「終わり方」いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46 ぴゅあるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0終わり方

2019年7月9日
iPhoneアプリから投稿

ドキュメンタリーは終わり方が重要だと思う。
撮り始めた最初はテーマが何か分からず、撮影していくことで(編集していくことで)テーマが見つかり、これで撮影を終われるとなるのだと思う。
今回の映画にはそれがなく、時間が来たから終わり。となってしまった印象。監督本来の決定ではなく、運営側が決めた終わり。
大きな流れがあるのは仕方ないと思う反面、この監督ならではの個性があまり感じられず、章立てしてなんとか纏めましたよ。となっちゃったのは残念。

撮られている中身は普段見れない舞台裏だし、涙を流すアイドル達は美しいし、グッと来る場面は沢山あるからそれだけで見る価値はあるのだけれど…
だけど、ドキュメンタリーとして一歩踏み込まないまま終わってしまった。豪華なアナザースカイみたいな。
監督が最初に言っていた完成されてしまっているアイドルの新たな何かを見つけるのはとても難しいのかもしれない。

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