劇場公開日 2020年12月11日

「あたふた、ど~ん!」新解釈・三國志 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あたふた、ど~ん!

2021年1月17日
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 新解釈です。私なりの解釈で書き込ませて頂きます。
 先ず、知恵者とは、何か?。知識が多い人ではありません。他人様の知識を貸して貰える人望がある人です。逆に言えば、知恵が無い人程、自分の知識を振りかざす。そういう人、いますよね。
 孔明さんの嫁選び、正しかったですね。ちなみに、彼女、地元有力者の血筋で、そのコネで孔明さん、劉備と知り合えたとか。山内一豊もびっくりな奥さんですね。
 王とは、何か?。バカでも、構いません。ただ、能力ある人に、仕事は、任す。口は、出さない。それでいて、すべて責任は、自分が引き受ける。そんな上司、誰か紹介して。
 絶世の美女とは何か?。平安時代の貴族にとって、下膨れのお多福顔が、美女の条件だったそうです。今ほど、栄養環境が良くない時代、ふくよかさは、何にも代えられない美しさだったようです。いつの時代に生まれたら、幸せになれた?。
 赤壁とは、何か?。演義では、曹操は100万の大軍を派兵。風土病に悩まされ、大敗。城に逃げ帰った時に、付き従う家来は、わずか20騎。正史では、この戦で陣没した将軍の名は、皆無です。(黄蓋が、怪我をしたという記録は、あるそうです。)どちらが、お好き?。
 映画とは、何か?。何かの検定ではありません。用語を沢山覚える程、点数が上がることも、ありません。史実と違う。原作と違うと言って、目くじらたてたところで、何も見つかりません。皆様は、どんな発見をしましたか?。どんな解釈をお持ちですか?。
 ところで、タランティーノ監督、映画で、御見物を愉しませるには、先ず、自分達が愉しまねばと云うポリシーで「イングロリアス バスターズ」撮ったとか。本作も同じです。皆様の知識ではなく、映画愛が試されております。是非、劇場まで。
 但し、流行り病には、お気をつけて。笑いながら、腹など出さないように…。

「ラストキング オブ スコットランド」
 三國志最凶のヒール、董卓。これまで、漫画、映画、人形劇と、ビジュアル化されましたが、殆ど、デブで、スケベで、小心者扱い。例外は「蒼天航路」くらい。で、私の知る限り、実在の董卓のキャラに、最も近いと思われるのが、本作の人喰い大統領、アミン。簒奪者の危険なカリスマと、狂気に、悶絶してね。

 追記します。
「1941」
 ギャグが寒いため封印された、スピルバーグの黒歴史映画。私も少し見たのですが、壮大なスケールで描く、ドリフのコント。ところが近年、再評価されたそうです。理由は、全力でバカだから。
 バカなストーリーにあわせて、ガチで破壊されるセット。バカなシナリオに対峙する役者さんの、ガチでバカな雄姿。「スターウォーズ」を断ったと云う三船敏郎が、本作を断わらなかったのは、完全に謎ですが、このガチバカDNAが、「ジャッカス」や「ビルとテッド」に引き継がれてゆくそうです。
 福田監督の、ゆるバカDNAに、寛容な時代が来ることを、願って止みません。

機動戦士・チャングム