劇場公開日 2020年9月25日

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マティアス&マキシムのレビュー・感想・評価

全77件中、41~60件目を表示

3.0やっぱりドラン

2020年10月2日
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鑑賞方法:映画館

古巣に戻ってドランらしいテンポや音楽で満載感ありますね。
ハリウッドで撮ったり原作物は荷が重かったのかもしれませんね。

ただ初期の勢いからすると変にまとまっている感があり、まだまだ
迷い道なのかもしれませんね・・・

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ソルト

4.5秘めた想い

2020年10月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

萌える

劇中を通してマキシムの秘めた想いが曝け出されるのは物語も後半のキッチンでの場面、しかも受け身な態度が何とも言えないもどかしさを感じるし、彼の気持ちに共感しながら観ていると込み上げてくる感情が、、、。

マティアス自身が気持ちの変化に戸惑い葛藤している姿を中心に、台詞での説明や劇的に感動を煽る演出も殆ど見当たらない、清々しい青春映画として。

明らかに皆とは違う家庭環境があり、一人旅立つ理由、母親との険悪な関係性、どこか寂しげな表情を浮かべながらも自分の人生を進ませる方向へ、マティアスの母親がマキシムを見つめる優しい目線、全てを感じ取ったかのようなフランクの行動、顔に痣がある理由。

破滅的で暗くて可愛そうに思える映画にでもなりそうなのに、仲間たちの明るさと愛らしく感じるグザヴィエが演じるマキシムのキャラ、互いの秘めた想いが秘めたまま綺麗な思い出として残るような、知らなかった自分の気持ち、隠したままの気持ち、色々な感情全てが自分な訳でどの自分を曝け出し生きて行くのか。

ラストは清々しく、残された想いを大切に、マキシムは戻らない気がする、、、最初から彼の表情に注視しながら本作を鑑賞しなければ、グザヴィエの手腕、衰えず!

2020/10/14 アップリンク吉祥寺にて。
二度目の鑑賞。

グザヴィエにあるイメージのまま、最初からマキシムはソッチの人かと勝手に思いながら観ていたが、マットに対して"理解したい"と訴える姿や常に受身な態度、分かりやすいマットの反面、マキシムの気持ちが難しく思え、最後まで"はぐらかす"ような態度のマキシムを理解したくて堪らない鑑賞中。

前作にハマれず今思うと「たかが世界の終わり」から下降気味に思われたグザヴィエと勝手に、本作で衰えない才能を輝かせた彼の役者としての存在感も含めた、これからも期待大な年下の映画監督って稀さ。

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万年 東一

3.5イケてないドランの新境地

2020年10月2日
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鑑賞方法:映画館

イケてないドラン。
身なりもヘアも態度もだらしない。
顔に赤痣をつくっている。
体つきも顔も少したるんだ感じ。
家庭は関係性も家計も破綻している。

今回のドランは自分から洗練さを剥ぎ取っている。
自虐的に。

片や相手の男は対照的に洗練されている。
リッチで社会的評価も高い。
(ものすごくウジウジしてるけど)

思春期のヒリヒリした切実感と高揚感が売り物だったドランも、既に31歳。
作風の経年変化も注目していたが、この「かっこ悪さ」を打ち出すあたり、そして母親との確執もマザコンからの脱却をしたように見えるあたりも、オトナというか妥協というか、ある意味彼個人の成長なのかもしれない。
それだけに、反面切れ味がなくなったような気もする。

それでも終盤の見せどころでは、それまでのやや冗長な流れが長い前フリだったことを悟らせ、一気に開花させる展開にどぎまぎさせてくれるのはさすがだ。

ケベック製なのにそんな調和を微塵も感じさせない、ドラン製オリジナル。
かっこわるくてもいい。
ただ、まだまだセクシーにトンガっていてほしい。

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たぴおかたぴお

2.0結末までの流れ

2020年10月2日
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鑑賞方法:映画館

この映画の集約地点はラストシーン。それまでの過程が、もどかしさを通り越して無駄な描写が多過ぎる。はっきり言って退屈だった。

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オクやん

4.0違和感…

2020年10月1日
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鑑賞方法:映画館

確かに美しく撮られており、音楽も良い。個々の場面における台詞や演出も良いと思う。
だけど、それが集められたときにこう展開するのだということがどうしても合点がいかない。なんだかいつのまにか違う惑星に着地してしまったみたい…
でもこれはいわゆるフランス映画全体に感じる違和感かもしれない。(ドランはカナダ人だけれども…)
そういう意味では英語で撮られた前作よりは違和感が少ない気もする。

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ぱんちょ

2.5幼なじみの恋?

2020年10月1日
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バリカタ

3.0今時の青春と恋愛模様

2020年10月1日
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鑑賞方法:映画館

青春。毒親からの自立。友情と恋愛の間。そのどれもがアレグロのテンポで協奏曲を奏でるように描かれる。あくまでロマンチックに詩的に。登場人物は若者もおばちゃん連中もよく喋る。対照的に、主人公二人は決して心の内を語らない。観る人に想像の余地を残す仕上げが監督らしいと思った。
「二人はキスしたことあるの?」「俺は男だぞ」「あなた達の時代はそうだったかもしれないけど今は違うの。」つまり性別に関係なく好きならそれでいいという、主人公の一人の妹の発言が、ドラン監督の「普通の恋愛映画として見てほしい」気持ちと時代の空気を代弁していた。

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SpicaM

3.0読めない行間が多過ぎる映画

2020年10月1日
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最初に、、、
トロントから来た薄っぺらい弁護士の登場シーンは秀逸でした。

しかし、、、
これまでも直接的ではなく、行間で感じてくださいというタイプの映画を作ってきたグザビエくんですが、今回の映画は読めない行間が多過ぎ。

例えば、植木鉢と植木鉢の跡とか、一体何の意味があるの?

主人公の言動も見終わった後でトータルで考えれば理解できなくはないけど、見ている間は「?」の連続でした。

グザビエくん、煮詰まっちゃったのかな?
それとも時間に追われて見切り発車しちゃったのかな?

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ただの映画好き

3.5一生表現していきたい?

2020年10月1日
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鑑賞方法:映画館

前作ハリウッド進出のジョンドノヴァン〜を観逃しているので、それは省いてもドランはホモセクシャリティ、ジェンダーにおける、また家族関係の苦悩や抑圧、愛憎や葛藤について、ライフワークとして表現し続けるのかしら?

前作は観てないから分からないけど、段々と薄味になってきてる?って感じました。

mammyのカメラワークや音楽の効果的な使い方が凄く好きで、そこを期待してしまってるからか、
今回の作品は、生まれていた(私はマティアスは自覚は無かったけれど昔から恋愛感情があったと感じた)ジェンダーレスな恋愛感情の受け入れ方、苦悩、
マキシムの家族に対する苦しみや哀しみ等、上手くてドランらしい作品でしたが、写真家でも通用しそうな印象的なポートレート写真の様な表情のアップシーンや、そこだけ切り取ってポストカードにしたいと思えるような行間の表現が心に響く程では無く、上手くまとめられた薄味に思えてしまった。

でも、作品を作り続けていく中でずっと刺激的なモノをというのは難しいし、このままジェンダーレスと家族問題の苦悩の映画ならドラン監督❗️「それでも恋するモントリオール」みたいな(笑)
と言っても、まだ若い監督なので方向性や作風を変えるのも楽しみです。
ずっと映画を作り続けて欲しいと思います。

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まゆさん

3.5これでいいのでは?と思えるようになる年月

2020年10月1日
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鑑賞方法:映画館

ある程度年を取ると、幼かった頃無理だったものを受け入れることができるようになることがある。

この話の主人公たちは監督と同じくらい、20代最後らしい。カナダのような国では多分若者だけど子供ではない。その辺の感覚は日本とあまり変わらないと思う。恋愛について何も知らない状態ではなく、それなりに次何起こるかの予想はつく。

わかった上で幼かった頃押しつぶした気持ちを気付いてしまった男性二人の恋愛ドラマを、彼らの友達や家族や生活を通してテンポよく描いている。モントリオールは家の外に物干しがあって、乾燥機じゃなく外で洗濯物をほす場合があるとか知れて興味深かった。

今まで見たことがあるグザビエ・ドラン監督作品の中では一番いいと思う。ロマンス向いているのでは?

本当はもう星半分あげたいところなのだが、毒母親は個人的にはもういい。

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mikyo

2.5あぁ〜寝落ち💦

2020年9月30日
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寝られる

ドラン独自の美学と挑戦…
ついて行かねばと頑張りましたが…😢
情けないっ💦

…改めて観に行って参ります

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ねもちゃん

4.0ドラン監督の創る世界感に一目ぼれ

2020年9月30日
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映画の一場面を取るために愛の無いキスをしただけなのに、そこから恋心が芽生えてしまう。これだけ読むと、良くある恋愛モノの始まりみたいだけど、マティアスとマキシムは同性。じゃあ、この映画はLGBTの恋愛の苦悩を中心に描いているのかと言うと、そうではない。LGBTをテーマにしているような雰囲気はあまりなく、好きになってはいけない人を好きになってしまった二人の純粋な恋愛物語が描かれている。

愛してはいけない人を好きになってしまった葛藤、それでも気持ちを抑えきれない衝動、マキシムの感情が叙情的な描写でスクリーンを通してヒシヒシと伝わってくる。

結局、告白の返事を直接聞くことはできなかったけど、最後に全てが分かる。それが直接の返事よりもマティアスの気持ちを如実に表していて切なくなる。成就しなかった、甘い切ない初恋物語を観たような気分。
今回、初めてドラン監督作を観たけど、監督の作り出す世界観にどっぷりはまってしまった。

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スクラ

3.0”ジョン・F・ドノヴァンの死と生”もそうだが、音楽や映像はかっこい...

2020年9月29日
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”ジョン・F・ドノヴァンの死と生”もそうだが、音楽や映像はかっこいいのだけど、何故か眠くなる。

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Oyster Boy

4.0同じ年にドラン作品を2作も観られるのは嬉しい限り。 期待値あげ...

2020年9月29日
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とみまる

4.5若き天才は堕ちない

2020年9月29日
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JYARI

4.0言いたいことは沢山あるのだが

2020年9月29日
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まつぼっくり

3.5愛の伝え方を知らない2人

2020年9月28日
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さなぎ

2.0ごめんなさい理解できなかった…

2020年9月27日
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美しい映像と音楽と、少女漫画のようなボーイズラブの描き方。
もともと純粋なボーイズラブものが得意ではなく「君の名前で僕を呼んで」もハマれなかった私には、登場人物たちの心情や監督が伝えたいことがさっぱり理解できず楽しめませんでした…。
もうちょっと分かりやすくして頂けると助かるけど、それだとこの絶妙な空気感が壊れてしまうだろうことも分かるので、なんとももどかしいです…。

あと30歳にしてはパーティのノリが学生みたいでちょっと違和感。あれが普通なのでしょうか。。

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まだまだぼのぼの

5.0空気感とか雰囲気がたまらなく好きです

2020年9月27日
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泣ける

原点回帰のような、マイ・マザーから続いているような作品に感じる。
とはいえ、正直、ストーリーはあまり・・・といった個人的な印象。
それでも、冒頭の音楽からして物凄い吸引力。
冒頭のイヤーな印象が強かっただけに、余計にラストのシーンが感動的だった。その感動や雰囲気を味わうために、音楽や愛に満ち溢れたこの映画を鑑賞し続けた!といった気持ちよさがありました。
わたしはロランスやマミーを見終わって音楽をソッコーダウンロードした如く、恐らくこの映画の音楽もかなり聴きまくることになりそうです。

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SH

4.0完全にコメディ。

2020年9月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

幼なじみのマティアスとマキシムがある日友達の妹の映画の撮影でキスシーンを演じる羽目に。そこからお互いを何となく意識してしまう2人の様子を描いた話。
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いやこれは、キスをしたあとのマティアスの動揺加減がひたすら面白い映画だった。まず撮影したその次の早朝、心がザワザワして湖に1人で泳ぎに行って必死になりすぎてめっちゃ遠いとこまで泳いできてしまって、全体力を使い果たして戻ってきたところを仲間に見られてドン引きされるっていう。
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そしてその後も奥さんに聞かれてもないのに勝手に言い訳し始めるし、マキシムが女とイチャイチャしてるのに嫉妬して急にキレ始めるし。
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「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」っていうチャップリン大先生の言葉のように、マティアス本人は大真面目なんだけど、客観的に見ると考えてることが丸わかりで馬鹿みたいに見える。
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で、この言葉をまさに体感出来るシーンが車内で爆音をかけてワイワイしてるシーン。車内の映像だとめっちゃ楽しそうで良いシーンなんだけど、それを引きで車を撮ると何もない住宅街で爆音流してるおかしな車でしかない。
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まぁでもそんなコメディっぽく見えてしまう話でもグザヴィエ・ドランの技術でオシャレに見えてしまうから不思議。あのキスシーンは私の映画史に残るぐらいのめちゃくちゃキレイで感動的なシーンだったよ。
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せつこん