「違和感こそ」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド エクステンデッド・カット chiliさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0違和感こそ

2021年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

公開時映画館で見て、もう一度DVDで鑑賞。1969がこれでもかと詰まっていて、タランティーノのオタク愛に痺れなおしました。
3時間かけて、唐突に不自然なバイオレンスシーンに突入するときに感じる違和感、これこそがタランティーノの伝えたいことなんだと受け止めます。映画人として絶対に許せない瞬間を、めためたにぶっ潰したかったんだろうな。
なんか変だな、この暴力は現実的ではないな、と思わせることで、変えられない過去に向かって怒りをぶつけたんじゃないかな。
個人的には、いや同じことを思う方もいるかもしれませんが、ワンスアポンアタイムイン…NY.ダコタハウスも誰か撮ってくれないかな。

何度かホロリとしたのだけど、レオさま会心の悪役シーンが成功した時は一緒に涙しちゃいました。女の子カワイイ。

chili