アナベル　死霊博物館のレビュー・感想・評価

ウィーアーサムライ！！ヤマトナデシコ！！
やめてェ！殺さないデェェ！！
気になりすぎるサムライの過去、ウォーレン夫妻が引き取るまでの過程。

厚かましさで外面を固めた哀しい想いが引き起こす、死霊たちの大暴走。
理不尽さがあまりないので恐怖も衝撃も薄かったけど、ウォーレン家の「死霊博物館」にある数々のアイテムがイキイキと活動しだす様子に興奮して面白く観られた。

ジュディ、メアリー・ウォーレン、ダニエラ+タマありボブが別行動を取るシーンが多く、その分恐怖が分散してしまうのが残念だった。
一人に起こる霊障の頂点を見せてすぐカット、から別の人に起こる霊障へ、を連続させた見せ方ってあまり好きじゃない。
ぞわぞわドキドキ高めて高めて…あ、やっぱ大丈夫じゃ…ドォォーーーーンギャァァァーーーーーイヤーーーーッ！！！のその後もちゃんと見届けたいのよ。

とはいえ、細かい恐怖シーンにわりとインパクトがあり、霊障のアイディアも凝っていて好き。
数秒間予知テレビジョンの謎さが好き。
フェリーマンのコインへの執着も好き。
黒い猟犬のやっつけモンスター感も好き。
そしてやっぱり惹かれてしまうサムライ。現象としては控えめながらも強烈に頭に残る彼。本当に好きだ…怖かった…。

それぞれの幽霊たちの背景を考えながら観ていた。
週一で清められ閉じ込められていた中で、力の強いアナベルに引っ張られるように動き始めたんだろう。
アナベルとの初対面時のザワザワとした反応にときめく。
悪魔と繋がる強い媒体の登場に、少し期待する気持ちもあったんじゃないかな。

ウォーレンの血を濃く引くジョディの今後に私は期待したい。
子供ながらに十字架を突きつけ祈る姿に胸が熱くなった。これは将来良い心霊研究家になりそう。
取って付けたような彼女のドラマ、ラストシーンにまんまと引っかかって泣いてしまった。

ダニエラの思惑と最後にもらえる言葉にも涙。
人は死んでもその先にまた人生がある。信じてもいいのかな。信じたいな。死にたくないな。大切な人は殺したくないな。
これまた取って付けたような物語だったけれども。

一晩の恐怖体験、お化け屋敷みたいな映画だった。
一つ一つのパートは好きだけど、全体的にあっさりした印象は抜けない。
もっと迫り来る恐ろしさや絶望、後悔なんかも感じたいし、神父の幽霊ともっと絡んで欲しかったし、ごちゃ混ぜパーティーみたいなわけのわからない展開も欲しかった。
絶対にダサくなってしまう悪魔のビジュアルよ。今回は悪魔の存在感も薄かったな。
魂の吸い込み方がちゃっちくて笑う。

保管庫のアイテム一つ一つに曰くの物語があるんでしょう？もう全部やろ！もう全部全部長編化しよ！ね！そうしよ！ウォーレン夫妻の無双もまたちゃんと観たいよ！！お願いします！とりあえず最初はサムライで！！

「ロレイン・ウォーレンに捧ぐ」で締め付けられる。
人一倍霊感の強かったロレイン、死後の世界は如何ですか？どのようなところでしょうか？幽霊になるにはどうすれば良いでしょうか？

ウェルカムトゥ死霊博物館
おっかなびっくりの仕掛けがたくさん出てきて恐くて面白い映画でした

ウォーレン夫妻がアナベル人形と対決か？と思ってたら少女3人がわーきゃー言って、そしてまさかのワンナイトカーニバルにびっくり！でした。

ダニエラのバックグラウンド、誕生会エピソード回収など脚本もよくできており、ボブちゃんの童貞感もグッド

余談ですが、予告で
ブライトバーン
ドクタースリープ
イット2
が流れました。楽しみ。
ペットセメタリーのリメイクは日本では公開されないんですかね？

過去作を観ていなくても、楽しめる内容になっています。
今回は、今まで主人公であったウォーレン夫妻はほとんど活躍せず、娘のジュディが活躍します。

ワー！キャー！言ってるだけで、怖さはそんなにありませんが、色々出て来るオバケキャラはなかなか魅力的です。

このシリーズ、まだまだ続きそうですね…（笑）

ちなみに、エンディングのオマケ映像は無しでした（笑）

暇つぶしにどうぞ…（笑）

公開初日に鑑賞。アナベルシリーズは初鑑賞ですが死霊博物館というだけあって日本で例えれば「お化け屋敷」か。ホラー恒例の大音響には驚くが怖さはない。主役である呪いの人形アナベルの出番も少なく不満が残る。アナベルの活躍をもっと観たかった。
2019-195

ホラーの定番でおバカな金髪ネーチャンが悪さ始める　アナベルはところどころで出現　日本の侍の甲冑も登場　子役の少女かわいい　何故か最後は誰も死なず　ウォーレン夫妻帰宅後のエピソードが無いのが不思議

洋モノはやっぱり怖いですね笑
和製はじわじわくるけどアナベルはドン！！
って感じでした笑
見た後はうちにある市松人形が怖いです笑

1日早くアナベルちゃんを4DXスクリーンXの試写会で鑑賞。普通に観るより怖さ倍増でした。いつもはさらっと通過していたウォーレン夫妻の保管庫がじっくり観れますよ。お化け屋敷のように悪霊がどんどん飛び出してきてテンション上がりました。可愛い美女3人も見どころですが、男の子がお茶目で可愛いです。ワクワクする楽しさと、ドキドキする怖さと、微笑ましい笑いと、心温まる感動と、全てが詰まっていて良かったです。

見た後にまず感じたことは、感動だった

以上

　In Living Memory of Lorraine Warren
　　　　 　1927-2019

この映画を観る前に、2019年4月18日に心霊研究者の第1人者のロレーヌ・ウォーレンさんが92歳で亡くなっていることを伝えたい。NBC・newsの記事によると義理の息子のTony Spera さんがニュースの内容を確認したところフェイスブックで「彼女は安らかに眠ったように亡くなった。」と答えている。

今回、初監督となったゲイリー・ドーベルマン。「It(2017)」(ホラー映画史上「シックスセンス」を抜き、最高興行収入となる。)や「It Chapter Two (2019)」とアナベルシリーズの脚本家として腕を振るっていたが、今作は、視聴者から受け入れられているのかが問題となる？

　The Warren Artifact room holds the world's largest private
　collection of haunted and cursed objects.Due to the extreme
　evil contained within, the Warrens have the room blessed
　weekly.

　While every object has its own unique and terrifying history,
　there is one artifact the Warrens deem more malevolent than
　any other. . . .

シナリオは、ウォーレン夫妻の出番は冒頭の15分とラストの数分間だけなので、少し肩透かしを食らったようにも思えるが、その分、「ギフト(2017)」に出演していた天才子役と知られているマッケナ・グレイスがカバーをしていて、見ていて飽きさせない見ごたえのある作品に仕上がっている。ちなみに彼女、マービン・ルロイ監督のカルト的映画とされる「The Bad Seed(1956)」のリメイク版(2018)に出演している。

　　新聞記事
　HEROES OR A HOAX
　CONTROVERSIAL EXORCISM SPARKS DEBATE

ウォーレン夫妻は、このような記事にさらされていたが、夫婦が1日家を空けなくてはならなくなり、その間2人のベビーシッターが泊まることとなるが、そのベビーシッターの 1人、ダニエラが好奇心には勝てないで、清められて封印されていたアナベルを呼び起こしてしまったことによって、恐怖の1夜が始まってしまう。

　WARNING
　POSITIVELY
　DO NOT
　OPEN

主人公が十代の若者なのかわからないが、「チャイルド・プレイ(2019)」のチャッキーのような包丁を持って追いかけまわす、いわゆるステレオタイプのスラーシャー的なものとは幾分違っていて、どちらかというと、いかにもソフトな作り方をしていてる。つまりホラー特有のゴア表現があまりないもので、誰一人として傷ついた人がいないという曖昧さも目立つものであるけれども、それもそれなりにサックと観ることが出来るものになっている。それと日本ではお馴染みのアイテムも出てきます。(ナイフを持った憑りつかれた花嫁は、出てくることは出てきますし、襲ってもきます。)
”jump scares horror” の雄として他者を寄せ付けない傑作といえる。

ただ一つ言えることは、Warrensを思う心が、ジェームズ・ワンという製作者の紳士的なところなのかもしれない。