劇場公開日 2019年8月16日

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「読めそうで読めない展開。三つ巴の痛快サスペンス!!」イソップの思うツボ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0読めそうで読めない展開。三つ巴の痛快サスペンス!!

2019年10月1日
PCから投稿

悲しい

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:先が読めそうで読めない物語が、サスペンスとしてステキ。クセ者ばかりの登場人物達も魅力。
否:ストーリー的にはどうしてもご都合主義感が否めない。後半も展開の割にはスケールが小さすぎる印象を受けてしまう。

 友達がいない内気な美羽と、タレント家族として順風満帆な人生を歩む早織、そして復讐代行業を営むアウトロー・小柚。決して交わらないであろう3人の運命が次第に交錯し始め、先が読めそうで読めない緊迫した展開を紡いでいくのが印象的です。
 登場人物達もクセ者揃い。詳しくは実際にご覧になっていただきたいですが、思いもよらない人物が思いもよらない働きをしていたりするので、その辺りも要注意です。
 ただそうした痛快な物語である分、ややご都合主義感が強いのと、ラストもかなりこじんまりとしてしまっている感もあります。基本的にはサスペンスとかミステリーが好きな人向けかも知れませんね。

映画コーディネーター・門倉カド