永遠に僕のもののレビュー・感想・評価
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実話をもとにしているらしいが、なんか退廃的なところが好きでない。単...
実話をもとにしているらしいが、なんか退廃的なところが好きでない。単なる好みだけど。
実話をもとにしている映画はたいてい点数高めなんだけどな。
どのシーンを切り取っても絵になる作品
映像や衣装が綺麗でどのシーンを切り取っても、ポスターになりそう。
なので、ワンシーンごとのイメージが強く記憶に残ります。
内容は法治国家だとか人間としてのモラルに順応出来ない(欠落)主人公を印象的なタッチでさらさらと流していく感じでした。
なので、残るのは綺麗な映像とかのイメージだけかも。
タイトルなし
1971年
アルゼンチンで12人以上を殺害した
連続殺人事件の犯人である少年
.
子供の頃から他人のものを欲しがる
カルリートス
ラモンと出会い
彼の気を引くために更に蛮行を重ねる
.
共感なんてできるはずがない
だけど
妖しく脆く危うい
魅力的なカルリートスから
目が離せなくなる
.
Lorenzo Ferro とChino Darin
対比する2人
ビジュアル的にもかなりいい
劇中流れる音楽もいい😌
.
.
カルロス·エドゥアルド·ロベレド·プッチ
1952年生まれ
17歳から相棒と手を組み
3年後には12人以上の人々を殺めた
アルゼンチン史上最悪の殺人鬼
その美しいビジュアルから
『ブラックエンジェル』
『死の天使』
とも呼ばれ注目を集めたそうです
やれやれ・・
そっくり瓜二つの人間を身近で知っているのでタメイキでした。
殺人以外は行動もセリフも同じで、表情までも生き写し。
いま本人は留置場にいて、来月判決です。身元引き受け人は断りました。
社会から持て余されている境界性の病人っているんですよ。
そんなわけで既視感がすごくて、映像も音楽も冷めた心持ちで観ました。
逆にここまでリアルに再現し得た製作陣って同じ“身内体験”を持つ人間なんじゃないかなと。
たくさん映画を観ているとこんな作品にも当たってしまうという例です。
ほとんど泣かない友達が泣いた
友達がこの種類の映画を観るとは思っていなかったので、一人で観た映画です。
友達と会った時に、この映画の話になりました。
私… 「永遠に僕のもの」一人で観にいったんだけど良かったよ!
友達…私も一人で観たよー!
私…へーこの手の映画観るんだ?以外だわ…
友達…涙が出て困ったな…、久しぶりに感情移入して悲しくてさ…
映画を観てほとんど泣かない友達が泣いたんです。。
確かに主演のロレンソ君の綺麗な大粒の涙が宝石のダイアモンドみたいで、最近見た涙の中で1番美しかったのです💎
また、彼の制服も必見です!
結構泣く私はこの映画で泣くことはなかったけど、主演ロレンソ君の哀愁漂う演技と天使のような愛くるしさに
また好きな俳優さんを見つけた喜びで一杯になった♡
悲しくて、ちょっと見苦しい場面もありますが、ぜひ劇場で観て損はない映画です!
私はもう一回観に行く予定です。
単純につまらない
「美しき連続殺人犯」「死の天使」とかの宣伝文句だけど、日本で言う所の「美しすぎる議員」とかで、(まぁ、美人と言えば・・・・言えるかもだけど、過ぎるは無いなぁ)と同じ感じかなぁ。主役の男の子、勿論、整った顔立ちではあるけど、「美しき」と言うにはどうだろうなぁ。
でっ、内容だけど、実話を元にしているから文句を言っても、「だって、こう言う出来事があったんだから」となってしまうかもだが、観ていて心を引っ張られるモノが無かった。普通の少年が徐々に心を壊して殺人鬼になるとかならば、前半と後半の落差に衝撃もあるだろうが、最初から頭がイッちゃっているので、同じ事の繰り返しに過ぎない。最初の一人を殺した後は「あぁ、またか」だ。少年期独特の危うさと言うのも感じ無い。何しろ、最初から壊れているのだから。
タイトルも何が「永遠に」「僕のもの」なのかが分かりにくい。単純に考えれば、泥棒の相棒ラモンの事かもしれない。何度か二人には同性愛を連想させるシーンが有るが、ハッキリと描写されていないので、二人の関係性もイマイチあやふや。
何処かで盛り上がるのかと期待して観たが、退屈な二時間だった。
よくわからなかった
・銃弾の値段が高いから警備の甘い銃砲店に窃盗に行くっていうのが興味深かった。
・ピアノの中に金と拳銃を隠してたのが面白かった。
・街並みや家の内装、間取り、家具がオシャレだなぁと思った。
・父親?と主人公が何故一緒に掃除機の営業をしていたのかが謎だった。
・主人公が何を考えているのかが全く分からなくて気持ちが全然入らず、途中で人を殺した所も平然としているし相棒も観た感じあんまり焦ってなくて、警察も全然現れなくて都合がいいように感じた。早く逮捕されてほしくなった。
・ラモンの家族が銃を家で撃たせたりする悪いタイプで面白そうだと思ったら窃盗のセンスとかで圧倒されて主人公が一番パワーバランス的に一番上って感じに観えて物足りなかった。
・ラモンに好かれたかったような感じだったけど嫌われるようなことをするし、好かれようとして失敗してしまったみたいなシーンもなかったように思うし、印象としてよくわからなかった。
雰囲気だけではない
妖艶な少年を主人公に据えた雰囲気だけの映画かと
思いきや、
内カルリートスのヤバい魅力が充満してて、
道を踏み外して行くさまもしっかり描かれてて
案外良かった。
自分がやってる事を悪いと思ってないやつが
一番ヤバい。
彼があの後どうなったかは知らないけど、
ずっとあの調子で野良猫の生活をしてるんだろうと
容易に想像出来る。
ロレンソ・フェロ初めて見たけど、
よく見ると端正な顔立ちではない。
体型も子供っぽくお腹もぽっこり、
なのに?だけど?
それが余計に恐ろしさを増してる気がする。
監督同様、口のエロさには気付いた。
しかし、少年はすぐに男になる。
この映画でしか見れない美しさがあると思います。
ジルベール?w
最初にこの作品の予告編で彼を観た時、ジルベール(※風と木の詩/竹宮惠子)かと思ったほど。
顔面偏差値も高いけど、それだけじゃない彼の持つ雰囲気が人を惹きつける。こりゃーとんでもないのが出てきたわと思いました。
そしてこの作品のタイトル「永遠に僕のもの」
邦題決めた人も私と同じ匂いがしますwww(実際のタイトルはEL ANGEL)
否が応でも心に「腐」を飼っている私がブルブル震えたのはさておき、
内容は大変シリアスなものでした。
実在するシリアルキラー、カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチの逮捕されるまでの話。
実際の彼の供述なのか、脚本家のオリジナルなのかは不明ですが、
劇中、サクサク刺さるセリフがしょっぱなから続き、
ダークヒーローなのに観客が彼の顔以外にもうっとりしていく策略に、
私もまんまとハマりましたw
自分が悪いことをしているなんて思っていなかったカルリートス、
仲良くしてもらうために盗品をプレゼントするカルリートス、
私にも思い当たる節があります。
子供の頃のこの感覚、やばい奴が出来上がる予兆なのかもしれません。
「生きてるんだ、楽しまなきゃ」
この作品の中でもっとも物議を醸し出している事故のシーン、
私は納得のシーンでした。
美しい少年の狂気。
私的にはイマイチ理解できて無いんですが、僕のものを指すのはラモンの事でいいのかな。
BL的な、要素はほぼないけども、双子の彼女もいたし。学校で見かけたラモンを一目で気に入って、構って殴られて、仲良くなって、一緒にコソ泥チームを組んだけど、捕まりそうなったから見捨てて、ほとぼりが冷めて会いにいって、また一緒にコソ泥したけど、いいように使われて切られそうに思ったから事故に見せかけて殺してしまった。であってるかな、、。
短絡的で人殺しに躊躇なし、芸術や音楽が好きで美しく、あとプルンプルンの唇が中性的で美しい。
バンバン殺していく様が見てるこっちを麻痺させる。
パブでねているふたりを撃ち殺す必要はなかったしね。
試し撃ちみたいにころしていくし。
現実あった出来事をなぞっているとは考えにくい。
でもって音楽がいい、映像とよくあってるし。オープニングとラストに音楽に合わせてダンスするシーンがシュールで美しかった。また観たいな。
何を手に入れたかったのか
気になっていたのに見逃して、ギンレイホールで再演してくれたので観に行くことができました!
終始、カルリートスが本当に欲しかったものはなんだろう?と考えさせられる映画だった。
主人公カルリートスは犯罪を「悪い」と思っていなくて、「自由に楽しく大胆に」行動していたら、それが強盗であり、殺人であり、犯罪だった、という、物凄く不思議な青年。ただ、美意識は高くて、良いものや美しいものを愛でるのが好きだし、でもそれを人に気楽にあげてしまう。
純粋で子供のようで、でも悪いことを平気でする違和感。母親に本物の銃を突きつけて「本物をママに突きつけると思う?」と嘘をついて天使のように笑う恐ろしさ。悪いことを悪いと感じない、むしろ自由の象徴であり冗談や遊びなのだと捉えるような不思議な価値観で、なぜそんな人になったのだろう?ともっと深掘ってほしかったなあと思った。
そして工業専門学校でのラモンとの出会い。
カルリートスが野性味を持つラモンと仲良くなる姿は、とにかく絵になる。どこか同性愛的な雰囲気を醸し出していても、決定的なシーンはあまりない。でも、カルリートスがラモンをとても求めていることはわかる。
なのに、ラモンの窮地の時に彼は助けに行かなかったのだよねえ。後から「警察の罠だったから」と話しているが、本当にそれだけなのか?でもその結果、ラモンとの信頼関係が崩れてしまい、交通事故をあえて起こしてラモンを殺してしまう。なんというか、不器用というか、それすらも彼の中では一つの「自由」だったと感じさせられた。
最終的には、カルリートスは自分と同じ世界観で生きられる人がいないから、孤独だったのかな?脱走しても家に電話して、ラモンの旧家で踊るシュールさ。本当に手に入れたかったものは結局欲しい形で手に入れられなかったから、自由に自分のものにできるようにして(つまり殺して)、そしてその思い出の地で踊り、最大の自由を表現する。刹那的で、なんとも不思議な犯罪映画だった。
カルリートスを演じるロレンソ・フェロが本当に美しくて、映画でも「マリリンモンローみたい」と言われていたけれど、私はエマ・ワトソンを思い出してしまった。
ちょっとストーリーとしては間延び感があるし、人物像がイマイチわかりづらい構成だったけど、ロレンソがとにかく良かった。
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