劇場公開日 2019年11月15日

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マーダー・ミー・モンスターのレビュー・感想・評価

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2.0要素ごった煮映画

kさん
2020年9月25日
Androidアプリから投稿

一つの主題を追うことなく、あれも!これも!そっちも!とお腹いっぱい詰め込んだらこうなりました、みたいな映画だった。

景色がはちゃめちゃに綺麗。

すべてが曖昧に高尚に進んでいく割に、モンスターはずばりそれで、ギャップにちょっと笑った。
ここ笑うとこじゃないのかな…と思ったけど誰も笑わないので我慢しました。

アート系と紹介されていたので、それならさもありなん。

この監督さんは長編二作目らしいので、次どんなの撮るのかで評価を決めたいところだなと思いました。

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k

3.0怖くはない

2020年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どこかでレビューを読んでレンタル。
1時間50分とホラー映画としては長尺なんだけど、全部見てもストーリーがビタイチ分からない。あまりにも分からな過ぎて逆に清々しささえ覚えた。
それにしても、あの卑猥モンスターの造形には思わず吹き出してしまったw
映像はグロいし生理的に嫌なシーンも多いけど怖くはない。

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青空ぷらす

1.5美的センス爆発のホラーマニア監督

2020年2月13日
Androidアプリから投稿

良質なモンスター・パニック映画の風貌をまとい、映画祭やら何やらに正式出展されたと聞くと、期待が止まらない。
冒頭、羊の群れの中に一頭だけ血のかかった羊が。それらをかき分けるように首を深く切られ、今にも事切れそうな女性が現れる。この美的なセンスにはやられた。どんなストーリーで、どんなモンスターで、どんな恐怖を味わうのか。
この時点でBlu-rayを購入しようかと思ったものだが、それは結局実現しなかった。

時折モーガン・フリーマンに見える主人公を含め、登場人物は皆演技は上手いだろうが、全員がカタツムリに思えるほどゆったりとした物語が展開されていく。車ですらゆっくりと進み、とにかく何を取っても「遅い」のだ。その中で見せる映像の美しさには魅了されるが、ストーリーも意味深なキーワードは出てくるものの、ハッキリとしない構成で疑問が多く残る。観客がそれぞれ考察する様な構成なのだろう。

結局、あのモンスターは何なのか。3つの「M」がそろう場所で首のない惨殺遺体が発見されるというミステリー要素がふんだんに使われるものの、それでなぜあのモンスターがいるのかが明記されないのである。モンスターの姿は、何か性器を想像させるものだが、人間の欲の一つである「性欲」を具現化したものだろう。というのも、主人公は、ある女性と不倫関係であり、劇中で「そんなの誰でもやっている事だ」と肯定ともとれる台詞がある。 この様な人間の持つ欲求により恨みや憎しみが生まれたりするものが物理的に人に危害を加えるバケモノとして登場したとも考えられる。また、主人公や警察署長が、モンスターと同じ緑色の唾液を出すシーンがあるが、これも多くを語られる事は無いため、疑問が残るのである。人間の心には怪物の様な一面があるということの表れか、ただ単に二人が殺しの犯人だともとれる訳だ。

色々と考えさせられる描写がいくつもあるのだが、次々と押し寄せる謎によって混乱するばかりである。期待とは違う作品だったが、監督はかなりの美的センスと、ホラー映画愛が溢れる監督なのだろう。

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Mina

1.0口臭ヤバそう

2019年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

やる気出せ!シャキッとせえ!ハキハキ喋れ!貴様の情熱はそんなもんか!

開始10秒、メェメェと鳴く羊たちの中に佇む女とその只事ならぬ傷に大いに興奮した。
それがこの映画のクライマックスだった。

全編スローモーションで上映してんのか?と思うくらいに全員の動きが遅い。喋りも遅い。
ノロマでポエミーで曖昧で抽象的で、何がしたいのか、何を言ってるのかわからない。
解決に走るでも恐怖に溺れるでもない、中途半端すぎるストーリー。
とにもかくにもイライラが止まらない。

首が締まるような不穏や、聞いているだけで嘔吐感が込み上げてくる叫び声などは好き。
好きなんだけど、それを遥かに凌駕する苛つき。
ストレス耐久レースムービーなのかもしれない。

僅かに残った興味だけを頼りに、白目剥きつつなんとか観ていたけれど。
「エェム…エェム…エェム…」と言われるたびに「ファックファックファック!」とリズミカルな合いの手を心の中で入れてないとやってらんなかった。

モンスターのビジュアルを目にして、やっと少し気分が上昇。
あらやだぁ…すごく…性器です…。
なんで?なんなの?キモくて好きだけどなんでこのモチーフにしたの?
後ろ姿はさながらムーミン。ぽてぽて歩いてんじゃないよ!かわいこぶってんじゃないよ!性器のくせに!

この映画が意味することもストーリーもわからない。何も伝わってこない。
考察するのも想像するのも面倒くさい。
音楽が全く合ってないのも気になった。
エンドロールとかもうギャグなの?
不倫妻の眉毛がものすごく山なりで左右繋がっているので、序盤の左右対称の山風景のイメージシーンは彼女の眉毛を表しているのかなと思った。

最近の私はそんなに合わなかった作品でも「まあここは好きだし面白いよね」と思ってまあまあ楽しめる傾向にあったのだけど、自分でもびっくりするくらい「面白くないな」としか思えなかった。
ホラーテイストならなんでも好きなはずなのにね。悲しい。

これは作品自体に罪はないんだけど、ご丁寧なボカシの働きっぷりにも萎えてしまう。
別に私は股間が見たくてたまらないわけじゃない。いや見たいっちゃ見たいけど。
映画というものは画面に映るもの全てが表現だと思っていて、それを規定だかなんだか知らないが勝手に隠されてしまうことに不満を感じるのである。
他人の勝手な意向で、映画の中にあるもの全てをそのまま受け取れないストレスといったらもう。

途中からだんだん主人公クルスが嫌いになり彼自身を生理的に受け付けなくなってきて、股間は良いからクルスにボカシかけてくれ、などと酷いこと考えてしまった。
あとモンスターには全身ボカシかけるべきでしょ。いやそんなことされたら悲しくて泣いちゃうけど。
頻繁に人間の股間を映していたのもあのモンスターに繋げる意図があったのかもしれないのにな…。

最近仕事関係で鬱々としていて、それを忘れるためにも映画を観ているというのに、このような作品に貴重な睡眠時間を噛み取られたかと思うと情けなくなってしまった。
まあいいけど。楽しめなさすぎる映画を観られて良かったなあという気持ちでしかないよ。

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KinA

0.5秋の夜長をムーミンといっしょに

2019年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

エンドロールで牧歌的な曲が流れてきた時、思わず笑ってしまった。この作品を世に出そうという勇気に恐れ入ってしまった。

秋の夜長を2倍にも3倍にも長く感じさせてくれるゆったりとしたテンポ。

70年代ポルノを思い出させてくれる体が半分隠れてしまうぼかし。

そして何よりも中年のおじさんのタルタルした裸とダンス。

例のモンスターの全身を拝めた時には感動すらしました。

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bion

0.5ネタバレあり

2019年11月16日
iPhoneアプリから投稿

マーダー・ミー・モンスター
2019/11/16(評価 1)

どう評価したものかと考えさせられる映画
終始重苦しい雰囲気が続き、ヨーロッパの寒村で起こる殺人事件の謎に迫るのだが、ホラーとして恐怖を感じるシーンは無く、連続殺人の謎をスタイリッシュに解くわけでもない
最初から登場する不審者とMを頭文字とするキーワード、人間じゃないモンスターの存在を匂わせながら話しは続くも、最終的には謎ってなんなの?と言いたくなるくらいあっさりと人型のモンスターが出てくる
しかも刃物とか銃器で勝てそう
ホラーに精神面とか概念とかエロスを感じさせたいのかも知れないが、これを見た人は多分何も感じないと思う
監督が何を思って作ったか聞いてみたい作品

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kwyk