「飛鳥ちゃんが可愛かった!」いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46 カツさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0飛鳥ちゃんが可愛かった!

2019年7月10日
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鑑賞方法:映画館

正直なところ見ても見なくてもって感じです。
頑張っている乃木坂を応援する身としては、運営側には苦言を呈したい。
何を伝えたいのか、制作側なりに頑張ったと思うのですが今の乃木坂に必要な映画ではなかったかなと。
当然メンバーの苦悩がたくさん描かれていますが、ステージでの彼女らの笑顔を純粋に楽しみたい方には見るのをお勧めできないというレベルにプラスへの転換が少なく、途中で見るのをやめたいとも思った。暗い。
我々が想像している笑顔の裏に抱えているもの、卒業への思いといったものをより現実的に見せられた感じ。新しい発見はほとんどない。
卒業ラッシュに伴う乃木坂の将来への希望を少しは示してくれると期待していたせいか、見終わった後の、あぁこんなもんか感は否めなかった。
乃木坂に必要なのは回顧ではなく新しい色を出していくこと、このような映画を自ら作るのは後継の色を濁らせることではないかと感じた。飛鳥の心をやたら表にしようとするのがよくわからない。はっきりいって乃木坂を背負っていく飛鳥の心の中に秘めたものを晒せ出させても、これからの乃木坂のプラスにはならない。飛鳥もそれを知ってるから口に出したがらない。映画でそれを描くことに未来を拓くきっかけはないと思った。
ただ乃木坂を知らない側から、このグループの疑問を問い詰めただけの物だった気がする。誰かの言葉を借りればスケールの大きなアナザースカイ。
上手く言えないが、ようは誰宛なのかわからない。もっと違う角度からスポットライトを当てて欲しかったと感じた。
面白くなかった。良い題材はいくらでもあったのにこの内容は残念だった。乃木坂の知識が何もない監督に頼めば何か見えると思ったのか知らないが、目指している乃木坂はどこにあるのだろうと思った。

もちろん悪いところばかりではなく、レコ大の前後はよかった。
飛鳥ちゃんがオークラのTシャツを着ていたのと、カイザー、ソールの紅白のシーン、一瞬のななみんのシーンも。笑

カツ