ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド エクステンデッド・カット

劇場公開日:

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド エクステンデッド・カット

解説

クエンティン・タランティーノの長編監督第9作で、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に新たなシーンを加えたエクステンデッド版。計4つのシーンが追加され、本編尺が10分間拡大した。1969年のハリウッドを舞台に、実在の俳優や映画監督も登場して虚実を織り交ぜながら、ハリウッド黄金期とそこに生きた2人の男の友情を描く。人気のピークが過ぎたテレビ俳優のリック・ダルトンは映画スターへの転身を目指し、日々めまぐるしく変化するエンタメ業界で神経をすり減らしていく。一方、リックの付き人で親友、スタントマンのクリフ・ブースは、自分らしさを失わずに生きていたが……。リック役をディカプリオ、クリフ役をピットが演じたほか、シャロン・テート役のマーゴット・ロビーらが共演。

2019年製作/171分/PG12/アメリカ
原題:Once Upon a Time... in Hollywood
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2019年11月15日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5迫力満点

2024年2月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

オシャレなものだらけ。
クルマも服もBGMもちゃんと1960年代。
ブラッド・ピットがカッコ良かった。
レオナルド・ディカプリオの魅力も引き出されていた。
8歳の俳優も良かった。
ダコタ・ファニングの出演も嬉しい。

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Don-chan(Daisuke.Y)

4.0知識皆無で鑑賞

2024年2月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

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箱

3.0映画作りが好きな人の異常性と優しく笑える映画。

2023年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

内容は、映画の中で映画を作る過程を説明した映画である。映画関係者の極度な異常性を監督目線から表現した作品。脚本の内容は、1969年アメリカ🇺🇸の古き良き時代の映画の都ハリウッドを舞台に落ち目の俳優ダントンとダントンのスタントマンであるブースの友情と同時期に活躍した女優シャロンテートとマンソンファミリーが関わる凶行を背景に描いたタランティーノの9作品目のもう一つのあり得たかもしれない妄想の1969年のハリウッドでの物語。
印象的な台詞は『日々役立たなくなる自分を認める事が出来ない…』役者の旬を過ぎた俳優ダントンの葛藤を幼い共演者8歳の女優に涙一杯に語る場面。映画作りに於ける俳優と監督や関係者との関係や苦悩が痛い程伝わってきた。特に面白かったのが編集点の違和感ある編集が、あくまで嘘の世界観ですよと観客に話しかけてる様で面白かった。そして観るも楽しい舞台裏の辛さがコミカルに笑える。
印象的な雰囲気は、1969年のベトナム戦争の反戦ムードと厭世観が蔓延するドラッグ&ドロップヒッピー&フリーセックス・音楽・ダンス・車・ネオン煌く街並みが雰囲気として熱狂的な熱気や臭いが伝わってきそうな空気感は作り込みが凄く映画没入の醍醐味だと感じた。
印象的な場面は、クライマックスの事件であるシャロンテート殺害事件の現場であるハリウッド・ビバリーヒルズ・シエロ・ドライブ10050番地で起こる事件を意図的に描かなかった事だ。タランティーノの積年の思いと優しさが、鎮魂の思いと共に伝わってくる様で、生涯10本しか映画を作らないと公言している監督自身が、この映画の最後に相応しい引き締まったテンポのよい脂の乗った素晴らしい作品です。
実際の事件ではカリフォルニア州チャッワースの西部劇映画撮影用の『スパーン牧場』やザビートルズの通称白盤の『ヘルタースケルター』から過激な思想に傾倒していったマンソンファミリーや大量殺人事件現場のパーティにはスティーブ・マックイーンやブルースリーも招待されていて殺されていた可能性があると思うと映画史の残酷さを感じました。
自分は、まだ生まれてなく後から知った事件ですが、当時としては知らない人はいないと言われる程の世の中を巻き込む事件だったそうです。イタリアの新監督が巻き込む事件にタランティーノが見え隠れしたり、数々の映画のパロディが監督の映画好きを伝えるパースになり、それに対する思いも人一倍強い監督の思い入れが少しは分かる映画鑑賞の醍醐味を感じる映画でした。
ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド の如く監督にとって、昔々ハリウッドであり得たかもしれないハッピーエンドな物語を描きたかったのかもしれません。そう思うと悲しくも優しい残酷な気持ちになります。

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コバヤシマル

5.0タランティーノの優しいまなざし

2022年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

自分勝手な思い込み、思い入れかも知れないながら、この映画は私にとってかけがえのない名作。

この映画で淡々と描かれるのは、
過ぎてしまったちょっと懐かしいひと頃、
四苦八苦して乗り越える小さな大困難、
どこかで起きるあり得ないような出来事‥

私はこの映画の時代まだほぼ生まれてませんし、その頃のアメリカに触れたような経験もありません。

でもちょっと思いに浸れば、私でも自分なりに昔のある時の日常や、その頃の日本で時代の転機となった出来事など、似たような過去の感慨や光景を思い出すことがあります。
でもそんな個人の昔話なんて今の誰も知りたがりませんし、くだらない小さな失敗や、不条理にも起きてしまった世間の大事件など、今考えてもどうにもなりません。自分の心の中にそっと置いておくだけです。

私は、クエンティン・タランティーノ監督とはいつもクールで巧妙で、自分の思い描く“芸術”を凶暴なアクションや一転ウイットなやり取りで表現する現代商業芸術映画のプロ、という具合に些か端的に評価していました。

しかし本作では、
はからずも過ぎてしまったもの、
その仲間たちや街や、もしかしたら世界にさえいくばくかの幸せや安らぎを広めたかも知れなかったのにそうはならなかったこと、
への哀惜の思いを優しく(一部の人でなしには優しくありませんが)可笑しく映像化するという、それまで私が勝手に監督作品に感じていた「タランティーノ芸術の創造、観客への提示」といった作品の土台とは全く違う、「優しい時間」を観客である私に与えてくれたような気がしています。

実際にはなかったし、そうはなり得なかったかも知れないけど、でも“あっても良かった・あったかも知れない”別の世界での、ある時代のハリウッドの普通の数日‥。

いわゆる「泣かせる演出」やシーン展開ではないのに、観ていてほのかに嬉しさと哀惜の涙が出る、また観た後で思い出してもウルっときてしまうような火炎放射器とワガママ男が出てくる映画は、私にとって初めてです。

本作については、YouTubeなどでその予告や本編映像と同時代の好みのヒット曲や別映像を合わせ、編集して流している外国の方々が散見されます。コメントで交流すると、そこに寄せる思いは皆大体同じ。良い作品です。

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keebirdz
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