ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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名作ミュージカルへの挑戦
スピルバーグ監督が初めて挑むミュージカル映画。しかも名作。157分があっという間の出来事でした。
現在の技術を駆使しつつも原作に忠実に描いた秀作。
ただスピルバーグ監督がなぜこの作品を作ってみようと思ったのかはよく分かりませんでした。
でも良い作品である事は確かです。
是非映画館で🎦
20
血沸き肉踊るミュージカル
開発の進むNYウェストサイドに暮らす白人とプエルトリコ人の縄張り争いを描いた近代のロミオとジュリエットと申しましょうか…近代と言っていいのかしらんけど
原作ミュージカル、オリジナル映画も観てないと思うけど歌はほとんど知っていたしあらすじも知っていた
やっぱり有名な作品だよ
それに見てるこっちもウキウキしてくるようなダンスシーンはさすが!!
映像美としてはインザハイツのほうが華やかさがあって好みだったけど向こうは色、こっちは光の使い方が上手かったような気がした。(あくまで気がしただけ素人の感想ね)
ストーリー性についてもリメイクだし近代ではあっても現代作品ではないから現代の人間があーだーこーだー言っても意味はないから言わない
でも1番男だったのはチノだと思うわ
痴情の絡れみたいに言われそうだけど間違いなくチノは友情のために動いたと思う
痴情の絡れだったら一緒にシャッター上げないわ
だいたいの流れは知っていたけど最後までしっかり楽しむことができました
でもエンドロールがアゲアゲの曲から入るのは『ないわ🙄』と思いました
余計な一言
そもそもお前ら(白人)も移民だろ!ってのは笑えない笑い話だよね
楽曲は素晴らしいがこの映画の手柄かと言うと・・・
2022年劇場鑑賞41本目。
オリジナルのウエストサイド物語は音楽の授業で見た記憶がうっすらでしたが最後はなんとなく覚えていたので、焼き直しは辛いなと思いつつ鑑賞。
しかし記憶は当てにならないもので、あっこの曲もこの映画の曲だったのか!という曲が多く、ダンスも回りながら手足を広げるのが小気味良く、観ていて楽しかったです。ストーリーも記憶にあったものより複雑化していたので飽きはなかったのですが、長年の確執から来るお互いの心情がたった24時間位の出来事でえらい変わっていくな、というものがあり、自分には説得力がなかったです。特に最後こうなったからってみんなこうはならんだろ、と。
後パンフレット代わりのメイキングブック2980円は流石にたっけぇなあと。それに対しての減点はしませんが・・・。
まだET2の方が。
当時のフィルムの風合い再現で序盤は乗ったが、
中盤から矮小化、躍動感消失、白けきって幕。
まあ原典もだが、何せ純粋にツマラヌ。
スマホ無き時代に単純なメロドラマ復権を探す趣向は同調するが、ならば原典を見れば足りる。
ところで何故撮ったか?まだET2の方が。
1961年公開のウエストサイド物語と
比較するべきもなく、俳優の質においてスピルバーグの作品は勝てない。ロバート・ワイズの広い画角のダンスシーンが忘れられない。この似て非なる作品にはがっかりした。
これがアカデミー候補?無理やろ。
それと観客をなめたような図録かと思えるパンプレットは頭にきた。中身はなにもない。映画のコンテンツからのシーン解説ばかり。まあ、近年期待を裏切った作品NO1だと思います。
ダンスは闘い
有名なウエストサイドストーリーについて、全く予備知識なしで観てきました。
移民との争いが音楽とダンスを使って、よく表現されていました。
特に体育館でのダンスパーティーでは、大人数がキレキレなダンスを披露しており、心の中で声が出てしまうほど。青と赤で分けることによって、大人数でも対立が分かりやすい。ダンスは闘いであり、闘いはダンスなのである。と主張しているようでした。
中盤のラブシーンが光と影を使って上手く撮られてるなと思いました。マリアの歌が上手いのもあって、ロマンチックさが引き立ちます。
後半でストーリーは展開。このストーリー展開には個人的に少しもやもやっとした感がありましたね。
体育館ダンスや路上ダンスなどで前半から中盤は明るくて楽しかった分、一気に暗くなったなと。
個人的には後半が少し残念でしたが、ミュージカル映画としては満足できるものなので、音楽やダンスを大画面で観たい人はぜひ!
Krup you‼
移民の集まるアメリカにて、対立するヨーロッパ系移民とプエルトリコ人グループが決闘をすることになり、それぞれに関係する2人の男女の恋の行方を描いたミュージカル作品。
序盤からグッドルッキンガイズの軽快なダンスが見所。それでいて、相反する自由と差別の混在するアメリカでの移民たちの鬱憤がよく描かれている。
中盤からは恋愛要素も参戦。アンセル・エルゴート氏、甘いマスクと艶っぽい低温ボイスの共存は反則ですね(いつもはヨーロピアン美女が目的なワタクシだが、本作だけは彼が目的だったりする(笑))。対するマリアも勿論魅力的。何となく、若い頃の星野真里さんに似ている感じ。
移民の生きづらさや抗争するグループ関係にうまく恋愛要素を落とし込んでいるし、歌もダンスもとにかく見事の一言‼
…だが、ひとつひとつのシーンがちょっと長いんですよね。短い映画が好きなワタクシにとって、2時間半超えはちょっとハードルが高い。。
それでも、そんな長さを感じさせない面白さはあったし、ストーリーはわかりやすいし、荒廃した町さえ美しく見えてしまうつくりは流石スピルバーグ監督作品。
ベストキャラはバレンティーナおばあちゃん。この地で生きてきた強さと不良達を見守る優しさ、そこに垣間見える可愛らしさがグッド。それにしても、いつの時代・場所でも不良グループが懐くおばあちゃんっていますよね。
ベストシーンは取り調べ所でのミュージカルシーン。しっとりと愛を歌い上げるのよりも、やっぱりミュージカルはこういう明るくてコミカルな演出が好きですね。Krup you♪
あまり監督で映画を選ばない自分が唯一拘るのがスピルバーグ監督作品なので、ちょっと期待しすぎた感はあるけど、楽しくも哀しい物語と大人数での迫力あるダンスに魅了された作品だった。
ストーリーじゃないミュージックが心に響く バーンスタイン凄いな ス...
ストーリーじゃないミュージックが心に響く
バーンスタイン凄いな
スピルバーグ凄いな
マリアの歌凄かった
Tonight
Cool
America
原作へのリスペクトを感じた
もっと捻られいじくり回されているかと思っていたが、いたって原作に忠実で良い意味での肩透かし。ある意味クラシック音楽の様なアプローチ。
復讐の復讐は復讐の連鎖だなぁ
連鎖を止めるのは愛だろうか?
3.4年前に午前十時の映画祭で旧作を久しぶりに見て大感動した記憶がある。
今回のウェサイドストーリーではそんな感動はなかったが物語の主題が判り良く作られ納得ができた。
ただ、音響が強くて環境音も邪魔に感じ、名曲が薄ぺらいものとなり当時の背景との違和感を強く感じたのが残念だ。
また、キャストも衣装も舞台用の大袈裟な感じが目についた。
それにしても、マリアの兄の恋人であるアニータは素晴らしい踊りに演技であった。
総括として、ロミオとジュリエットを土台とした不朽のストーリーに名曲が織りなすミュージカルだけに、何度も色々にリメイクされて多くのスターが輩出されることをこれからも期待する。
因みに、鑑賞者は180席に10名以下だった。
ラストシーンが象徴するもの
オリジナルミュージカルも61年劇場版も見ていないので、『ウエスト・サイド・ストーリー』は初体験。
楽曲は古めかしさを感じるが、かえって50年代のニューヨークにタイムスリップした感覚を持てた。映像と音響は最新の技術で、しかもスピルバーグの手を通して観客に届けられるから、あっという間に物語に入り込んでしまう。
移民の国であるにも関わらず、後からやってきた移民を排斥するというのは、今も昔も変わっていない。移民街を再開発しようとするエスタブリッシュメントのWASP、遅れてやってきたポーランド系移民はプアホワイトとして苦しんでいる。そのポーランド系移民が、怒りの矛先をプエルトリコ移民にぶつけている。
今さらながらマイケルジャクソンのビートイットの舞台がようやく理解できた。ロミオジュリエットがベースとなっていることは知っていたが、ラストシーンはずしりとくる。
とてつもない
B級作品でした。
元々ろくでもないヤンキーストーリーのミュージカルで、たまたまバーンスタインの名曲が多数発生してスタンダードになっただけ。
それをスピルバーグがリメイクするべく、人種問題、LGBTなど山盛りなテーマを背負わされた結果、どれもフォーカスが甘くなってしまった気の毒な作品。
古い曲を最新のレコーディング技術で再現したせいで、音が固いミスマッチ。
NY移民プエルトリカンの苦悩を描いたミュージカル作品では昨年の「インザハイツ」が何万倍も優れていた。
これがアカデミー賞最有力候補?
笑えないし、泣けない。
一瞬も目が離せない!圧倒的ミュージカル・エンターテイメント!
冒頭の“WEST SIDE STORY“の文字が映し出された瞬間から、いっときも目が離せない!
街の風景、歌と踊りに目は釘付けになる。
圧倒的パフォーマンスに、圧倒的映像!やはり、スピルバーグはすごい!
これは、映画の原点回帰だ!そして、愛の原点回帰でもある!
こんな、メッセージ性のある映画をみんな待っている!
ありがとう、スティーブン・スピルバーグ!
こんな夜は最高に幸せだ!!
自分はオリジナルのほうが好きだった
1961年に映画化された「ウエスト・サイド物語」を観たのは大学時代、1980年頃のリバイバル上映だったかと。上空からマンハッタンを真下に見下ろすオープニングに度肝を抜かれた。全身鳥肌が立った。
60年のインターバルを置いたスピルバーグによるリメイクは変化球なしのストレート勝負。思いのほかオーソドックスだった。
自分的には淡々と反芻していたイメージ。
全身に鳥肌が立つことはなかった。
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61年版でアニタを演じたレジェンド、リタ・モレノに👏👏👏
バレンタインデーにドンピシャ
間もなくのバレンタインデーにドンピシャで合わせてきた配給会社。
恋人たちが寄り添い、鑑賞する至極の時間の物語。
愛する人と鑑賞し、不朽の名曲『Tonight』が互いに耳鳴りする恋人たちの夜をお迎え下さい。
野郎で集まりバカ騒ぎ
オリジナルを未鑑賞でも知っている曲が何曲かあった。
ミュージカルとラブロマンスが半々くらいだが、ミュージカルシーンにパワーがあるだけに話の軸となるラブロマンスが消化試合気味に。
警察署のシーンが個人的にはツボ。
バーンスタインの名曲そのまま
3連休と言う事もあって、昨日のドライブマイカーに続いて今日観て来た。両日とも座席は満席で、何とか前2列目で観られた。
今回は、1961年公開のオリジナル版をスピルバーグ監督が超えられるかがテーマなんだろうね。圧巻は両作品に出演したリタモレノ。スピルバーグ版でもなかなかな役どころだったよ。ダンスシーンや決闘シーンなどでオリジナル版を上回る演出があったと思うし、3万人から選ばれたと言うレイチェルゼグラーも歌上手かったし熱演だったが、肝はアニータ役のアリアナデボーズだったね。
基本的にはバーンスタインの名曲そのままにシチュエーションが多少変わっていた程度でスピルバーグ版は立派にリモデルされていたとは思うが、オリジナル版の極めつけの良さはナタリーウッドの煌めく様な可憐さが目玉だし、ジョージチャキリスのスター性も含めて昭和者の私はやっぱりオリジナル版に軍配を上げざるを得ないね。
トゥナイト♪クラシックミュージカル × スピルバーグ = 現代社会
幼少時代から慣れ親しんできた作品、バーンスタイン&ソンドハイムの名曲たちを再び映画館のスクリーンで見られる日が来るなんて!それもみんな大好きスピルバーグの手によって!大好きなマンボやアメリカが!! ベルナルドはやっぱりジョージ・チャキリスなんだけど、本作のアニータよかった。
他者を排斥する仲間意識、有色人種はすぐブチ込まれる縄張り意識、それらによる時を越えても変わらぬ対立構造。まさしく現代社会。トランプ政権下で文字通りの壁建設など如実な形で表れ益々深まった憎しみとそれによる団結、LGBTQや性の多様性も叫ばれるようになった昨今に作り直される価値のあった作品で題材。作られた分断、暴力による解決しか無理なのか?負の連鎖は断ち切れないのか?
エネルギー迸っていた!あらすじ内容自体はロミオとジュリエットの翻訳に社会問題を絡めたオリジナルをしっかりと踏襲しながら、本当になんでも撮れる映画の神様スピルバーグ御大によるパブリックイメージの大部分を占めそうなエンタメ性と特に今世紀以降にそちらに主軸を移した感もある社会性の両輪の素晴らしさたるや。本作ではその両面が見事な形で結実して、今の時代に生まれるべくして生まれた傑作となっていた。流石にべらぼうに素晴らしい演出で何度鳥肌立ってしまったことか…。トニーとマリアが初めて目を合わせるシーンや、トニーの歌うマリア等々に名曲トゥナイトもやばかった。ライティングやグレーディング等は近年の社会派作品らしさの暗さもありつつ、それが本作の舞台にすごく合っていて、かつ時にはカラフル幻想的に記憶に残る画を作り上げていて印象的だった。
コロナ前からだろうか本作の存在を知ってからずっと見たかった作品だけど、期待に違わず始終これこれこれ!見入ってしまうほどダイナミックなダンスシーンに聴き入ってしまうほどエモーショナル・ムービングな歌唱シーン(アンセル・エルゴート喉仏震えすぎ!)が名作なオリジナルの核の部分を損なうことなく見事に僕らの記憶を更新してみせた。なんなら箇所箇所によっては超えているのではないかというくらいに、また違った味付けで最大化する!最後に両サイドの人物で抱えるのが…。
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