チョンティチャ

劇場公開日:

チョンティチャ

解説

ミャンマー人とタイ人の間に生まれた在日外国人の少女の葛藤を描き、第29回東京学生映画祭のグランプリ・最優秀役者賞、第12回田辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリ・女優賞を受賞した作品。ミャンマー人の母とタイ人の父の間に生まれ、日本で育った少女チョンティチャ。両親はすでに離婚し、現在は母とその再婚相手である日本人男性と3人で暮らしている。自分の生い立ちや居場所、名前など、あらゆることに違和感を抱きながらも、心に無駄な波風を立てないよう、静かに日々をやり過ごしてきたチョンティチャだったが……。田辺・弁慶映画祭の入賞作品を特集する「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」(19年6月~、東京・テアトル新宿/7月~、大阪・シネ・リーブル梅田)上映作品。

2017年製作/40分/日本
劇場公開日:2019年6月29日

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映画レビュー

4.0言葉にしてしまえば複雑な問題を、心に染み込む映像で描いた秀作

2019年6月29日
PCから投稿

泣ける

幸せ

いまや「多様性」と「日本らしさ」という二つの価値観が様々な局面で入り乱れる世の中だ。そんな中、本作は、一人のハーフの少女の思春期の揺れ動きと、「私って一体何者なんだろう?」というアイデンティティを、じっくりと繊細に描きこんだ秀作に仕上がった。

きっと言葉にすればイデオロギーにまで発展するほど複雑な問題をはらむこれらの題材が、この映画では岩清水のように体にすっと馴染んで染み込んでいくのを感じる。それは映像の力であり、少女の横顔にジッと寄り添う作り手の実直さが観客の共感を呼ぶから。ヒロインだけにしかわからない悩みや苦しみを、我々もまた懐かしい青春の一ページを思い出すかのように、味わうことができるのだ。これが不思議な感触をもたらす。

鳴き続ける蝉の声。その耳元のざわめきが基調トーンとなり、森、緑、木漏れ日、汗といった要素もまた忘れ得ぬ五感を伝える。将来の楽しみな映像作家がまた一人生まれた。

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牛津厚信

0.5どういう映画なんだろう

2019年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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MOTTO

3.5直面する現実の狭間に

2019年7月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

強く強く生きる主人公の心の葛藤に身を焦がされる如し。
虐待する養父のニュースが紙面を賑やす昨今、こーいう養父が良いですよね、良い味出してました。

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褐色の猪