シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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タイトルに偽りなし
私は52才で、初代ウルトラマンは再放送世代、リアルで放送を見た記憶があるのはエースからという世代。特にマニアではありませんが、この作品は節々にオリジナルへのリスペクトが感じられます。ストーリー的にはとても分かりやすく、主に3つのパートで綺麗に分かれています。早々とウルトラマンが出てくるのでもう出るのかと思いました、個人的にはもう少し引っ張っても良かったかな。言葉を発しないことで神々しさがありました。
台詞回しや演出等は完全に「エヴァンゲリオン」です。好き嫌いはそこで結構分かれるでしょうね。怪獣の作りやウルトラマンの作りは恐らくそんなに予算がない中でチープにならないよう頑張って作ったんだろうなーと思います。好みはあると思いますがカッコいいと思います。怪獣はやっぱ使徒っぽいですけど。「ゼットン」の作り込みは感心しましたが、破壊の理論や呆気なさに日本映画の限界を感じて残念ではありました。サラウンドもそろそろ頑張ってほしいですね。
概ね満足!
庵野氏と同じ、昭和のリアルタイム世代であるが、やはりツボの押さえどころを分かっておられるなと。怪獣のデザインは現代風になっても、オリジナルの効果音と劇中曲が一気に半世紀前に引き戻してくれた。
あと、シュワッチ!の声とバルタン星人が登場していたら5点満点でした!
みなさん、いくつ分かりました?
あまりにもオマージュが多すぎて、消化しきれませんでした。
シンゴジラを破ってくるオープニング
巻き込まれて死にかける主人公
ウルトラマンの回転時の球体音、着信音など全てのBGM.SE
ウルトラマンの顔の造形の僅かな変化
何故だか、体部のユニットが似ている怪獣
ザラブ星人の頭の硬さに痛がるウルトラマン
巨大化した女性隊員
メフィラス星人と光線戦
なめものの向こうで喋らせる、実相寺アングル
ゼットンの発声音などなど、きっともっとあったんだろうな。もう一回見ようかな。
しかしですよ。
ウルトラマンの身バレ,早すぎですよ。バレそうで何故かバレないのが面白いのに。
そして、光の国からの使者のゾフィーがサクッと起動した生物兵器で、地球が破壊されるって…
「光の星」思いっきり悪性の敵じゃん。メフィラスの方がまだ良心的だわ。
そこがすごく悲しかったです。
あと、こどもコンテンツでもあるので、もう少し、こども向けにコメディ路線にしてほしかったのと、禍特対メカを新しく出して欲しかったです。
面白かった!浅見さんは初対面の印象から、既にちょっと神永さんのこと...
面白かった!浅見さんは初対面の印象から、既にちょっと神永さんのことをイイと思ってたから、コーヒーの件で文句を付けたんでしょう。いくらサバサバしてても嫌いな男にはビンタ(直接顔に触る)なんてしませんよね。二人の書き込みが浅いと論じている方は、恋愛経験が乏しい方なんだと思います。鑑賞後の感想は、「愛!」でした。
ちゃんと娯楽作としてほしい
観客が置いてけぼりになる作風はいかなものか。
●オープニングが不親切だ。いかな誰もが知るウルトラマンの世界とはいえ、雑な説明でさっさと本編に入るやり方はどうも不親切に感じる。新しいウルトラマンを期待する観客としては、丁寧にこの世界感に誘ってほしい。まったくワクワクしないまま、いきなりウルトラマン登場には呆れた。
●主人公もウルトラマンのバックボーンも感情のない説明ゼリフで消化されるので感情移入出来ない。ヒロインもその仲間もそうだ。
●齋藤工の芝居の演出は失敗だと思う。いかに宇宙人とはいえ、無表情な人間味を感じない演技はいただけない。例えば「ターミネーター2」ならロボットとはいえ、どこか親しみのある芝居やエピソードを計算的に配置する。それがないので今回のウルトラマンはまったく主人公の魅力がない。
●変な構図は見にくくなるだけで不愉快。心情を追うためのアングルのはずが、製作者の悪ふざけにしか見えない。芝居が滑稽で安っぽいので、なお悪趣味にしか感じない。
●芝居が安っぽいドラマみたい。演者より演出のせいだと思う。この内容じゃあ、演じる方も何を表現してよいのか戸惑うだろう。とにかく表面的なのは演じる側が深くキャラクターを追求していないためか?
●とにかくスカッとしないのは、バトルの描写が雑。何を置いてもどの場面でも、ピンチを感じないのが原因。
製作者側に観客の顔が見えていないとしか思えない。間違って子供連れでいった人はかわいそう。
シンシリーズは乗れたら楽しいお祭り
特撮映画として楽しめました。
シンシリーズは大規模な予算をかけたオタク・マニアの夢を叶えるエンタメだと思うので、観るときはそのお祭りに乗っかろうと思って参加するのが楽しいなと思います。
冒頭でダイジェストのように流れる異星生物の処理の記録からテンション上がって前のめり状態でだったので、もう少し四足の異星生物との戦いが見たかったなーと思いました。
こう、バトル!というものが。
斎藤工の演技の説得力がないと成立しなかったなぁとも思います。人と星人の間にいる彼の微妙な人ならざるものの雰囲気は格別でした。
シン・ゴジラといい、女性の描写がちょっとオーバーなのが、同じ女性としてくすぐったくなります。
ゾフィーが出てきたあたりから展開に追いつけなくなり、ゼットンの登場とのつながりが分からくなったのが不甲斐ないです。
だからと言って映画館で二回目を観たいかというと、それは配信やテレビ放送待ちでいいかな…?という感じです。
ところどころ息を抜けるポイントが散りばめられて、シン・ゴジラよりエンタメ度が増していた気がします。
オタク気質なのでエンドロールまで注視していました。白石和彌監督はどこに出ていたのか…
ウルトラマンのオリジナル作品は一度も観たことはありません。それでも楽しめました。幼いながら父親に連れて行って貰って観ていた平成ゴジラシリーズが懐かしくなり、大人になってからこういった作品を楽しめるのが楽しかったです。
どの作品にも感じることですが、同じスタッフや制作陣前作と同じものを期待するのはナンセンスだなと思います。続編であっても。
完全初見:最後はエヴァっぽい?
タイトルにある通り、ウルトラマン完全初見です。
諸々の単語や怪獣名は知らないです。
シン・ゴジラが自然災害モノの映画だったので、どういう作品になるのかなとワクワクして見てました。
【良かった点】
・相変わらずの無能政治家で見てて面白かった
・戦闘シーンはスカッとするものが多く見てて楽しかった
【悪かった点】
・滑舌の悪い役者がちらほら…途中何言ってるのか分からなかった
気になったのはラストシーン
目覚めた神永に向かって「おかえり」というところ
既視感を覚え、何か何かと気になってたが…あれ?なぜか頭の中にエヴァのミサトさんが出てきたぞ?
「僕はここにいてもいいんだ!」という最終回とも似たものを感じましたが、庵野監督絡んでることもあり、ああなるほどねと思いました。
シン・ゴジラっぽさに始まり、エヴァっぽさで終わる
いやあ面白い作品に出会いましたね
シン・仮面ライダーが楽しみになってきました。
あ、ちなみに仮面ライダーも無知で鑑賞します。
あくまでオマージュって言う事で・・・
庵野さん監修っていうのもあり、やはりエヴァ的な要素が随所に見られる作品です。
怪獣の登場の仕方もなんか使徒が襲来するパターンとかぶってるなーって思ったら、もともと地球でずっと眠っていた怪獣が自然破壊が原因で目覚めちゃったった的な事をメフィラスが言ってて、なるほどここでも人類がいかんのね人類がwってつい思ってしまいました。
ただあんな怪獣いちいち宇宙から落っこって来たらその時点で地球オワタだしねって考えると妥当かなとも思いました。
演技については小難しいセリフをちゃんと言い回せる出演俳優の皆さんの演技はさすがだなと思いました。
物語の展開は良い意味でも悪い意味ではしょり気味の印象でした。
おそらく2時間でなんとか収めたかったのかな?っていう意図が感じられました。
ただテンポは良かったので、それほど不快感はなかったです。
他のヒーローものでは割と曖昧な解釈で済ますところを、小難しい言葉をつかっていかにも明確な根拠があるかのように視聴者に伝えているところは、良くも悪くも庵野さんっぽいな〜って感じました。
神永さん(ウルトラマン)がゼットンに立ち向かう時、タキくんに「ベータカプセル」の構造理論(?)を保存したUSBメモリを託したところは、ちゃんとタキくんの役割や気持ちをわかっているなって感じました。
思えば、ゼットンに立ち向かってボコボコにされたのも、物理学を選考していた彼にウルトラマンではゼットンに勝てないというエビデンスを与える意図もあったのかなって思うと、神永さんの方がザラブやメフィラスよりもよっぽど地球を実効支配できる資質があるなっていう邪な考えがつい浮かんでしまいました。
国家的な面で印象に残ったのは、ゼットンによって地球が滅亡し、ウルトラマンでも敵わないと判明した時、あえて国民に地球が滅亡する事を伝えなかったところが強い権力下では人は無力にならざるを得ないという、良くも悪くも日本人の性な側面を感じました。
そのシーンの中にいつも通りの日常生活を送る日本人の様子を映している場面がありましたが、もしウルトラマンがゼットンを倒すことができなかったら、ここに映っている人々は何が起きたのか全くわからずに一生を終えてしまうんだろうなって思うと、藤子・F・不二雄氏のSF短編にある「ある日」という話を思い出してしまい、ちょっぴり恐怖を感じてしまいました。
全体的にはシンゴジラと比べても、それほど深く考える部分も余りなく、オマージュ作品として比較的痛快に楽しめる作品なため、小難しい言葉のやりとりが気にならなければ、万人に受け入れられる作品であると思いました。
懐かしさと新しさがあって良かった
ウルトラマンらしい良さがあって、初代ウルトラマンファンとしては楽しめました。
怪獣がかっこよく、かわいい。ウルトラマンがかっこいい。
異星人の怖さもあって、ウルトラマンらしい雰囲気。
ただ始終、長澤まさみさんの演技がいまいちに感じてしましました。
パンフレットを見ると「恋愛」という単語がでていたので、「そういう演技なのか…」と感じてけっこうがっかり。
早見あかりさんの演技はとても魅力的でした。
怪獣から使徒へ…
庵野監督なので、情報過多は前提で観に行っているので問題なし。前作の怪獣との戦いも楽しめました。メフィラス星人あたりのから怪獣の使徒化が始まって、ゼットンは完全に使徒に!まあ、そこもOK!
ウルトラマンがいなくなった人類、ウルトラマンの期待通り歩んで行けるのでしょうか?
面白かった。。
よかった。
長澤まさみは最高。
ややセクハラ的な要素のある映画だったけど、怒られない程度ギリギリかも。
でも長澤まさみの匂いいいな。
全く休む暇のない映画です。
怪獣はもちろんウルトラマンが美しい。
エヴァの美しさかな。左右対称な美しさ。
素敵でした。
よかったほんとに。
待ちに待ったのん見れてよかったです。
初代ウルトラマンだけがウルトラマンだと思う私です。
私は「初代ウルトラマン以外はおまけウルトラマン」だと思ってるので、このオマージュ作品には期待もあれば、かと言って今の日本映画に期待を持ちすぎないほうがいいとも思ってます(とハードルを下げた感じで観た)。
まず、新たにウルトラマンを制作するにあたって、絶対にしてほしくないことがいくつかありました。
それは、「シリーズが続くに連れて、段々子供向けにより過ぎたアクションシーン、スペシウム光線を最後に取っておく、昭和のTVだから仕方なかったことをやらないでほしいと願っていました。
他は、まぁ細かいこと言えば科特隊の無駄な光線銃も、昭和のTVでは良かったし、それは私はも嫌いではなかったですが、昨今の作品にはいりません。
そういうのが庵野氏に届いてたかのような納得いく作品ではあったので、ホッとしました。
もっと言えば、ウルトラマンの大きさと怪獣の大きさが着ぐるみ同士だと同じくらいの規格になるのは当時は仕方なく当然ですが、CGなら大きさがまるで違っても良かったとも思うけど、そこまで望むのは酷なので許容範囲です。
昭和は特撮の関係で、空飛ぶシーンと地上のシーンは完全に分離してましたが、CGならウルトラマンが空中でふわりと浮いて攻撃するのも面白いとも思ってましたが、それはCG制作に酷ともいえるかもしれないですね。
まぁ、そこまで細かくはしゃぁないか…庵野秀明は私ではないのだから。
戦闘シーンはまぁまぁ合格ですが、やっぱり辛口の方々がご指摘通り、説明セリフの多いこと。
いやぁ、庵野氏がどうしても説明したかったことを端折るのは難しいのも理解できます。
ただ、撮り方というか、説明したいなら、別に説明してる人物をわざわざ一回ゝカメラでぬかなくてもいいと思ったです。
違うアングルのまま独り言言ってる感じで流す感じでいいと思います。
時間が2時間と限られてるから、「これは説明しておきたい」ってのを早口でも言わせたいのかもしれんが、もっとゆっくり喋るほうがリアリティあるとも思うんですが…それも時間枠に収めるためかもですが、もっと短い言葉でワードをチョイスしてほしかった。
難しい言葉を羅列したがるんですよね…カッコよく見せようとしすぎて…。
まぁ、それでもあの偽ウルトラマンとのシーンで古谷敏さんが本当に痛がってるのと同じシーンが入ってたのには笑みもこぼれました。
最初のタイトルに関しては「まぁそれ、やりたいよね」でした(笑)。
「ヘアー」とか「ショワー」とか「シュワッチ」とか入ってなかったのもいいと思います。
ウルトラマンの目の光り方もあれくらいがバッチリです。
ウルトラマンに変身して登場するシーン、私は泣きました(笑)。
最初のほうのマスクがAタイプの顔だったのも嬉しい。
最後に、庵野秀明氏の目指した成田亨氏による『真実と正義と美の化身』という油彩画の真のウルトラマンを作りたい希望を叶えてくれてありがとうと言いたい。
シンウルトラマンまじでおもろい!でも万人受けはしないかな
シンウルトラマンマジでやばかった。面白すぎる!!でもシン・ゴジラとは違って万人受けするものでは無い。内容重視のシン・ゴジラに対してシンウルトラマンは小ネタ重視って感じがした。
だから東宝作品が好きな人ほど面白い作品。
※ここから主のオタク構文になります。
1番やばかったのはタイトル。最初にシン・ゴジラって出て、その後にシンウルトラマンが出てきた時に「シン・ゴジラじゃなくてシンウルトラマンだよ!?ビックリした??」っていうネタかと思ったけど違った。最初に出てきた怪獣がゴメスだったから、説明するとゴメスはウルトラQに登場するために1900年代の昭和ゴジラの着ぐるみをそのまま改造して出された怪獣。だからゴメスが倒れた時の顔とか目はまんまシン・ゴジラだったし、昭和ゴメスはたしか背びれっぽいのはなかったけど、シンウルトラマンのゴメスが倒れた時に煙りのなかにゴジラの背びれがあった!!私はゴジラの方がファンだからそれだけで大発狂。もうゴメスしか頭に残ってないwww
他にもネロンガとか小さい頃好きだった怪獣が大迫力で超楽しかったし、ゾーフィ?ゾフィー?が赤い背景でゼットン戦で倒れたウルトラマンの前に現れるのも面白かった。
あと政治家とか総理が頭悪く描かれるのは庵野作品すぎて面白かったwそこはシン・ゴジラと同じ。
ほんとにつまらなかった。
ウルトラマンすきなら見たらいいと思う。
でも、シン・ゴジラ面白かったし、ウルトラマンそんなに知らないけど見てみよっかなという人は見ないほうがいい。びっくりするほどつまらなかった。
一から十まで説明しちゃう台詞、何やってるのか分からんいくら何でも少なすぎるでしょってチーム、なんかフワッと肝心なとこぼかしたよく分からん政府、安くてありきたりな感動シーン、なんかもう素人に金持たせてB級つくりましたって感じで前半でもう飽きて、早く終わらないかなぁってそればかり考えてた。
戦闘シーンはそこそこ楽しかったけど、長澤まさみとかもうほんとにこんな女いねぇよっていうなんかこう夢と希望詰め込まれた
女だし、誰にも感情移入できんかった。
あと、これはやっぱりウルトラマン好きな人のための映画だと思うので、そんな思い入れない人は覚悟して見たほうがいいと思う。私は覚悟が足りなかった。私向きではない映画であることを知らずに見たので、しんどいっていう感想しか出ねぇ。しんど。
初ウルトラマン
シン・ゴジラが面白かったので、シン・ウルトラマンも見に行きました。
予備知識ゼロだったのでネタバレを読んで予習。外星人やゾフィーがセリフ内で解説してくれるのでストーリーは納得。
ゴジラのようなセリフ激早盛り沢山の緩急激しい富士急ハイランドではなく、スペースマウンテンのような感じでした。
スタイルのいいウルトラマンだなと思ったのですが、成田亨さんのデザイン通り&スーツアクターの古谷敏さんが8頭身だったと知り納得!古谷敏さんと斎藤工さん、体型が結構近い。
公安出身で普段から緻密な斎藤工さんがウルトラマン化したら、無機質感が増しており良かった。
山本耕史さんはさすが!人間らしく振る舞おうとするゆえ、ちょっとくどかったり、表情が胡散臭くなる感じがいい!何故団地の公園?と思ったら、オリジナルのウルトラマンにもよく団地が登場すると聞き納得。「河岸を変えよう」で本当に居酒屋には笑いました。
美人なのに眉毛ボサボサ学者の早見さん、途中投げやり気味になった有岡さん、学者というキャラクターを全うしていて良かったです。
津田さんのザラブ最高!やはり餅は餅屋だなと。
iPhoneで撮影したというカメラワークは謎のアングルが気になりました。
セクハラ云々は気になりませんでした。でも長澤さんのスニーカーとヒールの使い分けが、途中から全部ヒールになっていたような…。
竹野内豊さん、好きだけど今回の役者の中で一番表情筋が動きすぎており浮いていた感がいがめませんでした。
人間になったウルトラマンの物語
人間は「自分以外の何かのために命を懸けられる」生き物である。
序盤で、子供を守り殉職した神永の行動は人間特有のものであろう。
ラストでウルトラマンはその身を犠牲にして神永を蘇生させる。
この瞬間、ウルトラマンは人間になったのだ。
ありがとうウルトラマン。
人間を好きになってくれて。
面白い作品と好きな作品は違う
多分シンゴジラの方が面白い作品なのだと思う。
でも明らかにシンウルトラマンのほうが好きな作品。
どんなに論理的に正しくても共感できない人もいれば、
めちゃくちゃな話でも共感できる人がいる。
節々に疑問な所はあるけどラスト涙を流している自分がいました。
劇初小さな命を救うため人間神永は命を散らします。
その行為へのリピアの問いの答がラストへとつながります。
神が人のために死を選びそして死ぬからこそ彼は神ではない。
リピアの命で蘇った神永の目覚めで幕は閉じます。
βシステムを託すためにメモリーをスッと置く時の神永の微笑。
映画史に残る名演技ですので再見時、是非注目してください。
音楽と演出が良かった。
ウルトラマンはほぼ見たこと無かったけど、楽しめました。
クイズ番組で見た「手描きスペシウム光線」や、ウルトラマンが赤白の点滅の中変身する映像とか、
「見たことあるー!!」
って感じで。
あと、これはネタバレになるのかわからんけど、
テーマ(と、僕は思いました)が良かった。
小さくて弱くて群れてる生き物愛おしいとか、
ただひとり、
とか、
が、テーマだったのかな。
と、思ったら、たまらなく悲しかった。
しんどいノブレス・オブリージュか。
と。
光の国で、宇宙警備隊として生きてったら良かったやんけ。
なにしとんの。と。
弱くて群れてて、分かり合えない(分かり合えない訳では無い)(でもそれって、犬と人間間的な、種族を超えるひつようがあるやつじゃん)相手をさぁ、
ちびっこを庇って死んだ神永の姿を見て、なんでかよくわからんけどだいすきになっちゃったんだよね。て。
もー。
誰かウルトラマン氏を救ってあげてくれよ。
とか、
寄り添ってあげてくれよ。
とか、思いました。
痛みを知るただ独りは悲しいよ。
(ウルトラマン氏がどう思ってんのか知らんけど)
誰かー!
面白かったのですが、私たちと関係なさ過ぎた?‥
(ネタバレあるので、映画を見てから読んで下さい)
事前に言われていたCGの問題や庵野さんが監督していない点など懸念材料も結構あったと思われますが、意外に面白かったです。
その点は庵野さんが脚本を書いているからだろうな、とは思われました。
しかし、話は面白くはあるけれども、どうも最後まで私たち(人間)にはあまり関係がない話として進んでいるな、とは思われました。
つまり、禍威獣特設対策室(禍特対)の人間側はほとんど付随的にしか活躍せず、ほとんどウルトラマンと巨大不明生物や知的生命体とで完結する話になっているなと思われました。
これが人間側が活躍した『シン・ゴジラ』と違って、『シン・ウルトラマン』の物語が終わってもほとんどこちらに何も湧き上がらない理由だったと思われました。
人間の無力さを突きつけたいのが理由でそうなったのかもしれません。
であるなら、そんな短絡で人間を描かれても困るなと、観客として響かないのもまた当然だろうなとは思われました。
少なくない人も指摘していますが、映画としてはもっとウルトラマン(斎藤工さん)と浅見弘子(長澤まさみさん)など禍特対との関係性をしっかりと描く必要があったとは思われました。
(それは本来のウルトラマンの描く基本では?との記憶もあります)
惜しい作品になっているなとは思われました。
エヴァ+ウルトラ=シンウルトラマン
最初はエヴァ風味のシーンが多用されているせいで感覚的に実写版エヴァを観ているような錯覚を起こしていたのですが、映画が進むに連れてだんだんウルトラマンになっていきました。
公式で表すならまさに「エヴァ+ウルトラ=シンウルトラマン」といった感じ。
この不思議な融合具合が気になる人はこの映画を観るのに向かないと思いますが、私は割と楽しめたのでこの手法の映画は「有り」だと判断しました。
特に音楽の入れ方、タイミングが凄く良かったです。エンディングでウルトラマンのBGMを多用使用していたのが分かったので「やっぱりか」と思いました。
ウルトラマンの話自体はあんまり覚えていなかったのですが、音楽は何となく聴いた覚えがあったので、劇伴を楽しむ為にも映画館で是非見て欲しい作品です。
あと個人的に長澤まさみさんの巨大化シーンは爆笑してしまいましたww
あのシーンは笑いを堪えるのが非常に大変でしたw
人によってはアレをセクハラと捉えると思いますが、いやでもアレは仕方がないな。
あんなのが街中に突如、出現したらそらみんな動画撮るわwwと妙に納得してしまいました。
ひとつ不満があるとすれば、ED曲の入り方だけかな。
曲のイントロが急すぎて、そこは2秒でいいから間が欲しかったです。
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