劇場公開日 2019年11月15日

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「。。。とてもやりきれなくて切ない。」ベル・カント とらわれのアリア ちいまめさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5。。。とてもやりきれなくて切ない。

2019年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実際に起きた立てこもり事件をもとに描かれた原作。。。よく映像化が許されたものだと感心しました。

テロ犯罪者と人質、相いれないはずなのに長い時間を共にするうちに奇妙な絆が生まれぎこちないながらに近づき寄り添い重なり合って信をおいていく。
閉ざされた極限状態がなしたのか、銃を手にしつつも正義を求める傲慢さも、苦悩し揺れ動く人のか弱さがいとおしくて、手を差し伸べたくなる気持ちがわかる気がしました。
。。。わかる気がするがゆえに、突入からのラストは大団円なのに。。。とてもやりきれなくて切ない。
それぞれが本当に欲しかったものは何なのか、力に訴えなければならなかった社会情勢、政治と権力の建前、人を守りたいと望む人間らしい優しさ、いろいろと重く、考えさせられる映画でした。

ちいまめ