劇場公開日 2019年6月14日

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「劇場用アニメとしてはクオリティが今ひとつ」劇場版 誰ガ為のアルケミスト Jiroさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5劇場用アニメとしてはクオリティが今ひとつ

2019年6月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

寝られる

スマホアプリ原作の本作品
原作をそのまま映画化というよりは、原作のパーツをうまく構成し直して、一つの劇場用アニメーションに起こし直せている点が非常に評価できる。

主人公に女子高生を立てて、「外」の世界からタガタメの世界観を客観視することで世界観をうまく説明して見たり、物語におけるゴールとなる縦軸と、自身の成長譚として、ごくごく標準的な異世界ものアニメとして成立していた。

気になった点はアニメーションクオリティの低さ。主要キャラクター以外のモブや背景など、テレビシリーズ程度のクオリティのものが散見された。ラストの大規模バトルなどはさすが河森監督!というところはあったが、全体的には粗の方が目立つ。

また、原作キャラクターが多すぎるため、出演キャラの少なさ及び、個々のキャラクターのモチベーションに関わる部分が映画内で語られないため、原作ファンにはもの足りず、初見で見ると感情移入しずらいというバランスになっていた。

初見の人向けにハードルを下げて作られていたものの、そこからの引き込みはやや弱かった。
映画出演を果たしているキャラクターに思い入れがある人向けの作品かなと思いました。

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くくぼぼ