劇場公開日 2019年9月6日

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「☆☆☆★★ 『相棒』シリーズの和泉聖治がメガホンを撮った作品。 …...」影に抱かれて眠れ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0☆☆☆★★ 『相棒』シリーズの和泉聖治がメガホンを撮った作品。 …...

2019年9月15日
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☆☆☆★★

『相棒』シリーズの和泉聖治がメガホンを撮った作品。
…の割にはTBS。しかもBS(-_-)

原作未読。簡単に。

映画は良い意味でのプログラムピクチャーの佳作かと思う。
主演の加藤雅也は画家にして武闘派。しかも女にはモテるのだが、ガッガッしていないから向こうから寄って来る。
う〜ん見習いたいが、なかなかその機会がなあ〜(p_-)

ヒロイン役の中村ゆりが可愛いからず〜っと観ていられるのだが。人によっては、このどことなくプラトニックな関係に苛々してしまうかも知れない。
何しろこの2人。ランチデートばかりしているのだが、男女の関係には至らない。そればかりか、中村ゆりは余命幾ばくもない薄幸の身。

どうやらこの街では2つのヤクザ組織が存在し…と。いずれはどの様な話の流れに至るのかが、観ていて丸わかり。それでも。この2人の関係が、いづれは暴力的な事件が起こった際にどうなってしまうのか?原作未読の為、何となく見入ってしまったのだが。ヤクザ側の描かれる方だったり。中村ゆりがどう見ても死期が近い女性には見えなかったり。加藤雅也は画家なのに、絵を描かず逆に彫師だったり。2人の関係に嫉妬する熊切あさ美の存在は一体何だったのか?…等。ストーリー展開は良い意味でいい加減に感じる事も。

館内ガラガラの状態だったのだが。暴力的な描写であったり、恋愛場面であったり…と。今の若い人向きと言える、エゲツない程の直接描写が余りなく。その意味では見向きもされないのは致し方ないのかも…。
とは言え。作品全体の雰囲気のハードボイルドさは、プログラムピクチャー好きには嫌いになれない言ったところでした。

2019年9月14日 丸ノ内TOE I 2

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松井の天井直撃ホームラン