劇場のレビュー・感想・評価
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激情
2020年映画館鑑賞49作品目
原作未読
出演者の一部以外予備知識全くなく観た
タイトルのイメージと内容がだいぶ違った
女優になるために上京した20代後半の女とろくでもないクズでとても精細な売れない舞台俳優の男が一緒に暮らす話がほとんど
二人の会話劇と主人公のナレーションが重要になってくる
同棲でやること決まっているだろと思う人もいるかもしれないがそういうシーンは一切ない
ラブストーリーなのかどうか微妙だ
たしかに前衛的な舞台は全くつまらない
シュールだ
まだ死んでないよの方もよくわからないし終わる直前だけど面白そうな雰囲気は感じた
向こうの劇団の名前がすごい
劇団名じゃなくてバンド名だけど『うるさくてごめんねバンド』を思い出した
山崎賢人も松岡茉優も良かった
両方良かった
うまかった
若手の男性俳優には触れると火傷しそうな荒々しさを求めたい
今回の山崎くんはとてもセクシーだった
可愛いは作れるってほんとなんだね
こんなかわいい松岡茉優初めて観た
泥酔してブチギレて怒りをぶちまけるシーンがグッときた
沙希を演じたのは松岡茉優だが沙希というキャラもかわいいを演じていたんだ
結婚したかったのかな
沙希は変わっていくけど永田は変わらない
沙希は悪くない!悪いのは永田だと思うことができたら壊れなかったのに
東京にギブアップし実家に帰り地元に就職した沙希と東京であてのない夢を追いかけ続ける貧乏役者永田
舞台劇を観ながら涙を流しながら何度も「ごめんね」を言う沙希にグサッとくる
バイクのシーンや二人で台本を読む一連のシーンや人形じゃないよとヒロインが呟くシーン
静かさが不快に感じるってところもいい
そのほかにも印象に残る好きな場面が多かった
脇役の伊藤沙莉も良かった
水木一郎がオールスターゲームで歌うような風なびくカラフルなマフラーにゴールドのスカートの伊藤沙莉
あんな人は東京で見たことない
何度も観たくなる映画
噛めば噛むほど味が出るスルメのような作品
原作も読んでみよう
だけど最後があれれって感じ
なにあの演出
あまり好きじゃないなあ
こち亀で作者がページ数間違えてああいうことあったことを思い出した
エンドロールの最中も本編が続く
『ステップ』と『劇場』を観たあと強く感じた
山崎松岡伊藤同学年の3人が令和の映画界演劇界を引っ張っていくんだなと
それ思うとワクワクしてまだまだ死ぬわけにはいかない
昭和感のある雰囲気だが
今でもこう言った方はいるのかな?これも配役によっては全く別の評価になりうると この手の作品を観て思うのだが男女があんなすんなり出逢えて定職の無い男と簡単に同棲するものだろうか?何の魅力があってあんな男と一緒にいたのか?これって何年間の出来事だったの?ラストはあれから何年後の舞台?部屋から突然舞台になるのは驚いたけど舞台にいるのが別の女性になるならその方の顔も写すべきだと!
幕が下りる
原作は未読です。かなりの縮小を余儀なくされての公開でしたが運良く映画館で鑑賞できました。
(でもお客さん4人😭ステキな映画なのに、コロナのアホー!)
物語の舞台は東京。
なぜ自分の才能は認められないのか。
大都会をさまよいながらゆっくり滑り堕ちてゆく演劇人、永田。煮え切らない日々を悶々と過ごす理屈屋で自分勝手なヒモ男永田役に山﨑賢人。これはかなり挑戦的なキャスティングと思いきや、まさかのドハマリで正直びっくりしました。
佇まい、表情、声のトーンまでそこにいるのは間違いなく永田でした。
(失礼を承知の上で…山﨑賢人飛躍的に演技がうまくなってる!)
そして永田が出会う女性沙希。
彼女もまた夢を追ってこの街に来たがいつの間にか心も体も不安定になり脱け殻のようになってしまう。
永田の才能を誰よりも認め、共に過ごす時間を大切にしているがやがてその存在に苦しめられることに。
松岡茉優以外に思い浮かばない程の適役。
自転車に2人乗りするとこが好きです。
この後の恋の結末を知っていながらもそっと寄り添う二人。じわじわ感動。
そしていよいよ"恋愛映画"として迎えるクライマックス。
しかし!"劇場"のトリックが明かされまさに鳥肌!
その上沙希の「ごめんね。」に連られてもらい泣き。
全てがハッピーエンドにはならない。
それでも必ず物語の幕は下りる。
客電が灯ると誰もいない舞台。そして客席。
これからもできる限り映画は映画館で観よう。
改めてそう思わせてくれた。
劇場
若手、下積み、
この頃ってどうして上手くいかないのだろう
だいたい周りに素敵な人がいて
でも自分の不甲斐なさに苛々し
上手くいかないことをその人のせいにしてしまう
気がついたときには後の祭り
思い返して
今だったらと思いがちだが
その人とはそれが運命
皆が認める成功者なんてひと握り
何が成功かは己が決める事
人それぞれ違って当たり前
又吉氏らしい作品でした。
劇場
最終的にこの映画は、永田という男が自分をモデルにして作った演劇だったのか、それとも沙希にとって永田は演劇そのものだったから2人の別れは1つの劇の閉幕ということだったのか。
しかしあの終わり方でこの映画は本当に良かったのかと正直思ってしまう。
かと言って他にどんな終わらせ方があるかと言われれば分からないが。
しかし何か腑に落ちない感覚がどうしてもある。
よかった。
映画の日でないと観に来なかったかもしれないが、ふらっと観てみた。行定監督の中でも最良の部類に入るいい映画だった。ある意味職人的にも。山﨑賢人が話し方から池松壮亮っぽく、寛一郎とのイケメン過ぎるコンビに不自然を感じなくもないが、まあ隅々まで丁寧に、ロケしづらい場所にもロケして、誰しも身に覚えのある東京青春物語が完結してゆく。
松岡茉優も近年の作品の中では最良の作品なのでは。いじらしさ、いじましさ、平凡な女の子として輝いてた。
山﨑さん演じる永田の世界にどっぷりハマる
本日、ミニシアターにて2回目の観賞。アマプラでは既に5回は観賞しています。
簡単な映画では決してないし、観賞の度に余韻でしばらくは何も手につかなくなるのだけれど…。少し時間が経つと、劇中で流れるあの心に響く音楽と、永田の心地よいナレーションが又聴きたくなる。私はすっかり山﨑賢人さん演じる永田の世界に、どっぷりとハマってしまったようです。何だろうか…役に憑依している感。
キャスト皆さん素晴らしいです。
菅田くんに演じて欲しかったと切に思う!
この作品もコロナ余波で公開延期になってましたが・・・・
劇場とAmazonプライムビデオで同時公開って事で、迷う事なくVOD
最後10分の為の作品かな・・・・
劇場で観てたら確実にオチてたと思いますzzz
松岡さんは安定安心、必死にダメンズを演じる山﨑くんも頑張ってましたが・・・・
コレ・・・菅田くんオファー断ったの!?って思うイメージでした。
関西出身の菅田くんが演じてたら間違いなくもっと惹きつけられて、☆1.5アップだったと思います。
やば。もう6回目見てる。
1回目の感想。内容が濃くなく重くなく、山崎賢人の魅力をただただ堪能した。
あ〜かっこいい。あ〜かっこいい。
それだけで終わるはずだったのに、癖になる世界観?
何故かわからないけど私は今日でこの映画を6回目、見ている。。。
しっかり見てない時もずっとかけていて、この映画の世界に浸っていて、何をしてても心の中はずっとこの映画の中にいる。病みつきになって抜け出せない。なんでだ?落ちていく感じ。自転車二人乗りのワンカットで撮ったっていうシーン。大好き。山崎賢人かっこいい。結果そこ。
嫌な所が自分に似ている
始まりは正直最悪だった、
サキちゃんとの出会い方とか僕には全く現実的じゃなく、
自分語りで自分に酔った永田も
サキちゃんのノリも嫌いで、
こりゃダメだなと思っていたら、
いつの間にか引き込まれ、二人に夢中になっていた。
特に松岡茉優さんはいつも苦手だなぁというところから
始まり最後には大好きになってる。
永田は一人暮らししていた頃の嫌な自分の嫌なところが
そっくりだった。
自分中心で自分が傷つきたくないから周りを傷つける。
彼女も自分を満足させるための道具に他ならず、
他人を褒められると自信のなさから怒り狂い、
人を馬鹿にし誉めず、
失いそうになったら良い人ぶる。
言って欲しいだろう事も分かってるのに言わず。
いつか襲ってくる不安と
偉ぶってても自分の才能にとっくに気付いて、
なりたかったモノになれなかった自分。
永田そのものだったなぁ…
今思えばそうだったという事を、
映画を観てる人にも自分の話しだと
思わせるくらい自分の事を掘り下げて客観視出来る
又吉さんってスゴいなと思いました。
行定勲監督の丁寧に、感情は激しくぶつけるけど優しく
背中を押すような映画にまとめた手腕もスゴいなぁと
思いました。
基本、二人劇だが、脇役の良さも光る。
配役(松岡茉優、伊藤沙莉)で観てみた。アマゾンの配信観てから、映画館でも観た。主人公の永田には全く共感出来ないが内容としては良かったと思う。私も近畿地方出身なので、関西弁の微妙な違和感はあったがそれは仕方ないと思う。
ここが一番安全な場所だよ。
ストーリーにたいする陳腐さと、キャラにたいするイラつきとクサイ台詞と、それでいて、役者の見事な演技と、音楽の心地よい寄り添い具合に、どう評価していいか迷っている。
結局売れないのは才能がないわけで、その言い訳を周りのせいにして現実から逃げている脚本家永田。その永田の言い訳王子っぷりを増長させる甘やかしの沙希。君たちそこはね、一番安全なんじゃなくて、一番ぬるい湯なんだよ。だから永田はいづれ、”茹でガエル”になる運命だった。それに気づいた沙希が君から離れていったのだよ。それに気づく時間を、無駄だったと思うか、必要だったと思うか。それで手にしたものと手放したものと、どちらが君にとって大事なものなのか。僕には、とうてい永田を擁護する気になれない。最後、近場の桜を見に連れて行ったくらいでそれまでをチャラになんてならない。まあ、沙希はそれで満足なんだろうけど。
山﨑は永田のエゴを体現してた。松岡も沙希の献身さをにじませていた(あざとさが前面にでているが)。周りも芸達者。音楽もさすがの曽我部恵一。挿し込まれてくるサックスを聴いて「あ、これは加藤!」と気付くくらいランデヴ―バンドっぽさが漂う。やはりクレジットにはバンドの面々が連なっていた。けだるさのなかの、陽の当たるような穏やかさに包まれるメロディはいいなあ。
まさに人生は劇場。
「ごめんね。」と”永田”がいう。
おせえよ、と僕は思う。だけど、その一言ですべてを許す人もいるのだろう。自分の大事な20代を棒に振ってまで君の才能を信じ愛した人ならば。
この映画を映画館で必ず観たい、そう、思っていた
原作を読んだとき、共感出来ず、でも、映画化するなら永田は山崎賢人、沙希は松岡茉優、だと強く思った、そしてそうなった。
山崎が演じると、どうしようもないやつが、ピュアで切なくて、強い共感を持つことになる。
松岡が演じると、共依存の女が、ひたむきでまっすぐの女になる。
バイクをぶちこわす狂気の永田が山崎が演じることで、やるせない、自分の後悔に向き合うことになる。
三十人定員の映画館に遠くまで朝早く起きて向かって、ぎりぎり入れた、泣いた、良かった、観て良かった。
オカンとニート
恋人達の話というよりオカンとニートの話と言った方がしっくりくるのではないでしょうか?
サキちゃん完全に「お母さん」でしたもん
高齢独身男性の妄想みたいな話をそれなりの形になっているのは演者さん達や監督の手腕でしょうか
特に山崎賢人さんの演技は自然で上手いなあと感心しました。
後ちょっと長いですね。中盤ややダレました
最後の自転車に乗るシーン辺りからは結構好きです
彼らはいつ寝た?
2人を結びつけたのは、芝居だったはず。最初は彼の芝居に彼女が出たり、彼女も女優を目指していると言っていたり、芝居に対して立場が対等であったように感じた。でも彼が彼女の部屋に入り浸ってから、めっきり芝居の存在が希薄になってしまった。彼が台本を書いているシーンも出てくるが、芝居と対峙している決意が全く感じられない。彼女もただ彼を待つだけの都合の良い女になってしまって、彼の才能が認められることだけを願っている一途さだけが観客を唯一繋ぎとめている物語に成り下がってしまった。本当は描かれている2人の感情の機微がもっと心を打つのだろうが、肝心の演劇の魔力のようなものが全く伝わって来ないので、彼女の台本のメモとか、ラストのオチとか、ただのお涙頂戴で終わった感がある。
それに2人が肉体的に愛し合っているシーンが全くないので、絆のリアリティもない。監督にはジムノペディに乱れてで、無駄に絡みばかり撮って酷評されたトラウマでもあるのだろうか。
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