、自分の過去を軌道修正する様な話だった。
ネグレスト体験からビクビクしてる子供、愛情表現がわからない母親、思い通りに事が進まないと怒鳴ってしまう本人、観ていると胸は締め付けられ脳裏に焼き付いてしまった。

ただ唐突過ぎる展開が雑な作りに見えてしまい、入り込めない部分があった。

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パプリカ

4.5ダークヒーロー…いや本物のヒーローだ

2021年2月21日
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鑑賞方法:映画館

凄い映画だった

この物語は空巣カネマサが〝仕事先〟で育児放棄された少女マリと出会うところから始まる

この映画には児童虐待が描かれている
序盤から子供の甲高い叫び声が続くのが不快でさらに登場人物はほとんど口汚く罵り合う。
幸せに育てられた(と思っている)私はとんでもない映画に入ってしまったと思った

だけどカネマサは一貫してマリだけには優しい
なんの縁もなく偶然出会っただけなのに

カネマサはマリを救うことで過去の自分を救いたいのだと思った。よくある話だ
だけど途中からカネマサは本当にマリの幸せを考えているように感じた。

虐待は連鎖すると聞く
マリの母親も虐待を受けていたような描写があった
だからどうやって子供に接していいのかわからないと
だけどカネマサは自らも虐待を受けていたはずなのに連鎖を止めてマリを救おうとする

強い人間だ

今の世の中アニメや映画にはかっちょいいヒーローが溢れているがそれらに負けないくらいカネマサはかっこよくみえた
犯罪者なんだからダーク系なんだろうけどマリには本物のヒーローに見えたことだろう

自分が苦しい時に他人に優しくなれる人間は強い
ラストでもカネマサはマリを思いやった
罰を受けるのは当たり前なんだけど
『そんなのってないよ』と思った

こんなにもせつない『誕生日おめでとう』はない
あの場面では不覚にも涙が溢れしゃくりあげるのを堪えるのがやっとだった

凄い映画だった

最近の映画じゃないけど先日から近所で公開されました
観てよかったです

最後に一言
エンドロールが始まっても席は立たないで!

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きのこ

4.5優しさって何?

2021年2月19日
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虐待を受けた人間のその後の有り様を描いた映画である。

クソ女と罵倒される母親役リンの演技、体当たりで光る。罵倒されながらも、少しずつ、ドギツイ化粧から、少しナチュラルになり、鞠に対する言動が変わっていく。
 その情夫役ヒロ君、すぐ死んでしまうのだが、アブナイ目付きと、なんだかラリっている様な喋りがインパクトがあった。

 カメラは、いつもローアングル。社会をいつも下からしか見てない様にも思えた。狂犬の様なマサオの目線⁈

 実話の児童虐待を元に描かれているので、画面がとてもリアルで、見ていて息苦しくなってくる。しかも、すぐキレてしまうマサオの粗暴さと、言動も、すごく怖い。
そんなマサオの自分の子供時代の虐待画像と、ネグレクトされている鞠とをダブらせる手法。

 マサオは、こちら側からしたら乱暴者でまともに働いたことが無いどうしようもない男だが、鞠からしたら救世主の様な存在になっていく。暗闇のトンネルにいたマリにとって唯一光を与えてくれた存在だから。
 それは、鞠の母親リンにとっても、少しずつ同様の存在になっていく。

 マサオが接した鞠の先生は、鞠を守りたかっただろうけど、マサオの言動はすごく怖かったと思う。

 私達観客は、マサオがどうしてこんな風になってしまったのかがわかるが、実際にこんな人に出会って関わったら、どうするだろう?と考えてしまう。関わらない様に避けるだろうなぁ。恐ろしすぎる。

 マサオには少年時代から救世主は無く、空き巣と刑務所を行ったり来たりしていた人である。マサオに、希望の光は無かった。ある意味、暗闇を歩いてきた人である。
 真面目に働こうとして、履歴書を書いてもムショにいた期間は空白で、そんな人を雇う所はない。刑務所を出た人の約半数は、再犯率が高いという。そりゃそうだ、社会が受け入れないもの。はみ出してしまった人に対して社会は、冷たい。勿論、自分も含めて。
社会がもっと寛容だったら、過ちを償った人にも、光を与えられる様な社会だったら、マサオだって違う人生を歩んでいたかもしれない。そう思うと、とても重たい映画である。

最後、カメラは、川沿いを歩くマサオを上から捉える。エナメル色の川、青い空、遠くの緑。引きのカメラワーク。

観客が、こうなればハッピーだなぁと思う演出を用意している。
それが、「映画の世界」だなあと思う。もう少し、観客の想像力に任せたら良かったと思った。

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はなも

5.0光の「レオン」闇の「ビューティフルディ」

2021年2月18日
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そしてこれ。
2020年3月に公開してたの知らなかった自分を殴りたい位に突き刺さりました。
個人的な評点もゼロで。規格外という事にしたい、光でも闇でもない枠外の物語。
拙い自分が喋れば喋るほどダサくなりそうなので抑えますが、ラストのラスト以外は古臭い演出を含めて、正に完璧。アレが、余韻を含んだエンドロール後だったら良かったのになぁ、とは思いましたが、それでも評価外の傑作であることにはかわりありません。
あ…結局喋り過ぎでしたね。クソババァ、あんたの赦しは受け入れたから、オレの「ごめん」も聞いてくれよ。アイスでも食いながらさ。という感じでお願い致します。
追記:悲しい話ですが、ゼロに出来なかったので0.5に心苦しくもさせて頂きました。2.5でも5.0でも伝えきれないもので、ご容赦下さいまし。
さ、ら、に、。自分が0.5にしてしまうと、全体評価が下がる事に気が付いたので、変更します。観て欲しいから。

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lynx09b

0.5笑ってしまう。

2021年2月2日
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脚本演技演出、全部だめ。観てて恥ずかしくなるシーンだらけだった。 途中下手くそ過ぎるセリフで本当にふいてしまって、まわりのお客さんには悪いことしたな思いました。

しかし他のレビューを見ると絶賛の嵐でちょっと信じられないけど、控えめに言っても駄作でした。すいません

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ain

0.5違う意味で見てて苦痛

2021年1月27日
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そろそろ映画のクーポンが期限切れそうな時に、ひとくずを知りました。結構評判も良さそうだし、何かしらの映画祭受賞してるので結構期待して見に行きました。
結果、中途半端な悲しみや笑いを延々と見せられ、変なカット割りや再現ドラマばりのセリフや棒読み、無駄に怒鳴るなどの映像でどんどんつまらなくなり、後20分ぐらいで終わりなのに、堪らなくなって退出しました。初めて最後まで見ずに退席しました。 重いテーマの虐待なのに全部薄味で、これで虐待防止に繋がると思えません。
余談ですが、主人公の人は阿藤快と千原ジュニアをミックスした様な顔でした

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モン吉

4.0ここ最近では秀作だと思います!

2021年1月26日
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テーマは児童虐待ですね。カット割も多いしテンポも速い。まるでアクション映画のよう。製作費が少ないと感じるし苦労も感じます。画像が素晴らしいと感じることもないかも?しかし細かい部分にも抜かりがないと感じた。ひとりでも多くの方に観て欲しい!是非観てください!!

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883HT

4.0途中までは社会派ドラマ風(でも深刻ではない)、コメディ(人間喜劇)かもと思ったが、最後はベタな昭和の映画みたいになった。でも泣いた。

2021年1月24日
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もーさん

5.0カネマサはなぜ面会を断り続けたのか

2021年1月23日
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泣ける

悲しい

興奮

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森のエテコウ

4.0現実をしっかり描いたダークヒーロー物です

2021年1月13日
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前から観たかった作品。気がついたら終わってて、復活上映見つけて、やったー!って感じで鑑賞。

まず作品の感想の前に・・・。
渋谷ユーロスペースでラッキーにも監督のトークショー付でした。知らなかったから嬉しかったです。でも・・・事務所の人が司会進行しないからかな?なんだか盛り上がりにかけました(笑)
観客が参加していーのか?わるいのか?この時節柄しゃべっていいのか?悪いのか?
ここで何をするのか?の説明もなく、かなり戸惑いました。
監督が進行とトークをやられていらっしゃったので・・・気の毒でした。
せっかく渡辺いっけいさんもリモート参加していただいたのに、、、残念感。

・・・さておき。

児童虐待、育児放棄がテーマになってます。オープニングから胸が痛いシーンです。
つらい。辛すぎます。子役の女の子の演技が素晴らしく、オープニングから辛い涙を流すことに。
全編にわたり虐待シーンや暴力描写がありますから殺伐としています。苦手な人はいるんじゃないかな?と思えるくらいに「しっかり」と描いています。子供の泣き叫ぶ声、鬼気迫っていて耳に残るほどです。本当に辛い・・・。
けど、トークショーで監督もおっしゃっていましたが本作品エンタメ作品です。
僕は「傷ついた心を持つ人物の救済エンタメ映画」と名付けたいです。
虐待される子供(だった人も含め)を救うダークヒーロー物と言ってもいいかもしれません。ヒーロー物のカタルシスがあるんですね。困った時にやってきてくれる・・・みたいな。
重罪人、ギャンブル好き、社会不適合者、不労者、コミュニケーション最悪、優しいわけじゃない・・・けど、、、、、ただ一点・・・「同じ痛みを知る」ヒーロー。

同じ痛みを知る人はそれと同じ痛みを誰かに与えてしまいがちになる(確率が高いそうですね)・・・しかし、しかし、あんな想いをさせないためにはどうしたら良いのか?を考え行動することが負の連鎖を止める唯一の方法なんだと思います・・・言うのは簡単ですが・・・本作のダークヒーローはひょんなことからその連鎖を止めるきっかけを得るわけです。

そしてダークヒーローは救い始めます。同じ痛みを持つ子供を。
そして、それはヒーロー自身の救いにも繋がっていっていると思うのです、僕は。過去の自分への救いですね。確かに、まさかね・・・と言うような展開はあります。ご都合展開。けど、これは(きっと)ヒーロー物なんですからいいんです。事実・現実を(辛いけど)より正確に見せるシーン、エンタメ作品の高揚感を得るシーンのバランスがとてもよくできているなぁと感心しました。
児童虐待、育児放棄の事実をこのような作品にして世間に拡げるって監督の考え方は賛同です。目を背けたくなるようなドキュメント映画だったら。多くの方々が「観よう」と思わないかもしれません。足が向かないかもしれません。間口を広げるためにこのような仕上がりにすると言うのは大賛成です。お話としては大変よくできています。ぜひ多くの方々にご覧いただき、スクリーン内に映し出される子供たちが「珍しくない現実なのだ」と言うことを知って欲しいと思いました。

ダークヒーロー(カネマサ)の存在は、もしかしたら虐待を受けている子供たちの願いなのかなぁ?なんて思いました。助けて欲しい、けど叶わない・・・こんな存在がいてくれたら・・・が具現化されたのかもしれません。
もしかしたら、それは僕たちへのメッセージなのかな?とも思いました。救える人が救うべきだと。

劇中でカネマサが学校の先生に言います。
「お前たちは口ばっかで何にもしねぇじゃねーか!お前はこいつん家の電気代払ってやれんのかよ!」と。傍観者、意見者ではなく、一歩踏み込んで行動して救うことが必要なんじゃないか?とふと思いました。僕たちに言ってるんじゃないかと?

残念ながら、2点、気になってしまったことがあります。

1点目、壮絶な子供時代を過ごし乱れた生活をしていたカネマサがなぜ鞠を助けようと思ったのか?そんな心が残っているのか?動機は作品内で描かれていますが、少し足りないかなぁ?って思いました。くずが人を助けるなんて・・・そんなことがすぐにできれば負の連鎖は起きないはずですからね。カネマサが「どういう子供(人物)だったのか?」の根っこの部分を描いて欲しかったかなぁ。
そうすれば、短絡的な方法を選んでしまったが数多くの行動にも説得力が出たかな?って思います。

<<<<<以下、若干ネタバレしますのでこれから観る方は読まないでください>>>>>>

2点目はラストなんですよね。
エンドロールっぽいのが流れた後のシーンは良いです。あれはいいんです。あの親子が見れたことは、カネマサの不恰好だけど注いだ愛の結果です。良かった。でもね、僕が蛇足かなぁ?って思うのはなぜあの人を出したのか?ってことです。
監督はトークショーでは「カネマサはあれで救われた」っておっしゃってましたが、僕は違うかな?って。家族(みたいなもの)が手に入ったことが救いになっていたと思うからです。
頼りにされて、求める物手に入れてさ。
あの涙はなんだったんだ?りんが肩にそっと頭を乗せた仕草はなんだったんだ?って。(「家族にならねえか?」のところですね)監督が泣ける、感動する作品です。って言ってましたが、泣かせるつもりで作った場面なのかなーって思ったらちょいとがっかりしました。もし監督が「泣ける=エンタメ」と言う認識なら勘弁して欲しいかな?って思います。また、泣けるから何回も見てくださいって監督がおっしゃってましたが、なんだろなー、それ求めてたの?って。冷めちゃいましたね。こーすると泣くでしょ?って言われてるようで、冷めます。やめて欲しいです。

まぁ色々書きましたが、観るべき映画だと思います。傑作です。

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バリカタ

5.0心に染み入る。

2021年1月11日
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本日素晴らしい映画を見た。単なるドメスティックバイオレンスを題材にしたドキュメンタリーではなく、それを超えあらゆる意味で心に染み入る作品です。非常に短い間限られた映画館でしかやっていません。しかし絶対足を運ぶ価値があります。辛いだけではない。闇の中に瞬く束の間の幸せ。美しい。生きててよかったと思わせてくれました。

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takaharu tezuka

4.5日本のみんな(より多くの方)に見てほしい映画

2020年12月24日
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鑑賞方法:映画館

人には隠したい過去が何かしらある?隠し続けても生きるのはつまらない!動機と機会と正当化の三つの条件が揃えば、誰もが誤ちを発す可能性が出てくる、しかし、何かの新しいきっかけによって動機と正当化が無くなります。その時は誤ちに気づき、新しい一歩を踏み出す時である。過去の誤ちは恥ずかしいことであり、一生隠せない傷になるかもしれません。しかし誤ちを口に出すことで傷を消すきっかけになります!過去の誤ちは決して恥ずかしいことではありません。そこで学んだことを活かせばカッコいい人になります。誤ちは人生で1番辛い時を必ず起こします!その試練を乗り越えることによって、それより辛いことはなんてありません!乗り越えたときが伝える側であり、助ける側になるでしょう!

友だちが将来いいパパになるを面接中に言っていました。家族というのは決まった形であり、決まりきった形ではないです。いつも一緒にいる人が大きな支えになっていることがあります。今の関係と新しい出会いを大切にするべきです!いいパパママとは簡単です。子どもを守ることができ、今の仕事や人生が子どもに自慢ができ、いつか子どもが自身が話し出す。この二つの条件が担えばいいパパママであると僕は思います。

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やんやん

4.0【”カネマサが”嫌な事を忘れることが出来るから・・”と言いながら虐待を受けていた女の子マユにアイスを食べさせながら、自分は口にしなかった訳・・。】

2020年12月22日
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悲しい

難しい

幸せ

ー上西雄大さんが、ご自身の辛い経験を基に、今作を製作され、世に児童虐待の事実を伝えようとした姿勢には、素直に頭が下がる。ー

 ■沁みた点
 ・若き日の”カネマサ”が愚かしき母親の愛人に虐待を受けながら、健気に耐える姿。
(というか、病院関係者を含め、時代的に虐待に気づかなかったのだろうか・・。気づいていても、申し出る機関がなかったのであろう・・、もしくは世の中に児童虐待と言う観念が薄かったのかもしれない・・、と推察。)
  何しろ、実際に経験している上西雄大さん自らが脚本を書いておられるのだから、事実だったのであろう。
 現在も含め、どれだけ多くの子供たちが、今作のマユさんのような、辛い目に会っているのだろう・・、と考えただけで・・。

 ・カネマサの粗暴な性格形成の理由と、それでも自分の幼き日をダブらせたマユを”何とかしよう・・”という思い。(多分、深い理由はない・・。)
  マユからの小さな声での ”有難う” という今までカネマサが聞いたことのない言葉が引き金になったのであろう。

 ・カネマサが、初めて、”家庭を持ちたい:独りはもう嫌だ・・”という思いに駆られていく過程。

 ◆一点だけ述べるが、幼き日に児童虐待を受けながら、それをバネにし、社会的な成功を収めた方、市井人として細やかな幸せを掴んだ方はいる。(複数、知っている。)
 なので、幼き日に辛い思いをしても、今作の”カネマサ”のように、”一滴”の人間の善性を保ち、マユに救いの手を差し出す男。及び、カネマサと同じく、親の愛をキチンと注がれなかった、マユの母親の人物造形が”少しだけ、類型的ではないか・・”と思ってしまった作品でもある。
 ー 児童虐待をした方全てが・・、と言うように見える部分があったためです・・。ー

 ◆劇場公開の映画として、気になった点。
 ・無理やり抒情的な雰囲気に持って行こうとする”昭和枯れすすき”的な、大仰な挿入曲。

 ・カメラワーク。特に暗い部屋のシーンの撮り方。

 ・大変、申し訳ないが、マユさんを演じた子役の方以外の演技が・・。

<劇場公開作としては、粗さが気になる点が幾つかあるが、それ以上に上西雄大さんの強い想いが伝わって来た作品。
 初期衝動とまでは言わないが、観る側の心に響くモノを齎した作品である事には間違いない。
 現代でも、大きな問題になっている”児童虐待問題”に、正面から向き合い、真摯に世に問いかけた作品でもある。>

<2020年12月20日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

5.0是非見てほしい映画です。

2020年12月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

脚本は素晴らしかった。
ただ1点気になったのは木下ほうかが出てくる
女性に借金の責任を取らせるシーンがよくなかったと思う。
程度の低い人間が行う行為なので少し引いた...
でも他はよかったと思います。

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T. K

5.0すばらしかった。

2020年11月14日
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鑑賞方法:映画館

最終の前日にみることができました。
虐待はあってはならないことですがこの映画はそんな中でもやさしい人間愛がありキャストすべての方の全力で演技されている感じがものすごく伝わってきました。
映画館では涙でしたが帰りは心の温かさを実感しました。

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ともとも

5.0児童虐待 ヒューマンストーリー

2020年11月13日
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シネ・リーブル池袋は、偶然にも最終日でした。私にとって、児童虐待と言ったテーマは目を背けたくなります。

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ピエロの涙

5.0ずっと心の中で反芻している

2020年11月11日
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児童虐待がテーマのとても重い作品。
虐待に繋がる負の連鎖を、じっくりと見せつけられるのが本当に苦しかった。
しかしその連鎖を断ち切ろうと、どうしたら?ともがいていく様に心を奪われます。
愛された事がないから愛し方がわからない。誕生日を祝ってあげたいエピソードなど、なんて寂しいのだろうか。
この作品は虐待される子どもだけでなく、虐待をする大人側にもアプローチしている所に深みを感じました。
メイン三人の演技が実に生々しく、特に子役の小南希良梨は本当に素晴らしかった。
歌やメイクにギラっとした色味等、どこか昭和の匂いがする世界も物語にマッチしていたと思う。
演出や小物などもリアリティがあり、音が荒かったのも狙っているのだろう。
物語の締めくくりは最初予想していたものと違い、それが何だかとても嬉しかった。
正直子を持つ親が観るとかなり辛いです、でも絶対観てほしいとも思うんですね。
私は終始震えるように涙しながら、絶対目をそらすまいと観ていました。
上映館が少ないのが残念ですが、できるだけ多くの人の目に触れる事を願ってます。
今でもずっと心の中で反芻している、本当に素晴らしい作品でした。

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白波

4.0観れてよかった。

2020年11月6日
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Twitterで多くの人が呟いていたので、次の日が上演最終日ということもあったので、衝動的に鑑賞。

メジャーではない作品ですが
結論、観に行って良かった。
展開が唐突なところなどありましたが、面白かった!
人間形成という大切な部分、家族の愛情など色々と考えらせられる作品。
何気ない笑顔にときめく映画でした。

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TAKU

5.0この世界を見届ける覚悟を。

2020年10月24日
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空き巣に入ることと、子供を虐待することはどっちが罪深いのだろう。
その虐待を見て見ぬふりをする大人はどうだろう。初対面の人を口汚く罵るのはどうだろう。女性を暴力でねじ伏せるのはどうだろう。
虐待を繰り返す人間のクズを刺し殺すのはどうだろう。

電気もつかない。食べ物もない。ドアも開かない。薄暗いゴミだらけの部屋でもう何日も鞠が母の帰りを待っている。マーガリンの蓋を舐めながら。
身体中の痣やアイロンや煙草を押し付けられた火傷の痕を必死に隠しながら。
唯一側にいる大人を怒らせることのないように、息を殺して生きている。

目を覆ってはいけない。これはフィクションではない。

自分を虐待していた男を刺殺した過去を持つカネマサ。今は空き巣に手を染めその日暮らしの生活。鞠にかつての自分を重ねる。このまま放ってはおけない。
一方、鞠の母凛も幼少期のトラウマを抱えていた。我が子をどう抱きしめ、どう愛せばいいのか。
恋人から執拗なまでに虐待を受ける鞠を守る術を持たない。

粗暴で暴力的、口を開けば暴言しか吐かないカネマサ。でもなんとか鞠をこの暗闇から救いだしてあげたい。
観覧車、ラーメン、火傷の治療。鞠が望むなら叶えてやりたい。

一体誰が一番罪深いのだろう。
一体誰が一番優しいのだろう。
一体誰が一番人間らしいのだろう。
一体誰が傷ついた子供の未来を救えるのだろう。

鞠にとってカネマサは救世主だったかもしれない。でも人殺しの犯罪者。いつかは裁かれる時が来る。

俳優陣の圧倒的、そして体当たりの魂の演技はまさに圧巻!
とくに上西雄大さんはカネマサが乗り移ったかのようだった。

苦しくても最後まで目をそらさずに。大人にはこの物語を余さず見届ける責任がある。
是非多くの人の目に触れてほしい傑作。

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はるたろう